203 / 357
第11章 新しいステージへ
201話 2号館・屋上花壇の手入れ
しおりを挟む
岩城からまた追加情報が来た。
結局、2号館の屋上庭園の花壇は、洋子さんに仕事が回ってきたんだって。
お母さんの積極的な推しが効いたらしい。
お父さんも「いいね」と思ったらしいけど、なんせ料理にくぎ付けだったらしくて。
きっと頭の中では「どうやって2号館につなげようか」と、構想でいっぱいだったんだと思う。
それで、岩城がなぜわざわざ言ってきたかというと——、
花壇の植え付けは洋子さんがやるけれど、日頃の手入れは誰がするのか?と洋子さんから聞かれたらしい。
「へっ??」……考えてなかった。
そうか、それはこっちが考えないといけないのか……が~ん。
そこで、夏や桐生さんとも話し合った結果、すべての清掃スタッフにアンケートを取ることにした。
庭仕事の経験年数や、屋上庭園で草花の手入れができるかどうか、自信がある人は手を挙げて!というわけだ。
庭仕事って、最低でも10年は必要らしい。
本当は「好きで15年以上やってる人が理想」と洋子さんは言っていた。
そこで、洋子さんにメールして希望条件を詳しく聞いた。
すると、丸1日やる必要はないとのこと。
野外の仕事だから、雨や強風の日はできない。
真夏の暑さでは早朝か夕方のみ。
冬は寒くて過酷になるので、日中の暖かい時間だけ。
……難しいねえ。天気に左右されるんだな。
そこで、庭仕事が得意な人は休憩室の仕事にして、庭に適した日は午前だけ交代で当番を決めることにした。
必要な作業は洋子さんから指示してもらい、庭仕事をする人たちで共有する。
これは誰か一番得意な人をリーダーにした方がまとまりそうだ。
夏も桐生さんも同じ意見だった。
さて、アンケートの結果——6人ほど名乗り出てくれた。
中には、自宅の庭に咲き乱れる花の写真まで添えてくれた人もいた。
もちろん合格だ!その人をリーダーに決定。
村上小夜子さんという、46歳の方。
洋子さんにその画像を添付して、リーダーに選んだことを伝えた。
すごく喜んでいたよ。「安心です」と言ってくれた。
は~、これでひとつ仕事が片付いた。
思わぬところで仕事が見つかるから、ほんと怖いよ。
桐生「そしたら、花の手入れをする道具を揃えないといけないですね。洋子さんにアドバイスをもらうか、買ってきてもらってもいいですけどね」
ああ~そうだった。それだね。確かに備品がいろいろ必要だ。
理事「洋子さんはプロなんだから、全部6人分買ってきてもらった方が早いよ」
出たー!セレブ流思考。なんでもプロに任せる。その通りだ。
「うん、メールで伝えておくよ」
結局、2号館の屋上庭園の花壇は、洋子さんに仕事が回ってきたんだって。
お母さんの積極的な推しが効いたらしい。
お父さんも「いいね」と思ったらしいけど、なんせ料理にくぎ付けだったらしくて。
きっと頭の中では「どうやって2号館につなげようか」と、構想でいっぱいだったんだと思う。
それで、岩城がなぜわざわざ言ってきたかというと——、
花壇の植え付けは洋子さんがやるけれど、日頃の手入れは誰がするのか?と洋子さんから聞かれたらしい。
「へっ??」……考えてなかった。
そうか、それはこっちが考えないといけないのか……が~ん。
そこで、夏や桐生さんとも話し合った結果、すべての清掃スタッフにアンケートを取ることにした。
庭仕事の経験年数や、屋上庭園で草花の手入れができるかどうか、自信がある人は手を挙げて!というわけだ。
庭仕事って、最低でも10年は必要らしい。
本当は「好きで15年以上やってる人が理想」と洋子さんは言っていた。
そこで、洋子さんにメールして希望条件を詳しく聞いた。
すると、丸1日やる必要はないとのこと。
野外の仕事だから、雨や強風の日はできない。
真夏の暑さでは早朝か夕方のみ。
冬は寒くて過酷になるので、日中の暖かい時間だけ。
……難しいねえ。天気に左右されるんだな。
そこで、庭仕事が得意な人は休憩室の仕事にして、庭に適した日は午前だけ交代で当番を決めることにした。
必要な作業は洋子さんから指示してもらい、庭仕事をする人たちで共有する。
これは誰か一番得意な人をリーダーにした方がまとまりそうだ。
夏も桐生さんも同じ意見だった。
さて、アンケートの結果——6人ほど名乗り出てくれた。
中には、自宅の庭に咲き乱れる花の写真まで添えてくれた人もいた。
もちろん合格だ!その人をリーダーに決定。
村上小夜子さんという、46歳の方。
洋子さんにその画像を添付して、リーダーに選んだことを伝えた。
すごく喜んでいたよ。「安心です」と言ってくれた。
は~、これでひとつ仕事が片付いた。
思わぬところで仕事が見つかるから、ほんと怖いよ。
桐生「そしたら、花の手入れをする道具を揃えないといけないですね。洋子さんにアドバイスをもらうか、買ってきてもらってもいいですけどね」
ああ~そうだった。それだね。確かに備品がいろいろ必要だ。
理事「洋子さんはプロなんだから、全部6人分買ってきてもらった方が早いよ」
出たー!セレブ流思考。なんでもプロに任せる。その通りだ。
「うん、メールで伝えておくよ」
4
あなたにおすすめの小説
大丈夫のその先は…
水姫
恋愛
実来はシングルマザーの母が再婚すると聞いた。母が嬉しそうにしているのを見るとこれまで苦労かけた分幸せになって欲しいと思う。
新しくできた父はよりにもよって医者だった。新しくできた兄たちも同様で…。
バレないように、バレないように。
「大丈夫だよ」
すいません。ゆっくりお待ち下さい。m(_ _)m
月弥総合病院
御月様(旧名 僕君☽☽︎)
キャラ文芸
月弥総合病院。極度の病院嫌いや完治が難しい疾患、診察、検査などの医療行為を拒否したり中々治療が進められない子を治療していく。
また、ここは凄腕の医師達が集まる病院。特にその中の計5人が圧倒的に遥か上回る実力を持ち、「白鳥」と呼ばれている。
(小児科のストーリー)医療に全然詳しく無いのでそれっぽく書いてます...!!
怒られるのが怖くて体調不良を言えない大人
こじらせた処女
BL
幼少期、風邪を引いて学校を休むと母親に怒られていた経験から、体調不良を誰かに伝えることが苦手になってしまった佐倉憂(さくらうい)。
しんどいことを訴えると仕事に行けないとヒステリックを起こされ怒られていたため、次第に我慢して学校に行くようになった。
「風邪をひくことは悪いこと」
社会人になって1人暮らしを始めてもその認識は治らないまま。多少の熱や頭痛があっても怒られることを危惧して出勤している。
とある日、いつものように会社に行って業務をこなしていた時。午前では無視できていただるけが無視できないものになっていた。
それでも、自己管理がなっていない、日頃ちゃんと体調管理が出来てない、そう怒られるのが怖くて、言えずにいると…?
網代さんを怒らせたい
霧内杳/眼鏡のさきっぽ
恋愛
「なあ。僕たち、付き合わないか?」
彼がなにを言っているのかわからなかった。
たったいま、私たちは恋愛できない体質かもしれないと告白しあったばかりなのに。
しかし彼曰く、これは練習なのらしい。
それっぽいことをしてみれば、恋がわかるかもしれない。
それでもダメなら、本当にそういう体質だったのだと諦めがつく。
それはそうかもしれないと、私は彼と付き合いはじめたのだけれど……。
和倉千代子(わくらちよこ) 23
建築デザイン会社『SkyEnd』勤務
デザイナー
黒髪パッツン前髪、おかっぱ頭であだ名は〝市松〟
ただし、そう呼ぶのは網代のみ
なんでもすぐに信じてしまい、いつも網代に騙されている
仕事も頑張る努力家
×
網代立生(あじろたつき) 28
建築デザイン会社『SkyEnd』勤務
営業兼事務
背が高く、一見優しげ
しかしけっこう慇懃無礼に毒を吐く
人の好き嫌いが激しい
常識の通じないヤツが大嫌い
恋愛のできないふたりの関係は恋に発展するのか……!?
俺様上司に今宵も激しく求められる。
美凪ましろ
恋愛
鉄面皮。無表情。一ミリも笑わない男。
蒔田一臣、あたしのひとつうえの上司。
ことあるごとに厳しくあたしを指導する、目の上のたんこぶみたいな男――だったはずが。
「おまえの顔、えっろい」
神様仏様どうしてあたしはこの男に今宵も激しく愛しこまれているのでしょう。
――2000年代初頭、IT系企業で懸命に働く新卒女子×厳しめの俺様男子との恋物語。
純愛以上、溺愛以上〜無愛想から始まった社長令息の豹変愛は彼女を甘く包み込む~
芙月みひろ
恋愛
保険会社の事務職として勤務する
早瀬佳奈26才。
友達に頼み込まれて行った飲み会で
腹立たしいほど無愛想な高原宗輔30才と出会う。
あまりの不愉快さに
二度と会いたくないと思っていたにも関わらず
再び仕事で顔を合わせることになる。
上司のパワハラめいた嫌がらせに悩まされていた中
ふと見せる彼の優しい一面に触れて
佳奈は次第に高原に心を傾け出す。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる