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どうしてこうなった?1
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「いい加減にして下さい」
両手と膝を立てた右足で、ガッチリガードしながら言った俺に、会長が目を丸くする。
でも、俺は油断しない。いや、そもそもが強引に連れ込まれたとは言え、こんな密室――観覧車で、会長と二人きりになった俺が悪いんだけど。
「俺は、会長様のことは好きじゃありません。だからキスされても嬉しくありません……まだ解りませんか? その目とか耳とかは、綺麗なだけの飾り物ですか?」
俺の上からどけてくれない会長に、ついつい口調がきつくなるのが解る。
いや、だって真白とか親衛隊なら解るけど、何で俺にまで手を出すよ。今日までほとんど接点ないだろうが。節操無しにも程があるだろう?
「……よ」
そんな俺の上から、ポツリと会長の呟きが落ちてくる。
何て言ったか聞き取れず、目線を上げると――ひどく悔しそうな表情をした会長が叫んだ。
「だったら……どうすれば、お前の飯とかお菓子食えるんだよ!?」
「…………は?」
「キスが駄目なら、金か!? クソッ、幾ら払えばいいんだっ」
勝手に話を進めてキレる会長に、俺はしばし黙った。それから何となく手を挙げて、会長に言ってやった。
「えっと……こういうことしなくても、普通に食わせろって言えばいいと思います」
※
「土曜日、弁当作って来い」
確かに一昨日の朝、Sクラスに来た会長にそう言われた。
だけど逆に、それしか言わずに立ち去ったんで「真白に食べさせてる庶民料理を判定してやる」ってことかと思った。
「オレも食いたいっ」
「えっ? せっかく遊園地行くんだから、店で食べた方が」
「はーい、俺もー」
すると真白と一茶もそう言ってきたので、クラスメイト達から睨まれる中(スルーしたけど)俺の頭は会長から「多めに作ってくか」に切り替わった。
だって、二人が食べるってことはもれなくペアの刃金さんと緑野もついてくるだろうし。かー君や双子も乱入する可能性があるからな。
……早めに作って、冷凍出来るおかずは冷凍しておこう。うん。
そんな訳で、一昨日の夜から準備をし。
今朝、中身はほぼ弁当のみの鞄(容器は捨てられるのにしたから、帰りは軽い予定)を持って待ち合わせ前の正門に行ったら――途端に空青と海青に捕まり、俺はバスの最後尾へと連れて行かれた。
「「おはよう、出灰!」」
「……はよ」
「おはよう、りぃ君」
「おはよ……って俺、ここに来ていいのか?」
床全面絨毯張りだけならまだしも、コの字になっててシャンデリアにテーブルありとか、何だこのVIP席?
(いや、まあ、生徒会用の席なんだろうけど)
そんな席にどうして俺が、しかも双子と書記、あとかー君の間が何で空いてる?
「「だって出灰、会長のペアでしょ?」」
「ってそこ、一つしか空いてないよな? 俺は、前の方にでも」
「……座、る」
「うわっ!?」
「いらっしゃーい、お菓子食べるー?」
当然って言うばかりの双子の発言を却下し、離れようとしたんだが――その前に緑野に腕を引っ張られ、座らされた。
慌てて立ち上がろうとしたけど、それを制するようにかー君がポッキーを差し出してくる。
(何だ、こいつらの連係プレイ?)
助けを求める為、真白と一茶を探したけど――コの字の横部分に座った真白の横には副会長が陣取り、一茶はその向かい側に座ってニコニコ俺を眺めてた。
(……チッ、逃げられないか)
立っていても悪目立ちするんで俺は観念して座り、かー君がくれたポッキーを食べた。
一茶の隣には刃金さん、会長はその隣――っておい、良いのか? 何か会長寝てるけど、俺みたいな部外者が来て機嫌悪いんじゃないのか?
両手と膝を立てた右足で、ガッチリガードしながら言った俺に、会長が目を丸くする。
でも、俺は油断しない。いや、そもそもが強引に連れ込まれたとは言え、こんな密室――観覧車で、会長と二人きりになった俺が悪いんだけど。
「俺は、会長様のことは好きじゃありません。だからキスされても嬉しくありません……まだ解りませんか? その目とか耳とかは、綺麗なだけの飾り物ですか?」
俺の上からどけてくれない会長に、ついつい口調がきつくなるのが解る。
いや、だって真白とか親衛隊なら解るけど、何で俺にまで手を出すよ。今日までほとんど接点ないだろうが。節操無しにも程があるだろう?
「……よ」
そんな俺の上から、ポツリと会長の呟きが落ちてくる。
何て言ったか聞き取れず、目線を上げると――ひどく悔しそうな表情をした会長が叫んだ。
「だったら……どうすれば、お前の飯とかお菓子食えるんだよ!?」
「…………は?」
「キスが駄目なら、金か!? クソッ、幾ら払えばいいんだっ」
勝手に話を進めてキレる会長に、俺はしばし黙った。それから何となく手を挙げて、会長に言ってやった。
「えっと……こういうことしなくても、普通に食わせろって言えばいいと思います」
※
「土曜日、弁当作って来い」
確かに一昨日の朝、Sクラスに来た会長にそう言われた。
だけど逆に、それしか言わずに立ち去ったんで「真白に食べさせてる庶民料理を判定してやる」ってことかと思った。
「オレも食いたいっ」
「えっ? せっかく遊園地行くんだから、店で食べた方が」
「はーい、俺もー」
すると真白と一茶もそう言ってきたので、クラスメイト達から睨まれる中(スルーしたけど)俺の頭は会長から「多めに作ってくか」に切り替わった。
だって、二人が食べるってことはもれなくペアの刃金さんと緑野もついてくるだろうし。かー君や双子も乱入する可能性があるからな。
……早めに作って、冷凍出来るおかずは冷凍しておこう。うん。
そんな訳で、一昨日の夜から準備をし。
今朝、中身はほぼ弁当のみの鞄(容器は捨てられるのにしたから、帰りは軽い予定)を持って待ち合わせ前の正門に行ったら――途端に空青と海青に捕まり、俺はバスの最後尾へと連れて行かれた。
「「おはよう、出灰!」」
「……はよ」
「おはよう、りぃ君」
「おはよ……って俺、ここに来ていいのか?」
床全面絨毯張りだけならまだしも、コの字になっててシャンデリアにテーブルありとか、何だこのVIP席?
(いや、まあ、生徒会用の席なんだろうけど)
そんな席にどうして俺が、しかも双子と書記、あとかー君の間が何で空いてる?
「「だって出灰、会長のペアでしょ?」」
「ってそこ、一つしか空いてないよな? 俺は、前の方にでも」
「……座、る」
「うわっ!?」
「いらっしゃーい、お菓子食べるー?」
当然って言うばかりの双子の発言を却下し、離れようとしたんだが――その前に緑野に腕を引っ張られ、座らされた。
慌てて立ち上がろうとしたけど、それを制するようにかー君がポッキーを差し出してくる。
(何だ、こいつらの連係プレイ?)
助けを求める為、真白と一茶を探したけど――コの字の横部分に座った真白の横には副会長が陣取り、一茶はその向かい側に座ってニコニコ俺を眺めてた。
(……チッ、逃げられないか)
立っていても悪目立ちするんで俺は観念して座り、かー君がくれたポッキーを食べた。
一茶の隣には刃金さん、会長はその隣――っておい、良いのか? 何か会長寝てるけど、俺みたいな部外者が来て機嫌悪いんじゃないのか?
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