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第2章 魔法の使える世界
第14話 救済? 初仕事開始
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井守先生と落ち合い、冬月一翔(ふゆつきかずと 15歳)と少林芳雄(わかばやしよしお 16歳)の各家にお邪魔をして話をする。
雇用契約締結と歩合を含むため、基本給15万くらいで行こうと考え、健康保険や扶養からの認定取り消しをお願いする。
代わりに必要となる、国民健康保険への移行を先生にお願いする。
それと、ふたりとも退学からの編入と、就職の問題があるため、それでも受け入れてくれる私立高校を決めた。
名前を聞いて冬月。うん? と思ったが、気にしないことにした。
そして、いろいろな手続きが済んでのある日の放課後。
ある初級ダンジョン前。
4人と一匹。もう冬休みも間際で、高校生の2人は編入早々から、期末テストというタイミング。勉強は、間際に詰め込むということでお仕事だ。
「ここは取り潰しが決まったダンジョンで殲滅させる。それが今日のノルマだ」
「各自持っているバットで、モンスターを見たら殴れ。何も考えるな、殴れ。ただ身内は殴るな。それだけだ、行け」
「ここは、10階あるかないかの浅いダンジョンだ。高校生2人。ビビるな。あの美月を見ろ。大事なのは、あの気持ち悪いうす笑いだ。考えるな感じろ」
一応、フレイヤをサポートに付ける。
俺は二人の後ろから、魔石を拾いながらついていく。
どう見ても、へっぴり腰だな。
「どうした?」
「どうしても、生き物だから怖くて」
「そうか。お前の中では、生き物なのか?」
「モンスターはモンスターだ。動いていても、なぐれば煙と魔石になる。俺はこんな生き物は知らん。この状況は、フルダイブVRRPGの中に人類がはまっている状況だと思っている。 ゲームと違うのは、痛いし死ぬだけだ。ほかは一緒だろ」
「それは、そうですけど」
「この辺りのゴブリンは、よく見てバットを振り下ろす。すると魔石が残るだけ。見ろ、うちの猫を。ゴブリンは猫パンチより弱い」
言った目の端でフレイヤが飛び上がり、スタンプを押すように猫パンチを繰り出す。食らったゴブリンは吹っ飛び消滅する。
「なっ、簡単だろ。よく見て、攻撃を食らう前に攻撃しろ。一個800円だ」
俺は冬月一翔。
警察署で目を覚ました。追いかけていた神崎さんと、警察官の田村さん相手に今の俺たちの状況を説明した。
すると何故か、介入する大人が増えて、あっという間に私立高校へ編入と神崎さんの会社『株式会社 特別指定外来種対策会社』へ就職が決まった。
今日初めて、仕事と言われて、取り潰されるらしい初級ダンジョンに来た。うちの会社は役所に言われて、ダンジョンを潰すのが仕事だと言う事だ。
仕事道具は、金属バット。神崎さんが言うことには、これが基本だそうだ。
なぜか、魔道具の配達に来ていた、女の人も来ている。
「行け」の掛け声と同時に、女の人と猫が走り出す。すぐに奥から「ギャ」というゴブリンの声。
追いかけるが、すごいスピードで、見えた瞬間(とき)にはゴブリンが消滅をしている。
なんだよコレ。いくつかのダンジョンで、偉そうなチームが退治していたのを見たことがあるけれど、ぜんぜん違う。
大体、あれほんとに猫なのか?
女の人も「うふ」とか言って、笑いながら殴り倒している。怖い。
社長の神崎さんなんか、近づくとゴブリンが弾けている。もうわけがわからない。
バットを持っているから、あれで攻撃しているのだろうけれど、全く見えない。
途中で、アドバイスだろう。でも無茶苦茶なことを言っている。一個800円はわかった。仕事だから頑張ろう。
俺は、少林芳雄。
何故か警察署で、一翔と警官たちが話をしていた。
魔道具をパクって、売り飛ばすと言う計画で、製作者の男の人を追いかけていて見失った。その後から記憶がない。
ぼーっと話を聞いていると、追いかけていた相手。神崎さんが警官と話をつけ、空き巣の一件はなくなったようだ。
ただ、あっという間に、就職の話と高校へ入学。同学年のうちに編入した。
すぐに来週から試験だというのに、仕事だと言って、バットでゴブリンを殴れと言う。
僕は、あまりこういうことが得意じゃない。
「行け」の掛け声とともに、ゴブリンを殴り殺しに行った女の人。笑いながら殴っている ……怖いよ。
それにあの猫。猫パンチ一発で、ゴブリンが吹っ飛ぶ。
実は、ゴブリンというのは弱いのか?
よく見て、殴れ?
あれ? 意外と倒せる。
ゲームと一緒か。フルダイブだとこんな感じなのかな?
あっ、体が暖かくなった。レベルアップか?
何だ。ゲームと一緒だ。
「ははっ」
あっと、やばい。横を見ていなかった。ゴブリンが…… かわせ……
ああ。猫ちゃんが、助けてくれた。あの猫強い。
階層もどんどん進む。うん? あの猫、魔石を食べている? 食べても、大丈夫なのか?
あっ速度の早いコボルトが、と思った瞬間。石礫だろうかコボルトの頭が爆散した。
社長さんが、助けてくれたようだ。
うん。意外と少林くんのほうが、度胸があるな。笑っているのが気になるけれど、美月と同タイプか。
さて次の階くらいから、オークが混ざり始める。どうするかな?
あの大学生に聞いたハメ技をやってみるか。後ろの正面だったか、餅つきだったか人によって言い方は違うけれど。要は、挟んで殴るだけだったよな。
「おーい。階段降りる前に、話がある。次の階から、オークが混ざりはじめる。倒し方は、誰かが後ろから殴る。オークが、殴られた方へ振り返るから、又、後ろの奴が殴る。それを繰り返せばいいらしい。頑張れ」
雇用契約締結と歩合を含むため、基本給15万くらいで行こうと考え、健康保険や扶養からの認定取り消しをお願いする。
代わりに必要となる、国民健康保険への移行を先生にお願いする。
それと、ふたりとも退学からの編入と、就職の問題があるため、それでも受け入れてくれる私立高校を決めた。
名前を聞いて冬月。うん? と思ったが、気にしないことにした。
そして、いろいろな手続きが済んでのある日の放課後。
ある初級ダンジョン前。
4人と一匹。もう冬休みも間際で、高校生の2人は編入早々から、期末テストというタイミング。勉強は、間際に詰め込むということでお仕事だ。
「ここは取り潰しが決まったダンジョンで殲滅させる。それが今日のノルマだ」
「各自持っているバットで、モンスターを見たら殴れ。何も考えるな、殴れ。ただ身内は殴るな。それだけだ、行け」
「ここは、10階あるかないかの浅いダンジョンだ。高校生2人。ビビるな。あの美月を見ろ。大事なのは、あの気持ち悪いうす笑いだ。考えるな感じろ」
一応、フレイヤをサポートに付ける。
俺は二人の後ろから、魔石を拾いながらついていく。
どう見ても、へっぴり腰だな。
「どうした?」
「どうしても、生き物だから怖くて」
「そうか。お前の中では、生き物なのか?」
「モンスターはモンスターだ。動いていても、なぐれば煙と魔石になる。俺はこんな生き物は知らん。この状況は、フルダイブVRRPGの中に人類がはまっている状況だと思っている。 ゲームと違うのは、痛いし死ぬだけだ。ほかは一緒だろ」
「それは、そうですけど」
「この辺りのゴブリンは、よく見てバットを振り下ろす。すると魔石が残るだけ。見ろ、うちの猫を。ゴブリンは猫パンチより弱い」
言った目の端でフレイヤが飛び上がり、スタンプを押すように猫パンチを繰り出す。食らったゴブリンは吹っ飛び消滅する。
「なっ、簡単だろ。よく見て、攻撃を食らう前に攻撃しろ。一個800円だ」
俺は冬月一翔。
警察署で目を覚ました。追いかけていた神崎さんと、警察官の田村さん相手に今の俺たちの状況を説明した。
すると何故か、介入する大人が増えて、あっという間に私立高校へ編入と神崎さんの会社『株式会社 特別指定外来種対策会社』へ就職が決まった。
今日初めて、仕事と言われて、取り潰されるらしい初級ダンジョンに来た。うちの会社は役所に言われて、ダンジョンを潰すのが仕事だと言う事だ。
仕事道具は、金属バット。神崎さんが言うことには、これが基本だそうだ。
なぜか、魔道具の配達に来ていた、女の人も来ている。
「行け」の掛け声と同時に、女の人と猫が走り出す。すぐに奥から「ギャ」というゴブリンの声。
追いかけるが、すごいスピードで、見えた瞬間(とき)にはゴブリンが消滅をしている。
なんだよコレ。いくつかのダンジョンで、偉そうなチームが退治していたのを見たことがあるけれど、ぜんぜん違う。
大体、あれほんとに猫なのか?
女の人も「うふ」とか言って、笑いながら殴り倒している。怖い。
社長の神崎さんなんか、近づくとゴブリンが弾けている。もうわけがわからない。
バットを持っているから、あれで攻撃しているのだろうけれど、全く見えない。
途中で、アドバイスだろう。でも無茶苦茶なことを言っている。一個800円はわかった。仕事だから頑張ろう。
俺は、少林芳雄。
何故か警察署で、一翔と警官たちが話をしていた。
魔道具をパクって、売り飛ばすと言う計画で、製作者の男の人を追いかけていて見失った。その後から記憶がない。
ぼーっと話を聞いていると、追いかけていた相手。神崎さんが警官と話をつけ、空き巣の一件はなくなったようだ。
ただ、あっという間に、就職の話と高校へ入学。同学年のうちに編入した。
すぐに来週から試験だというのに、仕事だと言って、バットでゴブリンを殴れと言う。
僕は、あまりこういうことが得意じゃない。
「行け」の掛け声とともに、ゴブリンを殴り殺しに行った女の人。笑いながら殴っている ……怖いよ。
それにあの猫。猫パンチ一発で、ゴブリンが吹っ飛ぶ。
実は、ゴブリンというのは弱いのか?
よく見て、殴れ?
あれ? 意外と倒せる。
ゲームと一緒か。フルダイブだとこんな感じなのかな?
あっ、体が暖かくなった。レベルアップか?
何だ。ゲームと一緒だ。
「ははっ」
あっと、やばい。横を見ていなかった。ゴブリンが…… かわせ……
ああ。猫ちゃんが、助けてくれた。あの猫強い。
階層もどんどん進む。うん? あの猫、魔石を食べている? 食べても、大丈夫なのか?
あっ速度の早いコボルトが、と思った瞬間。石礫だろうかコボルトの頭が爆散した。
社長さんが、助けてくれたようだ。
うん。意外と少林くんのほうが、度胸があるな。笑っているのが気になるけれど、美月と同タイプか。
さて次の階くらいから、オークが混ざり始める。どうするかな?
あの大学生に聞いたハメ技をやってみるか。後ろの正面だったか、餅つきだったか人によって言い方は違うけれど。要は、挟んで殴るだけだったよな。
「おーい。階段降りる前に、話がある。次の階から、オークが混ざりはじめる。倒し方は、誰かが後ろから殴る。オークが、殴られた方へ振り返るから、又、後ろの奴が殴る。それを繰り返せばいいらしい。頑張れ」
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