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~出世の章~ 『祝言編』 享禄二年(一五二九年)
第25話 遠江衆の力など必要ない
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「ご飯おかわりはいかがですか?」
菘に甘い声で聞かれ、すみませんと言って五郎八郎は空になった茶碗を手渡す。
祝言から二年。菘と五郎八郎の毎朝の光景である。
たまに喧嘩はするものの、翌日にはまたこの光景なのである。
これだけ仲睦まじいのだから、お世継ぎの誕生も間もなくだろうと皆期待している。
「殿と奥方様を見ていると、それがしもそろそろ嫁取りがしたいって思いますね」
五郎八郎たちを横目に朝食を食べている八郎二郎がぼそりと呟いた。
良い娘御を探してあげましょうと、かなり前から花月院が言ってくれているのだが一向に紹介してくれる気配が無いらしい。
なお、少し前から八郎二郎の茶碗は空である。
「権八みたいに露草殿を娶ったら良いでは無いか」
藤四郎に突然名前を出され権八が飯を噴き出した。
弥次郎も左様左様と頷いている。
「八郎二郎、悪い事は言わん。奥方様の侍女だけは止めておけ。奥方様経由で家の中の話が筒抜けになるぞ」
権八が真顔で警告すると、「夫婦喧嘩の原因までバラされたものな」と弥次郎が笑い出した。
菘がムッとした顔をし、「あの娘は口が堅い方です」と抗議した。
「女子の口が堅いという言葉など、商人が掘り出し物だというくらい信用ならんわ」
そう弥次郎が言うと、「そなたは寝言で別の女子の名を呼んだ事をバラされたものな」と藤四郎が笑い出した。
その年の年の瀬。五郎八郎は二人の人物を召し抱える事になった。
一人は常葉又六。齢十四。
父は堤城で家人をしており、三男という事で二俣の方にやってきて五郎八郎の近侍となっている。
もう一人は小栗弥三。齢十。
藤四郎の縁者らしく、五郎八郎の小姓を務めている。
昨今、二俣の地はどんどん人口が増えており、それに伴い兵も増えている。
そのため、中級指揮官をどんどん増やしていかないと戦で指揮系統が乱れてしまいかねない。そこで少しづつでも人を増やしていく必要があるのだ。
また、それにともない居住区が手狭になってきており、夏頃から城を平野部から鳥羽山の北の台地に新たに建て直している。
新城築城の指揮は弥次郎と篠瀬藤三郎という者にやってもらっている。
篠瀬藤三郎も藤四郎の縁者。齢は十六。
三人ともまだ若いが戦国の焔が猛る頃には良い武者に育ってくれている事だろう。
年が改まり駿府へ年賀の挨拶に向かう事になった。
相変わらず小学生の通学かのように天野安芸守と天野小四郎が一緒に行こうと言って家人を連れて誘いに来た。
今回から随員は八郎二郎ではなく小姓の小栗弥三を連れて行く事にした。
菘にしばしの別れを告げ広間に顔を出すと、弥三が安芸守と小四郎に良い様にからかわれていた。安芸守も小四郎も余程弥三が気に入ったらしく、道中ちゃんと勉学に励んでおるか、武芸の稽古に抜かりは無いかと何度も声をかけている。
駿府の今川館に到着すると既に父兵庫介は到着していて、顔を見せると非常に喜んでくれた。
父と二人で家中の方々に新年の挨拶まわりに行き、その後、五郎八郎だけで井伊宮内少輔と大沢左衛門佐に挨拶に伺った。
皆息災、そういう印象であったのだが一人寿桂尼だけが気分が優れぬようであった。
その理由はお館様への年賀の挨拶の場で判明した。
いつものように前の方に駿河衆、後方に遠江衆、末席に五郎八郎という感じで座る。平伏し、お館様の到着を待つ。
お館様が現れ、年賀の挨拶をしたそのすぐ後であった。突然、お館様が今年の方針を述べられると三浦上野介が言い出したのだった。
「これまで何かと母上の助力を受けてまいったが、今年からそれがしが主となって政を行ってゆく事となった。とはいえ、それがし一人でどうこうなる事ではない。皆の一層の力添えに期待する」
一同が平伏するとお館様は皆々を見渡し、さらに話を続けた。
「特にそれがしは駿河衆に期待しておる。遠江の者どもも駿河衆の足を引っ張らぬよう尽力せよ」
一同平伏したものの明らかに遠江衆の声は小さかった。
お館様が退席し駿河衆が退席しても、遠江衆は無念さで中々席を立てなかった。
匂坂六右衛門が拳を床に叩きつけて憤る。
「わざわざかような事を言う必要がどこにあったのか! 遠江衆の力など必要無いと宣言したようなものではないか!」
井伊宮内少輔が低い声で唸るように言った。何人かが宮内少輔に賛同して憤っている。
「三浦だ。あの者がお館様にそうやって親政を促したのだ」
寿桂尼様は今川家を一つの家として見てくれていた。先代のお館様も駿河衆を譜代、遠江衆を外様と蔑むきらいがあったが、それを事あるごとに窘めていた。譜代と外様を同じに扱えば駿河衆が不満に思い足元の統治が危うくなる。それはわかるが、だからと言って遠江衆を蔑むのは違うと諫言してくれていた。
「駿河衆はそれではどうにも納得ができぬのだ。自分たちが偉ぶるために身分の下の者が欲しいのだ」
堀越治部少輔が悔しさを滲ませると何人かが床を叩いた。
自室に戻り、先ほどの事、今後の事をじっと考えてこんでいた時だった。
「我が殿が五郎八郎様と少しお話がしたいと言っている」と、誰かの家人が訪ねてきた。
その家人に促されるままに部屋に向かうと、細身の男性が座って待っていた。葛山中務少輔であった。
井伊宮内少輔が言っていたように、顔は精悍というより能吏という感じ。話によると歳は四十代前半だという事だが、どこか具合が悪いのか肌の色艶がどことなく良くない。声も年齢からしたらかなり高齢に感じるしわがれ声である。
「お話があると伺いましたが?」
中務少輔は、無言でもっと近くに来るように扇子を振って促した。
促されるままに部屋の中に進むと、先ほどの家人が部屋を出て戸を閉めた。
「そなた、先ほどのお館様の発言をどう受け取った?」
間髪入れずに五郎八郎が回答する。
「どこかで鼻を明かしてやろうと思いました」
怒るでも憤るでもなく見返してやるという五郎八郎に中務少輔は楽しそうに笑い出した。
「若いなあ。だがその若さが羨ましい。若者はそうでなくてはな」
中務少輔は嬉しそうな顔で茶をずずと啜った。
「遠江衆が離反すれば駿河は丸裸になるというに。なぜそんな簡単な事がわからぬのか……」
中務少輔は湯飲みに立った茶柱をじっと見つめて呟いた。
突然、中務少輔は何かを思い出したかのように鋭い視線を五郎八郎に向ける。
「一つ聞く。そなたは人を統べる者に最も重要な事は何であると考える?」
五郎八郎は突然難しい事を聞かれ腕を組んで考え込んだ。
頭に浮かんだのは『南総里見八犬伝』に出てくる八文字であった。仁、義、礼、智、忠、信、孝、悌。
「色々あるとは思いますが、一番は『信』ではないでしょうか?」
五郎八郎の回答に中務少輔は非常に驚いた顔をした。
「そうか……我が父宗瑞入道と同じ事を申すのだな。それがしは『義』だと言ったのだ。義で人が付いて来るかと父上には散々に馬鹿にされたがな。以前、そなたの兄山城にも同じ質問をした。山城は『仁』だと答えたよ」
五郎八郎は一瞬眉をピクリと動かし黙って聞き続けた。
「子供の頃の話だ。父上に問われ北条の兄上は『利』だと答えた。それではそなたの次の代はさぞ苦労するであろうと、父宗瑞入道は苦々しい顔で糾弾した」
懐かしい話だと中務少輔が笑う。
ふと五郎八郎の湯飲みが目に入ったらしい。
「先ほどから茶に手を付けぬが、毒殺でも恐れているのか?」
五郎八郎が唇を噛んで黙っている事で中務少輔は何かを察したらしい。
「そうか、あの後山城はすぐに身罷ったのだったな。はっきり言うておくが、それがしは毒など盛ってはおらんぞ? それがしは単に、遠江衆と手を切れと忠言しただけだ。それがしは昔からあの者の真っ直ぐさが好きでな」
「駿河衆、遠江衆、どちらからも睨まれている現状が不憫でならなかった」と中務少輔は言った。
だが山城守はそれに憤慨し部屋を出て行ってしまったらしい。
中務少輔は五郎八郎のために淹れたお茶を手にすると、ずずと啜った。
「そもそも本気で毒殺しようと思うなら、わざわざ呼び寄せて毒を盛るなどという怪しまれる事をするわけがなかろう」と笑い出した。
「お館様の先ほどの感じでは、きっとこの先この家は大きく崩れるであろう。あれでは北条の兄上と張り合う事は難しいであろう。それがしが何とかしてやりたいところだが、それがし一人が気張ったところでな……」
中務少輔はその血色の悪い手で五郎八郎の手を取った。
「松井殿、色々と噂は聞いておる。わしの目に狂いが無ければ、きっとそなたは当家に無くてはならない人物になってゆくはずだ。そんなそなたを見込んで頼みがある」
「自分で何とかできる事なら」と言って五郎八郎は苦笑いした。
「大した事ではござらんよ。それがしと共にそなたにも中心となって今川家を盛り立ててもらいたいだけじゃ」
五郎八郎は静かに頷くと平伏して部屋を出た。
菘に甘い声で聞かれ、すみませんと言って五郎八郎は空になった茶碗を手渡す。
祝言から二年。菘と五郎八郎の毎朝の光景である。
たまに喧嘩はするものの、翌日にはまたこの光景なのである。
これだけ仲睦まじいのだから、お世継ぎの誕生も間もなくだろうと皆期待している。
「殿と奥方様を見ていると、それがしもそろそろ嫁取りがしたいって思いますね」
五郎八郎たちを横目に朝食を食べている八郎二郎がぼそりと呟いた。
良い娘御を探してあげましょうと、かなり前から花月院が言ってくれているのだが一向に紹介してくれる気配が無いらしい。
なお、少し前から八郎二郎の茶碗は空である。
「権八みたいに露草殿を娶ったら良いでは無いか」
藤四郎に突然名前を出され権八が飯を噴き出した。
弥次郎も左様左様と頷いている。
「八郎二郎、悪い事は言わん。奥方様の侍女だけは止めておけ。奥方様経由で家の中の話が筒抜けになるぞ」
権八が真顔で警告すると、「夫婦喧嘩の原因までバラされたものな」と弥次郎が笑い出した。
菘がムッとした顔をし、「あの娘は口が堅い方です」と抗議した。
「女子の口が堅いという言葉など、商人が掘り出し物だというくらい信用ならんわ」
そう弥次郎が言うと、「そなたは寝言で別の女子の名を呼んだ事をバラされたものな」と藤四郎が笑い出した。
その年の年の瀬。五郎八郎は二人の人物を召し抱える事になった。
一人は常葉又六。齢十四。
父は堤城で家人をしており、三男という事で二俣の方にやってきて五郎八郎の近侍となっている。
もう一人は小栗弥三。齢十。
藤四郎の縁者らしく、五郎八郎の小姓を務めている。
昨今、二俣の地はどんどん人口が増えており、それに伴い兵も増えている。
そのため、中級指揮官をどんどん増やしていかないと戦で指揮系統が乱れてしまいかねない。そこで少しづつでも人を増やしていく必要があるのだ。
また、それにともない居住区が手狭になってきており、夏頃から城を平野部から鳥羽山の北の台地に新たに建て直している。
新城築城の指揮は弥次郎と篠瀬藤三郎という者にやってもらっている。
篠瀬藤三郎も藤四郎の縁者。齢は十六。
三人ともまだ若いが戦国の焔が猛る頃には良い武者に育ってくれている事だろう。
年が改まり駿府へ年賀の挨拶に向かう事になった。
相変わらず小学生の通学かのように天野安芸守と天野小四郎が一緒に行こうと言って家人を連れて誘いに来た。
今回から随員は八郎二郎ではなく小姓の小栗弥三を連れて行く事にした。
菘にしばしの別れを告げ広間に顔を出すと、弥三が安芸守と小四郎に良い様にからかわれていた。安芸守も小四郎も余程弥三が気に入ったらしく、道中ちゃんと勉学に励んでおるか、武芸の稽古に抜かりは無いかと何度も声をかけている。
駿府の今川館に到着すると既に父兵庫介は到着していて、顔を見せると非常に喜んでくれた。
父と二人で家中の方々に新年の挨拶まわりに行き、その後、五郎八郎だけで井伊宮内少輔と大沢左衛門佐に挨拶に伺った。
皆息災、そういう印象であったのだが一人寿桂尼だけが気分が優れぬようであった。
その理由はお館様への年賀の挨拶の場で判明した。
いつものように前の方に駿河衆、後方に遠江衆、末席に五郎八郎という感じで座る。平伏し、お館様の到着を待つ。
お館様が現れ、年賀の挨拶をしたそのすぐ後であった。突然、お館様が今年の方針を述べられると三浦上野介が言い出したのだった。
「これまで何かと母上の助力を受けてまいったが、今年からそれがしが主となって政を行ってゆく事となった。とはいえ、それがし一人でどうこうなる事ではない。皆の一層の力添えに期待する」
一同が平伏するとお館様は皆々を見渡し、さらに話を続けた。
「特にそれがしは駿河衆に期待しておる。遠江の者どもも駿河衆の足を引っ張らぬよう尽力せよ」
一同平伏したものの明らかに遠江衆の声は小さかった。
お館様が退席し駿河衆が退席しても、遠江衆は無念さで中々席を立てなかった。
匂坂六右衛門が拳を床に叩きつけて憤る。
「わざわざかような事を言う必要がどこにあったのか! 遠江衆の力など必要無いと宣言したようなものではないか!」
井伊宮内少輔が低い声で唸るように言った。何人かが宮内少輔に賛同して憤っている。
「三浦だ。あの者がお館様にそうやって親政を促したのだ」
寿桂尼様は今川家を一つの家として見てくれていた。先代のお館様も駿河衆を譜代、遠江衆を外様と蔑むきらいがあったが、それを事あるごとに窘めていた。譜代と外様を同じに扱えば駿河衆が不満に思い足元の統治が危うくなる。それはわかるが、だからと言って遠江衆を蔑むのは違うと諫言してくれていた。
「駿河衆はそれではどうにも納得ができぬのだ。自分たちが偉ぶるために身分の下の者が欲しいのだ」
堀越治部少輔が悔しさを滲ませると何人かが床を叩いた。
自室に戻り、先ほどの事、今後の事をじっと考えてこんでいた時だった。
「我が殿が五郎八郎様と少しお話がしたいと言っている」と、誰かの家人が訪ねてきた。
その家人に促されるままに部屋に向かうと、細身の男性が座って待っていた。葛山中務少輔であった。
井伊宮内少輔が言っていたように、顔は精悍というより能吏という感じ。話によると歳は四十代前半だという事だが、どこか具合が悪いのか肌の色艶がどことなく良くない。声も年齢からしたらかなり高齢に感じるしわがれ声である。
「お話があると伺いましたが?」
中務少輔は、無言でもっと近くに来るように扇子を振って促した。
促されるままに部屋の中に進むと、先ほどの家人が部屋を出て戸を閉めた。
「そなた、先ほどのお館様の発言をどう受け取った?」
間髪入れずに五郎八郎が回答する。
「どこかで鼻を明かしてやろうと思いました」
怒るでも憤るでもなく見返してやるという五郎八郎に中務少輔は楽しそうに笑い出した。
「若いなあ。だがその若さが羨ましい。若者はそうでなくてはな」
中務少輔は嬉しそうな顔で茶をずずと啜った。
「遠江衆が離反すれば駿河は丸裸になるというに。なぜそんな簡単な事がわからぬのか……」
中務少輔は湯飲みに立った茶柱をじっと見つめて呟いた。
突然、中務少輔は何かを思い出したかのように鋭い視線を五郎八郎に向ける。
「一つ聞く。そなたは人を統べる者に最も重要な事は何であると考える?」
五郎八郎は突然難しい事を聞かれ腕を組んで考え込んだ。
頭に浮かんだのは『南総里見八犬伝』に出てくる八文字であった。仁、義、礼、智、忠、信、孝、悌。
「色々あるとは思いますが、一番は『信』ではないでしょうか?」
五郎八郎の回答に中務少輔は非常に驚いた顔をした。
「そうか……我が父宗瑞入道と同じ事を申すのだな。それがしは『義』だと言ったのだ。義で人が付いて来るかと父上には散々に馬鹿にされたがな。以前、そなたの兄山城にも同じ質問をした。山城は『仁』だと答えたよ」
五郎八郎は一瞬眉をピクリと動かし黙って聞き続けた。
「子供の頃の話だ。父上に問われ北条の兄上は『利』だと答えた。それではそなたの次の代はさぞ苦労するであろうと、父宗瑞入道は苦々しい顔で糾弾した」
懐かしい話だと中務少輔が笑う。
ふと五郎八郎の湯飲みが目に入ったらしい。
「先ほどから茶に手を付けぬが、毒殺でも恐れているのか?」
五郎八郎が唇を噛んで黙っている事で中務少輔は何かを察したらしい。
「そうか、あの後山城はすぐに身罷ったのだったな。はっきり言うておくが、それがしは毒など盛ってはおらんぞ? それがしは単に、遠江衆と手を切れと忠言しただけだ。それがしは昔からあの者の真っ直ぐさが好きでな」
「駿河衆、遠江衆、どちらからも睨まれている現状が不憫でならなかった」と中務少輔は言った。
だが山城守はそれに憤慨し部屋を出て行ってしまったらしい。
中務少輔は五郎八郎のために淹れたお茶を手にすると、ずずと啜った。
「そもそも本気で毒殺しようと思うなら、わざわざ呼び寄せて毒を盛るなどという怪しまれる事をするわけがなかろう」と笑い出した。
「お館様の先ほどの感じでは、きっとこの先この家は大きく崩れるであろう。あれでは北条の兄上と張り合う事は難しいであろう。それがしが何とかしてやりたいところだが、それがし一人が気張ったところでな……」
中務少輔はその血色の悪い手で五郎八郎の手を取った。
「松井殿、色々と噂は聞いておる。わしの目に狂いが無ければ、きっとそなたは当家に無くてはならない人物になってゆくはずだ。そんなそなたを見込んで頼みがある」
「自分で何とかできる事なら」と言って五郎八郎は苦笑いした。
「大した事ではござらんよ。それがしと共にそなたにも中心となって今川家を盛り立ててもらいたいだけじゃ」
五郎八郎は静かに頷くと平伏して部屋を出た。
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