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第18章 回復と未来を目指して
346話 花井部長に叱られて
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朝礼が終わると、花井部長が俺と理事に「大事な話がある」と言ってきた。
ああ~、正直、聞きたくない。ややこしい話に決まっている。
とりあえず桐生さんも同席してもらい、院長室に集まった。
花井「今、院長がヴォクシブの件で忙しいのは分かっていますが、大問題があるんです。
すぐ診察室を3つ作ってください。将来的には最低でも10室ほど必要です。
院長も分かっていると思いますが、専攻医を3名受け入れるんですよね?
今のところ、問題なく受けられるのは精神科だけですよ。青山先生の横は防音室の個室になっているから、あそこなら精神科の専攻医を1名置けます。でも後はないんですよ。どうしますか?」
院長「……ああ~申し訳ない。そうなんですよねえ。もし作るとしたら4階の奥の静養室を改造するしかないですよね。あとはヴォクシブに新たな寮を用意して全部空けてもらって、そこで4室作るか。キッチンを処置室にするしかないですね」
花井「根本的にはですね、別に建物を作って整形外科とリハビリセンターに移ってもらうのがベストなんです。あと病棟も一緒にすれば随分楽になります。
そうすれば、今の整形外来を小児科の外来にすれば、専攻医を入れて隣の小児科の医師に指導医を頼めますし、あのリハビリセンターが移動してくれれば、あそこに4室は外来が出来ますよ。
2号館用に医師がいっぱいいるので、それは安心なんですが……いかんせん外来がどの科も1つしかないのは無理があります。本来なら外来の窓口が2つ3つあってもいいくらい医師が揃っているのに、本当に勿体ないですよ。
それと外科です。立派な外科医が揃っているのに外来が1つなんてあり得ない。勿体ないです。
あと内科医も同じ。病棟担当を入れたとしても、外来の受け入れがまだ全然足りません。
全体的にもっと見直してもらえませんか?これは理事にも社長にもお願いしたいんです」
俺も理事も何も言えない。もうグーの音も出ない。
全くその通りだ。ああ、つけが回ってきた……。
理事「えっと院長、俺が答えても良いですか?」
頷いた。大きな資金のかかる話だ。
理事「花井部長のおっしゃることはごもっともです。すべてに善処します。
新たに整形外科用に建物を用意します。
ただ、もしかしたら1年以上かかるかもしれませんので、至急、外来の部屋を出来るだけ増やします。
少々お時間をいただけますか?」
花井部長「はい、それで結構です。新たに建物を作るのに時間がかかるのは承知しています」
院長「すべて是正します。それで改造で間に合う外来の優先順位をリストでいただけますか?それから、2号館のシフトが間に合うようであれば、外来窓口があとどれくらい必要なのかを教えていただけますか?」
花井部長「はい、分かりました。すぐ送ります」
院長「ではそういうことでよろしくお願いします。本当に申し訳ありませんでした」
理事「ご不自由をおかけして申し訳ありませんでした」
二人で深々とお詫びした。花井部長は「ではよろしく」と言って部屋を後にした。
「……あ~あ、怒られた!」
理事「はあ~怒られたね」
桐生さんがふふっと笑った。
院長「専攻医の部屋を3つは作ろうと思ってたんだけど、4階の静養室を改造して、あとはあっちこっちずれていけば3室は出来るなと思ってたんだよね。でも別棟か……ああ~また増える……」
夏「やっぱりさ、ヴォクシブに寮を用意して出てもらわないと本館はパンクだよね。あそこが空けば3つの外来は出来るからさ。ダメだぁ~。戻すんじゃなかったね……失敗だよ。ゆとりの設計なんて、うちでは土台無理なんだよ」
院長「整形用に建物を建てればさ、送迎バスの駐車場も大きくいるし、大浴場も今パンクしてるから、ついでに作ってほしいし……ああ~また人を募集しないといけないのか? あーーー!病気になりたい……」
アハハハ、と桐生さんが笑った。
ああ~、正直、聞きたくない。ややこしい話に決まっている。
とりあえず桐生さんも同席してもらい、院長室に集まった。
花井「今、院長がヴォクシブの件で忙しいのは分かっていますが、大問題があるんです。
すぐ診察室を3つ作ってください。将来的には最低でも10室ほど必要です。
院長も分かっていると思いますが、専攻医を3名受け入れるんですよね?
今のところ、問題なく受けられるのは精神科だけですよ。青山先生の横は防音室の個室になっているから、あそこなら精神科の専攻医を1名置けます。でも後はないんですよ。どうしますか?」
院長「……ああ~申し訳ない。そうなんですよねえ。もし作るとしたら4階の奥の静養室を改造するしかないですよね。あとはヴォクシブに新たな寮を用意して全部空けてもらって、そこで4室作るか。キッチンを処置室にするしかないですね」
花井「根本的にはですね、別に建物を作って整形外科とリハビリセンターに移ってもらうのがベストなんです。あと病棟も一緒にすれば随分楽になります。
そうすれば、今の整形外来を小児科の外来にすれば、専攻医を入れて隣の小児科の医師に指導医を頼めますし、あのリハビリセンターが移動してくれれば、あそこに4室は外来が出来ますよ。
2号館用に医師がいっぱいいるので、それは安心なんですが……いかんせん外来がどの科も1つしかないのは無理があります。本来なら外来の窓口が2つ3つあってもいいくらい医師が揃っているのに、本当に勿体ないですよ。
それと外科です。立派な外科医が揃っているのに外来が1つなんてあり得ない。勿体ないです。
あと内科医も同じ。病棟担当を入れたとしても、外来の受け入れがまだ全然足りません。
全体的にもっと見直してもらえませんか?これは理事にも社長にもお願いしたいんです」
俺も理事も何も言えない。もうグーの音も出ない。
全くその通りだ。ああ、つけが回ってきた……。
理事「えっと院長、俺が答えても良いですか?」
頷いた。大きな資金のかかる話だ。
理事「花井部長のおっしゃることはごもっともです。すべてに善処します。
新たに整形外科用に建物を用意します。
ただ、もしかしたら1年以上かかるかもしれませんので、至急、外来の部屋を出来るだけ増やします。
少々お時間をいただけますか?」
花井部長「はい、それで結構です。新たに建物を作るのに時間がかかるのは承知しています」
院長「すべて是正します。それで改造で間に合う外来の優先順位をリストでいただけますか?それから、2号館のシフトが間に合うようであれば、外来窓口があとどれくらい必要なのかを教えていただけますか?」
花井部長「はい、分かりました。すぐ送ります」
院長「ではそういうことでよろしくお願いします。本当に申し訳ありませんでした」
理事「ご不自由をおかけして申し訳ありませんでした」
二人で深々とお詫びした。花井部長は「ではよろしく」と言って部屋を後にした。
「……あ~あ、怒られた!」
理事「はあ~怒られたね」
桐生さんがふふっと笑った。
院長「専攻医の部屋を3つは作ろうと思ってたんだけど、4階の静養室を改造して、あとはあっちこっちずれていけば3室は出来るなと思ってたんだよね。でも別棟か……ああ~また増える……」
夏「やっぱりさ、ヴォクシブに寮を用意して出てもらわないと本館はパンクだよね。あそこが空けば3つの外来は出来るからさ。ダメだぁ~。戻すんじゃなかったね……失敗だよ。ゆとりの設計なんて、うちでは土台無理なんだよ」
院長「整形用に建物を建てればさ、送迎バスの駐車場も大きくいるし、大浴場も今パンクしてるから、ついでに作ってほしいし……ああ~また人を募集しないといけないのか? あーーー!病気になりたい……」
アハハハ、と桐生さんが笑った。
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