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8.婚約者に「真実の愛」を問う
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私はみんなに笑顔で見送られバーナー子爵領を出発し王都のブラウアー公爵家に向かった。
「ようこそ! ブランカ」
「待っていたわ、ブランカさん。素敵なお嫁さんが来てくれて嬉しいわ!」
「これからよろしく、ブランカ。今日から我が娘だ!」
ユリウス様が嬉しそうに笑みを浮かべ迎えてくれた。彼のこんなに無邪気な表情は初めて見た。私の心はくすぐったくなった。ご両親も優しく受け入れて歓迎してくださった。
歓迎の晩餐後に話をしたら、私たちの結婚式は半年後だと言われた……。ウエディングドレスは超特急で作るそうだ。公爵家の総力を挙げれば可能らしい。たくさんのデザインを差し出され目を白黒させた。
「ユリウス。早すぎます! 結婚式の準備はともかくブラウアー公爵家について学ぶ時間が短すぎるわ。心の準備だって必要なのに!」
私が頬を膨らませるとユリウス様は眉尻を下げごめんと笑う。その態度は反省していない! 私たちは婚約したのだから早く慣れるためにもとお互いを呼び捨てで呼び合うことにした。
「ブランカは能力が高い。あとは実践だけだ。それなら結婚後でも充分間に合う。気負わないでくれ」
「もう……分かりました。できないことはユリウスが助けてくださいね」
「もちろんだ。でも私も未熟なところがあるからあなたにも助けて欲しい。困ったことがあっても二人の力があればきっと解決できるはずだ」
『一緒に頑張りましょう。あなたは私を助けてくれる。私もあなたを助けるわ。困ったことがあっても二人で力を合わせれば解決できると思うの!』
かつて私がエーリクに伝えた言葉を、ユリウス様がくれた。きっと私たちは上手くやっていける。エーリクには助けを求めることができなかったが、不思議とユリウス様にはできる。だから大丈夫だと思えた。
「ええ! すぐには無理ですけど私のことも頼って下さい!」
「ありがとう。ブランカは頼もしいな」
お互いを頼みとすることができる。それがとても嬉しい。
数日後、ユリウス様に誘われ植物園へ来た。十年に一度、たった一日しか咲かない花の前にいる。まだ咲いていないその花は一年前に見た時より蕾が大きく膨らみ破裂してしまいそうだ。
「もしかしたら今日咲くかもしれませんね」
「そうだね」
一年近く前から咲きそうだと触れ込みがあったが一向に咲かないので見物人はまばらだ。私たちは花の前のベンチに座った。以前のように無言でただ思い思いに蕾を見つめる。心は波立たない。思い出はもう私を苦しめない。
「あっ!」
「あっ!」
大きな蕾が震えたと思ったらまるで蕾を縛っていた縄が解かれたように、ふわりと花弁が開き反り返った。濃厚な甘い香りが辺り一面に広がる。すると早速香りを感知した黄色い蝶々がひらひらと寄ってくる。緑の花弁に蝶が群がる様子はどこか幻想的で美しかった。蝶の鱗粉が太陽の光を反射しキラキラと光る。私たちはじっと花を見つめた。
「今日……ブランカとこの花が咲くところを見られてよかった」
「私もユリウスと見られて嬉しいわ」
「十年後に……見に来よう」
「ええ。一緒に」
私は甘えるようにユリウス様の肩に頭を預けた。するとユリウス様が私の肩に手を回しそっと抱きよせる。逞しい腕は私を安心させてくれる。ふとユリウス様がどんな表情をしているのか気になり顔を上げ彼の方を見る。ユリウス様は私と目が合うと目の下をほんのり赤く染めはにかんだ。私もつられて彼に微笑んだ。
「ふふふ。ユリウス。聞いてもいい?」
「なんだい?」
「真実の愛がどんなものなのか知っている?」
ユリウス様は「ん?」と少しだけ首を傾けた。私はまだ真実の愛を知らない。博識なユリウス様なら明確な答えを知っているかもしれない。知っているなら教えて欲しい。
「あいにくまだ二十五年しか生きていないのでそんな大層な物の正体は分からないなあ」
「ユリウスにも分からないの? 年齢は関係あるの?」
「さあ? 早く気付く人もいるかもしれないけど私はまだかな」
「そう……」
少しだけ残念な気持ちになる。
「ブランカも知らないのなら、これから私と人生を歩みながら一緒に探してみないか?」
「えっ?」
「一緒に過ごすうちにある日突然見つかるかもしれない。もしくは天に召される時に理解するのかもしれない。あるいは分からないままかも。でもブランカとなら真実の愛の正体を見つけることができそうな気がするよ」
「そうね。ユリウスと探すのはワクワクするわ。楽しみね!」
「期待し過ぎないでくれよ?」
「大丈夫よ。だってお互いを大切にし続けることができれば、見つからなくてもいいと思うの」
ああ、そうだ。私を悩ませた「真実の愛」は思いの一つであってすべてではない。人それぞれ。エーリクは自分の気持ちにその名前を付けた。私とユリウスには別の名前が相応しいのかもしれない。
私にとってユリウス様と生きることはとても素敵なことで、真実の愛がみつからなくても幸せになれる予感があった。だからもう考えるのはやめよう。
結婚式を挙げる前にユリウス様に頼んでフィーネ様のお墓参りに行った。私の自己満足なのでフィーネ様にとっては招かざる客かもしれないが、私がユリウス様をもらいますと宣戦布告に来たのだ。
(ユリウス様を奪ってごめんなさい。どうか安らかに……)
愛情や恋情以上に後悔という十字架は簡単には消えないだろう。ユリウス様の心には一生フィーネ様が存在し続ける。それでも私はユリウス様と生きることを選んだ。私たちの始まりはこれでよかったと思っている。きっと後悔はしない。
結婚式は晴天で空気の澄んだ気持ちのいい日だった。たくさんの招待客に祝われ心が満たされる。
次期公爵夫人としての勉強は順調で社交についてもユリウス様はもちろんお義父様もお義母様も率先して助けてくれる。
一番の不安材料だった令嬢たちからのやっかみはほとんどなかった。
実はユリウス様は婚約者を亡くし失意の時に私が支えてくれたという本当のような嘘のような話を社交界に広めていたらしい。それが功を奏したようだった。さすがやり手の次期ブラウアー公爵といったところか。ずるいというか頼もしいというか……。
(私、ユリウスが好きだわ)
きっとこの気持ちは大きく育つだろう。
私は幸せになる一歩を踏み出した。
(おわり)
お読みくださりありがとうございました!
いいね、エールも嬉しいです!
「ようこそ! ブランカ」
「待っていたわ、ブランカさん。素敵なお嫁さんが来てくれて嬉しいわ!」
「これからよろしく、ブランカ。今日から我が娘だ!」
ユリウス様が嬉しそうに笑みを浮かべ迎えてくれた。彼のこんなに無邪気な表情は初めて見た。私の心はくすぐったくなった。ご両親も優しく受け入れて歓迎してくださった。
歓迎の晩餐後に話をしたら、私たちの結婚式は半年後だと言われた……。ウエディングドレスは超特急で作るそうだ。公爵家の総力を挙げれば可能らしい。たくさんのデザインを差し出され目を白黒させた。
「ユリウス。早すぎます! 結婚式の準備はともかくブラウアー公爵家について学ぶ時間が短すぎるわ。心の準備だって必要なのに!」
私が頬を膨らませるとユリウス様は眉尻を下げごめんと笑う。その態度は反省していない! 私たちは婚約したのだから早く慣れるためにもとお互いを呼び捨てで呼び合うことにした。
「ブランカは能力が高い。あとは実践だけだ。それなら結婚後でも充分間に合う。気負わないでくれ」
「もう……分かりました。できないことはユリウスが助けてくださいね」
「もちろんだ。でも私も未熟なところがあるからあなたにも助けて欲しい。困ったことがあっても二人の力があればきっと解決できるはずだ」
『一緒に頑張りましょう。あなたは私を助けてくれる。私もあなたを助けるわ。困ったことがあっても二人で力を合わせれば解決できると思うの!』
かつて私がエーリクに伝えた言葉を、ユリウス様がくれた。きっと私たちは上手くやっていける。エーリクには助けを求めることができなかったが、不思議とユリウス様にはできる。だから大丈夫だと思えた。
「ええ! すぐには無理ですけど私のことも頼って下さい!」
「ありがとう。ブランカは頼もしいな」
お互いを頼みとすることができる。それがとても嬉しい。
数日後、ユリウス様に誘われ植物園へ来た。十年に一度、たった一日しか咲かない花の前にいる。まだ咲いていないその花は一年前に見た時より蕾が大きく膨らみ破裂してしまいそうだ。
「もしかしたら今日咲くかもしれませんね」
「そうだね」
一年近く前から咲きそうだと触れ込みがあったが一向に咲かないので見物人はまばらだ。私たちは花の前のベンチに座った。以前のように無言でただ思い思いに蕾を見つめる。心は波立たない。思い出はもう私を苦しめない。
「あっ!」
「あっ!」
大きな蕾が震えたと思ったらまるで蕾を縛っていた縄が解かれたように、ふわりと花弁が開き反り返った。濃厚な甘い香りが辺り一面に広がる。すると早速香りを感知した黄色い蝶々がひらひらと寄ってくる。緑の花弁に蝶が群がる様子はどこか幻想的で美しかった。蝶の鱗粉が太陽の光を反射しキラキラと光る。私たちはじっと花を見つめた。
「今日……ブランカとこの花が咲くところを見られてよかった」
「私もユリウスと見られて嬉しいわ」
「十年後に……見に来よう」
「ええ。一緒に」
私は甘えるようにユリウス様の肩に頭を預けた。するとユリウス様が私の肩に手を回しそっと抱きよせる。逞しい腕は私を安心させてくれる。ふとユリウス様がどんな表情をしているのか気になり顔を上げ彼の方を見る。ユリウス様は私と目が合うと目の下をほんのり赤く染めはにかんだ。私もつられて彼に微笑んだ。
「ふふふ。ユリウス。聞いてもいい?」
「なんだい?」
「真実の愛がどんなものなのか知っている?」
ユリウス様は「ん?」と少しだけ首を傾けた。私はまだ真実の愛を知らない。博識なユリウス様なら明確な答えを知っているかもしれない。知っているなら教えて欲しい。
「あいにくまだ二十五年しか生きていないのでそんな大層な物の正体は分からないなあ」
「ユリウスにも分からないの? 年齢は関係あるの?」
「さあ? 早く気付く人もいるかもしれないけど私はまだかな」
「そう……」
少しだけ残念な気持ちになる。
「ブランカも知らないのなら、これから私と人生を歩みながら一緒に探してみないか?」
「えっ?」
「一緒に過ごすうちにある日突然見つかるかもしれない。もしくは天に召される時に理解するのかもしれない。あるいは分からないままかも。でもブランカとなら真実の愛の正体を見つけることができそうな気がするよ」
「そうね。ユリウスと探すのはワクワクするわ。楽しみね!」
「期待し過ぎないでくれよ?」
「大丈夫よ。だってお互いを大切にし続けることができれば、見つからなくてもいいと思うの」
ああ、そうだ。私を悩ませた「真実の愛」は思いの一つであってすべてではない。人それぞれ。エーリクは自分の気持ちにその名前を付けた。私とユリウスには別の名前が相応しいのかもしれない。
私にとってユリウス様と生きることはとても素敵なことで、真実の愛がみつからなくても幸せになれる予感があった。だからもう考えるのはやめよう。
結婚式を挙げる前にユリウス様に頼んでフィーネ様のお墓参りに行った。私の自己満足なのでフィーネ様にとっては招かざる客かもしれないが、私がユリウス様をもらいますと宣戦布告に来たのだ。
(ユリウス様を奪ってごめんなさい。どうか安らかに……)
愛情や恋情以上に後悔という十字架は簡単には消えないだろう。ユリウス様の心には一生フィーネ様が存在し続ける。それでも私はユリウス様と生きることを選んだ。私たちの始まりはこれでよかったと思っている。きっと後悔はしない。
結婚式は晴天で空気の澄んだ気持ちのいい日だった。たくさんの招待客に祝われ心が満たされる。
次期公爵夫人としての勉強は順調で社交についてもユリウス様はもちろんお義父様もお義母様も率先して助けてくれる。
一番の不安材料だった令嬢たちからのやっかみはほとんどなかった。
実はユリウス様は婚約者を亡くし失意の時に私が支えてくれたという本当のような嘘のような話を社交界に広めていたらしい。それが功を奏したようだった。さすがやり手の次期ブラウアー公爵といったところか。ずるいというか頼もしいというか……。
(私、ユリウスが好きだわ)
きっとこの気持ちは大きく育つだろう。
私は幸せになる一歩を踏み出した。
(おわり)
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