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●149 続々瞳と眉唾話
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「つまり?」
「つまり、お前に婚約話が大量に来ている。自国はアリストが婚約者候補と発言した事で、もし婚約者にならなかったらどうか?程度だから一蹴したが、問題は他国だ」
「えっ?えっと、え?」
まさかのワードに混乱して無いお茶を飲む私。慌ててマーヤが足してくれた
「今、カサンドラ側妃殿下の祝賀会で他国の要人が来国されているだろう?その中でも特にフォーレットの皇弟殿下、アンザスタンの第二王子からの見合い話が強く王家へ要望されているそうだ」
苦虫を潰したような表情の義兄様。そんな事、全く知らなかった私はポカーンと口を開いてアホ面を晒した
…と言うか何時の間にか国内の話、無くなってますのね。第二王子殿下の為とは言え、驚きました
「すみません、もうルアージュなのにそんな迷惑を掛けていたなんて」
まるでメアドを知って頻繁に送る迷惑メールの如く、出資収入がエルグラムだからか、私がルアージュに移ったと知らない貴族から話が来てしまうのだろう
「レンから迷惑を掛けられた事は一切無い。ただ、話が他国にもなれば厄介なだけだ。普通の貴族なら関係無いで終わる話も皇国、帝国だと話は別だからな」
「王家なら自国の貴族に対する王令が一番効果有りますけれど、皇国の勅令、帝国の王命が有れば他国だとしても普通の貴族に拒否権は有りませんものね。一応、第二王子殿下の発言で王家へ打診と言う形になっているだけですね」
「まだ学園に入ったばかりだから年齢的に直ぐ婚姻が出来ないのはアリストも、と言う所で強引に拐われる事も無いだろうが、今後は更に強化が必要になるのと本当に癪だがアリストと仮婚約が必要になるだろう。フレデリカ夫人がマルチネット公爵に匿われていたように婚姻出来る歳までの仮処置だけどな」
憤る義兄様に息を飲み込んだ
私は私自身がどうとかは貴族として生かされた身として考え無いようにしていた。私だってミカエリス様となんて婚約したくなかったし、私だってミクル姫様の様に素直に生きたかった。
でも、貴族として衣食住を与えられ、優しい『家族』 も現世で恵まれた
前世も姉だけは特別で大切だったと思う。私が誰で幾つかまでは思い出せず、ただ感情だけが残り香を放ち胸を締め付けているのだから間違い無いだろう。
そして今、最も大切な『人』がこんなに心を砕いてくれているのだ
もうアニメの推しが、と言うなれば次元はとっくに越えた誰より大切な存在
例え家族に対する愛情だとしても自分を想って下さる事がこんなにも尊い。
溢れる涙をそのままに私は微笑み義兄を見詰めた
「第二王子殿下の婚約、お受け致します」と。
「つまり、お前に婚約話が大量に来ている。自国はアリストが婚約者候補と発言した事で、もし婚約者にならなかったらどうか?程度だから一蹴したが、問題は他国だ」
「えっ?えっと、え?」
まさかのワードに混乱して無いお茶を飲む私。慌ててマーヤが足してくれた
「今、カサンドラ側妃殿下の祝賀会で他国の要人が来国されているだろう?その中でも特にフォーレットの皇弟殿下、アンザスタンの第二王子からの見合い話が強く王家へ要望されているそうだ」
苦虫を潰したような表情の義兄様。そんな事、全く知らなかった私はポカーンと口を開いてアホ面を晒した
…と言うか何時の間にか国内の話、無くなってますのね。第二王子殿下の為とは言え、驚きました
「すみません、もうルアージュなのにそんな迷惑を掛けていたなんて」
まるでメアドを知って頻繁に送る迷惑メールの如く、出資収入がエルグラムだからか、私がルアージュに移ったと知らない貴族から話が来てしまうのだろう
「レンから迷惑を掛けられた事は一切無い。ただ、話が他国にもなれば厄介なだけだ。普通の貴族なら関係無いで終わる話も皇国、帝国だと話は別だからな」
「王家なら自国の貴族に対する王令が一番効果有りますけれど、皇国の勅令、帝国の王命が有れば他国だとしても普通の貴族に拒否権は有りませんものね。一応、第二王子殿下の発言で王家へ打診と言う形になっているだけですね」
「まだ学園に入ったばかりだから年齢的に直ぐ婚姻が出来ないのはアリストも、と言う所で強引に拐われる事も無いだろうが、今後は更に強化が必要になるのと本当に癪だがアリストと仮婚約が必要になるだろう。フレデリカ夫人がマルチネット公爵に匿われていたように婚姻出来る歳までの仮処置だけどな」
憤る義兄様に息を飲み込んだ
私は私自身がどうとかは貴族として生かされた身として考え無いようにしていた。私だってミカエリス様となんて婚約したくなかったし、私だってミクル姫様の様に素直に生きたかった。
でも、貴族として衣食住を与えられ、優しい『家族』 も現世で恵まれた
前世も姉だけは特別で大切だったと思う。私が誰で幾つかまでは思い出せず、ただ感情だけが残り香を放ち胸を締め付けているのだから間違い無いだろう。
そして今、最も大切な『人』がこんなに心を砕いてくれているのだ
もうアニメの推しが、と言うなれば次元はとっくに越えた誰より大切な存在
例え家族に対する愛情だとしても自分を想って下さる事がこんなにも尊い。
溢れる涙をそのままに私は微笑み義兄を見詰めた
「第二王子殿下の婚約、お受け致します」と。
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