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85 一方その頃【ミクル】
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薔薇咲き誇る庭園で高貴な令嬢三つ巴のお茶会が開かれた
一人はこの国の新しい妃殿下。側室になられたカサンドラ様
もう一人は王太子の婚約者で自身も公爵家と言う貴族の中でも間違い無く高貴な令嬢ラーナ様
そして私、隣国フォーレットの姫ミクル.フォーレット、ってね
私の好きな甘い紅茶葉を用意してくれて、お菓子も一口サイズのまるでおままごとで使うような可愛らしいサイズのクッキーが添えられている
花形で可愛い。見た目はそばぼうろかな?
紅茶は前世で好きだったマリアージュフレールのマルコポーロ似の味。
あの味を知ったのは何処だったか
うっかり前世に意識を飛ばしそうになるのも無理は無いと思うの♡私、姫なのに何故か笑顔の美女に詰められているのよ
なんでよ!?
「ミクル様の学園生活に少しでも手助け出来る事が有ればと思いまして」
って言われても何を目標で来たか何て言えないわ、強いて言えばハーレム。
なんならミカエリス王子をゲットしたい!とか、カサンドラ様の銀髪遺伝子をフォーレットは欲しがってる、とか妹令嬢をなんとか向こうに連れ帰れないか、とか
何にもッ言えないわ
「同世代の他国の王族方となっ仲良くなりたい、と思いまして」
えへへ、と可愛く笑って見せても誤魔化されてくれない
睨みこそされないが、瞳が笑っていないのよ
「カサンドラ様はその、良いんですか?」
口には出せないけど、王様が美丈夫とは言え父世代と結婚、しかも王妃王太子に加え、歳の変わらない義娘まで出来る未来は遠くない
なんならうちの叔父様のが良くない?歳の離れた叔父様まだ一応20代だよ?
来月行われる結婚式に向け各国から使者が参列するらしいから会ったら考えてくれないかな
実質、体調を崩され起き上がれ無い王妃様に代わって政務されてるカサンドラ様に言外にうちに来ません?と勧誘しても静かに微笑まれるだけだ
カサンドラ様がうちに来て銀髪産んでくれたらなー、叔父が次期皇帝になるしカサンドラ様も若いのに政務ばっかの生活からも開放されるし良いと思うんだよね
「あら姫様、心配無用でしてよ?カサンドラ様は初恋を実らせたばかりのウキウキな時期なのですわ」
にっこり笑顔の悪役令嬢、もといラーナ様
初恋?あのオジさんに?元婚約者のベルナンディウス様じゃなく?
不思議顔でカサンドラ様を見遣るが、カサンドラ様は軽くラーナ様を睨みつけてはいらっしゃるものの少し赤らめた頬にその話が真実で有ると証明していた
「幼い時より朝から晩まで通っていたのだからやって当たり前の顔をされる婚約者より少しでも出来る事が有ると褒めて下さる王に好印象を持つのは当然でしてよ?」
実質、既に婚姻されているけれど、何時か開放される時の為に白い婚姻だとか、気持ちの無い婚姻と言う城内の噂は間違いだったのだろうか?
母ちゃんも王は無体する方じゃないって言ってたから、体は綺麗な侭のがうちも有難いのだけど
「幼少期の私たちにまだ若い王が手離しで褒めて、帰りはお菓子を下さって毎日のように見送っていたから気持ちは少しは解りますけれど私たちはどちらも姪なのよ?息子の婚約者以前に可愛いに決まってますわ」
「それでも日々、実の親より長時間一緒で可愛がって下さったのだから好意は持ってしまうわ。しかも婚約者は貴女と違って淡白な方だったのよ?」
何故か目の前にいる美女同士の忌憚無い意見に寄る口論が発展してる
私、発端になりました?
「アリストテレスだって私に特に従姉妹以上は何の感情も無いわよ?最低限、婚約者としての義務をやっているだけよ」
そんな暴露を他国の姫の前でするのは如何なものでしょう…か!
アリストテレス様、ガード硬くてさ。話掛けても全然心開いてくれないの!私、ヒロインなのになんでよ?
ラーナ様が言うのが本当なら同族嫌悪で完璧主義の2人は反発し合う仲の筈だよ?なら、この愛くるしい私に落ちても良いじゃんね?
一人はこの国の新しい妃殿下。側室になられたカサンドラ様
もう一人は王太子の婚約者で自身も公爵家と言う貴族の中でも間違い無く高貴な令嬢ラーナ様
そして私、隣国フォーレットの姫ミクル.フォーレット、ってね
私の好きな甘い紅茶葉を用意してくれて、お菓子も一口サイズのまるでおままごとで使うような可愛らしいサイズのクッキーが添えられている
花形で可愛い。見た目はそばぼうろかな?
紅茶は前世で好きだったマリアージュフレールのマルコポーロ似の味。
あの味を知ったのは何処だったか
うっかり前世に意識を飛ばしそうになるのも無理は無いと思うの♡私、姫なのに何故か笑顔の美女に詰められているのよ
なんでよ!?
「ミクル様の学園生活に少しでも手助け出来る事が有ればと思いまして」
って言われても何を目標で来たか何て言えないわ、強いて言えばハーレム。
なんならミカエリス王子をゲットしたい!とか、カサンドラ様の銀髪遺伝子をフォーレットは欲しがってる、とか妹令嬢をなんとか向こうに連れ帰れないか、とか
何にもッ言えないわ
「同世代の他国の王族方となっ仲良くなりたい、と思いまして」
えへへ、と可愛く笑って見せても誤魔化されてくれない
睨みこそされないが、瞳が笑っていないのよ
「カサンドラ様はその、良いんですか?」
口には出せないけど、王様が美丈夫とは言え父世代と結婚、しかも王妃王太子に加え、歳の変わらない義娘まで出来る未来は遠くない
なんならうちの叔父様のが良くない?歳の離れた叔父様まだ一応20代だよ?
来月行われる結婚式に向け各国から使者が参列するらしいから会ったら考えてくれないかな
実質、体調を崩され起き上がれ無い王妃様に代わって政務されてるカサンドラ様に言外にうちに来ません?と勧誘しても静かに微笑まれるだけだ
カサンドラ様がうちに来て銀髪産んでくれたらなー、叔父が次期皇帝になるしカサンドラ様も若いのに政務ばっかの生活からも開放されるし良いと思うんだよね
「あら姫様、心配無用でしてよ?カサンドラ様は初恋を実らせたばかりのウキウキな時期なのですわ」
にっこり笑顔の悪役令嬢、もといラーナ様
初恋?あのオジさんに?元婚約者のベルナンディウス様じゃなく?
不思議顔でカサンドラ様を見遣るが、カサンドラ様は軽くラーナ様を睨みつけてはいらっしゃるものの少し赤らめた頬にその話が真実で有ると証明していた
「幼い時より朝から晩まで通っていたのだからやって当たり前の顔をされる婚約者より少しでも出来る事が有ると褒めて下さる王に好印象を持つのは当然でしてよ?」
実質、既に婚姻されているけれど、何時か開放される時の為に白い婚姻だとか、気持ちの無い婚姻と言う城内の噂は間違いだったのだろうか?
母ちゃんも王は無体する方じゃないって言ってたから、体は綺麗な侭のがうちも有難いのだけど
「幼少期の私たちにまだ若い王が手離しで褒めて、帰りはお菓子を下さって毎日のように見送っていたから気持ちは少しは解りますけれど私たちはどちらも姪なのよ?息子の婚約者以前に可愛いに決まってますわ」
「それでも日々、実の親より長時間一緒で可愛がって下さったのだから好意は持ってしまうわ。しかも婚約者は貴女と違って淡白な方だったのよ?」
何故か目の前にいる美女同士の忌憚無い意見に寄る口論が発展してる
私、発端になりました?
「アリストテレスだって私に特に従姉妹以上は何の感情も無いわよ?最低限、婚約者としての義務をやっているだけよ」
そんな暴露を他国の姫の前でするのは如何なものでしょう…か!
アリストテレス様、ガード硬くてさ。話掛けても全然心開いてくれないの!私、ヒロインなのになんでよ?
ラーナ様が言うのが本当なら同族嫌悪で完璧主義の2人は反発し合う仲の筈だよ?なら、この愛くるしい私に落ちても良いじゃんね?
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