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第4話 銀のペンダント
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スナイデルは理解不能のままだった。
まさか魔族を匿っていたという話は事実だったのか。
そのうちハロルドが放った炎が木造の小屋に燃え移り、やがて熱に染まっていく。
壁に立てかけていた剣をハロルドが手に取ろうとして、それをユリウスが妨害する。
顔を歪め、「ユリウスさん……ッ」とハロルドが憎々しそうに言う。
その直後、フードの男が彼の真後ろに立っていた。
ハロルドが血を吐く。
フードの男が剣を引くのと同時にぐらりと揺れ、倒れた。
どうにか起き上がろうと身じろぎ、しかしできないようだった。
そしてユリウスに呪うような視線を投げかける。
「……あなた、も……同じことを、した……くせに……」
「……報いは受ける覚悟だ」
ユリウスが告げて、斬撃を加える。
彼の瞳から輝きが失せ、呼吸の動きもなくなった。
人が絶命した瞬間を、スナイデルは初めて見た。
……彼は本当に狂人だったのだろうか。
どうして、ユリウスは魔族と共に現れたのだろうか。
轟々と燃えさかる炎の中で、スナイデルは怖くなっていた。ユリウスは何か悪いことをしたのではないか。どんなことがあっても自分は彼の味方だけれど、彼は「報いを受ける」と言っていた。
「ユ、ユリウス……」
「ああ……もう、大丈夫だよ」
言いながら彼が振り返って、体が竦んでしまった。火傷が酷い。火魔法を乱発する男にずっと立ち向かっていたのだ。風魔法で障壁を張っていたけれど、ハロルドの魔力のほうがはるかに上回っていた。
ここに現れた瞬間から傷だらけだったのに、これでは死んでしまう。
「か、回復魔法の使える人のところに」
動揺しながら駆け寄ろうとすると、フードの男が突然、「めんどくせえな」と言った。凄まじい速度で手を伸ばしてきて、瞬間、大事なペンダントを引きちぎられてしまう。
その直後、記憶が溢れ出した。
地下の牢獄で、「罠だ!」とユリウスが叫んでいる。直後に部屋のすみから白い光が強烈に放たれてくる。体が脱力して、全身に痛みのような不快なような苦痛が流れ込んできた。発光源は剣だった。それを握っているのは勇者ハロルドだ。さっきまで彼の気配はしなかったのに、どうして。床に魔道具が転がっている。それで魔力の気配を掻き消していたのだ。
「来ると思ってました」。彼は唇に弧を描いて言う。ふらついているヴォルチェを切り裂き、その後にスナイデルに近づいて組み伏せてきた。白い光がすぐ側で放たれ、激痛が走ってくる。
「ユリウスさんがね、こんな物をあなたに新しく用意していたんです」
ハロルドはもったいぶったように言う。
目の前には、真っさらな銀のペンダントがあった。
そこからの記憶がない。
……またしても、と思った。
戻ってきた記憶の影響で頭がガンガンと痛んでいる。
燃えさかる炎がわずらわしくて凍らせた。倒壊寸前だったロッジが、一瞬にして氷の小屋と化す。
そして、膝を付いていたヴォルチェを治療する。一瞬にして深い傷が完治し、ヴォルチェはほっと顔をやわらげたあと、自責の混ざった顔をした。
「……スナイデル……守れなくてゴメン……!」
「……俺こそ、巻き込んですまない」
彼が生きていて本当に良かった。彼にも家族がいるのだ。
「ヴォルチェがユリウスを牢獄から逃がしたのか?」
状況的に問うと、ヴォルチェは複雑そうに頷いた。
「ああ。おまえが連れ去られたあと、おまえと勇者の気配が途切れていて、何か知らないかと思って……」
「そうか……」
それからゾルグを見やる。
「おまえの目的は何だ。どうして勇者を討ちに来た」
すると、ゾルグは片側の口角を吊り上げるような笑みをした。
そしてあご先でユリウスを示しながら言う。
「依頼だよ。ソイツのな」
「……ユリウスの……?」
「報酬はコイツの隠し財産全てだ」
「は?」
そんなものがあったのか、と驚き、資産が凍結されているだろう状況でそれをゾルグに支払ったのか……とさらに驚いた。
ふたりはどこで知り合っていたのだろう。
「……約束の報酬だ」
ユリウスが懐から魔道具のカギを取り出し、ゾルグにゆるく投げる。
ゾルグはキャッチすると、リングに指を入れて上機嫌にくるんと回してから、手のひらに握った。そして「用は済んだ。今回はサヨナラだ」と告げて転移していく。
殺伐のした雰囲気の男が消えて少し安堵しながら、最後にユリウスに向き直った。
彼はだんだんぐったりとしており、立っているのが精いっぱいの様子だった。放っておけばじきに死ぬだろう。
「……ゾルグとはどこで知り合った」
「強い冒険者がいると聞いて……私が王都に招いた」
「……なんだと?」
「きみが、危ない討伐に行かないように……」
瞬間、ぞわっと背中に寒気のような喜びのような感覚が走っていた。
「――何を馬鹿な……」
動揺まじりに漏らすと、ユリウスは何も言わず睫毛を伏せた。
「……これまでの、申し開きはあるか」
どうにか冷静さを保って問うと、ユリウスは視線を落としたまま「無い」と答えた。
そしてスナイデルは気味の悪い魔力を発するペンダントを見やった。
「俺の居所を掴んだのは……あの銀のペンダントの機能か」
「……そうだ。きみの居場所を把握できるようにした……」
引きちぎられたペンダントは、今は床に投げ捨てられている。
「どうしてそんなことを」
「……きみの、全てを把握しておきたかった」
「なぜ」
「きみを……愛しているからだ」
そのとき、心の中に爆発しそうな怒りと、衝撃が入り乱れていた。
彼が憎らしくてたまらず、しかし嬉しさのようなものが込み上げてくる。息が浅くなってきて、殴りたいのか抱きしめたいのかわからず、ぎゅっと拳を握りしめる。
それから質問を続けた。
「あのペンダントは、いつから用意していた」
「……きみが、以前……屋敷から出て行くと言った直後に……」
「どうして、すぐに着けなかった」
「……きみの、心を……支配……したく、なくて……」
ユリウスはふらりとよろめいて、凍った床に崩れるように倒れた。
駆け寄りたいけれど、怒りもふつふつとたぎっている。
「……きれい事を――」
「……ああ……スナイ、デル……」
ユリウスは朦朧としている。
だんだん強くなる焦燥を、抑え込んで問う。
「4年前、魔族の俺を助けたのはなぜだ……!」
「……子供を……見殺しに、できなかった……」
「連れ帰って、ペンダントを着けた理由は……!」
「……美しくて……手元に置いて、起きたくなった……」
そこで、ヴォルチェが憤りに満ちた声を上げた。
「おい! もういいだろ、殺そう!」
スナイデルは何もかもに挟まれている気分になって、唇を噛んだ。
怒りと、憎しみと、愛おしさが競り合っている。
「俺は見世物ものじゃない……!」
「……そう、だな……」
ユリウスの目尻から涙が一筋、流れていく。
「……きみは、不器用で……がんばり屋な……少年、だった……」
「――知ったことを……!」
ユリウスは、涙しながら懺悔するように微笑んだ。
「……離してやれなくて……すまない……」
スナイデルの胸はとうとう弾けていた。彼の隣に膝を付いて、回復魔法を発動する。優しい光が溢れ出し、彼の体から火傷や傷が薄れて消えていく。
背後でヴォルチェが動揺した声を上げた。
「お……オイッ、このクソ野郎を助けるのか!?」
「……」
彼の反応は当然だ。
たしかにユリウスはクソ野郎で、憧れた存在とはかけ離れている。
けれど、自分も「ずっと一緒にいたい」と思っていたのだ。
傷が全て癒えて、ユリウスがゆっくりと上体を起こした。
そして信じられないという目でスナイデルを見つめてくる。
「スナイデル……」
治したものの、どうすればいいのかわからない。
けれど続いたユリウスの震える声を聞いて、決意が固まった。
「……お願いだ。どこにも行かないでくれ、スナイデル」
「……」
これが恋愛感情なのか、憧れなのかすらわからないけれど、彼の求めることなら何だって応えたいと思ってしまう。
「……一緒に行こう、ユリウス」
告げると、ユリウスは泣きそうな顔になって頷いた。そしてうつむいて、肩を小刻みに震わせた。
まさか魔族を匿っていたという話は事実だったのか。
そのうちハロルドが放った炎が木造の小屋に燃え移り、やがて熱に染まっていく。
壁に立てかけていた剣をハロルドが手に取ろうとして、それをユリウスが妨害する。
顔を歪め、「ユリウスさん……ッ」とハロルドが憎々しそうに言う。
その直後、フードの男が彼の真後ろに立っていた。
ハロルドが血を吐く。
フードの男が剣を引くのと同時にぐらりと揺れ、倒れた。
どうにか起き上がろうと身じろぎ、しかしできないようだった。
そしてユリウスに呪うような視線を投げかける。
「……あなた、も……同じことを、した……くせに……」
「……報いは受ける覚悟だ」
ユリウスが告げて、斬撃を加える。
彼の瞳から輝きが失せ、呼吸の動きもなくなった。
人が絶命した瞬間を、スナイデルは初めて見た。
……彼は本当に狂人だったのだろうか。
どうして、ユリウスは魔族と共に現れたのだろうか。
轟々と燃えさかる炎の中で、スナイデルは怖くなっていた。ユリウスは何か悪いことをしたのではないか。どんなことがあっても自分は彼の味方だけれど、彼は「報いを受ける」と言っていた。
「ユ、ユリウス……」
「ああ……もう、大丈夫だよ」
言いながら彼が振り返って、体が竦んでしまった。火傷が酷い。火魔法を乱発する男にずっと立ち向かっていたのだ。風魔法で障壁を張っていたけれど、ハロルドの魔力のほうがはるかに上回っていた。
ここに現れた瞬間から傷だらけだったのに、これでは死んでしまう。
「か、回復魔法の使える人のところに」
動揺しながら駆け寄ろうとすると、フードの男が突然、「めんどくせえな」と言った。凄まじい速度で手を伸ばしてきて、瞬間、大事なペンダントを引きちぎられてしまう。
その直後、記憶が溢れ出した。
地下の牢獄で、「罠だ!」とユリウスが叫んでいる。直後に部屋のすみから白い光が強烈に放たれてくる。体が脱力して、全身に痛みのような不快なような苦痛が流れ込んできた。発光源は剣だった。それを握っているのは勇者ハロルドだ。さっきまで彼の気配はしなかったのに、どうして。床に魔道具が転がっている。それで魔力の気配を掻き消していたのだ。
「来ると思ってました」。彼は唇に弧を描いて言う。ふらついているヴォルチェを切り裂き、その後にスナイデルに近づいて組み伏せてきた。白い光がすぐ側で放たれ、激痛が走ってくる。
「ユリウスさんがね、こんな物をあなたに新しく用意していたんです」
ハロルドはもったいぶったように言う。
目の前には、真っさらな銀のペンダントがあった。
そこからの記憶がない。
……またしても、と思った。
戻ってきた記憶の影響で頭がガンガンと痛んでいる。
燃えさかる炎がわずらわしくて凍らせた。倒壊寸前だったロッジが、一瞬にして氷の小屋と化す。
そして、膝を付いていたヴォルチェを治療する。一瞬にして深い傷が完治し、ヴォルチェはほっと顔をやわらげたあと、自責の混ざった顔をした。
「……スナイデル……守れなくてゴメン……!」
「……俺こそ、巻き込んですまない」
彼が生きていて本当に良かった。彼にも家族がいるのだ。
「ヴォルチェがユリウスを牢獄から逃がしたのか?」
状況的に問うと、ヴォルチェは複雑そうに頷いた。
「ああ。おまえが連れ去られたあと、おまえと勇者の気配が途切れていて、何か知らないかと思って……」
「そうか……」
それからゾルグを見やる。
「おまえの目的は何だ。どうして勇者を討ちに来た」
すると、ゾルグは片側の口角を吊り上げるような笑みをした。
そしてあご先でユリウスを示しながら言う。
「依頼だよ。ソイツのな」
「……ユリウスの……?」
「報酬はコイツの隠し財産全てだ」
「は?」
そんなものがあったのか、と驚き、資産が凍結されているだろう状況でそれをゾルグに支払ったのか……とさらに驚いた。
ふたりはどこで知り合っていたのだろう。
「……約束の報酬だ」
ユリウスが懐から魔道具のカギを取り出し、ゾルグにゆるく投げる。
ゾルグはキャッチすると、リングに指を入れて上機嫌にくるんと回してから、手のひらに握った。そして「用は済んだ。今回はサヨナラだ」と告げて転移していく。
殺伐のした雰囲気の男が消えて少し安堵しながら、最後にユリウスに向き直った。
彼はだんだんぐったりとしており、立っているのが精いっぱいの様子だった。放っておけばじきに死ぬだろう。
「……ゾルグとはどこで知り合った」
「強い冒険者がいると聞いて……私が王都に招いた」
「……なんだと?」
「きみが、危ない討伐に行かないように……」
瞬間、ぞわっと背中に寒気のような喜びのような感覚が走っていた。
「――何を馬鹿な……」
動揺まじりに漏らすと、ユリウスは何も言わず睫毛を伏せた。
「……これまでの、申し開きはあるか」
どうにか冷静さを保って問うと、ユリウスは視線を落としたまま「無い」と答えた。
そしてスナイデルは気味の悪い魔力を発するペンダントを見やった。
「俺の居所を掴んだのは……あの銀のペンダントの機能か」
「……そうだ。きみの居場所を把握できるようにした……」
引きちぎられたペンダントは、今は床に投げ捨てられている。
「どうしてそんなことを」
「……きみの、全てを把握しておきたかった」
「なぜ」
「きみを……愛しているからだ」
そのとき、心の中に爆発しそうな怒りと、衝撃が入り乱れていた。
彼が憎らしくてたまらず、しかし嬉しさのようなものが込み上げてくる。息が浅くなってきて、殴りたいのか抱きしめたいのかわからず、ぎゅっと拳を握りしめる。
それから質問を続けた。
「あのペンダントは、いつから用意していた」
「……きみが、以前……屋敷から出て行くと言った直後に……」
「どうして、すぐに着けなかった」
「……きみの、心を……支配……したく、なくて……」
ユリウスはふらりとよろめいて、凍った床に崩れるように倒れた。
駆け寄りたいけれど、怒りもふつふつとたぎっている。
「……きれい事を――」
「……ああ……スナイ、デル……」
ユリウスは朦朧としている。
だんだん強くなる焦燥を、抑え込んで問う。
「4年前、魔族の俺を助けたのはなぜだ……!」
「……子供を……見殺しに、できなかった……」
「連れ帰って、ペンダントを着けた理由は……!」
「……美しくて……手元に置いて、起きたくなった……」
そこで、ヴォルチェが憤りに満ちた声を上げた。
「おい! もういいだろ、殺そう!」
スナイデルは何もかもに挟まれている気分になって、唇を噛んだ。
怒りと、憎しみと、愛おしさが競り合っている。
「俺は見世物ものじゃない……!」
「……そう、だな……」
ユリウスの目尻から涙が一筋、流れていく。
「……きみは、不器用で……がんばり屋な……少年、だった……」
「――知ったことを……!」
ユリウスは、涙しながら懺悔するように微笑んだ。
「……離してやれなくて……すまない……」
スナイデルの胸はとうとう弾けていた。彼の隣に膝を付いて、回復魔法を発動する。優しい光が溢れ出し、彼の体から火傷や傷が薄れて消えていく。
背後でヴォルチェが動揺した声を上げた。
「お……オイッ、このクソ野郎を助けるのか!?」
「……」
彼の反応は当然だ。
たしかにユリウスはクソ野郎で、憧れた存在とはかけ離れている。
けれど、自分も「ずっと一緒にいたい」と思っていたのだ。
傷が全て癒えて、ユリウスがゆっくりと上体を起こした。
そして信じられないという目でスナイデルを見つめてくる。
「スナイデル……」
治したものの、どうすればいいのかわからない。
けれど続いたユリウスの震える声を聞いて、決意が固まった。
「……お願いだ。どこにも行かないでくれ、スナイデル」
「……」
これが恋愛感情なのか、憧れなのかすらわからないけれど、彼の求めることなら何だって応えたいと思ってしまう。
「……一緒に行こう、ユリウス」
告げると、ユリウスは泣きそうな顔になって頷いた。そしてうつむいて、肩を小刻みに震わせた。
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