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深夜、トイレに起きた。
トイレから出て部屋に戻ろうとして、昊の部屋から灯りが漏れていることに気づく。
「起きてるの?」
ドア越しにそっと声をかけたけど、返事はない。物音も聞こえない。
俺は怒られる覚悟で、静かにドアを開ける。
昊が、スマホを握りしめたまま、ベッドで仰向けに眠っていた。
たぶん、スマホを見ていて寝落ちしたのだろう。
俺は足音を立てないよう、ゆっくりと歩き、ベッドに近づく。そして昊の顔を覗き込んで…キスをした。三年ぶりのキス。触れた唇から熱が伝わり、感動で身体が震えそうだ。
昊は身動ぎもしない。よほど疲れているのか、よく眠っている。でも、その疲れの原因が柊木のせいかと思うと、今度は怒りで身体が震え出す。怒りのままに、細い首にキスをする。
起きている時はじっくりと見れない顔を、穴があくほど見つめて、電気を消してドアを閉めた。そして自室に戻ると、怒りと昊に対する欲望を鎮めるために、硬くなった昂りを取り出し、昊の柔らかい唇や風呂上がりに見かけた白い肌を思い浮かべながら、自慰をした。
湿ったティッシュを丸めてゴミ箱に放り投げながら、長く息を吐き出す。
柊木に対しても、柊木に身体を許している昊に対しても腹が立ったから、昊の首に俺の跡をつけた。気づいた昊は、怒るだろう。俺のことを、軽蔑するかも。柊木はどうするのか。怒って俺の所に来ればいいのに。少しでも動揺すればいいのに。
「ははっ…」
俺は手で顔を覆った。自分が情けなくなり、乾いた笑いが出た。涙も出た。
こんなふうに、コソコソとすることしかできない。堂々と昊に好きだと言えない。昊を好きだと言えない。辛くてしんどい。昊は平気なのか?もう俺のこと、好きじゃない?だから柊木とつき合ってるの?
高校の卒業式の後に、大神先生から真剣に告白された。だけど断った。昊が好きだから。昊以外は無理だから。
でも、神山さんは女の子で、小さくて柔らかそうで、つき合ってみれば俺の気持ちも変わるかもしれない。颯人に相談したら「前に進むいいキッカケになるかもしれないし、つき合ってみては?」と背中を押された。それからもずっと悩んでいたけど、この辛い気持ちが少しでも楽になるなら、神山さんとつき合ってみようかな。俺が神山さんと一緒にいても、きっと昊は何とも思わないだろう。
トイレから出て部屋に戻ろうとして、昊の部屋から灯りが漏れていることに気づく。
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俺は怒られる覚悟で、静かにドアを開ける。
昊が、スマホを握りしめたまま、ベッドで仰向けに眠っていた。
たぶん、スマホを見ていて寝落ちしたのだろう。
俺は足音を立てないよう、ゆっくりと歩き、ベッドに近づく。そして昊の顔を覗き込んで…キスをした。三年ぶりのキス。触れた唇から熱が伝わり、感動で身体が震えそうだ。
昊は身動ぎもしない。よほど疲れているのか、よく眠っている。でも、その疲れの原因が柊木のせいかと思うと、今度は怒りで身体が震え出す。怒りのままに、細い首にキスをする。
起きている時はじっくりと見れない顔を、穴があくほど見つめて、電気を消してドアを閉めた。そして自室に戻ると、怒りと昊に対する欲望を鎮めるために、硬くなった昂りを取り出し、昊の柔らかい唇や風呂上がりに見かけた白い肌を思い浮かべながら、自慰をした。
湿ったティッシュを丸めてゴミ箱に放り投げながら、長く息を吐き出す。
柊木に対しても、柊木に身体を許している昊に対しても腹が立ったから、昊の首に俺の跡をつけた。気づいた昊は、怒るだろう。俺のことを、軽蔑するかも。柊木はどうするのか。怒って俺の所に来ればいいのに。少しでも動揺すればいいのに。
「ははっ…」
俺は手で顔を覆った。自分が情けなくなり、乾いた笑いが出た。涙も出た。
こんなふうに、コソコソとすることしかできない。堂々と昊に好きだと言えない。昊を好きだと言えない。辛くてしんどい。昊は平気なのか?もう俺のこと、好きじゃない?だから柊木とつき合ってるの?
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