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文化祭で愛を誓ったら
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「言っておくけど、俺も我慢してたんだからな。…本当は、しずくと文化祭まわりたかったのに」
「…そうだったの?」
「ああ。だから、来年は絶対に2人でまわろう」
――来年。
1年後のことなんて、どうなっているかわからない。
だけどりっくんは、わたしと過ごす未来をちゃんと考えてくれていた。
「うん!来年、絶対ねっ」
それがうれしくて、わたしは満面の笑みで応えた。
すると、なぜだか顔を背けるりっくん。
不思議に思って顔を覗き込むと、明り取りの窓から照らされたりっくんの頬は、少し赤く染まっていた。
「…ったく。俺の彼女は、どこまでかわいいんだよ」
そう小さく呟いたりっくんが、突然わたしの唇を奪った。
まるで小鳥が戯れるように、何度も何度も甘いキスを落としてくる。
わたしが息をする暇も与えてくれない。
りっくんのキスに、とろけて溺れそうになってしまう。
「ま…待って、りっくんっ」
わたしがそう言っても、りっくんのキスは止まらない。
「かわいすぎるしずくが悪い。イヤって言っても、やめないよ?」
いたずらっぽく微笑んだりっくんは、愛おしそうにわたしを抱きしめながらキスをしたのだった。
新聞部の人がどこへ行ったとか。
今が何時だとか、そんなことはもう関係なかった。
今日、いっしょに過ごせなかった時間を埋めるかのように、わたしとりっくんはこの狭い体育倉庫の中で甘い時間を過ごしたのだ。
その日の帰り道。
夕焼けの空の下、わたしたちは堂々と手を繋いで歩いていた。
「ねぇ、しずく。実は、お願いがあるんだけど」
「お願い?」
りっくんがそんなことを言ってくるなんて珍しい。
「わたしにできることだったら、なんでもいいよ」
そう言ってみると、りっくんの口角がニヤリと上がった。
「それじゃあ、お言葉に甘えて」
それを聞いて、わたしはしまったと後悔した。
『なんでもいいよ』とは言ってみたものの、無理難題だったら…どうしよう。
りっくんのこの表情から察すると、なんだか簡単なお願いごとではないような気がする…。
ゴクリとつばを飲み込み、りっくんの答えを待っていると――。
「…前から思ってたんだけど。俺のこと…名前で呼んでほしいんだ」
夕焼け色にりっくんの顔が染まる。
わたしは、一瞬キョトンとしてしまった。
てっきり、ものすごい無謀なお願いかと思っていたら、『名前で呼んでほしい』なんて。
「でもわたし、名前で読んでるよ?『りっくん』って」
「そんなの、あだ名みたいなものだろ」
「それじゃあ、ダメなの?」
「ああ。ちゃんと呼んでほしい。『律希』って」
――『律希』。
そういえば、物心ついたときからずっと『りっくん』だった。
『律希』だなんて、呼んだことがなかった。
「もう“幼なじみ”じゃないんだよ。俺は、しずくの“彼氏”なんだから」
『りっくん』は、幼なじみとしての呼び名。
だけど、その幼なじみだったりっくんは、今ではわたしの『彼氏』。
「…律希」
小さく呟いてみて、わたしのほうが恥ずかしくなってしまった。
りっくんのはずなのに、まるでりっくんじゃないみたい。
名前で呼んだだけで、こんなにもりっくんを男の子として意識してしまうなんてっ…。
真っ赤になった頬を隠すように、両手で顔を覆うわたし。
「すっげーうれしい。もっと呼んで」
りっくんが甘い声で、耳元で囁いてくる。
「で…できないよ。恥ずかしい…」
「そんなふうに恥ずかしがるしずくも大好き。もっといじめたくなる」
「や、やめてよっ…」
「じゃあ、もう1回だけ名前で呼んで?」
りっくんの吐息が耳にかかってくすぐったい。
こんな通学路のど真ん中で、甘い声で迫ってくるなんて…まるで拷問だ。
「り…律希、帰ろ…?」
りっくんの制服の袖をちょこんとつまんで、なんとか声を絞り出した。
そして、ゆっくりとりっくんを見上げると、満足したように笑みを見せた。
「しずくに名前で呼ばれるの、たまんない。それに、その仕草も。…誘ってるの?」
「ちっ…違うよ!」
「わかってるって!しずくの困る顔がかわいいから、ついついいじめたくなっちゃうだけ」
そんなことで毎回いじめられたら、たまったもんじゃない。
だけど、…りっくんならいいんだ。
…いや。
律希だから、いいんだ。
それから、1年後。
今日は、中学最後の三度目の文化祭。
「しずく、なに食べたい?」
「…ん~っと。わたあめかな?」
「えっ…。いきなり甘いもの…!?」
「うん。そう言う律希は?」
「やっぱり、まずはフランクフルトじゃない?」
わたしたちは、仲よく手を繋ぎながら文化祭を楽しんでいた。
律希は、相変わらずモデルの仕事が忙しそう。
だけど、この日だけは予定を空けてくれていた。
『来年は絶対に2人でまわろう』
1年前にした約束を覚えてくれていたから。
わたしはというと、少しずつだけど積極的になってきたような気がする。
控えめな自分を卒業したくて。
いつも律希に守られてばかりじゃなくて、ちゃんと律希にふさわしい彼女になりたくて。
芽依にならってファッション誌を読んで、オシャレの勉強をしたり。
今では、いろんなヘアアレンジができるようにった。
メイクは、律希に「しないで」と言われたから、普段はしていないけど…。
実は、家では練習していたりする。
そうして、徐々に自分を変えていったおかげだろうか…。
「その髪、かわい~!どうやって結んでるの?」
「私にもやってやって~♪」
女の子から話しかけられることが多くなり、自然と友達も増えていった。
周りからヘアアレンジをほめられるのは、とってもうれしい。
だけど、一番うれしいのは――。
「今日のしずくの髪型、すっげー俺の好み」
やっぱり、彼氏の律希にほめられたときだ。
それがまた、わたしの自信に繋がる。
「しずく、これ以上かわいくならないで。俺の心臓がもたない」
今日も律希は、わたしに甘く囁く。
そんな律希の襟元からは、シルバーのペアリングのネックレスがキラリと光る。
同じくわたしの襟元にも、ピンクゴールドに輝くペアリングのネックレスが。
幼なじみだったわたしの彼氏は、とってもクールだ。
だけど、そんな彼が本気になったら――。
まるでとろけそうなくらいの、甘い甘い毎日が待っていたのでした。
クールな幼なじみが本気になったら【完】
「…そうだったの?」
「ああ。だから、来年は絶対に2人でまわろう」
――来年。
1年後のことなんて、どうなっているかわからない。
だけどりっくんは、わたしと過ごす未来をちゃんと考えてくれていた。
「うん!来年、絶対ねっ」
それがうれしくて、わたしは満面の笑みで応えた。
すると、なぜだか顔を背けるりっくん。
不思議に思って顔を覗き込むと、明り取りの窓から照らされたりっくんの頬は、少し赤く染まっていた。
「…ったく。俺の彼女は、どこまでかわいいんだよ」
そう小さく呟いたりっくんが、突然わたしの唇を奪った。
まるで小鳥が戯れるように、何度も何度も甘いキスを落としてくる。
わたしが息をする暇も与えてくれない。
りっくんのキスに、とろけて溺れそうになってしまう。
「ま…待って、りっくんっ」
わたしがそう言っても、りっくんのキスは止まらない。
「かわいすぎるしずくが悪い。イヤって言っても、やめないよ?」
いたずらっぽく微笑んだりっくんは、愛おしそうにわたしを抱きしめながらキスをしたのだった。
新聞部の人がどこへ行ったとか。
今が何時だとか、そんなことはもう関係なかった。
今日、いっしょに過ごせなかった時間を埋めるかのように、わたしとりっくんはこの狭い体育倉庫の中で甘い時間を過ごしたのだ。
その日の帰り道。
夕焼けの空の下、わたしたちは堂々と手を繋いで歩いていた。
「ねぇ、しずく。実は、お願いがあるんだけど」
「お願い?」
りっくんがそんなことを言ってくるなんて珍しい。
「わたしにできることだったら、なんでもいいよ」
そう言ってみると、りっくんの口角がニヤリと上がった。
「それじゃあ、お言葉に甘えて」
それを聞いて、わたしはしまったと後悔した。
『なんでもいいよ』とは言ってみたものの、無理難題だったら…どうしよう。
りっくんのこの表情から察すると、なんだか簡単なお願いごとではないような気がする…。
ゴクリとつばを飲み込み、りっくんの答えを待っていると――。
「…前から思ってたんだけど。俺のこと…名前で呼んでほしいんだ」
夕焼け色にりっくんの顔が染まる。
わたしは、一瞬キョトンとしてしまった。
てっきり、ものすごい無謀なお願いかと思っていたら、『名前で呼んでほしい』なんて。
「でもわたし、名前で読んでるよ?『りっくん』って」
「そんなの、あだ名みたいなものだろ」
「それじゃあ、ダメなの?」
「ああ。ちゃんと呼んでほしい。『律希』って」
――『律希』。
そういえば、物心ついたときからずっと『りっくん』だった。
『律希』だなんて、呼んだことがなかった。
「もう“幼なじみ”じゃないんだよ。俺は、しずくの“彼氏”なんだから」
『りっくん』は、幼なじみとしての呼び名。
だけど、その幼なじみだったりっくんは、今ではわたしの『彼氏』。
「…律希」
小さく呟いてみて、わたしのほうが恥ずかしくなってしまった。
りっくんのはずなのに、まるでりっくんじゃないみたい。
名前で呼んだだけで、こんなにもりっくんを男の子として意識してしまうなんてっ…。
真っ赤になった頬を隠すように、両手で顔を覆うわたし。
「すっげーうれしい。もっと呼んで」
りっくんが甘い声で、耳元で囁いてくる。
「で…できないよ。恥ずかしい…」
「そんなふうに恥ずかしがるしずくも大好き。もっといじめたくなる」
「や、やめてよっ…」
「じゃあ、もう1回だけ名前で呼んで?」
りっくんの吐息が耳にかかってくすぐったい。
こんな通学路のど真ん中で、甘い声で迫ってくるなんて…まるで拷問だ。
「り…律希、帰ろ…?」
りっくんの制服の袖をちょこんとつまんで、なんとか声を絞り出した。
そして、ゆっくりとりっくんを見上げると、満足したように笑みを見せた。
「しずくに名前で呼ばれるの、たまんない。それに、その仕草も。…誘ってるの?」
「ちっ…違うよ!」
「わかってるって!しずくの困る顔がかわいいから、ついついいじめたくなっちゃうだけ」
そんなことで毎回いじめられたら、たまったもんじゃない。
だけど、…りっくんならいいんだ。
…いや。
律希だから、いいんだ。
それから、1年後。
今日は、中学最後の三度目の文化祭。
「しずく、なに食べたい?」
「…ん~っと。わたあめかな?」
「えっ…。いきなり甘いもの…!?」
「うん。そう言う律希は?」
「やっぱり、まずはフランクフルトじゃない?」
わたしたちは、仲よく手を繋ぎながら文化祭を楽しんでいた。
律希は、相変わらずモデルの仕事が忙しそう。
だけど、この日だけは予定を空けてくれていた。
『来年は絶対に2人でまわろう』
1年前にした約束を覚えてくれていたから。
わたしはというと、少しずつだけど積極的になってきたような気がする。
控えめな自分を卒業したくて。
いつも律希に守られてばかりじゃなくて、ちゃんと律希にふさわしい彼女になりたくて。
芽依にならってファッション誌を読んで、オシャレの勉強をしたり。
今では、いろんなヘアアレンジができるようにった。
メイクは、律希に「しないで」と言われたから、普段はしていないけど…。
実は、家では練習していたりする。
そうして、徐々に自分を変えていったおかげだろうか…。
「その髪、かわい~!どうやって結んでるの?」
「私にもやってやって~♪」
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周りからヘアアレンジをほめられるのは、とってもうれしい。
だけど、一番うれしいのは――。
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やっぱり、彼氏の律希にほめられたときだ。
それがまた、わたしの自信に繋がる。
「しずく、これ以上かわいくならないで。俺の心臓がもたない」
今日も律希は、わたしに甘く囁く。
そんな律希の襟元からは、シルバーのペアリングのネックレスがキラリと光る。
同じくわたしの襟元にも、ピンクゴールドに輝くペアリングのネックレスが。
幼なじみだったわたしの彼氏は、とってもクールだ。
だけど、そんな彼が本気になったら――。
まるでとろけそうなくらいの、甘い甘い毎日が待っていたのでした。
クールな幼なじみが本気になったら【完】
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