灰かぶり君

渡里あずま

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SNSをする灰かぶり君

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カップリングなし。タイトル通り、出灰がSNSをする話です。



 去年はBL小説を書き、今年は調理師の専門学校の受験があったので、小説の更新は休んでいた。
 だけど、十一月。無事に、デュアル制度(昼は紹介先でバイト、夜は夜間部で勉強)のある調理師学校に合格出来たので、卒業までの間に小説を書く時間が出来た。
 そのタイミングを計っていたように、桃香さんがありがたい話を持ってきてくれた。正確には寮の個人スペースにいる時に、桃香さんが電話してきてくれた。

「学業に、支障をきたしたら大変だから! 今月中にプロットを上げて、締め切りは三月末で、発売は八月予定よ!」
「解りました」

 お嬢様の日常を書いた『天使の花園』三巻を出して貰えることになったんだ。しばらくリアルも小説も男ばっかりだったんで、しばらくは女の子のキャッキャウフフに癒されようと思う。
 そう思っていたら、スマートフォンの向こうの桃香さんから思いがけないことを言われた。

「実は、出灰君にSNSをやってほしいの」
「えすえぬえす」
「小説や新刊情報は勿論だけど、多少は日常についても書いて……とにかくまず出灰君、いや、三愛先生のことを知って貰おうと思うの」
「にちじょう……」

 衝撃のあまり、ひらがなでくり返した俺だけど――ふと、気になったことがあったんで桃香さんに聞いてみた。

「リアルBL王道学園の一コマですか?」
「……需要はあると思うけど、卒業するし。そこはいいかな?」
「それ以外の日常……」

 身バレするのは困るので、それ以外と聞いて安心する。と言うか多分、女性だと思われている俺が、男子校の日常を書いたらマズい気もする。
 だけど、それ以外の日常とくれば何だろう?

 ……その後、Twit〇erで作家垢を作った俺は、ひとまずiPh〇neで撮った料理の写真を載せ、反応があったのでレシピも追加し。
 反響が良かったので、小説の更新情報の合間に夕食やお菓子の写真を載せるようになり――ライトノベル関係以外に、主婦層や働いている女性にもフォローして貰えるようになった。



前回、近況ボードでお知らせしましたが、この話の公開も本編終了している為、今月まで。
今後はエブリスタとpixivに載せて、同人誌化する時は撤収します。長い間お付き合い、ありがとうございましたm(__)m
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