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10.離婚を決めて
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私は両親に会うなり頭を下げた。
「私の勝手なお願いです。どうかロニーと離婚させてください」
先ほどパーカー侯爵邸にヘレンが来たこと、もしかしたらロニーとの関係が続いている可能性があることを伝え、もはやロニーと夫婦でいることは無理だと訴えた。両親は難しい顔をして考えこんでいる。
「怒ってはいないが……。実はロニーが学生時代に浮気をしていることは気付いていたよ。パーカー侯爵も知っていたようで謝罪を受けている。侯爵は必ず別れさせると言っていたし、一時の若気の至りだと私も深刻に受け止めずにセリーナには伝えなかった。だが、そのせいでここまでお前を追い詰めてしまったのだな。すまない」
お父様の言葉に首を横に振る。私はもう大人だ。ロニーとの結婚もそして離婚も自分の意志で決めた。
「違うわ。私がもっと早く相談していればよかったのに、どうしても言えなかった。それにあの時はまだロニーが好きで結婚を諦められなかった」
「そうか。それでセリーナの気持ちはもう変わらないのか? お前は彼があんなに大好きだったじゃないか。別れて後悔はしないか?」
「お父様。私の中の彼への気持ちは終わってしまったの。結婚前に彼に自分からの愛情を期待するなと言われてすごく悲しかった。それでも時間が経てば私を愛してくれるかもしれないと期待してしまったけど無理だった。彼が別の人を愛し続ける姿はもう見たくない。離婚後は許してもらえるのなら領地で静かに過ごしたいと思っています。もし、他家に嫁げと言うなら受け入れますし、修道院へ行けと言うならそうします。でも、もうロニーとは……」
私はもう彼と夫婦でいたくない。
「分かった。お前の気持ちを尊重しよう。それと今後の事は心配しなくても大丈夫だ。気にせず家にいてくれ。離婚の手続きはパーカー侯爵と相談することになるから少し待っていてくれ」
「ありがとう、お父様。パーカー侯爵様には迷惑をかけてしまうのね」
「侯爵に貸している金のことなら気にしなくても、ほぼ返済は終えているから問題ない。この婚約は元々利害で結んだわけじゃないからそのことは気にしなくていい。私たちはただ、ロニーなら内気なセリーナを守ってくれると期待して婚約を決めただけだ。結局見込み違いだったな」
黙って聞いていたお母様は私をそっと抱きしめた。
「セリーナ。なにがあっても私たちはあなたの味方よ。このまま家に帰ってらっしゃい」
「ありがとう、お母様。でも、一度侯爵邸に戻ってやりかけの仕事を片付けてくるわ。週末にはロニーが領地から戻ってくるからお別れを伝えて区切りをつけたいの」
「そう。分かったわ。セリーナがしたいようにしなさい」
私は屋敷に戻ると今週末に予定していた、パーカー侯爵家が支援している孤児院で行うバザーの準備を進めた。
親交のある家からの寄付の品々とは別に私はハンカチや小物を作り刺繍をした。
この慈善事業がこの屋敷での私の最後の仕事になる。
週末、無事にバザーを終え報告書や売り上げの書類をまとめた。寄付への手続きも済ますと同時にパーカー侯爵邸を出るために私物の整理をした。
屋敷の前に馬車の止まる音が聞こえ、私は玄関に迎えに出た。
「お帰りなさい。ロニー」
ロニーは焦った表情で動揺を隠そうともしない。足早に私の前に来ると縋るように見つめてくる。
「セリーナ。離婚なんて嘘だろう? 領地でファーマー伯爵からの手紙を受け取った。父上はセリーナの意思を尊重して離婚に応じるようにと言われたが、僕は離婚するつもりはない。結婚してから僕たちは上手くやっていたはずだ。それなのにどうして?」
私は不思議だった。離婚すれば彼はヘレンと結婚できるのに私との結婚生活を続けようとする意味が分からない。
「ロニーが領地に行ってる間にヘレンが訪ねてきたの。私にロニーを返してくれと言ったわ。それにあなたは今でもヘレンを愛しているのでしょう? 契約通り離婚しましょう。もう、ロニーは自由になったのよ。喜んでくれると思ったのに」
「ヘレンが来た? それよりセリーナは……僕の思う人がヘレンだと知っていたのか?」
ロニーの目が驚愕に見開かれている。私はその様子がおかしくてくすりと笑った。
「逆に聞きたいわ。何故知らないと思ったの? 学園にいる間も二人がデートしている噂をよく聞いたわ。今考えればヘレンだってあなたへの好意を隠していなかった」
ロニーはバツが悪そうに目を逸らした。
「そうか……。でもヘレンとのことは完全に終わっているし、僕は彼女と結婚するつもりはない。それに彼女じゃ侯爵夫人としての仕事は出来ないだろう。僕たちはまだ結婚して半年しか経っていないじゃないか。夫婦にもいろいろな形がある。たとえ愛情がなくても僕たちだけの形を作っていけばいいと思わないか? 離婚する必要はないはずだ」
ロニーにとって私は侯爵家の仕事を任せるための都合のいい存在だったのか。彼の望む夫婦の形を私は受け入れられない。
「私がどれだけロニーを愛していてもあなたは私を愛してくれない。ロニーはヘレンだけを愛している。私は愛し愛される夫婦になりたかった。もう、無理よ。お父様に相談したら侯爵家に対する借金については問題ないそうだし、あなたが私を愛していない以上結婚を継続する理由はなくなった。だから終わりにしましょう。今日はあなたにお別れを言いたくて待っていたの。それと昨日の孤児院のバザーについての報告書は執事に渡してあるからあとで確認してね。あと――」
「待ってくれ! セリーナ……、君は僕を愛していたのか?」
ロニーは私の目をじっと見て真偽を確かめようとしている。
「ずっと子供の頃から好きだった。愛していたわ。あなたのお嫁さんになるのが夢だった……」
「そんな……今までそんなこと言わなかったじゃないか!」
「でも手紙には書いたわ」
恥ずかしくて面と向かって言えなかったが、その分手紙には「ロニーが好きです」と毎回素直な気持ちを書いていた。
「手紙……?」
彼は訝し気な顔をする。彼は私を嫌悪して手紙も読んでくれなかったのだろうか。それとも内容など忘れてしまったのか。私は首を横に振り話を終わらせる意志を示した。
「ロニー、さようなら」
呆然としているロニーを残し私は屋敷を出た。初夏の日差しに目を細めて用意してあった馬車に乗り込む。馬車の窓を開けて若葉の匂いとそよ風を浴びる。
「終わったわ……呆気なかったな」
私は軽くなった心でパーカー侯爵邸をあとにした。
「私の勝手なお願いです。どうかロニーと離婚させてください」
先ほどパーカー侯爵邸にヘレンが来たこと、もしかしたらロニーとの関係が続いている可能性があることを伝え、もはやロニーと夫婦でいることは無理だと訴えた。両親は難しい顔をして考えこんでいる。
「怒ってはいないが……。実はロニーが学生時代に浮気をしていることは気付いていたよ。パーカー侯爵も知っていたようで謝罪を受けている。侯爵は必ず別れさせると言っていたし、一時の若気の至りだと私も深刻に受け止めずにセリーナには伝えなかった。だが、そのせいでここまでお前を追い詰めてしまったのだな。すまない」
お父様の言葉に首を横に振る。私はもう大人だ。ロニーとの結婚もそして離婚も自分の意志で決めた。
「違うわ。私がもっと早く相談していればよかったのに、どうしても言えなかった。それにあの時はまだロニーが好きで結婚を諦められなかった」
「そうか。それでセリーナの気持ちはもう変わらないのか? お前は彼があんなに大好きだったじゃないか。別れて後悔はしないか?」
「お父様。私の中の彼への気持ちは終わってしまったの。結婚前に彼に自分からの愛情を期待するなと言われてすごく悲しかった。それでも時間が経てば私を愛してくれるかもしれないと期待してしまったけど無理だった。彼が別の人を愛し続ける姿はもう見たくない。離婚後は許してもらえるのなら領地で静かに過ごしたいと思っています。もし、他家に嫁げと言うなら受け入れますし、修道院へ行けと言うならそうします。でも、もうロニーとは……」
私はもう彼と夫婦でいたくない。
「分かった。お前の気持ちを尊重しよう。それと今後の事は心配しなくても大丈夫だ。気にせず家にいてくれ。離婚の手続きはパーカー侯爵と相談することになるから少し待っていてくれ」
「ありがとう、お父様。パーカー侯爵様には迷惑をかけてしまうのね」
「侯爵に貸している金のことなら気にしなくても、ほぼ返済は終えているから問題ない。この婚約は元々利害で結んだわけじゃないからそのことは気にしなくていい。私たちはただ、ロニーなら内気なセリーナを守ってくれると期待して婚約を決めただけだ。結局見込み違いだったな」
黙って聞いていたお母様は私をそっと抱きしめた。
「セリーナ。なにがあっても私たちはあなたの味方よ。このまま家に帰ってらっしゃい」
「ありがとう、お母様。でも、一度侯爵邸に戻ってやりかけの仕事を片付けてくるわ。週末にはロニーが領地から戻ってくるからお別れを伝えて区切りをつけたいの」
「そう。分かったわ。セリーナがしたいようにしなさい」
私は屋敷に戻ると今週末に予定していた、パーカー侯爵家が支援している孤児院で行うバザーの準備を進めた。
親交のある家からの寄付の品々とは別に私はハンカチや小物を作り刺繍をした。
この慈善事業がこの屋敷での私の最後の仕事になる。
週末、無事にバザーを終え報告書や売り上げの書類をまとめた。寄付への手続きも済ますと同時にパーカー侯爵邸を出るために私物の整理をした。
屋敷の前に馬車の止まる音が聞こえ、私は玄関に迎えに出た。
「お帰りなさい。ロニー」
ロニーは焦った表情で動揺を隠そうともしない。足早に私の前に来ると縋るように見つめてくる。
「セリーナ。離婚なんて嘘だろう? 領地でファーマー伯爵からの手紙を受け取った。父上はセリーナの意思を尊重して離婚に応じるようにと言われたが、僕は離婚するつもりはない。結婚してから僕たちは上手くやっていたはずだ。それなのにどうして?」
私は不思議だった。離婚すれば彼はヘレンと結婚できるのに私との結婚生活を続けようとする意味が分からない。
「ロニーが領地に行ってる間にヘレンが訪ねてきたの。私にロニーを返してくれと言ったわ。それにあなたは今でもヘレンを愛しているのでしょう? 契約通り離婚しましょう。もう、ロニーは自由になったのよ。喜んでくれると思ったのに」
「ヘレンが来た? それよりセリーナは……僕の思う人がヘレンだと知っていたのか?」
ロニーの目が驚愕に見開かれている。私はその様子がおかしくてくすりと笑った。
「逆に聞きたいわ。何故知らないと思ったの? 学園にいる間も二人がデートしている噂をよく聞いたわ。今考えればヘレンだってあなたへの好意を隠していなかった」
ロニーはバツが悪そうに目を逸らした。
「そうか……。でもヘレンとのことは完全に終わっているし、僕は彼女と結婚するつもりはない。それに彼女じゃ侯爵夫人としての仕事は出来ないだろう。僕たちはまだ結婚して半年しか経っていないじゃないか。夫婦にもいろいろな形がある。たとえ愛情がなくても僕たちだけの形を作っていけばいいと思わないか? 離婚する必要はないはずだ」
ロニーにとって私は侯爵家の仕事を任せるための都合のいい存在だったのか。彼の望む夫婦の形を私は受け入れられない。
「私がどれだけロニーを愛していてもあなたは私を愛してくれない。ロニーはヘレンだけを愛している。私は愛し愛される夫婦になりたかった。もう、無理よ。お父様に相談したら侯爵家に対する借金については問題ないそうだし、あなたが私を愛していない以上結婚を継続する理由はなくなった。だから終わりにしましょう。今日はあなたにお別れを言いたくて待っていたの。それと昨日の孤児院のバザーについての報告書は執事に渡してあるからあとで確認してね。あと――」
「待ってくれ! セリーナ……、君は僕を愛していたのか?」
ロニーは私の目をじっと見て真偽を確かめようとしている。
「ずっと子供の頃から好きだった。愛していたわ。あなたのお嫁さんになるのが夢だった……」
「そんな……今までそんなこと言わなかったじゃないか!」
「でも手紙には書いたわ」
恥ずかしくて面と向かって言えなかったが、その分手紙には「ロニーが好きです」と毎回素直な気持ちを書いていた。
「手紙……?」
彼は訝し気な顔をする。彼は私を嫌悪して手紙も読んでくれなかったのだろうか。それとも内容など忘れてしまったのか。私は首を横に振り話を終わらせる意志を示した。
「ロニー、さようなら」
呆然としているロニーを残し私は屋敷を出た。初夏の日差しに目を細めて用意してあった馬車に乗り込む。馬車の窓を開けて若葉の匂いとそよ風を浴びる。
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私は軽くなった心でパーカー侯爵邸をあとにした。
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