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第2章 魔法の使える世界
第3話 救出と恐怖の日々の終わり……
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自分の力に首をひねりながら、ドカッ、グシャ、と軽快な? 音を響かせて、8階に向かっていると、ふと嫌な予感がする。
体の周辺の空間を切り取り、更にバリアを体の周りに展開する……。
なにかの力が周辺を吹き抜けた後、壁に手を付きダンジョンの状態を見ると7階に存在していたモンスターが消滅していた……。
あの嫌な予感は、フレイヤの死の神言だったようだ。
意識を集中し、フレイヤの居場所を探し出してゲートを開く。すぐ目の前を、魔石を求めて走り抜けていくフレイヤ。その首根っこを素早くつかむ。
殺気を全開にしながら問いかける。
〈なあ、フレイヤさん。俺がいることを知っていて、神言使ったよね。ねっ?〉
〈いっ嫌だなぁ、まだ7階にいるのに、気が付かなかったよ。よく無事だったよね。 私の力は耐魔法とかのシールドじゃ透過するのに……〉
〈そうか、それじゃあ意図的に俺を殺しに来たんだな…… さて、これは適当に空間接続したゲートだから、どこに行くか知らんが入ってみるか? フレイヤ短い間だったが楽しかったよ。さよならだな〉
フレイヤの足元に、黒い渦が広がっていく……
〈やだにゃ、私がそんな事。するわけないじゃないか……〉
ガクブルして、目が泳いでいる。
〈魔素で構成されていても息ができないとだめだし、高温とか低温とかもそこそこしか耐えられない。上品で…… 非常にデリケートな体だから、どこかわからないところはちょっと…… 行きたくないにゃ〉
〈何がにゃだよ、普段そんな事言わねえじゃないか〉
一瞬だけ、手を離す…… 落下寸前に首を掴み直すと、フレイヤは黒猫なのに青い顔をして滝のような汗を流していた……。
〈動物虐待にゃ、役所に訴えるにゃ〉
〈役所に行って、念話使った瞬間にモンスターだとバレるぞ……〉
〈手紙を書けば良い〉
〈担当者の目の前で、亜空間収納から手紙を出して渡すのか?〉
〈ここにょ世界は魔物に優しくない。待遇改善を要望する〉
〈勝手にお前たちが、来たんだよな?〉
〈ううっ。ああ言えばこう言う。口の減らないやつにゃ〉
〈根本的なものが、間違っている。人がいるのに神言をお前が使った。神言は受ければ死ぬ、間違ってないな?〉
じたばたしながら、逃げられないフレイヤ。
〈死んでないじゃない〉
さらに言い訳をする。
〈それは結果論だ。それならこのゲートに入って、帰ってこられるのか試すのもいいっていうことだな?〉
〈ええと、すいませんでした〉
やっと謝る。
〈なんで、それが一番最初に出ないんだ、おまえは……いくぞ〉
フレイヤさんは驚いていた。結構本気で。あちゃー、まだ7階に居たのは誤算だけれど、私の言葉を受けて生きている…… いくらなんでも異常だ…… もし、この物質世界の特性だとしたら、私たちは絶対勝てないこととなってしまう。未来は動物園の檻の中は嫌だよ。まあわたしはペットのポジションがあるから安泰だけど、他の奴らは消滅か動物園かどうなるかな?
「さてと、8階かどこかな? 要救助者は確か左側に…… この階迷路かよ……。 一旦9階に降りる階段の脇を通って、ラーメンどんぶりの模様の渦みたいなのに入って、途中の分岐を右ね。
これって、9階から降りてきて、道を間違えたんだろうね。まあ行くか。先に9階かな?」
ボコ、グシャしながら、剣や魔法を使ってくるオーガを蹴散らし進んでいく。体つきはオークより少し大きく筋肉もモリモリだが、遅いし弱い……。
ちょっと9階に降りてみる。
スキャンすると、ここにいる要救助者はそんなに奥じゃない。
先に迎えに行くか。
てくてくと100mくらい進み、途中で3回位分岐を進むと、ちょっとくぼんだ所に警官二人が絶賛警戒中で、こっちに銃口を突きつけられた。
手を上げながら近づくと、銃をおろして泣きながら走ってきた。……元気じゃん。
「他には居ないんですよね」
と聞くと、
「2日前に一人、同僚が殺されてしまった」
と返事が来た。
「それはお気の毒ですが、帰りますよ」
と言って8階をめざす。
8階の階段を上がりながら、後ろをついてくる警官に、
「ちょっと要救助者だと思うので、救出に向かいますがここに居ます? それとも付いてきます?」
「「付いていきます」」
なんか、すごい顔で返事された。怖いよ。
〈フレイヤ、後ろ見といて〉
〈ほーい〉
みんなを連れて、渦巻きを進む。
「えーとここを右か」
ちょっと進むと、少し道幅が狭くなりどん詰まり。うーん怖くて動けなかったんだろうけど、色々臭うな……。
「生きてるかい?」
うつろな目をした4人。5日目だったっけ? 高校生か大学生。その辺りの歳だろう。亜空間収納からスポーツ飲料水を出し、
「飲める?」
と渡すと、この状態でも、けなげに分け合おうとしていたので、人数分出す。
「ちょっと脚を見せて」
と、怪我をしている女の子が目に入り、声をかける。
了解を得てズボンの裾をめくる。血は止まっているようだが、化膿をしてきている。浄化魔法と神聖魔法で治療をする。
ついでに、4人共浄化する。
少し落ちついたのか、少し広い方へ移動して携帯用バーナーを出して湯を沸かす、
「どれが良いですか?」
最初の混乱時にあわてて買い込んだ、レトルトのリゾットとかを取り出す。するとみんなの目つきが変わった。
「まだまだあるから、遠慮しないでね」
と俺が言うと、頷く元気は有るようだ。
大学生たちは非常食などを一応は持ってはいたが、量が少なく、ちびちびと分け合いながら過ごしていた。警官の方は、この2日間、水も飲めずギリギリだったようだ。
少し落ち着いたのか、弛緩した空気の流れる中。当然。空気を読まずモンスターはやってくる。
物音に気が付き、全員が慌てて振り返り目を見開く……。
そう、剣を持ったオーガが、フレイヤの猫パンチを額に受けて消滅していく……。
俺は状態が分かっていたが、さらっと流す。
「どうしました? 温まったので、これもどうぞ。えーとスプーンはどこだっけ?」
要共助者の女の子。
「いい今、猫が……」
「ああ、うちのフレイヤ強いでしょ。でもマネして、普通のねこに戦闘の無理強いはしちゃだめですよ。リゾットどうぞ」
私がそう言っても、あくまでも、さらっと流す男の人。
「ありがとうございます」
私は、お礼を言いながら、熱々のリゾットを受け取る。
その非常識な場に居た私達……。
きっとその場にいた全員が、大いなる無力感にさいなまれていたのは、私の勘違ではないだろう……。
体の周辺の空間を切り取り、更にバリアを体の周りに展開する……。
なにかの力が周辺を吹き抜けた後、壁に手を付きダンジョンの状態を見ると7階に存在していたモンスターが消滅していた……。
あの嫌な予感は、フレイヤの死の神言だったようだ。
意識を集中し、フレイヤの居場所を探し出してゲートを開く。すぐ目の前を、魔石を求めて走り抜けていくフレイヤ。その首根っこを素早くつかむ。
殺気を全開にしながら問いかける。
〈なあ、フレイヤさん。俺がいることを知っていて、神言使ったよね。ねっ?〉
〈いっ嫌だなぁ、まだ7階にいるのに、気が付かなかったよ。よく無事だったよね。 私の力は耐魔法とかのシールドじゃ透過するのに……〉
〈そうか、それじゃあ意図的に俺を殺しに来たんだな…… さて、これは適当に空間接続したゲートだから、どこに行くか知らんが入ってみるか? フレイヤ短い間だったが楽しかったよ。さよならだな〉
フレイヤの足元に、黒い渦が広がっていく……
〈やだにゃ、私がそんな事。するわけないじゃないか……〉
ガクブルして、目が泳いでいる。
〈魔素で構成されていても息ができないとだめだし、高温とか低温とかもそこそこしか耐えられない。上品で…… 非常にデリケートな体だから、どこかわからないところはちょっと…… 行きたくないにゃ〉
〈何がにゃだよ、普段そんな事言わねえじゃないか〉
一瞬だけ、手を離す…… 落下寸前に首を掴み直すと、フレイヤは黒猫なのに青い顔をして滝のような汗を流していた……。
〈動物虐待にゃ、役所に訴えるにゃ〉
〈役所に行って、念話使った瞬間にモンスターだとバレるぞ……〉
〈手紙を書けば良い〉
〈担当者の目の前で、亜空間収納から手紙を出して渡すのか?〉
〈ここにょ世界は魔物に優しくない。待遇改善を要望する〉
〈勝手にお前たちが、来たんだよな?〉
〈ううっ。ああ言えばこう言う。口の減らないやつにゃ〉
〈根本的なものが、間違っている。人がいるのに神言をお前が使った。神言は受ければ死ぬ、間違ってないな?〉
じたばたしながら、逃げられないフレイヤ。
〈死んでないじゃない〉
さらに言い訳をする。
〈それは結果論だ。それならこのゲートに入って、帰ってこられるのか試すのもいいっていうことだな?〉
〈ええと、すいませんでした〉
やっと謝る。
〈なんで、それが一番最初に出ないんだ、おまえは……いくぞ〉
フレイヤさんは驚いていた。結構本気で。あちゃー、まだ7階に居たのは誤算だけれど、私の言葉を受けて生きている…… いくらなんでも異常だ…… もし、この物質世界の特性だとしたら、私たちは絶対勝てないこととなってしまう。未来は動物園の檻の中は嫌だよ。まあわたしはペットのポジションがあるから安泰だけど、他の奴らは消滅か動物園かどうなるかな?
「さてと、8階かどこかな? 要救助者は確か左側に…… この階迷路かよ……。 一旦9階に降りる階段の脇を通って、ラーメンどんぶりの模様の渦みたいなのに入って、途中の分岐を右ね。
これって、9階から降りてきて、道を間違えたんだろうね。まあ行くか。先に9階かな?」
ボコ、グシャしながら、剣や魔法を使ってくるオーガを蹴散らし進んでいく。体つきはオークより少し大きく筋肉もモリモリだが、遅いし弱い……。
ちょっと9階に降りてみる。
スキャンすると、ここにいる要救助者はそんなに奥じゃない。
先に迎えに行くか。
てくてくと100mくらい進み、途中で3回位分岐を進むと、ちょっとくぼんだ所に警官二人が絶賛警戒中で、こっちに銃口を突きつけられた。
手を上げながら近づくと、銃をおろして泣きながら走ってきた。……元気じゃん。
「他には居ないんですよね」
と聞くと、
「2日前に一人、同僚が殺されてしまった」
と返事が来た。
「それはお気の毒ですが、帰りますよ」
と言って8階をめざす。
8階の階段を上がりながら、後ろをついてくる警官に、
「ちょっと要救助者だと思うので、救出に向かいますがここに居ます? それとも付いてきます?」
「「付いていきます」」
なんか、すごい顔で返事された。怖いよ。
〈フレイヤ、後ろ見といて〉
〈ほーい〉
みんなを連れて、渦巻きを進む。
「えーとここを右か」
ちょっと進むと、少し道幅が狭くなりどん詰まり。うーん怖くて動けなかったんだろうけど、色々臭うな……。
「生きてるかい?」
うつろな目をした4人。5日目だったっけ? 高校生か大学生。その辺りの歳だろう。亜空間収納からスポーツ飲料水を出し、
「飲める?」
と渡すと、この状態でも、けなげに分け合おうとしていたので、人数分出す。
「ちょっと脚を見せて」
と、怪我をしている女の子が目に入り、声をかける。
了解を得てズボンの裾をめくる。血は止まっているようだが、化膿をしてきている。浄化魔法と神聖魔法で治療をする。
ついでに、4人共浄化する。
少し落ちついたのか、少し広い方へ移動して携帯用バーナーを出して湯を沸かす、
「どれが良いですか?」
最初の混乱時にあわてて買い込んだ、レトルトのリゾットとかを取り出す。するとみんなの目つきが変わった。
「まだまだあるから、遠慮しないでね」
と俺が言うと、頷く元気は有るようだ。
大学生たちは非常食などを一応は持ってはいたが、量が少なく、ちびちびと分け合いながら過ごしていた。警官の方は、この2日間、水も飲めずギリギリだったようだ。
少し落ち着いたのか、弛緩した空気の流れる中。当然。空気を読まずモンスターはやってくる。
物音に気が付き、全員が慌てて振り返り目を見開く……。
そう、剣を持ったオーガが、フレイヤの猫パンチを額に受けて消滅していく……。
俺は状態が分かっていたが、さらっと流す。
「どうしました? 温まったので、これもどうぞ。えーとスプーンはどこだっけ?」
要共助者の女の子。
「いい今、猫が……」
「ああ、うちのフレイヤ強いでしょ。でもマネして、普通のねこに戦闘の無理強いはしちゃだめですよ。リゾットどうぞ」
私がそう言っても、あくまでも、さらっと流す男の人。
「ありがとうございます」
私は、お礼を言いながら、熱々のリゾットを受け取る。
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