113 / 124
113.休憩の終わりに
しおりを挟む
「日も暮れる」
「そうね」
半日も地上にいたのは久しぶりだった。ラジに言われなくても苦手な赤色に染まった空を見ればわかる。
もうじき、この一帯は闇一色になるだろう。
「ねぇ、私達はもうカブちゃんに戻るから、これでさよならなんだけど。どうするの?」
ステップに足をかけながら既に暗闇の林にむけて声をかけてみた。
「カブチャン?」
「ん?ああ、ザッガなんとかより良いでしょ。カブトムシだから、カブちゃん」
「……そうか」
モーさんや。聞いてきて解せぬみたいな顔しないでくれる?返事までの間がやたら長いし。
「反応ないって事で。じゃあ出発すると」
「待て」
暗闇から移動する音もなく現れたのは二人。
「出てきたっていう事は、会話をする気があるのよね?悪いけど、私は顔を見て会話をしたいんだけど」
リアンヌさんが、私を庇うように前に出ていたので大丈夫と目で合図をすれば、仕方がないですねと苦笑いをしながら数歩右にずれてくれた。
最近では、こういう尊重してもらえるのが、実は嬉しかったりする。
「時間的に今晩はかな?」
返事はない。正直、私の関心は薄い。
「地元民に私が言うのもなんですが、これから夜型の魔獣達のお食事時間みたいだから気をつけてね」
声掛けはした。
「お待ち下さい!」
少し高めの女の子の声と共に暗闇から出てきた人数は正解だった。
「カブちゃん、ライトコッチに向けて。そう、直は目がやられるから少しずらして。おっ、いいねぇ~」
私とカブちゃんは、一心同体!まではいかないまでも、指示の疎通はここ数日間で格段に進歩していた。その結界、痒いところにまぁ手が届くこと。
「さて、初めまして?光の国の人かな?」
金の瞳の10代の男女二人は、フードを深く被っているが、どちらもお人形さんみたいな顔立ちである。
「わ、私は、フルーレ・ティナ・シャイエと申します」
「俺はマイン……だ」
女の子から自己紹介をしてくれた。ついでに君は?と彼女の隣にいる喋らない不機嫌丸出しの子に目で問えば、渋々答えた。
「えっと、フルーレちゃんとマイン君だっけ、何かご用?」
暗くなり、カブちゃんのお腹も見づらいというか、ほんの少し慣れたので足のステップに腰を下ろす。
いや、若くなっても疲れんのよ。
「な、無礼な!この方はっ」
「お姫様って言いたいわけ?」
呼び方が気に入らないのか、少年は怒り出した。
だが、しかし、おねーさんには響かない。
「うーん、未成年を危険地帯に置いておくのはよくないのか」
でもなぁ。
「光、出てきて」
呼べば、発光体かというくらいの神々しさ、中身は少し残念な光の神器が現れた。
「こ、この気配」
「強い」
敵視しかなかった二人の空気は劇的に変化した。そう、私の隣に立つ光に釘付けである。
まぁ、わかるよ。なんだかんだで異次元レベルの見た目だものね。中身はともかく。
「ねぇ光。彼、または彼女の血は確か?」
光は、私の問に迷う事なく即答した。
『否』
頬杖をついていた手を緩めて伸びをしながら立ち上がった私は、まだ幼さが残る二人に最後の通告をした。
「魔物に食い殺されるか。それとも私に息の根を止められるか。どっちがいい?」
この世界では、下手な甘さは命取り。
「残念ながら、子供だからとか関係ないのよね」
あら、本気よ?
「光、剣になれ」
光の国の王の血を継いでいない王女がいる可能性はあるかもしれないけど。
「言い訳ではなく、事実を話せるなら剣を納めるけど、もし嘘なら……わかるわよね?」
二人の子供の顔からは、一気に表情が消えた。
「らしくないように感じるが」
私がステップで陣取っているせいでカブちゃんの中に入れないモーさんがボソリと呟いた。
「ナウル君には優しくてこの子達には冷たいって事?」
返事がないので正解らしい。
「慎重にもなるでしょ。カブちゃんに二人を乗せて、もし攻撃されたら?」
この後、また数日間を地中で過ごすのだ。その際に狭い限られた空間で暴れられでもすれば負傷者が出る可能性は高い。また、とりあえず地上に出るとしても、そこが安全とは限らない。
一番は、乱闘騒ぎでカブちゃんが壊れたら困る。
「それに真面目に話をするなら本来の姿でお願いしたいかな」
私の言葉に二人の子供は手を繋ぎ目を閉じた。程なくして彼らから金色の煙が吹き出す。
それも、かなりの勢いで。
「ちょ、毒ガスとかじゃない?」
地の国での地下での出来事が蘇り、つい手で口と鼻を覆う。
『害はないですよ。むしろ癒やしの効果があります』
光が教えてくれるけど、安心はできない。しかも癒やしってどんなよ? モチベーションを上げてくれるとか? 最近、お酒しか楽しみがないんだけど。しかも少量しかくれない。それをなんとかしてくれる?
「あ、飲まれない身体に強化されるとか」
『解かれました。魔力の保持量はなかなかですね』
「今、サクッと無視したでしょ?!」
私と全く視線を合わせない光の肩にチョップをお見舞いするも、ダメージはゼロのようだ。仕方がないので光の視線の先を見た。
「お~、双子なのね。あれ?あまり変わらない?」
金髪の金眼で顔は少しシュッとしたかな。
「先程より倍近く力が増えている」
モーさんが、ボソッと教えてくれるも魔力がないので相変わらず何も感じない。
「いや、モーさんは何を始めているのよ」
「長引きそうだから」
彼はカブちゃんから漏れる明かりがより強い場所へと移動して何やらナイフで木を削っている。随分他人事な態度である。
「あの」
「ああ、ごめんね。元の姿も双子なのは分かったわ。それで用件は何かな? 残念だけど光の神器はあげないわよ?」
うっという表情のフルーレちゃん。可愛いけどこればかりは無理だなぁ。
「ソレは、我々の国の物だ」
マイン君は、フルーレちゃんとは対象的で前に数歩進み出てきた。なかなか良い目をしている。
「光はさ、まだ私がこの世界に来たばかりの時に冬の神から渡されたの。戦で敗れた国のだと言っていたかな」
話しながらも隣の光の様子を覗えば、いつもと変わらず、ボーッとして見える。
「ならば貸して頂けませんか? この場を通るという事は、シャイエに行かれるのですよね? シャイエに着いてから数日間、いえ、1日でもよいのです!」
必死さは伝わってきたけど。
「カブちゃんに乗せてあげて光を貸し出した私に何か利益があるの?」
「利益ですか?」
「そうよ」
がめつい私は、タダでは動かないわよ。
「それに貸し出したとして、その先は? 予想では国から逃げてきた感じよね? 誰が王になるかの争いに負けそうになってとか。初対面の怪しげ集団にわざわざ名前を明かす時点で利用意欲満々よね」
神器達も息抜きが必要かなと、人型になっていたし、気づく人はすぐに分かるのかな。
「まー、いいや。入って」
「え?」
双子は、見事にポカーンと口を開けている。最近よく見る光景だけど。
「そんな大きな口を開けてたら虫が入るわよ」
「……乗せてくれるのか?」
マイン君の言葉に中に入る扉に手をかけながら振り返り彼らを見下ろした。
「戻るという事は、王になると決めたのよね? ならば光の、シャイエに着くまでに私に見せて」
「な、何をお見せすればよいのでしょうか?」
双子の片われの女の子、フルーレちゃんが、じっと見つめてきた。
「今の君達には、ハッキリ言って自分が光の民なら命を掛けよう、付いていこうとは思えない」
美しく、弱々しい双子の若者。
「だから態度で、その口で私をその気にさせて」
味方に、力になりたくなるように。自分達には価値があると。
「なかなか難しい事を仰る」
リアンヌさんが、いつもとは違う低い声で小さく呟いたけど、なんか楽しそうですよ?
「出来た」
どうやらモーさんは、私が説明した箸を作ったようだ。膝の上には、花の柄を彫りこんだ匙まである。どんだけ器用なんだか。
というか皆、マイペース過ぎよ。
「まー、こんな感じの個性的メンバーだけど。どうぞ」
皆の戦闘能力は高いのに締りのない終わりになったのは私のせいじゃないはず。
「そうね」
半日も地上にいたのは久しぶりだった。ラジに言われなくても苦手な赤色に染まった空を見ればわかる。
もうじき、この一帯は闇一色になるだろう。
「ねぇ、私達はもうカブちゃんに戻るから、これでさよならなんだけど。どうするの?」
ステップに足をかけながら既に暗闇の林にむけて声をかけてみた。
「カブチャン?」
「ん?ああ、ザッガなんとかより良いでしょ。カブトムシだから、カブちゃん」
「……そうか」
モーさんや。聞いてきて解せぬみたいな顔しないでくれる?返事までの間がやたら長いし。
「反応ないって事で。じゃあ出発すると」
「待て」
暗闇から移動する音もなく現れたのは二人。
「出てきたっていう事は、会話をする気があるのよね?悪いけど、私は顔を見て会話をしたいんだけど」
リアンヌさんが、私を庇うように前に出ていたので大丈夫と目で合図をすれば、仕方がないですねと苦笑いをしながら数歩右にずれてくれた。
最近では、こういう尊重してもらえるのが、実は嬉しかったりする。
「時間的に今晩はかな?」
返事はない。正直、私の関心は薄い。
「地元民に私が言うのもなんですが、これから夜型の魔獣達のお食事時間みたいだから気をつけてね」
声掛けはした。
「お待ち下さい!」
少し高めの女の子の声と共に暗闇から出てきた人数は正解だった。
「カブちゃん、ライトコッチに向けて。そう、直は目がやられるから少しずらして。おっ、いいねぇ~」
私とカブちゃんは、一心同体!まではいかないまでも、指示の疎通はここ数日間で格段に進歩していた。その結界、痒いところにまぁ手が届くこと。
「さて、初めまして?光の国の人かな?」
金の瞳の10代の男女二人は、フードを深く被っているが、どちらもお人形さんみたいな顔立ちである。
「わ、私は、フルーレ・ティナ・シャイエと申します」
「俺はマイン……だ」
女の子から自己紹介をしてくれた。ついでに君は?と彼女の隣にいる喋らない不機嫌丸出しの子に目で問えば、渋々答えた。
「えっと、フルーレちゃんとマイン君だっけ、何かご用?」
暗くなり、カブちゃんのお腹も見づらいというか、ほんの少し慣れたので足のステップに腰を下ろす。
いや、若くなっても疲れんのよ。
「な、無礼な!この方はっ」
「お姫様って言いたいわけ?」
呼び方が気に入らないのか、少年は怒り出した。
だが、しかし、おねーさんには響かない。
「うーん、未成年を危険地帯に置いておくのはよくないのか」
でもなぁ。
「光、出てきて」
呼べば、発光体かというくらいの神々しさ、中身は少し残念な光の神器が現れた。
「こ、この気配」
「強い」
敵視しかなかった二人の空気は劇的に変化した。そう、私の隣に立つ光に釘付けである。
まぁ、わかるよ。なんだかんだで異次元レベルの見た目だものね。中身はともかく。
「ねぇ光。彼、または彼女の血は確か?」
光は、私の問に迷う事なく即答した。
『否』
頬杖をついていた手を緩めて伸びをしながら立ち上がった私は、まだ幼さが残る二人に最後の通告をした。
「魔物に食い殺されるか。それとも私に息の根を止められるか。どっちがいい?」
この世界では、下手な甘さは命取り。
「残念ながら、子供だからとか関係ないのよね」
あら、本気よ?
「光、剣になれ」
光の国の王の血を継いでいない王女がいる可能性はあるかもしれないけど。
「言い訳ではなく、事実を話せるなら剣を納めるけど、もし嘘なら……わかるわよね?」
二人の子供の顔からは、一気に表情が消えた。
「らしくないように感じるが」
私がステップで陣取っているせいでカブちゃんの中に入れないモーさんがボソリと呟いた。
「ナウル君には優しくてこの子達には冷たいって事?」
返事がないので正解らしい。
「慎重にもなるでしょ。カブちゃんに二人を乗せて、もし攻撃されたら?」
この後、また数日間を地中で過ごすのだ。その際に狭い限られた空間で暴れられでもすれば負傷者が出る可能性は高い。また、とりあえず地上に出るとしても、そこが安全とは限らない。
一番は、乱闘騒ぎでカブちゃんが壊れたら困る。
「それに真面目に話をするなら本来の姿でお願いしたいかな」
私の言葉に二人の子供は手を繋ぎ目を閉じた。程なくして彼らから金色の煙が吹き出す。
それも、かなりの勢いで。
「ちょ、毒ガスとかじゃない?」
地の国での地下での出来事が蘇り、つい手で口と鼻を覆う。
『害はないですよ。むしろ癒やしの効果があります』
光が教えてくれるけど、安心はできない。しかも癒やしってどんなよ? モチベーションを上げてくれるとか? 最近、お酒しか楽しみがないんだけど。しかも少量しかくれない。それをなんとかしてくれる?
「あ、飲まれない身体に強化されるとか」
『解かれました。魔力の保持量はなかなかですね』
「今、サクッと無視したでしょ?!」
私と全く視線を合わせない光の肩にチョップをお見舞いするも、ダメージはゼロのようだ。仕方がないので光の視線の先を見た。
「お~、双子なのね。あれ?あまり変わらない?」
金髪の金眼で顔は少しシュッとしたかな。
「先程より倍近く力が増えている」
モーさんが、ボソッと教えてくれるも魔力がないので相変わらず何も感じない。
「いや、モーさんは何を始めているのよ」
「長引きそうだから」
彼はカブちゃんから漏れる明かりがより強い場所へと移動して何やらナイフで木を削っている。随分他人事な態度である。
「あの」
「ああ、ごめんね。元の姿も双子なのは分かったわ。それで用件は何かな? 残念だけど光の神器はあげないわよ?」
うっという表情のフルーレちゃん。可愛いけどこればかりは無理だなぁ。
「ソレは、我々の国の物だ」
マイン君は、フルーレちゃんとは対象的で前に数歩進み出てきた。なかなか良い目をしている。
「光はさ、まだ私がこの世界に来たばかりの時に冬の神から渡されたの。戦で敗れた国のだと言っていたかな」
話しながらも隣の光の様子を覗えば、いつもと変わらず、ボーッとして見える。
「ならば貸して頂けませんか? この場を通るという事は、シャイエに行かれるのですよね? シャイエに着いてから数日間、いえ、1日でもよいのです!」
必死さは伝わってきたけど。
「カブちゃんに乗せてあげて光を貸し出した私に何か利益があるの?」
「利益ですか?」
「そうよ」
がめつい私は、タダでは動かないわよ。
「それに貸し出したとして、その先は? 予想では国から逃げてきた感じよね? 誰が王になるかの争いに負けそうになってとか。初対面の怪しげ集団にわざわざ名前を明かす時点で利用意欲満々よね」
神器達も息抜きが必要かなと、人型になっていたし、気づく人はすぐに分かるのかな。
「まー、いいや。入って」
「え?」
双子は、見事にポカーンと口を開けている。最近よく見る光景だけど。
「そんな大きな口を開けてたら虫が入るわよ」
「……乗せてくれるのか?」
マイン君の言葉に中に入る扉に手をかけながら振り返り彼らを見下ろした。
「戻るという事は、王になると決めたのよね? ならば光の、シャイエに着くまでに私に見せて」
「な、何をお見せすればよいのでしょうか?」
双子の片われの女の子、フルーレちゃんが、じっと見つめてきた。
「今の君達には、ハッキリ言って自分が光の民なら命を掛けよう、付いていこうとは思えない」
美しく、弱々しい双子の若者。
「だから態度で、その口で私をその気にさせて」
味方に、力になりたくなるように。自分達には価値があると。
「なかなか難しい事を仰る」
リアンヌさんが、いつもとは違う低い声で小さく呟いたけど、なんか楽しそうですよ?
「出来た」
どうやらモーさんは、私が説明した箸を作ったようだ。膝の上には、花の柄を彫りこんだ匙まである。どんだけ器用なんだか。
というか皆、マイペース過ぎよ。
「まー、こんな感じの個性的メンバーだけど。どうぞ」
皆の戦闘能力は高いのに締りのない終わりになったのは私のせいじゃないはず。
10
あなたにおすすめの小説
召喚とか聖女とか、どうでもいいけど人の都合考えたことある?
浅海 景
恋愛
水谷 瑛莉桂(みずたに えりか)の目標は堅実な人生を送ること。その一歩となる社会人生活を踏み出した途端に異世界に召喚されてしまう。召喚成功に湧く周囲をよそに瑛莉桂は思った。
「聖女とか絶対ブラックだろう!断固拒否させてもらうから!」
ナルシストな王太子や欲深い神官長、腹黒騎士などを相手に主人公が幸せを勝ち取るため奮闘する物語です。
異世界に喚ばれた私は二人の騎士から逃げられない
紅子
恋愛
異世界に召喚された・・・・。そんな馬鹿げた話が自分に起こるとは思わなかった。不可抗力。女性の極めて少ないこの世界で、誰から見ても外見中身とも極上な騎士二人に捕まった私は山も谷もない甘々生活にどっぷりと浸かっている。私を押し退けて自分から飛び込んできたお花畑ちゃんも素敵な人に出会えるといいね・・・・。
完結済み。全19話。
毎日00:00に更新します。
R15は、念のため。
自己満足の世界に付き、合わないと感じた方は読むのをお止めください。設定ゆるゆるの思い付き、ご都合主義で書いているため、深い内容ではありません。さらっと読みたい方向けです。矛盾点などあったらごめんなさい(>_<)
行き遅れのお節介令嬢、氷の公爵様と結婚したら三人娘の母になりました
鳥柄ささみ
恋愛
お節介焼きで困っている人を放っておけないシアは、数多のご令嬢達から人気の令嬢だ。毎日ファンレターが届き、社交界に出れば令嬢に取り囲まれるほどである。
けれど、それに反比例するように男性からの人気はなく、二十七だというのに嫁の貰い手もないため、毎日母から小言をもらっていた。
そんなある日のこと、突然公爵家から縁談の話が。
シアは公爵家がなぜ自分に縁談など持ち掛けるのかと訝しく思いつつ話を受けると、なんと公爵の後妻として三人の娘の母代わりになれと言われる。
困惑するも、自分へ縁談を持ちかけた理由を聞いて、お節介なシアは嫁ぐこと決めたのだった。
夫になるレオナルドはイケメンなのに無表情で高圧的。三人の娘も二女のアンナを除いて長女のセレナも三女のフィオナもとても反抗的。
そんな中でもお節介パワーを発揮して、前向きに奮闘するシアの物語。
※他投稿サイトにも掲載中
推しの幸せをお願いしたら異世界に飛ばされた件について
あかね
恋愛
いつも推しは不遇で、現在の推しの死亡フラグを年末の雑誌で立てられたので、新年に神社で推しの幸せをお願いしたら、翌日異世界に飛ばされた話。無事、推しとは会えましたが、同居とか無理じゃないですか。
英雄の番が名乗るまで
長野 雪
恋愛
突然発生した魔物の大侵攻。西の果てから始まったそれは、いくつもの集落どころか国すら飲みこみ、世界中の国々が人種・宗教を越えて協力し、とうとう終息を迎えた。魔物の駆逐・殲滅に目覚ましい活躍を見せた5人は吟遊詩人によって「五英傑」と謳われ、これから彼らの活躍は英雄譚として広く知られていくのであろう。
大侵攻の終息を祝う宴の最中、己の番《つがい》の気配を感じた五英傑の一人、竜人フィルは見つけ出した途端、気を失ってしまった彼女に対し、番の誓約を行おうとするが失敗に終わる。番と己の寿命を等しくするため、何より番を手元に置き続けるためにフィルにとっては重要な誓約がどうして失敗したのか分からないものの、とにかく庇護したいフィルと、ぐいぐい溺愛モードに入ろうとする彼に一歩距離を置いてしまう番の女性との一進一退のおはなし。
※小説家になろうにも投稿
冷酷騎士団長に『出来損ない』と捨てられましたが、どうやら私の力が覚醒したらしく、ヤンデレ化した彼に執着されています
放浪人
恋愛
平凡な毎日を送っていたはずの私、橘 莉奈(たちばな りな)は、突然、眩い光に包まれ異世界『エルドラ』に召喚されてしまう。 伝説の『聖女』として迎えられたのも束の間、魔力測定で「魔力ゼロ」と判定され、『出来損ない』の烙印を押されてしまった。
希望を失った私を引き取ったのは、氷のように冷たい瞳を持つ、この国の騎士団長カイン・アシュフォード。 「お前はここで、俺の命令だけを聞いていればいい」 物置のような部屋に押し込められ、彼から向けられるのは侮蔑の視線と冷たい言葉だけ。
元の世界に帰ることもできず、絶望的な日々が続くと思っていた。
──しかし、ある出来事をきっかけに、私の中に眠っていた〝本当の力〟が目覚め始める。 その瞬間から、私を見るカインの目が変わり始めた。
「リリア、お前は俺だけのものだ」 「どこへも行かせない。永遠に、俺のそばにいろ」
かつての冷酷さはどこへやら、彼は私に異常なまでの執着を見せ、甘く、そして狂気的な愛情で私を束縛しようとしてくる。 これは本当に愛情なの? それともただの執着?
優しい第二王子エリアスは私に手を差し伸べてくれるけれど、カインの嫉妬の炎は燃え盛るばかり。 逃げ場のない城の中、歪んだ愛の檻に、私は囚われていく──。
【完結】聖女召喚に巻き込まれたバリキャリですが、追い出されそうになったのでお金と魔獣をもらって出て行きます!
チャらら森山
恋愛
二十七歳バリバリキャリアウーマンの鎌本博美(かまもとひろみ)が、交差点で後ろから背中を押された。死んだと思った博美だが、突如、異世界へ召喚される。召喚された博美が発した言葉を誤解したハロルド王子の前に、もうひとりの女性が現れた。博美の方が、聖女召喚に巻き込まれた一般人だと決めつけ、追い出されそうになる。しかし、バリキャリの博美は、そのまま追い出されることを拒否し、彼らに慰謝料を要求する。
お金を受け取るまで、博美は屋敷で暮らすことになり、数々の騒動に巻き込まれながら地下で暮らす魔獣と交流を深めていく。
私は、聖女っていう柄じゃない
蝋梅
恋愛
夜勤明け、お風呂上がりに愚痴れば床が抜けた。
いや、マンションでそれはない。聖女様とか寒気がはしる呼ばれ方も気になるけど、とりあえず一番の鳥肌の元を消したい。私は、弦も矢もない弓を掴んだ。
20〜番外編としてその後が続きます。気に入って頂けましたら幸いです。
読んで下さり、ありがとうございました(*^^*)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる