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初デートをしてみたら
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セミが鳴く、暑い日。
今日は、天気のいい土曜日。
わたしは涼しげなワンピースに袖を通し、玄関でサンダルを履いた。
「それじゃあお母さん、いってきます!」
「もう行くの?暑いから気をつけなさいよ」
「うん!」
「りっくんとのデート、楽しんできてね~♪」
そう冷やかされ、わたしはカンカン帽を深く被って、照れた顔を隠した。
りっくんとお付き合いして、1ヶ月がたった。
付き合ってすぐに、りっくんといっしょにお母さんに報告。
驚いていたけど、ニヤニヤしながら喜んでくれた。
そして今日は、待ちに待った初デートの日!
普段、学校が休みの土日はモデルの撮影が入ることが多く、なかなかりっくんと予定を合わせることができなかった。
でも今日は、たまたまお休みがもらえたんだそう!
楽しみすぎて、昨日なかなか眠れなかった。
熱い太陽が照りつけるけど、わたしの足取りは軽かった。
りっくんと待ち合わせている駅に到着。
集合場所の目印になる大きな街路樹の下で待っていると――。
「しずくっ」
わたしを呼ぶ声がして、すぐさま振り返る。
そこに立っていたのは、キャップを深く被り、メガネをかけているりっくんだった。
「…あれ?りっくん、前からメガネなんてかけてたっけ?」
「これ、伊達メガネ」
「…伊達メガネ?でも、どうして?」
「一応、…変装」
コホンと咳払いをするりっくん。
ああ、そっか。
わたしの大好きな彼氏のりっくんは、人気モデルだったんだ。
幼なじみの感覚のままで、たまにそのことを忘れてしまうことがある。
「でも変装なら、もっとマスクとかもしたほうがいいんじゃないの?」
「せっかくのデートなのに、そんなだれだかわからなくなるくらいの変装なんてしたくねぇよ」
わたしとのデートは、なるべく素顔の自分をさらけ出したいんだそう。
「俺だって、できることなら変装なんかしたくないよ。…でも、楽しみにしてたしずくとのデートだから、だれにも気づかれずにゆっくり過ごしたいし」
りっくんも、この日のデートを楽しみにしてくれていたんだ。
それをファンのコに追っかけ回されちゃったら、元も子もないもんね。
変装はキャップと伊達メガネだけだけど、たったそれだけでも顔をまじまじと覗き込まれない限り、おそらくりっくんだとは気づかれることはないだろう。
それに、人気モデルが平凡に街に出歩いているなんて、だれが想像するだろうか。
しかも、彼女といっしょにいるなんて。
たぶん、その辺によくいるカップルにしか見られていないはず。
「でも、りっくんと付き合っていることは周りにはヒミツって…。なんだかドキドキするね」
モデルの律希に彼女がいるということは知られてはいけない。
そんな公にできない付き合いを嫌がるコもいるかもしれないけど、控えめなわたしはそれでいいと思っている。
わたしも学校で目立つのは困るから、りっくんと付き合っていることは芽依にしか話していない。
忘れたときの教科書の貸し借りなどはしたりするけど、それは付き合う前からやっていたこと。
ただ同じ小学校だったから、とくらいにしか思われていないだろう。
だからこそ、りっくんと廊下ですれ違うときは、お互いにしかわからないアイコンタクトを取ったりして、それがまたちょっぴりドキッとしたりする。
「じゃあ、そろそろ行くか」
「うん!」
わたしが改札口に向かって歩き出そうとすると、なぜかりっくんが腕を握って止めた。
キョトンとして振り向くと――。
「んっ」
そう言って、りっくんは自分の右手を差し出していた。
「…ん?手のひらに、なにかついてるの?」
りっくんの右手をまじまじと眺めるけど、とくに変わったことはない。
「違ぇよ。…こうだよっ」
りっくんは呆れたようにため息をつくと、差し出していた右手でわたしの左手を握った。
そして、指と指の間にりっくんが指を絡めてくる。
今、自分がされていることに…頭が真っ白になる。
だって…わたし。
りっくんと手を繋いでいる…!!
「…りっくんっ。周りに人がいるのに…恥ずかしいよ」
「こんなの、付き合ってたらフツーだろ?」
そう言って、りっくんは顎をクイクイと動かして合図をする。
見ると、通り過ぎるカップルたちは、みんな仲よさそうに手を繋いでいた。
りっくんと手を繋ぐのなんて…いつぶりだろう。
最後の記憶は…。
確か、小学2年生のときの遠足だったような。
当たり前たけど、りっくんの手はその頃よりも大きく、わたしの手を優しく包み込んでくれる。
「俺が目を離した隙に、しずくがいなくなったら困るから」
「そんな迷子みたいなことにはならないよ」
「いいんだよっ。俺がこうしていたいから、こうするんだよ」
りっくんは、離すまいとさらにギュッとわたしの手を握った。
「それに、手を繋いだくらいで恥ずかしがるなよ」
「…だって」
「俺たち、それよりも恥ずかしいこと…もうしてるのにっ?」
わたしの顔を覗き込んできたりっくんが、いたずらっぽく笑う。
手を繋ぐよりも…恥ずかしいこと。
『ダーメ。昨日はお預けくらったから、今日はむちゃくちゃに愛したい』
一瞬にして、林間学習のことが頭の中に蘇る。
思い出したら、また顔が熱くなってきた。
そんなわたしの反応を、りっくんは見逃さなかった。
「しずく、顔赤いぞ」
「…えっ!?そ…それは…」
恥ずかしさのあまり、手で顔を覆う。
そして、指の隙間からりっくんの様子を窺っていたら――。
りっくんだって、顔が少し赤かった。
「りっくんも…赤くなってるじゃん」
「…なっ」
珍しく動揺するりっくん。
やっぱり図星だ。
「…しょうがないだろ。しずくがあまりにもかわいかったんだからっ」
りっくんは顔を逸らすようにして手を握り直すと、わたしの手を引いて歩き出した。
わたしたちがやってきたのは、ショッピングモールに併設されている映画館。
ここで、去年放送されていた連続ドラマの続編の映画を見る予定となっている。
わたしは見てなかったんだけど、りっくんはそのドラマを毎週欠かさず見ていたらしい。
芽依も先週この映画を見に行ったと言っていて、おもしろかったと話していた。
隣同士の席を選択し、チケットを持って入場。
そして、お互いの間にポップコーンを置いて、2人でいっしょにシェアをした。
暗くなる映画館では、りっくんは変装のためのキャップや伊達メガネを外していた。
スクリーンのぼんやりとした明かりで照らされるりっくんの横顔を、わたしは気づかれないようにそっと見つめていた。
「どうだった?映画」
「おもしろかったよ!ドラマ見てない人でもわかる内容になってたし」
これは確かに、芽依が『見たほうがいい!』と推していただけのことはある。
「こんなにおもしろいなら、ドラマも見ておけばよかったなぁ」
今日は、天気のいい土曜日。
わたしは涼しげなワンピースに袖を通し、玄関でサンダルを履いた。
「それじゃあお母さん、いってきます!」
「もう行くの?暑いから気をつけなさいよ」
「うん!」
「りっくんとのデート、楽しんできてね~♪」
そう冷やかされ、わたしはカンカン帽を深く被って、照れた顔を隠した。
りっくんとお付き合いして、1ヶ月がたった。
付き合ってすぐに、りっくんといっしょにお母さんに報告。
驚いていたけど、ニヤニヤしながら喜んでくれた。
そして今日は、待ちに待った初デートの日!
普段、学校が休みの土日はモデルの撮影が入ることが多く、なかなかりっくんと予定を合わせることができなかった。
でも今日は、たまたまお休みがもらえたんだそう!
楽しみすぎて、昨日なかなか眠れなかった。
熱い太陽が照りつけるけど、わたしの足取りは軽かった。
りっくんと待ち合わせている駅に到着。
集合場所の目印になる大きな街路樹の下で待っていると――。
「しずくっ」
わたしを呼ぶ声がして、すぐさま振り返る。
そこに立っていたのは、キャップを深く被り、メガネをかけているりっくんだった。
「…あれ?りっくん、前からメガネなんてかけてたっけ?」
「これ、伊達メガネ」
「…伊達メガネ?でも、どうして?」
「一応、…変装」
コホンと咳払いをするりっくん。
ああ、そっか。
わたしの大好きな彼氏のりっくんは、人気モデルだったんだ。
幼なじみの感覚のままで、たまにそのことを忘れてしまうことがある。
「でも変装なら、もっとマスクとかもしたほうがいいんじゃないの?」
「せっかくのデートなのに、そんなだれだかわからなくなるくらいの変装なんてしたくねぇよ」
わたしとのデートは、なるべく素顔の自分をさらけ出したいんだそう。
「俺だって、できることなら変装なんかしたくないよ。…でも、楽しみにしてたしずくとのデートだから、だれにも気づかれずにゆっくり過ごしたいし」
りっくんも、この日のデートを楽しみにしてくれていたんだ。
それをファンのコに追っかけ回されちゃったら、元も子もないもんね。
変装はキャップと伊達メガネだけだけど、たったそれだけでも顔をまじまじと覗き込まれない限り、おそらくりっくんだとは気づかれることはないだろう。
それに、人気モデルが平凡に街に出歩いているなんて、だれが想像するだろうか。
しかも、彼女といっしょにいるなんて。
たぶん、その辺によくいるカップルにしか見られていないはず。
「でも、りっくんと付き合っていることは周りにはヒミツって…。なんだかドキドキするね」
モデルの律希に彼女がいるということは知られてはいけない。
そんな公にできない付き合いを嫌がるコもいるかもしれないけど、控えめなわたしはそれでいいと思っている。
わたしも学校で目立つのは困るから、りっくんと付き合っていることは芽依にしか話していない。
忘れたときの教科書の貸し借りなどはしたりするけど、それは付き合う前からやっていたこと。
ただ同じ小学校だったから、とくらいにしか思われていないだろう。
だからこそ、りっくんと廊下ですれ違うときは、お互いにしかわからないアイコンタクトを取ったりして、それがまたちょっぴりドキッとしたりする。
「じゃあ、そろそろ行くか」
「うん!」
わたしが改札口に向かって歩き出そうとすると、なぜかりっくんが腕を握って止めた。
キョトンとして振り向くと――。
「んっ」
そう言って、りっくんは自分の右手を差し出していた。
「…ん?手のひらに、なにかついてるの?」
りっくんの右手をまじまじと眺めるけど、とくに変わったことはない。
「違ぇよ。…こうだよっ」
りっくんは呆れたようにため息をつくと、差し出していた右手でわたしの左手を握った。
そして、指と指の間にりっくんが指を絡めてくる。
今、自分がされていることに…頭が真っ白になる。
だって…わたし。
りっくんと手を繋いでいる…!!
「…りっくんっ。周りに人がいるのに…恥ずかしいよ」
「こんなの、付き合ってたらフツーだろ?」
そう言って、りっくんは顎をクイクイと動かして合図をする。
見ると、通り過ぎるカップルたちは、みんな仲よさそうに手を繋いでいた。
りっくんと手を繋ぐのなんて…いつぶりだろう。
最後の記憶は…。
確か、小学2年生のときの遠足だったような。
当たり前たけど、りっくんの手はその頃よりも大きく、わたしの手を優しく包み込んでくれる。
「俺が目を離した隙に、しずくがいなくなったら困るから」
「そんな迷子みたいなことにはならないよ」
「いいんだよっ。俺がこうしていたいから、こうするんだよ」
りっくんは、離すまいとさらにギュッとわたしの手を握った。
「それに、手を繋いだくらいで恥ずかしがるなよ」
「…だって」
「俺たち、それよりも恥ずかしいこと…もうしてるのにっ?」
わたしの顔を覗き込んできたりっくんが、いたずらっぽく笑う。
手を繋ぐよりも…恥ずかしいこと。
『ダーメ。昨日はお預けくらったから、今日はむちゃくちゃに愛したい』
一瞬にして、林間学習のことが頭の中に蘇る。
思い出したら、また顔が熱くなってきた。
そんなわたしの反応を、りっくんは見逃さなかった。
「しずく、顔赤いぞ」
「…えっ!?そ…それは…」
恥ずかしさのあまり、手で顔を覆う。
そして、指の隙間からりっくんの様子を窺っていたら――。
りっくんだって、顔が少し赤かった。
「りっくんも…赤くなってるじゃん」
「…なっ」
珍しく動揺するりっくん。
やっぱり図星だ。
「…しょうがないだろ。しずくがあまりにもかわいかったんだからっ」
りっくんは顔を逸らすようにして手を握り直すと、わたしの手を引いて歩き出した。
わたしたちがやってきたのは、ショッピングモールに併設されている映画館。
ここで、去年放送されていた連続ドラマの続編の映画を見る予定となっている。
わたしは見てなかったんだけど、りっくんはそのドラマを毎週欠かさず見ていたらしい。
芽依も先週この映画を見に行ったと言っていて、おもしろかったと話していた。
隣同士の席を選択し、チケットを持って入場。
そして、お互いの間にポップコーンを置いて、2人でいっしょにシェアをした。
暗くなる映画館では、りっくんは変装のためのキャップや伊達メガネを外していた。
スクリーンのぼんやりとした明かりで照らされるりっくんの横顔を、わたしは気づかれないようにそっと見つめていた。
「どうだった?映画」
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