診察室の午後<菜の花の丘編>その1

スピカナ

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第1章 サテライトオープン

14話  頼もしい勇者たち

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「なに??」 夏と声を揃えてしまった。

喜びすぎて、気持ちが少し焦っていたかもしれない。

桐生「医師はそれだけじゃないんですよ。小児科医からも応募が来ているんです」

「ええー?」

また二人で声を揃えてしまった。

履歴書を見せてもらうと、思わず声が漏れた。

「この人もすごいじゃないか?なんでこんなにうまくいくんだろう?」

笑いが止まらないとは、まさにこのことだ。

桐生「それだけだと思います?まだありますよ」

もう笑うしかなかった。

「わかったから、全部見せて」

桐生「やはり、優秀な医師と西村さん、そして優秀なナースが必要ですよね?」

理事「うんうん、そうそう。誰か良い人はいた?」

桐生「そうなんです。今回は募集人数も多いので、決められる人から来てもらわないと、本館が人手不足で困っているようです。

それで、外科医と小児科医が揃ったところで、ちょうど救急に強いナースからの応募があるんですよ」

「へえ~すごいねえ。わくわくしてきたよ」

桐生「小児科にいたナースもいますので、どうでしょう?すぐに来てもらって……今のナースには申し訳ないのですが、本館に移ってもらって、この人たちをサテライトに配置するのはどうでしょうか?」

理事「俺、賛成!」

ふっ、まったく。

「そうだね。サテのナースには『本館に移るなら今が最後のチャンス』って言って、移ってもらおうか」

理事「早く制服も手配しないといけないし、入ってもらえる日を調整して、空白が出ないようにしないとダメだね」

桐生「そうなんですよ。応募が来ているくらいですから、OKなら先に手続きを始めますよ」

「そうだね。そうしよう。面接も同じ日にしよう。

確認が取れたら、日にちを合わせてサテと本館で人員を交換しよう。

これを看護部長と師長にも見せないといけないね」

理事「問題は西村さんの説得だよ。どうする?」

「うん、早急に決めるべきことだね。とにかく先に部長と師長を呼んで、話をしておかないとダメだろうな」

理事「そうだね。引き受けてくれるかどうかも分からないし」

「そこだね。それと、今一度ナースの履歴書を見て頭に入れておこう。それから部長たちを呼ぼう」

理事「はい、了解です」

桐生「それとですね。監視カメラの件ですが、サテの3階にいても、サテの1階と本館の1階・2階が見られるようにした方が良いと思うんです。

同様に、サテの1階からは本館の1階・2階とサテの3階が見られるように。

もちろん、本館からもすべてが見られるようにすれば、状況把握がしやすくなると思うんですよね」

理事「はい、OK。すぐ電話します」

「はー……部長にトランプを持ってきてもらわないとダメだな」

「えっ?」

夏と桐生さんが声を揃えた。

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