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第11章 新しいステージへ
218話 菜の花テラス寮・完成
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菜の花テラス寮は本日、5月25日10時に引き渡しとなる。
社長ご夫妻他、工事関係者や菜の花病院の関係者が集まった。
莉子も興味津々でもちろん来ている。新しいことは大好きだよね。
この菜の花テラスは鉄筋の3階建て。駅から徒歩5分。
駅裏の閑静な住宅地の中にある。
周囲と違和感がないように、グレージュのタイルの外壁。
温かみのある、シックなマンションといった風情。
広いエントランスが素敵だ。
駐車場は3台ほどだが、荷物の搬入には十分。
大きめの車寄せがあり、雨に濡れずに荷物を運べる。
周囲の樹木の植え込みも終わり、夜にはライトアップされるそうだ。
オートロックでセキュリティも万全。
社長が元大学の学生寮を改築してくれて、新築同様になった。
今はテラス前の土地にアネックスを建設中だ。
玄関のところには、小さいながらもテープカットの準備がされていた。
建築会社の方が気を利かせてくれたようだ。
社長が「一緒にカットしましょう」と言ってくれた。
夏も一緒に、3人でテープカットをさせてもらった。
パチパチと皆さんの拍手の中を建物の中へ。
夏「わー、めちゃめちゃきれいだね」
莉子「なんだかすごいね。寮だなんて思えないよ」
社長も「なかなかいいものが出来たねえ」と満足げな様子だった。
中はシンプルで、ほどよく高級感もある。改築とは思えないほどだ。
最初に入ると、すぎ管理人室の受付窓がある。
その後ろが、寮母さんの住む部屋になっている。
今日は寮母になる植村真理子さんも来ていて、本当にうれしそうだった。
入るとすぐにリビングダイニング。
その横には広めのキッチン。寮生も料理が出来るようになっている。
シンクやIHが二つずつ。大型冷蔵庫はすでに設置済み。
ここは業務用ではない。
翌年、アネックスが完成すれば、間は廊下でつながり、40名収容の大食堂ができる予定。
そこに業務用のキッチンが設置される。
このスペースは、ミーティングや交流の場にもなる。
1階の奥には、男女別のトイレ、洗面所、浴場がある。
2階と3階の個室はすべて同じ間取り。
ただ、狭いワンルームと聞いていたけれど、覗いてみるとすごく工夫されていた。
造り付けのクローゼット。扉を開くと、大きな鏡がドアの裏についている。
莉子「これ便利だよね?」と戸を開け閉めしていた。
笑ってしまう。うちにもあるのにさ。
何より、窓が掃き出しで大きく、バルコニーもあるから洗濯物が干せる。
台所も小さいけどちゃんとある。
ただし、バスルームはトイレ・洗面所と一体型。
入り口を入ると、左に天井までの靴入れ。右の扉を開けると洗濯機置き場。
上には棚がいくつかあって、収納も十分。
部屋の広さは8畳ほど。床は明るめの木調で、フローリング仕上げ。
もう完璧だね。明日にはカーテンが設置されるそうだ。
ただ、冷蔵庫は各自持参ということで、スペースだけが空けてあった。
屋上にはサンルームが2か所とウッドデッキのくつろげる場所があった。
そしてデッキのまわりに少し植栽もあった。
その他に大物が干せるようなサンルームの物干し場があった。
花粉対策にいいかもしれない。
夏「もう完璧なんじゃないの?」
莉子「だよね? 一人暮らしなら十分だと思うわ」
お母さん「私も今から一人暮らししたいなあ~」
社長に聞かれなくてよかった__。
とにかく、引き渡しは無事に終わり、社長の感謝の言葉で締めくくられた。
三枝さんは夢中で動画を撮影。写真は夏が担当。
動画をHPに流したら__困った。
ほとんどの人が「すぐ引っ越したい!」になってしまった。
地方の人は、夏のコンサートがあるから、その時に泊まれる場所が欲しいと思ったらしい。
まあ、部屋の割り当てはしてあるから、いつでも泊まるのは自由なんだけど……今入るならお金は取るぞ。
光熱費は1日でも1月分1万円で日割りなし。
掃除代は2日分で400円。ビジネスホテルより絶対安い。
家賃は無料だから。__失敗した。
もっと高くすればよかったかな?
社長ご夫妻他、工事関係者や菜の花病院の関係者が集まった。
莉子も興味津々でもちろん来ている。新しいことは大好きだよね。
この菜の花テラスは鉄筋の3階建て。駅から徒歩5分。
駅裏の閑静な住宅地の中にある。
周囲と違和感がないように、グレージュのタイルの外壁。
温かみのある、シックなマンションといった風情。
広いエントランスが素敵だ。
駐車場は3台ほどだが、荷物の搬入には十分。
大きめの車寄せがあり、雨に濡れずに荷物を運べる。
周囲の樹木の植え込みも終わり、夜にはライトアップされるそうだ。
オートロックでセキュリティも万全。
社長が元大学の学生寮を改築してくれて、新築同様になった。
今はテラス前の土地にアネックスを建設中だ。
玄関のところには、小さいながらもテープカットの準備がされていた。
建築会社の方が気を利かせてくれたようだ。
社長が「一緒にカットしましょう」と言ってくれた。
夏も一緒に、3人でテープカットをさせてもらった。
パチパチと皆さんの拍手の中を建物の中へ。
夏「わー、めちゃめちゃきれいだね」
莉子「なんだかすごいね。寮だなんて思えないよ」
社長も「なかなかいいものが出来たねえ」と満足げな様子だった。
中はシンプルで、ほどよく高級感もある。改築とは思えないほどだ。
最初に入ると、すぎ管理人室の受付窓がある。
その後ろが、寮母さんの住む部屋になっている。
今日は寮母になる植村真理子さんも来ていて、本当にうれしそうだった。
入るとすぐにリビングダイニング。
その横には広めのキッチン。寮生も料理が出来るようになっている。
シンクやIHが二つずつ。大型冷蔵庫はすでに設置済み。
ここは業務用ではない。
翌年、アネックスが完成すれば、間は廊下でつながり、40名収容の大食堂ができる予定。
そこに業務用のキッチンが設置される。
このスペースは、ミーティングや交流の場にもなる。
1階の奥には、男女別のトイレ、洗面所、浴場がある。
2階と3階の個室はすべて同じ間取り。
ただ、狭いワンルームと聞いていたけれど、覗いてみるとすごく工夫されていた。
造り付けのクローゼット。扉を開くと、大きな鏡がドアの裏についている。
莉子「これ便利だよね?」と戸を開け閉めしていた。
笑ってしまう。うちにもあるのにさ。
何より、窓が掃き出しで大きく、バルコニーもあるから洗濯物が干せる。
台所も小さいけどちゃんとある。
ただし、バスルームはトイレ・洗面所と一体型。
入り口を入ると、左に天井までの靴入れ。右の扉を開けると洗濯機置き場。
上には棚がいくつかあって、収納も十分。
部屋の広さは8畳ほど。床は明るめの木調で、フローリング仕上げ。
もう完璧だね。明日にはカーテンが設置されるそうだ。
ただ、冷蔵庫は各自持参ということで、スペースだけが空けてあった。
屋上にはサンルームが2か所とウッドデッキのくつろげる場所があった。
そしてデッキのまわりに少し植栽もあった。
その他に大物が干せるようなサンルームの物干し場があった。
花粉対策にいいかもしれない。
夏「もう完璧なんじゃないの?」
莉子「だよね? 一人暮らしなら十分だと思うわ」
お母さん「私も今から一人暮らししたいなあ~」
社長に聞かれなくてよかった__。
とにかく、引き渡しは無事に終わり、社長の感謝の言葉で締めくくられた。
三枝さんは夢中で動画を撮影。写真は夏が担当。
動画をHPに流したら__困った。
ほとんどの人が「すぐ引っ越したい!」になってしまった。
地方の人は、夏のコンサートがあるから、その時に泊まれる場所が欲しいと思ったらしい。
まあ、部屋の割り当てはしてあるから、いつでも泊まるのは自由なんだけど……今入るならお金は取るぞ。
光熱費は1日でも1月分1万円で日割りなし。
掃除代は2日分で400円。ビジネスホテルより絶対安い。
家賃は無料だから。__失敗した。
もっと高くすればよかったかな?
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