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第9章 フォレスト国
第140話 嵐
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「お~ここがこの国の冒険者ギルドか…………」
「流石にフリーダムよりも大きいのぅ」
「だが冒険者の質はそう変わらなそうだぞ」
「そうね。どこも同じなんじゃない?」
大きな声で数人が話しながら、ギルドの扉を潜った。その瞬間、ギルド内は一気に静まり返り、ほとんどの者が驚愕で動けなかった。また誰もが彼等の特徴的な服装と圧倒的な強者のみが纏う風格や威圧感により、ただただその場に留まることしか出来なかったのも事実であった。そんな中、僅かに衝撃から立ち直った者だけが口を開き、小さな声ではあるが会話に成功していた。
「お、おい……………あれって」
「ああ、間違いない。黒衣にあのクランのマーク……………そんなの今んとこ、1つしか思い当たらねぇ」
「う、嘘だろ。本物かよ……………この国に来ていたのか。一体何が目的なんだ?」
「さぁ?ただ、これだけは確かだってことがある」
「何だ?」
「あいつらがこの国に来た以上、ここで何かが起こるってことだ」
「っ!?ほ、本当か?」
「忘れたのか?今までのあいつらを。行く先々で何かしらが起こってんじゃねぇか。噂によると計ったようにトラブルが舞い込んでくるとか」
「マ、マジかよ。巻き込まれたくねぇ」
「普通にしてれば大丈夫だろ………………ってか、見たところ4人だけだな。まぁ、あいつらの強さなら、わざわざ全員で来る必要もねぇからな」
「だな。逆に幹部である"十人十色"のうち4人もここに固まってるってのが異常だよな。SSランクだぞ?たった1人でそこいらの村や街なんか簡単に滅ぼせるぞ」
「ああ。どうやら何かしらの目的があるのは確かだな。まぁ、ここにいて大人しく見学していようぜ」
「そんなことをしたらバレないか?下手に目をつけられたくないんだが」
「何言ってんだ?とっくにここにいる全員の視線や場所なんて把握されてるぞ。間違っても余計な真似はするなよ。あいつらにとっちゃ俺達の命なんて1秒とかからず奪えるんだからな?それほどの力量差だ」
「ゴクンッ……………改めて、この場にリツヤタが居なくて良かったと思うよ」
「ああ。あいつが居たら間違いなく面倒臭いことになってたな」
「アタシはカグヤ。クラン"黒天の星"所属の冒険者だ」
「い、いらっしゃいませ。ほ、ほ、本日はどのようなご用件で?」
「ちょっと頼みがあって来たんだ」
「そ、それはどういう……………?」
「フォレスト王と"黒天の星"のクランマスター、シンヤが一緒に協力し合って、本日の午後3時から王城内にて1つの余興を行う。流石に城内に直接入って、その様子を見ることは出来ないが王城前に映像の魔道具を設置しておくから、希望者はそこに来れば見られるようになっている。普段は城の敷地内に入ることは許されていないが今日は特別だそうだ。ちなみに映像の魔道具は国内のあらゆる場所にも設置しておくから、忙しくて城まで来れない者はそこでも見られる。でも、なるべく現地へと赴いた方がいい。城内での余興が終われば、今度は城外で何かしらが行われるらしい。それを実際に近くで見たいというのであれば尚更だ」
「は、はぁ……………?」
「差し当たって、ギルド側から国民達にその旨が書いてあるビラを今から配って欲しいんだ。ビラはちゃんとフォレスト王の印鑑とサインが入った確かなものだ。不正などは行っていないし、偽造のしようもない。ほら。確かめてくれ」
「た、確かに……………どうやら、本物のようですね」
「だろ?ちなみにギルド側へはちゃんと報酬を支払うし、何なら冒険者を動員してもらってもいい。その分も上乗せして渡すつもりだ。あと、アタシらももちろんビラ配りには参加するから、過酷な労働にはならないようにする」
「な、なるほど……………少々お待ち頂けますでしょうか?ただ今、ギルドマスターへ確認してまいりますので」
「ああ、頼む」
「お、おい。聞いたか?」
「だから言っただろ?あいつらが行く先々では」
周りの冒険者達を代表して、その男は小声でこう言った。
「何かしらが起こる…………ってな」
「流石にフリーダムよりも大きいのぅ」
「だが冒険者の質はそう変わらなそうだぞ」
「そうね。どこも同じなんじゃない?」
大きな声で数人が話しながら、ギルドの扉を潜った。その瞬間、ギルド内は一気に静まり返り、ほとんどの者が驚愕で動けなかった。また誰もが彼等の特徴的な服装と圧倒的な強者のみが纏う風格や威圧感により、ただただその場に留まることしか出来なかったのも事実であった。そんな中、僅かに衝撃から立ち直った者だけが口を開き、小さな声ではあるが会話に成功していた。
「お、おい……………あれって」
「ああ、間違いない。黒衣にあのクランのマーク……………そんなの今んとこ、1つしか思い当たらねぇ」
「う、嘘だろ。本物かよ……………この国に来ていたのか。一体何が目的なんだ?」
「さぁ?ただ、これだけは確かだってことがある」
「何だ?」
「あいつらがこの国に来た以上、ここで何かが起こるってことだ」
「っ!?ほ、本当か?」
「忘れたのか?今までのあいつらを。行く先々で何かしらが起こってんじゃねぇか。噂によると計ったようにトラブルが舞い込んでくるとか」
「マ、マジかよ。巻き込まれたくねぇ」
「普通にしてれば大丈夫だろ………………ってか、見たところ4人だけだな。まぁ、あいつらの強さなら、わざわざ全員で来る必要もねぇからな」
「だな。逆に幹部である"十人十色"のうち4人もここに固まってるってのが異常だよな。SSランクだぞ?たった1人でそこいらの村や街なんか簡単に滅ぼせるぞ」
「ああ。どうやら何かしらの目的があるのは確かだな。まぁ、ここにいて大人しく見学していようぜ」
「そんなことをしたらバレないか?下手に目をつけられたくないんだが」
「何言ってんだ?とっくにここにいる全員の視線や場所なんて把握されてるぞ。間違っても余計な真似はするなよ。あいつらにとっちゃ俺達の命なんて1秒とかからず奪えるんだからな?それほどの力量差だ」
「ゴクンッ……………改めて、この場にリツヤタが居なくて良かったと思うよ」
「ああ。あいつが居たら間違いなく面倒臭いことになってたな」
「アタシはカグヤ。クラン"黒天の星"所属の冒険者だ」
「い、いらっしゃいませ。ほ、ほ、本日はどのようなご用件で?」
「ちょっと頼みがあって来たんだ」
「そ、それはどういう……………?」
「フォレスト王と"黒天の星"のクランマスター、シンヤが一緒に協力し合って、本日の午後3時から王城内にて1つの余興を行う。流石に城内に直接入って、その様子を見ることは出来ないが王城前に映像の魔道具を設置しておくから、希望者はそこに来れば見られるようになっている。普段は城の敷地内に入ることは許されていないが今日は特別だそうだ。ちなみに映像の魔道具は国内のあらゆる場所にも設置しておくから、忙しくて城まで来れない者はそこでも見られる。でも、なるべく現地へと赴いた方がいい。城内での余興が終われば、今度は城外で何かしらが行われるらしい。それを実際に近くで見たいというのであれば尚更だ」
「は、はぁ……………?」
「差し当たって、ギルド側から国民達にその旨が書いてあるビラを今から配って欲しいんだ。ビラはちゃんとフォレスト王の印鑑とサインが入った確かなものだ。不正などは行っていないし、偽造のしようもない。ほら。確かめてくれ」
「た、確かに……………どうやら、本物のようですね」
「だろ?ちなみにギルド側へはちゃんと報酬を支払うし、何なら冒険者を動員してもらってもいい。その分も上乗せして渡すつもりだ。あと、アタシらももちろんビラ配りには参加するから、過酷な労働にはならないようにする」
「な、なるほど……………少々お待ち頂けますでしょうか?ただ今、ギルドマスターへ確認してまいりますので」
「ああ、頼む」
「お、おい。聞いたか?」
「だから言っただろ?あいつらが行く先々では」
周りの冒険者達を代表して、その男は小声でこう言った。
「何かしらが起こる…………ってな」
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