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第2章 魔法の使える世界
第22話 氷のダンジョン攻略
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芳雄達の家族問題が、何とかなったころ。
役所からの依頼が来た。
階層の深い野良ダンジョンが見つかり、封じて欲しいとの依頼だ。
せっかくの上級だから、残さなくていいのか聞くと、危険だから潰してくださいと返答が来た。
ダンジョンの入り口で壁に手をつき、ダンジョンのシステムにアクセスをする。
「ありゃあ、5階からすでにオークが出るとなると、この前のダンジョンと同じだが、深いしトカゲも種類が違うな。このスノーマンとかって属性が氷なんだろうな。前回が炎で今度は氷か、おいフレイヤまた管理者だよ多分。おかしいだろう」
〈そういわれても、私のせいではないのにゃ〉
「おい美月、この壁からダンジョンのシステムにアクセスできるか?」
振り返り、恍惚とした表情で、バットを入念に磨いている怪しい奴に問いかける。
「システム? アクセス? えーと、権利がありませんて返って来た」
「あれ? 管理者になったら全部読めるんじゃないのか?」
〈美月は普通のダンジョンマスターで、管理ができる。主。一司はダンジョンも作れるマスター。 管理クリスタルが標準ユーザーで、美月はパワーユーザー。主はAdministratorかrootかな?〉
〈お前。いつの間に、そんなこと勉強したんだ〉
〈天才だから、見ればわかるにゃ〉
「まあいい。行こう。明日には帰らないと、お前たちの初登校に間に合わなくなるしな」
「テスト勉強ができないんですが?」
「あそこの学校。1年生のテストは、中学校で習った所の復習だって言っていたぞ。教科書は見たんだろう」
「そりゃまあ、見ましたけれど」
「聞いた話だと、1学期の中間テスト。国語の問題で、あなたの名前を、漢字で書きましょうって出たと聞いたぞ。数学は、四則演算から分数までで、スポーツの推薦クラスは半数が赤点取ったとかも聞いたが」
それを聞いて、絶句している。教科書絶対見ていないよな。
「教科書持ってきていないのか?」
「ダンジョンに入るのに、持ってきませんよ」
そうは一司に答えたが、この前二人で見た教科書の内容は普通だった。一司が言うことが本当なら、楽勝だが違っていた場合が怖い。今度から、教科書も持ってダンジョンへ来よう。芳雄と一翔は心に決めた。
「じゃあ仕方がない。さっさと終わらそう。ここは氷のようだ」
「はーい」
社長がそんなことを言ったからか、本当にサクサク進んで、オークやオーガも可哀そうな感じだった。
10階からは、オーガに混ざり、フロストドラゴンというトカゲが混ざり始めた。
それと同時に、ダンジョン内の気温も下がり始めて寒い。
「役所が危険というのは、こう言うことか。みんな大丈夫か?」
「「まだ何とか大丈夫です」」
そう答えるが、指先とかつま先はやばい。
どんどん降りていくと、寒いせいかオーガは出なくなり、代わりにスノーマンと言う人型が出始めた。体つきはオーガより少し小さく真っ白な毛が全身に生えている。
これが癖者で、衝撃を吸収するようだ。
「おい、一翔と芳雄。俺が捕まえておくから、ちょっと頭を殴ってみてくれ」
「社長のですか?」
二人は、念のため確認する。
「……殴るぞ」
寒い周囲がさらに寒くなる。
「すいません」
そう言うと社長は、出会ったスノーマンの背後に回る。
腕を極めて、あっという間に跪かせた。
「ほい。なぐれ」
金属バットを振り上げ、思いっきり振り下ろす。
だけど当たった時の感覚は、バフっという感じがする。
「どうだ、いけそうか?」
「なんだか、バフっていう手ごたえです」
「なんだそりゃ、いや、まあ分かった。どうしようか…… 多分。炎系が効くとは思うんだが、この洞窟であんまり使いたくないよな」
「ファイヤーアローとか、駄目でしょうか?」
「やってみろ」
「ええーと、ファイヤーアロー」
一翔が、スノーマンに向けて撃ちだすが、形になる前に霧散する。
「魔素の流れが、途中でキャンセルされている。もっとイメージをしっかり持って、飛んでいくところまでイメージしろ」
幾度か試すと、打ち上げ花火のようなものが撃ち出せるようになった。
「次は飛んで行って刺さるところまでイメージ」
「「はい」」
「よし、周りがやばそうだからこいつに向かって撃て。俺は撃つなよ」
スノーマンを的に撃ちこむ。意外と毛に火が燃え移り、燃え始めるがダメージは微妙なようだ。すごく暴れだした。
「もういい」
と社長が言った瞬間に、スノーマンが縦に割れた……
「威力が足らんな。今度から魔法の練習もしよう。お前たち、毎晩魔力を練る練習をしているか?」
「ええ。ぼちぼち」
「サボるな。きちっとやれよ」
「「はーい」」
「思ったより進めんな、ここでキャンプするか?」
「一司。ここ今何階?」
「15階だ」
「ここ何階まであるの?」
「なぜか21階」
「じゃあもう少しじゃん。ちょっと休憩してから、レベル上げは今度にして、サクッと終らして帰ろうよ」
おかしなことに、美月がまじめなことを言っている。
「何だ、真魚が気になるのか」
「えへ、妹ができたみたいで」
「わかった。休憩がてら飯を食って、サクッと終わらそう。二人のレベル上げはまた今度だな。それと美月。妹は良いけど変なことは教えるなよ」
「変な事?」
「特殊な性癖だ」
「ぶー」
「とりあえずダンジョンと言えば、サクッとバーベキューだな」
バーベキューコンロを社長が取り出して、炭をガラガラ入れる。
美月さんが、それに火をつける。
しばらく燃やして、炭の表面に、軽く灰が付くくらい火が落ち着いてきた頃。網と鉄板を乗せる。
横にテーブルと椅子が出され、飲み物や肉と野菜がどんどん並べられる。
「飯がいるやつ」
全員が手を上げる。
どんぶりと御櫃が出てくる。
しゃもじでかき混ぜると、まだ熱々だ。
取り皿とたれが複数出てくる。
ポン酢やしょうゆベースのたれ、みそベースのたれ。大根おろしやおろしにんにく、おろしリンゴとぞろぞろ出てくる。
「もう慣れたけれど、おかしいよな」
「なんだ、食わんのか?」
「いや、頂きます」
「あっこの野郎」
社長が突然叫んだので、どうしたのかと見ると、美月さんがビールを飲んでいた。
「どうやって持ち込んだ」
「へへっ。私も亜空間収納が使えるようになったの」
「あっダンジョンマスター特権か」
「良いでしょ」
「良いでしょじゃない。その一本で、追加は飲むなよ」
「やっぱり焼肉ならビールがないと」
「それは分かるが、ダンジョンだからな」
「ほーい」
周りではフレイヤさんが飛び跳ねている。
さっきあれだけ苦労したスノーマンも、猫パンチ一発だ……。
役所からの依頼が来た。
階層の深い野良ダンジョンが見つかり、封じて欲しいとの依頼だ。
せっかくの上級だから、残さなくていいのか聞くと、危険だから潰してくださいと返答が来た。
ダンジョンの入り口で壁に手をつき、ダンジョンのシステムにアクセスをする。
「ありゃあ、5階からすでにオークが出るとなると、この前のダンジョンと同じだが、深いしトカゲも種類が違うな。このスノーマンとかって属性が氷なんだろうな。前回が炎で今度は氷か、おいフレイヤまた管理者だよ多分。おかしいだろう」
〈そういわれても、私のせいではないのにゃ〉
「おい美月、この壁からダンジョンのシステムにアクセスできるか?」
振り返り、恍惚とした表情で、バットを入念に磨いている怪しい奴に問いかける。
「システム? アクセス? えーと、権利がありませんて返って来た」
「あれ? 管理者になったら全部読めるんじゃないのか?」
〈美月は普通のダンジョンマスターで、管理ができる。主。一司はダンジョンも作れるマスター。 管理クリスタルが標準ユーザーで、美月はパワーユーザー。主はAdministratorかrootかな?〉
〈お前。いつの間に、そんなこと勉強したんだ〉
〈天才だから、見ればわかるにゃ〉
「まあいい。行こう。明日には帰らないと、お前たちの初登校に間に合わなくなるしな」
「テスト勉強ができないんですが?」
「あそこの学校。1年生のテストは、中学校で習った所の復習だって言っていたぞ。教科書は見たんだろう」
「そりゃまあ、見ましたけれど」
「聞いた話だと、1学期の中間テスト。国語の問題で、あなたの名前を、漢字で書きましょうって出たと聞いたぞ。数学は、四則演算から分数までで、スポーツの推薦クラスは半数が赤点取ったとかも聞いたが」
それを聞いて、絶句している。教科書絶対見ていないよな。
「教科書持ってきていないのか?」
「ダンジョンに入るのに、持ってきませんよ」
そうは一司に答えたが、この前二人で見た教科書の内容は普通だった。一司が言うことが本当なら、楽勝だが違っていた場合が怖い。今度から、教科書も持ってダンジョンへ来よう。芳雄と一翔は心に決めた。
「じゃあ仕方がない。さっさと終わらそう。ここは氷のようだ」
「はーい」
社長がそんなことを言ったからか、本当にサクサク進んで、オークやオーガも可哀そうな感じだった。
10階からは、オーガに混ざり、フロストドラゴンというトカゲが混ざり始めた。
それと同時に、ダンジョン内の気温も下がり始めて寒い。
「役所が危険というのは、こう言うことか。みんな大丈夫か?」
「「まだ何とか大丈夫です」」
そう答えるが、指先とかつま先はやばい。
どんどん降りていくと、寒いせいかオーガは出なくなり、代わりにスノーマンと言う人型が出始めた。体つきはオーガより少し小さく真っ白な毛が全身に生えている。
これが癖者で、衝撃を吸収するようだ。
「おい、一翔と芳雄。俺が捕まえておくから、ちょっと頭を殴ってみてくれ」
「社長のですか?」
二人は、念のため確認する。
「……殴るぞ」
寒い周囲がさらに寒くなる。
「すいません」
そう言うと社長は、出会ったスノーマンの背後に回る。
腕を極めて、あっという間に跪かせた。
「ほい。なぐれ」
金属バットを振り上げ、思いっきり振り下ろす。
だけど当たった時の感覚は、バフっという感じがする。
「どうだ、いけそうか?」
「なんだか、バフっていう手ごたえです」
「なんだそりゃ、いや、まあ分かった。どうしようか…… 多分。炎系が効くとは思うんだが、この洞窟であんまり使いたくないよな」
「ファイヤーアローとか、駄目でしょうか?」
「やってみろ」
「ええーと、ファイヤーアロー」
一翔が、スノーマンに向けて撃ちだすが、形になる前に霧散する。
「魔素の流れが、途中でキャンセルされている。もっとイメージをしっかり持って、飛んでいくところまでイメージしろ」
幾度か試すと、打ち上げ花火のようなものが撃ち出せるようになった。
「次は飛んで行って刺さるところまでイメージ」
「「はい」」
「よし、周りがやばそうだからこいつに向かって撃て。俺は撃つなよ」
スノーマンを的に撃ちこむ。意外と毛に火が燃え移り、燃え始めるがダメージは微妙なようだ。すごく暴れだした。
「もういい」
と社長が言った瞬間に、スノーマンが縦に割れた……
「威力が足らんな。今度から魔法の練習もしよう。お前たち、毎晩魔力を練る練習をしているか?」
「ええ。ぼちぼち」
「サボるな。きちっとやれよ」
「「はーい」」
「思ったより進めんな、ここでキャンプするか?」
「一司。ここ今何階?」
「15階だ」
「ここ何階まであるの?」
「なぜか21階」
「じゃあもう少しじゃん。ちょっと休憩してから、レベル上げは今度にして、サクッと終らして帰ろうよ」
おかしなことに、美月がまじめなことを言っている。
「何だ、真魚が気になるのか」
「えへ、妹ができたみたいで」
「わかった。休憩がてら飯を食って、サクッと終わらそう。二人のレベル上げはまた今度だな。それと美月。妹は良いけど変なことは教えるなよ」
「変な事?」
「特殊な性癖だ」
「ぶー」
「とりあえずダンジョンと言えば、サクッとバーベキューだな」
バーベキューコンロを社長が取り出して、炭をガラガラ入れる。
美月さんが、それに火をつける。
しばらく燃やして、炭の表面に、軽く灰が付くくらい火が落ち着いてきた頃。網と鉄板を乗せる。
横にテーブルと椅子が出され、飲み物や肉と野菜がどんどん並べられる。
「飯がいるやつ」
全員が手を上げる。
どんぶりと御櫃が出てくる。
しゃもじでかき混ぜると、まだ熱々だ。
取り皿とたれが複数出てくる。
ポン酢やしょうゆベースのたれ、みそベースのたれ。大根おろしやおろしにんにく、おろしリンゴとぞろぞろ出てくる。
「もう慣れたけれど、おかしいよな」
「なんだ、食わんのか?」
「いや、頂きます」
「あっこの野郎」
社長が突然叫んだので、どうしたのかと見ると、美月さんがビールを飲んでいた。
「どうやって持ち込んだ」
「へへっ。私も亜空間収納が使えるようになったの」
「あっダンジョンマスター特権か」
「良いでしょ」
「良いでしょじゃない。その一本で、追加は飲むなよ」
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