俺は善人にはなれない

気衒い

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第13章 魔族領

第281話 幽閉山

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「はぁ、はぁ、はぁ」

まず魔族領に入った者には強力な魔物や

過酷な環境の洗礼が待ち受けているとい 

うのは小さな子供でも知っている常識だ

った。その中でも現地に住む魔族にすら

恐れられている場所というのが各地にい

くつか存在している。現在、そんな場所

の内の1つに迷い込み、命懸けで魔物か

ら逃げている少女がいた。

「い、嫌っ!死にたくないよ~」

彼女は10歳程の魔族の少女であり、服

や身体を泥だらけにしながら、必死に3

体の魔物から逃げていた。ちなみに魔物

の名はケルベロス。三頭を有する犬型の

魔物で冒険者適正ランクでいえば"C"

である。それが3体同時に涎を垂らしな

がら、1人の少女を追いかけているの

だ。いくら魔族が戦いに適した種族とは

いえ、ある程度戦闘の手ほどきを受けた

者でなければ、あしらうことは不可能。

ましてや、この少女は魔物との戦闘を行

ったことが今まで一度たりともなかった

のである。とすれば、生き残る方法はた

だ1つ……………逃げ延びることだけだっ

た。

「うわっ!?」

しかし、そんな最中に少女を不幸が襲

う。なんと木の根に足を躓かせた少女は

体勢を崩して転んでしまったのだ。

「ううっ…………痛いよ」

そして、少女は打ち付けた身体を抱えて

丸くなった。思わず閉じた瞳からは涙が

流れ、それと同時に恐怖から身体も震え

始めた。

「私、ここで死ぬのかな……………」

諦めにも近い感情を抱きつつ、思わず零

れた言葉はしかし、次の瞬間にはとうに

消え去っていた。

「グルルルッ!」

「バウバウッ!」

「ガルルルッ!」

「い、嫌っ!やっぱ死にたくないよ!」

とうとう追いついてきたケルベロスの姿

を見た少女には生存本能が残っていたの

だろう。痛む身体に鞭を打って立ち上が

り、さりげなく距離を取りだした。しか

し、到底逃す気のないケルベロスは少女

の思惑を知ってか、逃げられないよう三

方を囲んで包囲網を作り、それを徐々に

狭めていった。

「なんでこんなことに………………お父さ

ん、お母さん……………助けて」

「「「グルガアッ!!」」」

少女は祈るような気持ちで呟いて一瞬だ

け目を閉じた。するとそれを見たケルベ

ロスは好機と捉え、一気に少女へと襲い

かかった。ところが………………

「"魔拳闘"!!とりゃあ!!」

「「「ギャンッ!?」」」

突然、すぐそばで聞こえた声と共にケル

ベロスの悲鳴が辺りに響き渡り、その後

は一気に静けさに包まれた。少女は驚

き、一瞬目を開きかけたが現実を直視す

るのが怖くて少しの間、目を閉じたまま

直立不動を保っていた。するとまたもや

少女のそばで話し声が聞こえてきた。

「だから、言ったじゃないですか師匠。

ここは序盤からケルベロスみたいな危険

な魔物が出てくるところなんですよ。ま

っ、それも結局はこの魔拳でイチコロで

すがね」

「調子に乗るな。お前には経験・実力共

にまだまだ不足している。今回のはたま

たま勝てただけだ。あと、俺はお前の師

匠じゃない」

「そんな~………………確かに皆さんには

まだまだ遠く及ばないかもしれないです

けど。もう少し認めてくれてもいいの

に……………ついでに弟子の件も」

「そういうのは自分の戦闘スタイルをち

ゃんと確立してから言うんだな。言って

おくがお前の"魔拳"には既に先駆者が

いて、そいつの方が遥かに強いから

な?」

「じゃあ、僕にも武器を下さい!僕も早

く皆さんみたいにカッコいいやつを振り

回したいです。いつまでも素手で戦うの

は嫌です!」

「基礎もやらずに応用を学べると思う

な。それにここにやって来たのはお前用

の武器を探す為だ。ここにはあるんだ

ろ?例のアレが」

「そう…………ですよね?ネームさ

ん?」

「そうだな。確かにあるな」

少女は先程から繰り広げられている会話

に聞き耳を立てつつ、多少の好奇心から

僅かに目を開けてみた。

「わっ!?」

と、そこにいた集団を見て驚き、思わず

声を上げてしまった。そこにはありとあ

らゆる種族の者達がおり、そのほとんど

が黒衣を纏い、様々な武器を携帯してい

たのだ。そして、その集団は戦闘経験の

ない少女にも分かる程、強者の気配を漂

わせていた。

「おっ、目が覚めましたか!大丈夫です

か?怪我はありませんか?」

少女の様子にいち早く気が付いた少年が

声をかける。少年は集団の中では最も幼

く見え、またその声は先程会話をしてい

た者と一致していた為、ケルベロスを退

治してくれたのが彼であると分かった少

女は真っ先にお礼を言った。

「さ、先程は助けて頂きありがとうござ

いました!」

「いえいえ。僕は自分にできることをし

たまでです。それに君はまだ幼い。そん

な君を守るのが僕の使命……………痛

っ!?」

「格好をつけるな。幼いと言うが、どう

見てもお前と同じくらいだろうが」

「し、師匠~!酷いですよ!ちょっとく

らいいいじゃないですか~一度でいいか

ら言ってみたかったんです」

「何度も言うが俺はお前の師匠じゃな

い……………っと、うちの馬鹿が失礼し

た。怪我はないのか?」

「は、はいっ!おかげさまでこの通り、

ピンピンしています!」

少女は自分が元気であることを証明する

為にその場で軽くジャンプした。する

と、それに対して少年がまるで自分のお

かげだと言わんばかりにドヤ顔をかまし

ていたところを師匠と呼ばれた者に説教

されていた。

「ですのでご心配なさらずとも私は大丈

夫です!」

「傷は見えないところにもできているも

んだ。本人が大丈夫だと思っていても
な……………"聖浄セイント・ヒール"」

「あっ!?」

師匠と呼ばれた者が少女へ魔法を発動す

ると少女の服の汚れや身体の細かい傷が

治り、綺麗になっていった。少女はそれ

を感動した表情で見つめ、一方少年は唖

然とした表情で硬直していた。

「あ、ありがとうございます!」

「礼の代わりに教えて欲しいことがあ

る。ここは"幽閉山"と呼ばれる場所の

入り口で間違いないな?」

「え、ええ。そうです」

「そして、頂上には………………"魔剣"

が眠っている。これも間違いないか?」

「はい。そう言い伝えられています。魔

族は皆、子供の時に親に聞かされるもの

です。"幽閉山には危険な魔物が数多く

いて、その頂上には大地を砕く程の魔剣

が眠っている"と」

「くぅ~早く手に入れたいな~待ち遠し

いな~僕の魔剣」

「話がややこしくなるから、お前は黙っ

てろ。……………ちなみにお前は何故そん

な危険な場所にいる?その様子だとまと

もに戦える訳でもないし、魔剣を求めて

いる訳でもなさそうだが」

「………………先日、両親が魔剣を求めて

幽閉山に行ったまま、帰ってこなくなっ

てしまったんです。それで心配になった

のでこうしてやって来ました」

「両親が……………」

少女がここにいる理由を聞いた少年は先

程とは打って変わって、真剣な顔をしな

がら話へと耳を傾けた。

「お前の両親は何故、魔剣を求めたん

だ?強さへの執着か?それとも換金材料

としてか?」

「……………全ては"魔王"討伐の為で

す。"魔王"のせいで魔族領のあらゆる

場所が今や危険に晒されているんです。

奴が通ったところに生者はなく、草木す

ら残ってはいないと言われています。そ

んな"魔王"がついこの間、私達の村に

やってきたらしく、たまたま外に出てい

た私達家族が戻ってみるとそこは見るも

無惨な有様でした。親しかった者は1人

残らず致命傷を受け、私達はただただど

うすることもできずに村人達が死にゆく

様を見ていることしかできませんでし

た。するとそんな中の1人が口にしたん

です。村がこうなった元凶の名

を………………それが」

「"魔王"だったという訳か」

「はい。私達の慎ましくも幸せだった日

常はたった数時間の間に壊されたんで

す!悪魔のような奴の手によっ

て…………………そして、村人達全員を看

取った後、父はこう言ったんです。"魔

王を討つ。村人達の仇を取らなければな

らないし、こんなことが繰り返されては

ならない"と。それに母も賛同し、幽閉

山にあると言われる"魔剣"が唯一の対

抗手段だと考えた両親はすぐに帰ってく

ると言い残して、村を出ていきました」

「なるほど。ネーム、やはり"魔王"

は」

「ああっ!これでいよいよ存在が証明さ

れたな!城の連中はどれほど馬鹿なん

だ。こんなところに苦しんでいる者がい

るというのに迷信などとほざい

て…………」

「おい、お前は奴らに仕えている身じゃ

ないのか?そんなことを言って大丈夫

か?」

「もう完全に吹っ切れたさ!シャウの件

しかり、この少女の件だってそうだ!自

分がいかに愚かだったか分かったよ。あ

んな馬鹿共に仕えていた自分が恥ずかし

い」

「言うようになったな。お前、変わった

な」

「当たり前だろ。シンヤ達と行動を共に

して、私は大きく変わった。あんな狭い

城の中じゃ得られないようなことを経験

してな。だから、あの時の言葉は訂正さ

せてくれ。すまなかった」

「ネーム、お主……………」

「イヴ様、私のことは大切だと思わなく

て結構です。認めて頂けなくても構いま

せん。そして、これは諦めでも拗ねてい

る訳でもありません。今はただギムラへ

一矢報いたい。それだけなんです」

少女には会話の内容が理解できるもので

はなく、ただそれでも彼ら……………シン

ヤ達の中で結束がより強まり、意識が変

わったように感じられたのは確かだっ

た。ただ、そんな中でずっと難しい顔で

黙っていた少年……………シャウロフスキ

ーは覚悟を決めた表情を浮かべ、シンヤ

へ向かって宣言した。

「師匠!お願いがあります!」

「何だ?」

「僕は今後、一切油断はしませんし調子

にも乗りません!だから、僕をもっと鍛

えて強くして下さい!」

「……………目の色が変わったな。いいだ

ろう。その代わり、俺は甘くはないぞ?

お前の目的もネームと近いものだ。であ

れば、生半可な指導はしない」

「それだけではありません!やりたいこ

とがもう1つ増えました!」

「?」

そこで深呼吸したシャウロフスキーは数

秒、間を空けてから、こう言った。




「僕が"魔王"を討つ!さしあたっては

幽閉山の"魔剣"を必ず手に入れてみせ

ます!!」

それは歴戦の猛者を彷彿とさせる表情だ

った。
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