勝手にダンジョンを創られ魔法のある生活が始まりました

久遠 れんり

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第2章 魔法の使える世界

第13話 語らいと救済?

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 2人を担ぎ。お近くの見慣れた警察署に行って中に入った瞬間、所内を騒然とさせた。警察官に周りを囲まれながら説明して、いま取調室。

 危なく俺が逮捕されるところだった。
 とっても善良な? 一般市民なのに。

 捕まえた2人と俺、そして田村さんたち。

 この前の空き巣も、こいつらかもと言ったので、担当者が増えた。

 状態異常を解除し、目を覚まさせる。

 状況がわからないのか、キョロキョロしていたが、幾度かコイツラお世話になったらしくどこに居るかすぐに気がついたようだ。

「何で俺らがこんな所に居るんだよ。そいつが犯人だ。俺ら道を歩いていたらいきなり殴られた」
「そうだね。なぜ殴られたか、思い出してみようか? 」
 にやっと笑ってみる。

「まあまだ、目が覚めたばかりだし、調べるのはこっちに任してもらえるかな? 」
 田村さんに言われて一歩後ろへ下がる。

「さて久しぶりだね、少しの間大人しかったと思ったが。君たちはどうして神崎さんの彼をつけていたのかな? 」

「そんなことはしていないし、そこのやつも知らん」

 俺はスマホを取り出すと、ビデオを再生する。
「やっぱり道をそれやがった、工場は別にあるんだ」
「言っている場合か、見失ったぞ」

「こんなことを言って、追っかけてきたよね」

「君。それ、どこかの家の屋根かね」
「さあ? どこでしょう?」

「まあいい。で、どうかな?」
 あきれられた。
「金がなくて、ちょっと魔道具を貰って、さばこうとしただけだ」
「もらってねぇ。忍び込んで、だまってもらうと泥棒。住居侵入罪と窃盗。そこで家人と出会って、金を出せなんて言うと強盗だね。ちょっと位くらいじゃ、割に合わないだろう」

「仕方がないんだよ。しばらくダンジョンに捕まってやっと出てきたら、仲間はみんな捕まっているし」
「こいつと2人じゃ、ゴブリンと戦っても勝てるかどうか怪しいし」

「よわ。そこいら辺りの女の子でも、オークを殺せるぞ」
「へっ? 嘘だろう?」
 美月は倒せるぞ。その辺の女の子に、カテゴリーできるかどうかは不明だが。

「ダンジョンへ行くより、真面目に仕事して体鍛えるのが先だな」
「俺ら高校中退して中卒だし、未成年だから現場に入っても給料安いんだよ」
「何で、中退したんだ?」

「こいつと、中学校の時からダチなんだけど。高校に入ってすぐから、いじめられていたらしくて、クラスが違うから知らなくて。こいつも何も言わないし」
「それで、いじめられているのを見かけて、止めようと飛び込んだんだけど、俺も弱くて」
「それでどうして、退学になるんだよ。おかしいだろう? 」

「診断書持って、いじめにあっているって学校に言いに行ったら、何故かこっちが退学になったんだよ」
「だから、おかしいだろう」
「親に聞いたら、お前の息子に怪我させられた。慰謝料は取らんが、退学しろって言われたらしくて。話はついたから、蒸し返すなって」

「田村さん。この話を知っていた?」
「まあ最初に、クランの事情聴取で引っ張ったときに聞いたな」
「クラン? ああ、無限連鎖講だったって?」

「なかなか仕事先もなくて、金をかき集めて申し込みに行ったら、ダンジョンなんか入らなくていいから、会員の勧誘に行けって。新規会員を取ったら、一人当たり5000円やるって」
「それでまあ、コイツラ仲間もいなくて、オロオロしている間に組織が捕まって解散」

「それが何で、ダンジョン前でカツアゲしていたんだ?」
「いや俺たちも、あそこで金払えって言われて。金払って、ダンジョンの中でゴブリン退治していて」

「その後。多分すぐに、あんたたちが来たんだと思う。外で言い合いになって、その後、なぜか俺たちまで、事情聴取って言われて警察に捕まって。戻ってきたらダンジョンが無くなっていたんだよ。チームの連中がきっと犯人はアイツラだから、追い込みかけるって言い出して。それで、あんたらを探して。
こんどは、家がわかったから、人間集めるって言い出して。その間に逃がすなって命令されて見張っていた。その間に、出てきたあんたら2人を追いかけたんだけど、今度はなぜか2日ほどダンジョンから出られなくなって」
 しどろもどろに言い訳する2人。話を聞いていて、俺は頭にクエスチョンマークが浮かんだ。
なんだ、こいつら?

「それでまあ、ダンジョンに居たときに何とか魔石を集めて役所に行ったら、あんたを見つけて。髪が白くて最初わからなかったけど、一緒にダンジョンに捕まっていた奴が1個1万で魔道具売っているなら、ちょっと分けてもらって売りさばこうぜ。なんだかそんな話になって。役所で納品するのを、また待っていたら女の人が来て、後をつけた。次に出かけたときに、部屋の中に入ったけれど、何も見つからなくって」

「部屋の鍵は?」
「開いていました」
「あのバカ」

「それにしてもおまえら、家には帰りにくいのか?」
「いいえ。今も家にいます」

 話を聞いて、ちょっと悩む。
「……田村さん、この2人。うちに勝手に入った以外。単なる巻き込まれですかね」
「まあ、話がホントならだが」

「首に鈴付けますから、預かっていいですか。もちろん親には話をしに行くし」
「良いのかい? なら取り下げるよ」
「ええ、お願いします」

 でも、田村さんから一言来た。
「……神崎くん。ちょっと確認だが、非人道的なことはしないよね?」
 田村さんを睨みながら答える。
「一体、俺のことをどんな目で見てるのですか?」
「いや。なんとなくたまに、人間じゃないような感じが ……いや、何を言っているのだろうな、わたしは」

 話はまとまったし。よし実行しよう。
 こいつら、そんなに悪い奴じゃない。たぶん。
 だめなら、ダンジョンにおいてこよう。ちょっとした事故だ。
「さて。まず、2人の家へ行って親に話をしよう。それと夜間制でも全日制でも良いが高校へ行け。命令だ」

 すかさず行動を起こすため、助っ人に電話をする。
「井守先生、またお願いがありまして ……今回は儲け話じゃなくて、未成年の雇用承諾ってややっこしかった気がするんで。 ……ええ親権者立会の元で ……ええ女の子じゃないですし、いかがわしくもないです。 ……お願いします」
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