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86.兄弟の語り合いより私は情報が欲しい。
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「ちょっと、それくらいで止めておかないと剣でバラバラにされるわよ。というか怪我人がいる部屋なんだから静かにしなさいよ」
マート君に睨まれたんだけど何故に?
「ユラが一番煩い!菓子まで持ってこさせておいて寛ぎ過ぎだろ!イテッ」
「ちょっと!指差さないでよ。ソレ、嫌いなの」
マート君が私に向けた人差し指を手ごと包み軽く逆に曲げてやる。優しさはあるから加減はしている。
「乱暴な奴だな!」
私の手を振り払い指を確認するマート君。王子様オーラが消えてるぞ。
「大袈裟ねぇ。それにしても疲れたわ。糖分をいくらでも摂りたくなる」
本当は今すぐベッドにダイブしたいけど、そんな事をしたらもう夢の中は確実だ。
はぁとため息をつきながらもアップルパイのような焼き菓子を大きめにフォークでカットし口に次々放り込む。
「おいしぃわ~」
酸味が強めで激甘なんだけど、それがまた身に染みる。調理師最高。いや、菓子職人か?
「なぁ、聞かないのかよ」
しつこいマート君がソファーで足を組み偉そうに話しかけてくる。
「何がよ? 私が兄弟の熱い語らいを聞いて楽しいわけないじゃない。上手くまとまったんならいいでしょ」
機会は作るけど後は知らないわよ。それに部外者が参入しても余計に絡まるだけでしょ。
「ユラ様。その生物どうされるのですか?」
ナウル君、イラッとしたわよ。
「あのねー、君はライフラインに重要な湖の枯渇を改善させ国に貢献し、今や印象度アップの騎士さんよ。今さら堅苦しいのいらないから普通に話なさいよ」
「罰は受けねばならない」
何度言っても座らず窓際に立っているラジが言った。低い女心をくすぐるボイスにイケメンなのよ。そのうえ誰にも公平であろう上司の鏡。
…だけど。
「ブフッ」
駄目だ。また笑ってしまった。
「ホ、ホントごめん! 早くその姿に慣れるようにするから!」
子ワニが頭に乗っているだけでこんなにもイケメンが台無しになるなんて知らなかったのよ。
「それ、聖獣ですよね」
発言は、まさかのナウル君。
「知ってるの?! あ、ごめん」
詰め寄る私にドン引きのナウル君。そりゃあベッドに足をかけ襟首掴まれたら嫌よね。
でもね重要なのよ!
「だってさ!さっき書庫で本をじっくり探そうと行ったのにないのよ!」
あんなに頑張ったのに!
「壁しかないのよ! 扉すら消えてるなんておかしくない?!」
許せないわ!
「うるせー!落ち着けよ」
「まだ焼き菓子がございます。此方も口に合うと思います」
何故かマート君に叱られ、リアンヌさんにお菓子を追加された。いや、これも美味。じゃなくて。
「大声は悪かったわよ。で?」
ナウル君に先を促せば、彼は予想外な事を教えてくれた。
「多分ですけど、中に在るんじゃないかと」
示した先は、ラジの頭の上にいる子ワニのお腹である。
「え、君、私の話聞いてた?」
どういう事よ?
「冗談ではないです。子供の頃に読んだ文献にその神獣の事が記されていたんです!」
私の真面目に答えろと再び襟首を掴まれたナウル君は、これ以上首を絞られたら息ができなくなると察知したのか早口で言いきった。
「ふーん」
ならば。
「ラジ、屈んで。ちょっと痛いかも」
頭の上に鎮座する子ワニもどきの首辺りを掴み力業で剥がした。子ワニが手足に力をいれたので離れる際にラジの髪が何本か抜けたようでぶっとい足に金の毛が挟まっている。
「ビギャー!」
まぁ抵抗するわよね。激しく振る尾を避けとどめに言葉を伝える。
「ねぇ、産まれてきたばかりのその命、惜しくないの?」
やはり言葉を理解しているのか動きが止まったが、まだよ。
「どうする? 素直に私が欲しい情報の本を出せる? 振ればでてくるかしら?」
こんな小さな身体に本当に入っているのか。
「あっ、ちょっと!」
お腹を触ってみようとしたのに、子ワニは脇から伸びてきた手に抜き取られた。
「なんでよ!」
なんと犯人はラジだ。邪魔しないでほしい。というかせっかく頭上の重石をどかしてあげたのに。
「何故、焦る?」
ラジがくれたのは礼でもなければお叱りでもない。
「ユラ、ここ最近、ずっと気が立っているのに気がついているか? いつもの貴方ならナウルやこの生き物にそのような手荒い事をしないはずだ」
水をぶっかけられたように冷たい声が私の身体に染み込んでくる。
「なによ。謝れっていうわけ?」
苛立ちが目に見えるのなら私の体からは、きっと炎が出ているかもしれない。
「焦ってるって? 当たり前じゃない」
この世界に来てもう何日経過した?
動きはある。
前進はしているはず。
全ては帰るために。
──だけど。
「努力しても、頑張っても、まだ足りない」
戦っている間は、頭を働かせている間はいい。緊張感から何も考えなくて済むから。
悩んでも仕方がない。考えても仕方がない。でもさ、ふと一人の時に思うのよ。
「……私は、本当に帰れるの?」
もう沼にはまれば不安しかない。それを解消する為に可能性が神頼みだけではない他の選択肢も欲しい。それが、ヒントが目の前にあるかもしれない。
「ちょっと!」
景色が逆さまになった。
「今日はここまでだ。ユラを部屋で休ませる」
犯人は、またもやラジだ。私は、どうやら俵担ぎされたらしい。
「ねぇ!普通に歩けるから離してよ!」
ラジは、完全に私を無視して他のメンバーに話しかけている。
「ナウル、今日はゆっくり休め。マトリュナス殿下、ナーバス殿。この事は他言無用に願います」
指示してるし。
「貴方が異世界人にそこまで入れ込むとは意外ですねぇ」
粘着質、ナーバスさんがラジに呟いた。
「そんな戦場に敵なしと言われている貴方に睨まれてしまっては、困ってしまいますね」
ラジは、ナーバスさんからの言葉に今度はクッと笑った。
暗く嫌な笑いだ。
「何を。貴方こそ我が一族の息の根を止められるほどの力の持ち主では?」
どういう事?
「リアンヌ、ナウルに食事をさせてから此方の部屋に来てほしい」
「畏まりました」
残念だけど、聞くタイミングがなくなった。私は、ラジの肩に担がれているのはこれで何回目だろうかと自室に運ばれるまで数える事にした。
マート君に睨まれたんだけど何故に?
「ユラが一番煩い!菓子まで持ってこさせておいて寛ぎ過ぎだろ!イテッ」
「ちょっと!指差さないでよ。ソレ、嫌いなの」
マート君が私に向けた人差し指を手ごと包み軽く逆に曲げてやる。優しさはあるから加減はしている。
「乱暴な奴だな!」
私の手を振り払い指を確認するマート君。王子様オーラが消えてるぞ。
「大袈裟ねぇ。それにしても疲れたわ。糖分をいくらでも摂りたくなる」
本当は今すぐベッドにダイブしたいけど、そんな事をしたらもう夢の中は確実だ。
はぁとため息をつきながらもアップルパイのような焼き菓子を大きめにフォークでカットし口に次々放り込む。
「おいしぃわ~」
酸味が強めで激甘なんだけど、それがまた身に染みる。調理師最高。いや、菓子職人か?
「なぁ、聞かないのかよ」
しつこいマート君がソファーで足を組み偉そうに話しかけてくる。
「何がよ? 私が兄弟の熱い語らいを聞いて楽しいわけないじゃない。上手くまとまったんならいいでしょ」
機会は作るけど後は知らないわよ。それに部外者が参入しても余計に絡まるだけでしょ。
「ユラ様。その生物どうされるのですか?」
ナウル君、イラッとしたわよ。
「あのねー、君はライフラインに重要な湖の枯渇を改善させ国に貢献し、今や印象度アップの騎士さんよ。今さら堅苦しいのいらないから普通に話なさいよ」
「罰は受けねばならない」
何度言っても座らず窓際に立っているラジが言った。低い女心をくすぐるボイスにイケメンなのよ。そのうえ誰にも公平であろう上司の鏡。
…だけど。
「ブフッ」
駄目だ。また笑ってしまった。
「ホ、ホントごめん! 早くその姿に慣れるようにするから!」
子ワニが頭に乗っているだけでこんなにもイケメンが台無しになるなんて知らなかったのよ。
「それ、聖獣ですよね」
発言は、まさかのナウル君。
「知ってるの?! あ、ごめん」
詰め寄る私にドン引きのナウル君。そりゃあベッドに足をかけ襟首掴まれたら嫌よね。
でもね重要なのよ!
「だってさ!さっき書庫で本をじっくり探そうと行ったのにないのよ!」
あんなに頑張ったのに!
「壁しかないのよ! 扉すら消えてるなんておかしくない?!」
許せないわ!
「うるせー!落ち着けよ」
「まだ焼き菓子がございます。此方も口に合うと思います」
何故かマート君に叱られ、リアンヌさんにお菓子を追加された。いや、これも美味。じゃなくて。
「大声は悪かったわよ。で?」
ナウル君に先を促せば、彼は予想外な事を教えてくれた。
「多分ですけど、中に在るんじゃないかと」
示した先は、ラジの頭の上にいる子ワニのお腹である。
「え、君、私の話聞いてた?」
どういう事よ?
「冗談ではないです。子供の頃に読んだ文献にその神獣の事が記されていたんです!」
私の真面目に答えろと再び襟首を掴まれたナウル君は、これ以上首を絞られたら息ができなくなると察知したのか早口で言いきった。
「ふーん」
ならば。
「ラジ、屈んで。ちょっと痛いかも」
頭の上に鎮座する子ワニもどきの首辺りを掴み力業で剥がした。子ワニが手足に力をいれたので離れる際にラジの髪が何本か抜けたようでぶっとい足に金の毛が挟まっている。
「ビギャー!」
まぁ抵抗するわよね。激しく振る尾を避けとどめに言葉を伝える。
「ねぇ、産まれてきたばかりのその命、惜しくないの?」
やはり言葉を理解しているのか動きが止まったが、まだよ。
「どうする? 素直に私が欲しい情報の本を出せる? 振ればでてくるかしら?」
こんな小さな身体に本当に入っているのか。
「あっ、ちょっと!」
お腹を触ってみようとしたのに、子ワニは脇から伸びてきた手に抜き取られた。
「なんでよ!」
なんと犯人はラジだ。邪魔しないでほしい。というかせっかく頭上の重石をどかしてあげたのに。
「何故、焦る?」
ラジがくれたのは礼でもなければお叱りでもない。
「ユラ、ここ最近、ずっと気が立っているのに気がついているか? いつもの貴方ならナウルやこの生き物にそのような手荒い事をしないはずだ」
水をぶっかけられたように冷たい声が私の身体に染み込んでくる。
「なによ。謝れっていうわけ?」
苛立ちが目に見えるのなら私の体からは、きっと炎が出ているかもしれない。
「焦ってるって? 当たり前じゃない」
この世界に来てもう何日経過した?
動きはある。
前進はしているはず。
全ては帰るために。
──だけど。
「努力しても、頑張っても、まだ足りない」
戦っている間は、頭を働かせている間はいい。緊張感から何も考えなくて済むから。
悩んでも仕方がない。考えても仕方がない。でもさ、ふと一人の時に思うのよ。
「……私は、本当に帰れるの?」
もう沼にはまれば不安しかない。それを解消する為に可能性が神頼みだけではない他の選択肢も欲しい。それが、ヒントが目の前にあるかもしれない。
「ちょっと!」
景色が逆さまになった。
「今日はここまでだ。ユラを部屋で休ませる」
犯人は、またもやラジだ。私は、どうやら俵担ぎされたらしい。
「ねぇ!普通に歩けるから離してよ!」
ラジは、完全に私を無視して他のメンバーに話しかけている。
「ナウル、今日はゆっくり休め。マトリュナス殿下、ナーバス殿。この事は他言無用に願います」
指示してるし。
「貴方が異世界人にそこまで入れ込むとは意外ですねぇ」
粘着質、ナーバスさんがラジに呟いた。
「そんな戦場に敵なしと言われている貴方に睨まれてしまっては、困ってしまいますね」
ラジは、ナーバスさんからの言葉に今度はクッと笑った。
暗く嫌な笑いだ。
「何を。貴方こそ我が一族の息の根を止められるほどの力の持ち主では?」
どういう事?
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