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54ロリですか?
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まだ20代になられたばかりの子息とは何度も、それこそ殿下と婚約する前に婚約の打診をされて、存命な義父がすげなく断っていらしたのを思い出す
ただの婚約の打診ならともかく、何かとエルグラム侯爵を乗っ取りに動く親族と誰が縁を結ぶと言うのか
1人息子の身に危険が及ぶのを未然に防ぐのは当たり前だし、養子の私が不幸になるのも案じてくれていた
殿下との婚約が決まりライアット家は私を諦めざるを得なかった。
義兄狙いはより不可能な事を解っていて未だあちらも打診が有るのは根性が凄い。
それだけ侯爵の地位、財力、そしてひいお婆様の降嫁した家と言うのは魅力的なのだ
後々、義父と国王陛下が殿下だけで無く、私の身を護る為の婚約でも有ったと聞いた時はお二人に頭が下がる想いで
「お初にお目に掛かります。わたくしレンファラン・エルグラムと申します」
ライオンが僅かに逸れて姿が見えると丁寧にお辞儀をした
息子のバードン伯爵は奥様とパーティー会場でお会いした事も有るが前伯爵とは意外にも初対面である
多分、義兄が前伯爵の居るパーティーに行かないようにしていたのだろう
「ふむ。傷物にしては悪く無い器量だな。生娘を抱くのは久しぶりだ、可愛がってやろう」
前伯爵の中では既に私で弄ぶのは確約したヴィジョンのようで、舌舐めずりする音が不快に響く
アホかな?
「皆にレンファと呼ばれているようだな、私はファランと呼んでやろう」
その瞬間、机を激しく叩きカップが落ち割れる音が鳴り響いた
「無礼者!かくも気高き淑女になんたる物言い、それが尊き国の主たる国王陛下より領地を賜った元伯爵の吐く言葉とは聞くも不快だ」
流石に驚いた。激しい怒りを隠さず、圧倒的上位ならではの物言いに伯爵もポカンとそちらを見て来客がどなたかを漸く理解したようで青褪める
「まさか王子殿下がいらっしゃるとは梅雨ほども思わず失礼しました。叔母に可愛がられ昔、こちらの家にも良く遊びに来て居たので本日は近くに来たついでに懐かしく足を運んだ次第でして」
全くの嘘である。義お婆様はご実家と上手く行かずに半分勘当状態なのを義お祖父様が気に掛け、迎い入れた過去を持つ為、亡くなるまで独り身になられても実家の乗っ取りを激しく抵抗されていた、と伯爵のお祖父様から聞いていた
また、ライアットの血を恥、お義母様に自身の物を一切残さぬよう、遺書を残していたのまでする徹底ぶりだと義兄に教えられて納得したのも最近の出来事だ
本当に可愛がられて居たなら伯爵のお祖父様があんな事を言う訳もない
ごちゃごちゃ言い訳をして居たが、何処かでもうすぐ国外に出られる15才の殿下を下に見て、この場を凌げば済むと考えているのがありありと顔に出ている
ただの婚約の打診ならともかく、何かとエルグラム侯爵を乗っ取りに動く親族と誰が縁を結ぶと言うのか
1人息子の身に危険が及ぶのを未然に防ぐのは当たり前だし、養子の私が不幸になるのも案じてくれていた
殿下との婚約が決まりライアット家は私を諦めざるを得なかった。
義兄狙いはより不可能な事を解っていて未だあちらも打診が有るのは根性が凄い。
それだけ侯爵の地位、財力、そしてひいお婆様の降嫁した家と言うのは魅力的なのだ
後々、義父と国王陛下が殿下だけで無く、私の身を護る為の婚約でも有ったと聞いた時はお二人に頭が下がる想いで
「お初にお目に掛かります。わたくしレンファラン・エルグラムと申します」
ライオンが僅かに逸れて姿が見えると丁寧にお辞儀をした
息子のバードン伯爵は奥様とパーティー会場でお会いした事も有るが前伯爵とは意外にも初対面である
多分、義兄が前伯爵の居るパーティーに行かないようにしていたのだろう
「ふむ。傷物にしては悪く無い器量だな。生娘を抱くのは久しぶりだ、可愛がってやろう」
前伯爵の中では既に私で弄ぶのは確約したヴィジョンのようで、舌舐めずりする音が不快に響く
アホかな?
「皆にレンファと呼ばれているようだな、私はファランと呼んでやろう」
その瞬間、机を激しく叩きカップが落ち割れる音が鳴り響いた
「無礼者!かくも気高き淑女になんたる物言い、それが尊き国の主たる国王陛下より領地を賜った元伯爵の吐く言葉とは聞くも不快だ」
流石に驚いた。激しい怒りを隠さず、圧倒的上位ならではの物言いに伯爵もポカンとそちらを見て来客がどなたかを漸く理解したようで青褪める
「まさか王子殿下がいらっしゃるとは梅雨ほども思わず失礼しました。叔母に可愛がられ昔、こちらの家にも良く遊びに来て居たので本日は近くに来たついでに懐かしく足を運んだ次第でして」
全くの嘘である。義お婆様はご実家と上手く行かずに半分勘当状態なのを義お祖父様が気に掛け、迎い入れた過去を持つ為、亡くなるまで独り身になられても実家の乗っ取りを激しく抵抗されていた、と伯爵のお祖父様から聞いていた
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本当に可愛がられて居たなら伯爵のお祖父様があんな事を言う訳もない
ごちゃごちゃ言い訳をして居たが、何処かでもうすぐ国外に出られる15才の殿下を下に見て、この場を凌げば済むと考えているのがありありと顔に出ている
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