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昊がはっきり断ったというのに、篠山はしつこかった。
昼休みになると昊のクラスに来て、一緒に弁当を食べようとする。昊が断っても引かないらしい。
見かねた夏樹が、四時限目の授業が終わるとすぐに、昊を空き教室へと連れ出してくれた。
俺もその教室に行き、しばらくは三人で食べていたけど、そのうちに颯大も加わって四人になった。
颯大とは小学一年の時からの友達だ。昊にもよく懐いている。一時は昊のことが好きなんじゃないかと勘ぐりもしたけど、好きは好きでも憧れの好きだった。そして、俺の気持ちを知る唯一の人物。俺が自分の気持ちを打ち明けた時、嫌がったり軽蔑したりせずに、真剣に聞いてくれて「報われないのは辛いよな」と慰めてくれた。本当に優しくて良い奴なんだ。
その颯大に空き教室で弁当を食べることになった流れを話すと、「俺も行く」と付いてきたのだ。
しばらくは平穏だった。篠山もようやく諦めたのか、昊のクラスに来ることも無くなった。
そして秋も深まる頃に、文化祭が開催された。
文化祭と言えば、定番の男女逆転メイド喫茶がある。だけど中学では飲食販売は禁止だ。
俺は厳しい校則に感謝した。マジでよかった。もしそんなもんが催されたら、絶対に昊は女装させられる。みんなが昊に惹かれてしまう。俺はなるべく、誰にも昊を見せたくないんだ。
結果中学生らしく、俺のクラスはお化け屋敷を、昊のクラスは迷路を作った。
文化祭当日、俺は昊と回りたかったし、そうしようと思っていた。だけど、どうしても休憩時間が合わない。
俺は不貞腐れながら颯人と受付に座っていた。すると見かねた颯人が、クラスの奴に休憩時間を変わってほしいと頼んでくれた。
俺はその人物を見て、少しだけ迷った。
俺のことを思って頼んでくれた颯人には感謝する。だけどなんでその子に頼んじゃうかな。その女子は、俺に告白してきた子だった。当然断ったのに、借りを作りたくはないんだよな…。
「青、よかったな!早く行けよ」
「あ…うん。悪いな」
でも颯人の好意とその子の善意を無下にはできない。
俺は颯人と女子に手を上げると、三年生の教室へと急いだ。
昼休みになると昊のクラスに来て、一緒に弁当を食べようとする。昊が断っても引かないらしい。
見かねた夏樹が、四時限目の授業が終わるとすぐに、昊を空き教室へと連れ出してくれた。
俺もその教室に行き、しばらくは三人で食べていたけど、そのうちに颯大も加わって四人になった。
颯大とは小学一年の時からの友達だ。昊にもよく懐いている。一時は昊のことが好きなんじゃないかと勘ぐりもしたけど、好きは好きでも憧れの好きだった。そして、俺の気持ちを知る唯一の人物。俺が自分の気持ちを打ち明けた時、嫌がったり軽蔑したりせずに、真剣に聞いてくれて「報われないのは辛いよな」と慰めてくれた。本当に優しくて良い奴なんだ。
その颯大に空き教室で弁当を食べることになった流れを話すと、「俺も行く」と付いてきたのだ。
しばらくは平穏だった。篠山もようやく諦めたのか、昊のクラスに来ることも無くなった。
そして秋も深まる頃に、文化祭が開催された。
文化祭と言えば、定番の男女逆転メイド喫茶がある。だけど中学では飲食販売は禁止だ。
俺は厳しい校則に感謝した。マジでよかった。もしそんなもんが催されたら、絶対に昊は女装させられる。みんなが昊に惹かれてしまう。俺はなるべく、誰にも昊を見せたくないんだ。
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俺のことを思って頼んでくれた颯人には感謝する。だけどなんでその子に頼んじゃうかな。その女子は、俺に告白してきた子だった。当然断ったのに、借りを作りたくはないんだよな…。
「青、よかったな!早く行けよ」
「あ…うん。悪いな」
でも颯人の好意とその子の善意を無下にはできない。
俺は颯人と女子に手を上げると、三年生の教室へと急いだ。
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