87 / 87
七
74話 おれたちのこれから〜最終回①〜
しおりを挟む
その後のディナーは謎にしんみりとしてしまった為、場の雰囲気を切り替えるためにまた後で続きは開封しようと言うことになりとりあえずおれは新山さんからもらったプレゼントを荷物入れに仕舞った。
そしてその時になってようやく新山さんの手元に見覚えのある手紙が握られていることに気づき、おれは思わず声を上げた。急いで確認するとやはりカバンの奥に入れたはずに手紙がなかった為、今まさに新山さんが手にしているものが正真正銘おれが書いたものだと悟った。
「......えっと...。なんでそれを......。」
「あ、さっきプレゼントくれた時、くっついて鞄から出てきて床に落ちたから何かと思って拾ったら俺宛だったらしい。これ...もらってもいいやつ?」
「あ......う、うん。いい...やつ......あ、でもところどころ日本語下手なところあったりするかも。書いたいって思って思い浮かんだことそのまま書いたから...。」
顔を赤くしながらボソッとそう呟いた千隼は、気を紛らすためにデザートをバクバク頬張った。そんな千隼の様子を見て嬉しそう笑うと新山はうっとりと千隼からもらった手紙を眺めた。
最後にコースに付いていたデザートであるプレートが運ばれてきた時に店員さんが写真を撮ってくれた。少し照れくさい気もしたけれど、新山さんが店員さんと積極的に会話をしてくれたからとても助かった。
そして会計の伝票がテーブルに置かれ店員さんが個室のドアを閉めた時、新山さんがおれの手の上に自分の手を被せた。
「...このあと、××駅近くのホテル予約してんだけど......。厳しい、っすかね?」
突然の新山さんの話に驚いておれが顔をあげると、新山は耳を赤くしていて照れているようだった。
「......お泊まり?」
「当然。」
「...行きたい。」
まだ一緒にいられる喜びと初めての経験で心躍らせながらおれが笑って答えると新山さんもまた安心したように笑った。
「これ...俺も開けていい?」
ホテルに着き一段落すると、ディナー中に千隼から渡されたプレゼントを手に取り新山がそれを見せると、千隼は恥ずかしそうに頷いた。新山は丁寧にラッピングを外し小さな箱の蓋を開けた。
「...キーケース、?」
「うん、そう。」
「やば、めっちゃ嬉しい。つかセンス良すぎ。流石、俺の千隼くん。好みもわかってるの強すぎね?」
いつもの調子で千隼のことをベタ褒めするとその後で新山は「本当にありがとう。」と千隼に伝えた。そしてタイミングを伺うように一緒にもらった手紙に手を差しかけると、千隼はわかりやすくあたふたし「おれ先に風呂入る!」と言って急いでコンビニで買った下着の入った袋を持って行ってしまった。そんな千隼の様子を優しく笑って見届けると、新山はシンプルな便箋にびっしりと書かれた千隼からのメッセージを一文字一文字ゆっくりと読み始めた。
恥ずかしさと気まずさ120%すぎて、逃げるみたいに風呂に来てしまったけれどこれで良かったのだろうか。あの手紙には勢いも相まって今までずっと言いたかった事とかこれからの事、そしておれが新山さんに対して抱いてる気持ちが馬鹿正直にぎっしり書かれている。そんな激重メッセージを目の前で読まれるなんて流石のおれでも恥ずかシぬ。...いや分かってる。新山さんなら笑って受け入れてくれることを...。でもそうだとしてもそれを読み終えた後の新山さんに対しておれはどんな態度でどんな顔して話をすればいい?極論、シンプルに超絶気まずい雰囲気非回避すぎて話にならない。
そんなことを考えながら大きなため息を吐くと千隼は頭を洗った。
「......するかわかんないけど、一応...うん。もしもそう言う感じになった時、手間かけさせたら悪いし...。」
先ほどのコンビニでバレないように一緒に買ったローションを開けると適量手に出してナカを解した。
今までも数回ほど自分でやった事はあったけれど何度やってもこれは慣れない。新山さんがあんなにも慣れた感じでやっていること自体、むしろ尊敬する。上半身を倒して手を後ろに伸ばしなんとか一人で粘っているとガチャっとドアを開けて新山が風呂に入ってきた。
「っ!...なんで!?」
「わぁ~お...まじでサービスショットすぎじゃね。」
ドアを開けたと同時に中で行われていた状況を瞬時に理解した新山がそう言うと千隼はそのまま恥ずかしさのあまり、床に崩れ落ちた。下を向いた顔が上げられないでいると、新山は優しく甘い声で千隼の耳元で囁いた。
「...それの続き。俺がしていい?」
新山がそう言うと少し間が空いてから千隼は頷いた。
あれからことを済ませたおれたちはもう一度一緒にお風呂に入った。今度は湯船も沸かしてゆっくりと二人で。
湯船に入りおれのことを後ろから抱きしめていた新山さんは「あのさ。」と小さな声で話をし始めた。
「あの手紙の話...と言うかあれに対する返答。今話しても良さげ?」
「......いい、よ。」
一瞬悩んだけれど、ちょっと時間を置いてからおれがそう答えると新山さんはお礼を言ってから話を始めた。
「...実は千隼には言ってなかったけど卒業後の生活について家族とちょい話しててさ。結論から言うと就職しても最初の半年は実家から通うことになったよ。」
「え、なんで...?」
千隼が驚き後ろを振り返ると新山は温かい笑みを浮かべて優しい眼差しで千隼を見た。
「理由は色々あるんだけど...まぁ一番はその間に千隼も行きたい大学決まったりするでしょ?」
その言葉に千隼がぽかんと口を開けていると新山はあまり話を理解してない千隼の様子を見て一呼吸置いてから口を開いた。
「行きたい大学決まったらさ。千隼の通いやすいところらへんでいいから一緒に住もうよ。勿論、家賃とかその他諸々全部俺が持つんで千隼くんは身一つで来てもらえればいいんで。...どうっすかね?」
新山の話を聞いた千隼の目からは涙が溢れた。そんな千隼のことを慰めるように新山が更に強く抱きしめると千隼は「ほんとにいいの?」と言った。
「その方が絶対合格するってやる気出るべ?」
「......うん。出る...めっちゃ出る。ほんとにありがとう...嬉しい。」
ボロボロと涙を流す千隼の目元を手で拭うと新山は千隼の唇にキスをした。
「...ごめんね。手紙読むまで全然気づかなかった。俺すごい不安にさせちゃってたね。マジで本当に今後も別れる気ないし社会人と学生になったからと言って何か関係が変わることもないよ。就職してもし職場でいい人と出会ったらとか書いてあったけど、千隼くん以上にいい人なんていないしそんなに心配なら指輪一応ペアのやつあるから俺も自分の分同じの買って付けるよ。したら多少は心配要素減るっしょ?」
新山がそう言うと千隼は泣きながら笑って「じゃあおれもあげたのと同じキーケース自分の分買うね。」と言った。
おれの恋人は優しくて温かい。そしてほんのひと匙、抜けたところがあるそんな人。
でもそこがまた同じ人間なんだって安心ができるところでもある。
きっとこの先も上手くいかなかったり逆におれは彼を不安にさせたり傷つけることも少なからずあると思う。でもその度にこうやって彼の温もりに浸ることができればもうそれだけでおれは幸せだって思えるよ。
空白だったおれの人生そのものに綺麗な色彩を与えてくれた彼へ。
おれを見つけてくれてありがとう。
おれを選んでくれてありがとう。
おれを___。
今のおれを好きでいてくれてありがとう。
そしてその時になってようやく新山さんの手元に見覚えのある手紙が握られていることに気づき、おれは思わず声を上げた。急いで確認するとやはりカバンの奥に入れたはずに手紙がなかった為、今まさに新山さんが手にしているものが正真正銘おれが書いたものだと悟った。
「......えっと...。なんでそれを......。」
「あ、さっきプレゼントくれた時、くっついて鞄から出てきて床に落ちたから何かと思って拾ったら俺宛だったらしい。これ...もらってもいいやつ?」
「あ......う、うん。いい...やつ......あ、でもところどころ日本語下手なところあったりするかも。書いたいって思って思い浮かんだことそのまま書いたから...。」
顔を赤くしながらボソッとそう呟いた千隼は、気を紛らすためにデザートをバクバク頬張った。そんな千隼の様子を見て嬉しそう笑うと新山はうっとりと千隼からもらった手紙を眺めた。
最後にコースに付いていたデザートであるプレートが運ばれてきた時に店員さんが写真を撮ってくれた。少し照れくさい気もしたけれど、新山さんが店員さんと積極的に会話をしてくれたからとても助かった。
そして会計の伝票がテーブルに置かれ店員さんが個室のドアを閉めた時、新山さんがおれの手の上に自分の手を被せた。
「...このあと、××駅近くのホテル予約してんだけど......。厳しい、っすかね?」
突然の新山さんの話に驚いておれが顔をあげると、新山は耳を赤くしていて照れているようだった。
「......お泊まり?」
「当然。」
「...行きたい。」
まだ一緒にいられる喜びと初めての経験で心躍らせながらおれが笑って答えると新山さんもまた安心したように笑った。
「これ...俺も開けていい?」
ホテルに着き一段落すると、ディナー中に千隼から渡されたプレゼントを手に取り新山がそれを見せると、千隼は恥ずかしそうに頷いた。新山は丁寧にラッピングを外し小さな箱の蓋を開けた。
「...キーケース、?」
「うん、そう。」
「やば、めっちゃ嬉しい。つかセンス良すぎ。流石、俺の千隼くん。好みもわかってるの強すぎね?」
いつもの調子で千隼のことをベタ褒めするとその後で新山は「本当にありがとう。」と千隼に伝えた。そしてタイミングを伺うように一緒にもらった手紙に手を差しかけると、千隼はわかりやすくあたふたし「おれ先に風呂入る!」と言って急いでコンビニで買った下着の入った袋を持って行ってしまった。そんな千隼の様子を優しく笑って見届けると、新山はシンプルな便箋にびっしりと書かれた千隼からのメッセージを一文字一文字ゆっくりと読み始めた。
恥ずかしさと気まずさ120%すぎて、逃げるみたいに風呂に来てしまったけれどこれで良かったのだろうか。あの手紙には勢いも相まって今までずっと言いたかった事とかこれからの事、そしておれが新山さんに対して抱いてる気持ちが馬鹿正直にぎっしり書かれている。そんな激重メッセージを目の前で読まれるなんて流石のおれでも恥ずかシぬ。...いや分かってる。新山さんなら笑って受け入れてくれることを...。でもそうだとしてもそれを読み終えた後の新山さんに対しておれはどんな態度でどんな顔して話をすればいい?極論、シンプルに超絶気まずい雰囲気非回避すぎて話にならない。
そんなことを考えながら大きなため息を吐くと千隼は頭を洗った。
「......するかわかんないけど、一応...うん。もしもそう言う感じになった時、手間かけさせたら悪いし...。」
先ほどのコンビニでバレないように一緒に買ったローションを開けると適量手に出してナカを解した。
今までも数回ほど自分でやった事はあったけれど何度やってもこれは慣れない。新山さんがあんなにも慣れた感じでやっていること自体、むしろ尊敬する。上半身を倒して手を後ろに伸ばしなんとか一人で粘っているとガチャっとドアを開けて新山が風呂に入ってきた。
「っ!...なんで!?」
「わぁ~お...まじでサービスショットすぎじゃね。」
ドアを開けたと同時に中で行われていた状況を瞬時に理解した新山がそう言うと千隼はそのまま恥ずかしさのあまり、床に崩れ落ちた。下を向いた顔が上げられないでいると、新山は優しく甘い声で千隼の耳元で囁いた。
「...それの続き。俺がしていい?」
新山がそう言うと少し間が空いてから千隼は頷いた。
あれからことを済ませたおれたちはもう一度一緒にお風呂に入った。今度は湯船も沸かしてゆっくりと二人で。
湯船に入りおれのことを後ろから抱きしめていた新山さんは「あのさ。」と小さな声で話をし始めた。
「あの手紙の話...と言うかあれに対する返答。今話しても良さげ?」
「......いい、よ。」
一瞬悩んだけれど、ちょっと時間を置いてからおれがそう答えると新山さんはお礼を言ってから話を始めた。
「...実は千隼には言ってなかったけど卒業後の生活について家族とちょい話しててさ。結論から言うと就職しても最初の半年は実家から通うことになったよ。」
「え、なんで...?」
千隼が驚き後ろを振り返ると新山は温かい笑みを浮かべて優しい眼差しで千隼を見た。
「理由は色々あるんだけど...まぁ一番はその間に千隼も行きたい大学決まったりするでしょ?」
その言葉に千隼がぽかんと口を開けていると新山はあまり話を理解してない千隼の様子を見て一呼吸置いてから口を開いた。
「行きたい大学決まったらさ。千隼の通いやすいところらへんでいいから一緒に住もうよ。勿論、家賃とかその他諸々全部俺が持つんで千隼くんは身一つで来てもらえればいいんで。...どうっすかね?」
新山の話を聞いた千隼の目からは涙が溢れた。そんな千隼のことを慰めるように新山が更に強く抱きしめると千隼は「ほんとにいいの?」と言った。
「その方が絶対合格するってやる気出るべ?」
「......うん。出る...めっちゃ出る。ほんとにありがとう...嬉しい。」
ボロボロと涙を流す千隼の目元を手で拭うと新山は千隼の唇にキスをした。
「...ごめんね。手紙読むまで全然気づかなかった。俺すごい不安にさせちゃってたね。マジで本当に今後も別れる気ないし社会人と学生になったからと言って何か関係が変わることもないよ。就職してもし職場でいい人と出会ったらとか書いてあったけど、千隼くん以上にいい人なんていないしそんなに心配なら指輪一応ペアのやつあるから俺も自分の分同じの買って付けるよ。したら多少は心配要素減るっしょ?」
新山がそう言うと千隼は泣きながら笑って「じゃあおれもあげたのと同じキーケース自分の分買うね。」と言った。
おれの恋人は優しくて温かい。そしてほんのひと匙、抜けたところがあるそんな人。
でもそこがまた同じ人間なんだって安心ができるところでもある。
きっとこの先も上手くいかなかったり逆におれは彼を不安にさせたり傷つけることも少なからずあると思う。でもその度にこうやって彼の温もりに浸ることができればもうそれだけでおれは幸せだって思えるよ。
空白だったおれの人生そのものに綺麗な色彩を与えてくれた彼へ。
おれを見つけてくれてありがとう。
おれを選んでくれてありがとう。
おれを___。
今のおれを好きでいてくれてありがとう。
0
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
今日もBL営業カフェで働いています!?
卵丸
BL
ブラック企業の会社に嫌気がさして、退職した沢良宜 篤は給料が高い、男だけのカフェに面接を受けるが「腐男子ですか?」と聞かれて「腐男子ではない」と答えてしまい。改めて、説明文の「BLカフェ」と見てなかったので不採用と思っていたが次の日に採用通知が届き疑心暗鬼で初日バイトに向かうと、店長とBL営業をして腐女子のお客様を喜ばせて!?ノンケBL初心者のバイトと同性愛者の店長のノンケから始まるBLコメディ
※ 不定期更新です。
【完結】男の後輩に告白されたオレと、様子のおかしくなった幼なじみの話
須宮りんこ
BL
【あらすじ】
高校三年生の椿叶太には女子からモテまくりの幼なじみ・五十嵐青がいる。
二人は顔を合わせば絡む仲ではあるものの、叶太にとって青は生意気な幼なじみでしかない。
そんなある日、叶太は北村という一つ下の後輩・北村から告白される。
青いわく友達目線で見ても北村はいい奴らしい。しかも青とは違い、素直で礼儀正しい北村に叶太は好感を持つ。北村の希望もあって、まずは普通の先輩後輩として付き合いをはじめることに。
けれど叶太が北村に告白されたことを知った青の様子が、その日からおかしくなって――?
※本編完結済み。後日談連載中。
入社1ヶ月のワンコ系男子が、知らずのうちに射止めたのはイケメン社長!?
monteri
BL
CM制作会社の新入社員、藤白純太は入社1ヶ月で教育係の先輩が過労で倒れたため、特別なクライアントの担当を引き継ぐことになる。
そのクライアントは、女子禁制ミーハー厳禁の芸能事務所だった。
主人公の無知で純なところに、翻弄されたり、骨抜きにされるイケメン社長と、何も知らない純太がドキドキするお話です。
※今回の表紙はAI生成です
バツイチ上司が、地味な僕を特別扱いしてくる
衣草 薫
BL
理性的でクールなバツイチ上司・桐原恒一は、過去の失敗から、もう誰も必要としないと決めて生きてきた。
男が好きだという事実を隠し、「期待しなければ傷つかない」と思い込んできた部下・葉山直。
すれ違いと誤解の果てに、直が職場を去ろうとしたとき、恒一は初めて“追いかける”ことを選ぶ。
選ばれないと信じてきた直と、逃げないと決めた恒一。
二人の距離が近づくことで、直は「ここにいていい」と思える場所を見つけていく。
元ノンケ上司×自己肯定感低め部下の社会人BL。※ハッピーエンド保証。
【完結】毎日きみに恋してる
藤吉めぐみ
BL
青春BLカップ1次選考通過しておりました!
応援ありがとうございました!
*******************
その日、澤下壱月は王子様に恋をした――
高校の頃、王子と異名をとっていた楽(がく)に恋した壱月(いづき)。
見ているだけでいいと思っていたのに、ちょっとしたきっかけから友人になり、大学進学と同時にルームメイトになる。
けれど、恋愛模様が派手な楽の傍で暮らすのは、あまりにも辛い。
けれど離れられない。傍にいたい。特別でありたい。たくさんの行きずりの一人にはなりたくない。けれど――
このまま親友でいるか、勇気を持つかで揺れる壱月の切ない同居ライフ。
鬼上司と秘密の同居
なの
BL
恋人に裏切られ弱っていた会社員の小沢 海斗(おざわ かいと)25歳
幼馴染の悠人に助けられ馴染みのBARへ…
そのまま酔い潰れて目が覚めたら鬼上司と呼ばれている浅井 透(あさい とおる)32歳の部屋にいた…
いったい?…どうして?…こうなった?
「お前は俺のそばに居ろ。黙って愛されてればいい」
スパダリ、イケメン鬼上司×裏切られた傷心海斗は幸せを掴むことができるのか…
性描写には※を付けております。
【完結】※セーブポイントに入って一汁三菜の夕飯を頂いた勇者くんは体力が全回復します。
きのこいもむし
BL
ある日突然セーブポイントになってしまった自宅のクローゼットからダンジョン攻略中の勇者くんが出てきたので、一汁三菜の夕飯を作って一緒に食べようねみたいなお料理BLです。
自炊に目覚めた独身フリーターのアラサー男子(27)が、セーブポイントの中に入ると体力が全回復するタイプの勇者くん(19)を餌付けしてそれを肴に旨い酒を飲むだけの逆異世界転移もの。
食いしん坊わんこのローグライク系勇者×料理好きのセーブポイント系平凡受けの超ほんわかした感じの話です。
天の求婚
紅林
BL
太平天帝国では5年ほど前から第一天子と第二天子によって帝位継承争いが勃発していた。
主人公、新田大貴子爵は第二天子派として広く活動していた亡き父の跡を継いで一年前に子爵家を継いだ。しかし、フィラデルフィア合衆国との講和条約を取り付けた第一天子の功績が認められ次期帝位継承者は第一天子となり、派閥争いに負けた第二天子派は継承順位を下げられ、それに付き従った者の中には爵位剥奪のうえ、帝都江流波から追放された華族もいた
そして大貴もその例に漏れず、邸宅にて謹慎を申し付けられ現在は華族用の豪華な護送車で大天族の居城へと向かっていた
即位したての政権が安定していない君主と没落寸前の血筋だけは立派な純血華族の複雑な結婚事情を描いた物語
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる