十二輝の忍神 ーシノビガミ― 第一部

陵月夜白(りょうづきやしろ)

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18 お菊の決意

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第三話 お菊の決意

 忠壽は思わず拳を握りしめた。
武士の骨に染みついた「主命」の二文字が、胸の奥で鳴り続けている。

「……されど、お菊様。定信公より賜った御命、拙者はそむくわけには参らぬのです。
 白河に戻り、お菊様をお守りせよと――」
 声は低いが、芯が揺れていない。

 忠壽にとって主命とは、己の命より重い。
 それが今、目の前の人の言葉によって引き裂かれようとしている。

 お菊は、俯かない。
疲れも恐怖も纏っているはずなのに、その眼差しは炎を見据える巫女のように静かで強い。

 「忠壽様。あなたが兄、定信を敬い、武士として誇りと責務を持つことは、よく存じています」

 一度だけ言葉を区切り、畳に落ちた灰を見て、そこにある“現実”を確かめるように続けた。

「けれど、私はただ白河へ連れ戻されるだけの姫ではありません。
 今の私は、館林の人間です。
 この地で苦しむ人々の心を支える役目を授かっています」

 淡い朱と黄の光が、障子の隙から差し込む薄闇の中で揺れた。
 まるで彼女の背に宿命そのものが寄り添っているかのように。

 忠壽の喉がひくりと鳴る。
理(ことわり)はわかる。
 だが、理の通りに体が動くなら、葛藤など生まれない。

 ――主命に背けば己は武士として死ぬ。
 ――だが目の前の巫女がここで倒れれば、天下が死ぬ。

 その二つが、胸の奥で互いを噛み裂いている。
 「お菊様……」

 忠壽は、どうしても確かめずにいられなかった。
 「その覚悟、嘘偽りはござらぬのですね」

 お菊は、ほんの一瞬、瞳を伏せた。
恐怖や迷いがないわけではない。
 それでも顔を上げたとき、その声は揺れていなかった。

 「ええ。私はここに残ります。
命を懸けてでも、人々の拠り所となりましょう。
 それが巫女の血を引く私の務めです」

 沈黙が落ちた。
外の遠い呻き声と灰の落ちる音だけが、薄い壁越しに流れ込む。

 忠壽は深く息を吐く。
吐いた息の白さが、決断の重さを形にするように消えていった。

 「……拙者は、どうすればよいのか。
 主命に従うべきか、それとも、己が見た光に従うべきか……」
あまりに苦い呟き。

 けれどその瞳の底には、彼女への理解と敬意が、ほんのわずか芽生え始めていた。

 そのときだった。
金之助は、黙っていた三人の顔を順に見渡し、少し肩をすくめる。
 いつもなら遠慮がちに見える少年の声が、この場ではひどく落ち着いて響いた。

 「ええと……まずは、お菊様の言う通りにした方がいいと思います」
 言いながら、胸元の朱の珠が熱く鼓動するのを押さえるように掌を当てる。

 「ここでごたごたしていても、さっきのような珠の力を持った化け物がまた来ます。
 だから――様子を見ながら向こうの動きを探り、まずは情報を集めるのが先かと」

 鉄之介が、待っていましたとばかりに鼻を鳴らした。
 槌の柄を軽く叩き、火花のような笑みを浮かべる。

 「そうだ。
 一旦、お姫様はこの屋敷に残ってもらって、その間にあの片眼のバケモノを退治しようぜ。
 で、あいつら何者なんだ?」

 忠壽は腕を組んだまま静かに頷き、言葉を選ぶ。
 「憶測で申し訳ないが……封印されていた忍神の珠が急に動き出した、ということになる。
 そして珠を持つ者が、伊賀と甲賀に分かれて争い始めた。
 そう考えるのが最も筋が通る」

 忠壽は自分の掌の中にある黄の鼓動を見つめ、声を低くした。

 「もっとも甲賀といっても、拙者のように郷の縁で動く者もいれば、金之助や鉄之介のように郷の外に散った器も多い。
 つまり……この戦いは、忍びの郷同士の争いだけでは終わらぬ」

 鉄之介は肩をすくめ、大槌を軽く持ち上げる。
 「伊賀だの甲賀だの、知ったこっちゃねえ。
 だがこの珠を使って悪さする奴がいるなら、俺がぶっ潰すだけだ」

 金之助も頷き、真剣に言葉を重ねた。
「さっきの侍や伊賀ものは、どう見ても悪漢だった。
 ……でも俺たちだけじゃ、とても手に負えない。
 珠を持つ仲間を増やさないと」

 鉄之介は大きく笑い、天井の煤を揺らす勢いで言い放つ。
 「ふん、俺様が残り九つの珠を全部取り返してやるさ!」

 その一言に、お菊の表情が曇った。
怒りではない、怯えでもない。
 “寿命の代償”を知る者としての、痛みの色だ。

 「そんなことをすれば……取り返す前に、あなたの命が尽きてしまいます」
鉄之介は一瞬だけ目を伏せた。

 だがすぐに、いつもの乱暴な明るさで笑い飛ばす。
 「心配するな、お姫様。
 命の心配より、今はこの力で戦うことだ」

 お菊は静かに首を振った。
そして三人を見回し、はっきりと告げる。
 「とにかく、十二の珠を集めて、再び封印しなければなりません。
 そうでなければ……世は乱れ、さらに恐ろしいことが起こります」

 金之助は今さらのように問いかけた。
「その封印をするのは……お菊様なのですか?」

 お菊はゆっくり頷く。
その頷きは、軽い肯定ではなく、死を受け入れる所作に近い。

「そのために、私はいます。
 巫女として、この身を捧げる覚悟はできています」
 
 鉄之介が膝を叩いた。
「よし、決まりだな!
 あのバケモノどもを倒し、九つの珠を取り戻す!」

 「……俺たちだけでか?」
金之助が不安をこぼす。

 鉄之介は即座に答えた。
「十分だろ?」
 だが――忠壽の声が、硬い刃のように割って入る。

 「待て。
 拙者の使命はあくまで、お菊様を無事に白河にお戻しすることだ。
 鬼退治など、定信公からの命ではない」

 お菊は逃げずに、その言葉を受け止めた上で、静かに言い切る。

 「私は帰りません。
 ここで、人々の支えとならねば」
 忠壽は息を呑む。

 「し、しかし……それでは殿が……」
「お兄様なら分かってくださいます」
 お菊の声は柔らかいのに、石のように揺るがない。

 「私が巫女の血を継ぐ“封の要”であることを、すでにご存じですから」
 
 忠壽は奥歯を噛み、拳を握りしめた。
主命と巫女の決意、その狭間で、答えを出せずにいる。

 朱、紅、黄の光が、まるで彼の胸の葛藤を映すように、同じ調子で脈打った。

 誰もまだ言わない。
けれどこの場にいる全員が、次に進むための“決断”が避けられないことだけは、痛いほど分かっていた。


第四話 器の選別

 館林から少し離れた寒村の外れ。
崩れた土塀に囲まれ、かろうじて形を保つ空き屋敷に、佐野政親は逗留していた。

 屋敷の広間は薄暗い。
煤と灰が障子の隙間から入り込み、畳の目にまで冷たい色が染みついている。

 その場に通されたのは十数名の伊賀の忍び、そして諸国から金で集められた剣客、柔術家、浪人たち――総じて“腕に覚えのある者”ばかりだ。

 しかし彼らは、互いの顔すらろくに見ようとしない。
皆の視線は床の間へ吸い寄せられていた。

 そこに置かれていたのは二つの珠。
ひとつは濁った紫に近い色で、不規則に脈を打つような光を放つ珠。

 もうひとつは蛇の鱗を思わせる艶のある緑――巳の珠であった。
火のない広間に、珠の光だけが生き物のように揺れる。

 それが肌を撫でるたび、誰もが無意識に喉を鳴らした。
佐野は上座に座したまま、落ち着いた声で言う。

「よいか。これが“忍神の珠”だ。
器となれば――お前たちは人の域を超えた力を得る。
だが、器でなければ……」

 一拍。
その沈黙は、刃より冷たかった。

「ただ朽ち果てるのみだ」
ざわ、と空気が震えた。

 怯えか、欲望か。あるいはその両方か。
誰かが唾を飲み込む音だけが、異様に大きく響いた。

「最初だ」
佐野が指を一本、軽く動かす。

 伊賀の忍びが男を一人、無言で前へ押し出した。
男は震えながら紫の珠に手を伸ばす。

触れた瞬間――
「っ……!」
言葉にならない声とともに、男の全身が弓なりに反った。

 骨が軋む、いや砕ける音がした。
血が喉から噴き出し、畳を黒く濡らす。

「ぎゃあああああっ!」
叫びは二息も続かなかった。

 肉が内側から破裂し、皮膚は裂け、身体全体がばらばらに崩れていく。

 血と臓腑が“灰”へ変わる。
まるで火で焼かれた紙のように、あっという間に風に消えた。

 広間に残ったのは、ただ灰の匂いだけ。
「次だ」

 佐野は涼しい顔で、また指を動かす。
二人目。
三人目。
四人目。

 触れた者は悉く同じ末路を辿った。
絶叫は短く、骨の折れる音は長い。

 やがて灰となって床に薄く積もり、誰のものかもわからぬまま踏まれていった。

 残された者たちは、とうとう立ちすくんだ。
襟元を濡らした汗の冷たさが、灰の風より身を刺す。

「ま、待ってくれ……! こんなもの、触れられるか!」
「俺は降りる! もう御免だ!」

 恐怖に駆られた剣客が叫び、踵を返して駆け出した――その刹那。

「逃がすと思うか」
佐野の声が、闇に落ちた。

 その背を、伊賀の忍びの刀が無造作に割り裂く。
血が霧のように舞い、男は畳に沈む。

 呻きもない。
誰も動けない。
佐野は僅かに眉をひそめた。

「……武蔵は行方知れず。
このままでは田沼様の御心を裏切ることになる」
床に残る灰と血の匂いに、佐野は苛立ちを滲ませる。

「新たな器を、一刻も早く見つけねばならぬ」
だが、適合はことごとく失敗に終わった。

 広間はすでに“試し場”ではなく“屠り場”の臭気に満ちている。
佐野は不快げに手を払った。

「……今宵はここまでだ。腹が減った」
すぐに膳が運び込まれ、灯火が追加され、酒が盃に満ちる。

 家臣も忍びも、さっきまでの死臭を無理やり忘れるように咽喉を鳴らす。
やがて芸子が呼ばれ、広間は“宴”の色へと塗り替えられていった。

 死と欲の境目がぼやけるように、笑い声が増える。

 その中に一人――
紅い衣をまとい、白粉の下に艶やかな芯を隠した女がいた。

--お蘭。

彼女は酒を注ぎ、袖で口元を隠して笑いながらも、床の間の珠から目を離さない。

(……怖い。けれど、あれは……美しい)

佐野が席を外したのを見計らい、
お蘭は酔ったふりをして立ち上がる。
足取りはふらり、だが目は冴えていた。

 「……まあ、なんて綺麗」
細い指先が、巳の珠へ伸びる。

その瞬間、珠はまるで“待っていた”かのように、
すっと彼女の掌へ吸い寄せられた。

 「……っ!」
胸の奥に焼けるような熱。

 だがそれは痛みではない。
皮膚の内側へ、蛇のような冷たい快感が這い込んでくる。

 お蘭は息を呑み、袖で隠しながら席へ戻る。
誰にも悟らせない――そのはずだった。

 だが、珠は止まらない。
ふ、と緑の光が脈を打ち、
彼女の髪に挿した簪が妖しく震えた。

 巳の珠が、そこへ“沈む”。
金属が溶けるように、簪の根元へ緑の輝きが絡みつき、まるで蛇が棲みつくように一体となっていく。

 お蘭の喉から、かすれた息が漏れた。
「はぁ……はぁ……」
視界が揺れ、鼓動が耳の奥まで響く。

 熱いのに冷たい。
痛いのに、甘い。
全身の血が、別の色に塗り替えられていくようだった。

 佐野が戻ったのは、その直後だった。
盃を取り上げた彼は、ふと床の間へ目をやる。

「……巳の珠がない」
広間の空気が一瞬で凍る。

 酒の匂いが消え、皆の顔から色が抜けた。
「さ、さあ……先ほどまで確かに……」

 家臣は口ごもり、酔いが引き潮のように去っていく。

 「盗まれたな」
佐野の瞳が、刃のように細く光った。

「さっきの芸子はどこだ。――奴だ、追え!」
家臣と忍びが雪崩を打って飛び出す。

 門を抜けた先、屋敷の外れの小道で、お蘭は膝をついていた。

「はぁ……っ……はぁ……」
胸を押さえ、背を丸め、指先は痙攣するように震えている。

 簪に埋め込まれた緑が、まるで呼吸のように脈打つ。
その光が皮膚の下を走り、お蘭の全身を“器”へ作り替えていく。

 先頭の家臣が駆け寄る。
「おい、取り押さ――」

 言い終えるより早く。
お蘭の唇がゆっくり開いた。
蛇が獲物を見るときの、あの冷たい湿度を含んだ動きで。

「……あんたたち、邪魔なのよ」
次の瞬間、口の奥から緑の毒液が噴き出した。

「ぎゃああああっ!」
顔に浴びた家臣の皮膚が、紙のように溶け落ちる。

 骨が露出し、眼球が黒く濁り、
男は転げ回って絶叫した。

 三つ数える間もなく、
その身体は黒い灰へ崩れ、風に散った。

 残る者たちは後ずさる。
恐怖に膝が笑い、誰も前へ出られない。
そこへ、遅れて佐野が現れた。

 毒の匂いと灰の舞う小道で、彼は冷ややかにお蘭を見下ろす。

「……面白い」
声はあくまで静かだ。

 だがその瞳だけが、獲物を見つけた獣の光を宿していた。

「どうやら――器は見つかったようだな」
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