不遇聖女様(男)は、国を捨てて闇落ちする覚悟を決めました!

ミクリ21

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8◆ラウロ視点

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セフィーロさんと衝撃の出会い(物理)から始まった、魔王様の養子生活。

とても快適です。

他の子供たちも、美味しい食事をお腹いっぱい食べて、元気に遊んで、お風呂に毎日入れて、暖かい清潔なベッドで寝て、セフィーロさんにすぐになついていましたよ。

ここは僕たちにとって、まさに楽園です。

ところで、僕は人間の国をざまぁしたいんですよね。

ほら、僕って闇落ちしていますから、害虫の国はしっかり駆除したいんですよ。

ふふふ、それに………もしかしたら、新しい聖女を7歳未満からみつけようとするかもしれないですからね。

被害者は増えない方がいいですよね!

下衆の考えなんて、実行の前に捻り潰してやりますよ。

しかし、僕だけで何ができると言われると、困るのが現状ですかね。

「というわけで、何かいい方法ありますか?」

セフィーロさんにちょっと相談です。

セフィーロさんは、麗しい微笑みを浮かべ……。

「全員去勢とかどうかしら?」

………麗しい微笑みで、魔王発言…わぁ素敵!

「一気にできるものなんですか?」

「できるわよ~♪坊やたちや、歴代の聖女たちのためなら、私頑張っちゃうんだから~!」

身体をクネクネさせている魔王様に、なんと頼もしいのかと感動してしまいましたよ。

え?

慈悲はないのかですか?

僕はだって、闇落ちしていますから慈悲なんて無いですよ………ふふふ。

闇落ちしたから仕方ないですよ。(ただし自称闇落ち)

では、去勢はするということで………ここはセフィーロさんに甘えて+αをおねだりしてみましょうか。

「セフィーロさん、大人はパイプカットも+αでお願いします」

「いいわよ~!任せてちょうだい!」

セフィーロさんが殺る気MAXなので、僕は違うことで何かできないか探しますよ。

ふふふ、楽しみですね。

どんな感じになるのか見物です。





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