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第3章 アミサム王国 動乱
第75話 お姫様二人
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「松田様と真一様? 奇妙なお名前ですわね。ですが。早速父上に言付けられた、日本に関する情報が得られました」
アウラはこの時になって、右手のものに気がついたが、よく見てから返せばいいかと、しまい込む。
「お嬢様。何か得られたようで何より」
「爺。あのトイレは良いものです。何とか手に入れなくてはいけませんね」
「ええ先ほど、触れたとき。尻を乗せる部分が、暖こうございました」
「あのような魔道具を、排泄のためだけに、使用するようなものにまで。組み入れるとは、なんという贅沢。ですが、その余裕?でしょうか。その心が素晴らしいですね」
歩いていると、人だかりが出来ている店を発見する。
「あれは、商店でしょうか?」
「何かを食べています。あれは何でしょう?」
近くに行くと、細長い何か。だが、嗅いだことの無い匂いが、鼻腔をくすぐる。
「あれは、虫ではありませんよね。もしや、食べるものが不足をして。むかし土中にあのような細長いものがいたのを、見たことがあります」
「姫それはミミズでしょうか? 食せるとは聞いたことがありますが、色がちがいます。それに、見ていると、非常に美味そうに食べておられます。少し話を聞いてみましょう」
問答していると、クスティが案内につけた兵が説明する。
「あれは、松田様達が営業されている商店で、食べているのは、うどんとラーメンと呼ばれるのものです。松田様に言わせると、簡易版ということですが。あの白いのは小麦の粉を、練って伸ばしたものと言うことです」
「ほう。小麦を」
爺やさんの体から、食ってみたいという。オーラが立ちのぼる。
「人気があるようです。食してみましょう」
ひょいひょいと、軽やかに近付いていく。
「うどんとラーメンというもの、食してみたいのじゃが、どうすればよろしいのかな」
「どっちも、銅貨3枚だよ」
応対するのは、シーラ。
時間により、こっち側を手伝っている。
「はい。器は返してください。熱いですから気を付けて。食べるのはフォークとお箸どっちが良いですか」
そう言って、割り箸と、使い捨て木製フォークを見せる。
「どちらも見たことがありませんが、どうやって使用するのでしょうか」
「周りを見れば、使い方は分かりますが、慣れればお箸の方が食べやすいですね」
そう言われて、周りを見回す。
フォークは、単純にすくい、箸は器用に挟んでいるようだ。
「両方試してみたいが」
「一つに一つ。じゃあうどんとラーメンだから、一つずつ付けましょう。薬味はあそこね。じゃあごゆっくり」
よく分からないので、適当に薬味を入れる。周りを見て、小口に切られたネギを入れ、胡椒と七味を振りかける。近くにあったテーブルに座り。使いやすそうなフォークを姫に渡す。
「どちらを、食してみます?」
「その太い方は、虫っぽいので、ラーメンでしたか。こちらをいただきましょう」
フォークですくい。食べるが、予想以上に熱い。
周りを見ると、すくい上げ。ふーふーと息を吹きかけ、ずるずるとすすっているようだ。
じいさんは、箸を持ったので、なかなか扱えず。もたもたしている。
その様子を眺めていたシーラは、後ろに控えた兵を見て、どこかの客人だろうと理解する。ため息を付きながら近寄ると、じいさんに箸の使い方を教える。
「箸はこうして、人差し指の上にのせて、親指で上から押さえる。軽くね。一本は薬指の上。もう一本は人差し指と中指を添えて。こんな感じに」
見本を見せながら、教えていると。
横で、ぶほっと音がする。
なれない麺をすすり。ネギを気管に入れたお姫様は、盛大にむせる。麺を出してはいけないところから出している。そう。口だけではなく鼻からも。
シーラは、あらまと思いながらも、ティッシュとペーパータオルを持ってくる。
鼻と口から一つなぎの麺を垂らし。あばあばしている姫の世話をする。
その時、爺はティッシュとペーパータオルを見て、目が点になっていた。
これはなんだ。透き通る薄さにまで削った紙。それに、柔らかさ。
これだけのもの。手間暇を考えれば一枚で銀貨は必要だろう。
紙を漉くと言うことを、知らないじいさんは、紙を削って薄くしたと思ったようだ。それを惜しげも無く使う。信じられない光景。
爺の頭の中で思い出される、先ほどの兵が言った言葉、松田様達が営業されている商店だと言っていた。
その脇で、姫様は結構大変な状況で、麺を口から抜けば良いのに、鼻から抜いたものだから熱い麺が新たに鼻へとやってくる。
熱さと、鼻腔を抜ける麺が与える奇妙な感覚。
じいさんは、やっと食べられたうどんに、感心していた。
「うむうむ。すばらしい。このスープも、単純かと思えばそうでも無い。この香りとうまみ。そして、適度な甘味と塩味。すばらしい」
結局ラーメンの汁もかぶり、どべどべになった姫様と御一同。シーラにより、裏にある広大の家へ連れて行かれ、風呂に放り込まれる。その後、シーラと凪沙が帰れと言っても、そのまま居着くことになる。
「ここは、きっと神の国へ通じる場所。松田様。どのようなお方でしょうか」
大きめの、湯船に浸かり。真っ白な空間で、まだ見ぬ広大は、頭の中でさらに神々しく変化し。思いは懸想へと、昇華されていく。
一方。アミサム王国側。
「王様。ヴィボルク要塞より連絡が来ております」
「要塞から? 内容は」
「姫様ご来訪。日本と共に。明日王都へ到着」
「とのことです。刻印を見ると、明日というのは、今日です。日本と共に来られるようですな。どうされますか? 今からなど、出来ることは限られますが」
「あのアーロ・パッカ男爵が、上げてきた報告が本当なら、持てなさなければならん。なんとしてでも」
「しかし、要塞からここまで。1日で来られますかな」
「うむ。それはそうか。しかし何か。一応準備だけは整えよ」
「御意に」
そんなとき、兵が走り込んでくる。
「報告いたします。王都門前に謎のものが到着し。中に、第二王女マリアーナ・ヘレナ・アミサム様と、カリーネ・ティモネン嬢。それに日本というところの使者が乗っています。馬のいない馬車のようですが。ガラガラと不気味な音を立てるものです。たまに、ブオーンと嘶くのを聞いたとも報告が来ております」
王と宰相は、驚嘆するが。
「そんなに目立つものなら、なおさら早く中へ入れろ」
「はっ」
そう言い残し、兵は走って行く。
「ほんとうに、今日来ましたな」
「そうだな。どうする?」
「今日の所は。ゆっくりと、休んでいただきましょう」
「そうか。そうだな」
アウラはこの時になって、右手のものに気がついたが、よく見てから返せばいいかと、しまい込む。
「お嬢様。何か得られたようで何より」
「爺。あのトイレは良いものです。何とか手に入れなくてはいけませんね」
「ええ先ほど、触れたとき。尻を乗せる部分が、暖こうございました」
「あのような魔道具を、排泄のためだけに、使用するようなものにまで。組み入れるとは、なんという贅沢。ですが、その余裕?でしょうか。その心が素晴らしいですね」
歩いていると、人だかりが出来ている店を発見する。
「あれは、商店でしょうか?」
「何かを食べています。あれは何でしょう?」
近くに行くと、細長い何か。だが、嗅いだことの無い匂いが、鼻腔をくすぐる。
「あれは、虫ではありませんよね。もしや、食べるものが不足をして。むかし土中にあのような細長いものがいたのを、見たことがあります」
「姫それはミミズでしょうか? 食せるとは聞いたことがありますが、色がちがいます。それに、見ていると、非常に美味そうに食べておられます。少し話を聞いてみましょう」
問答していると、クスティが案内につけた兵が説明する。
「あれは、松田様達が営業されている商店で、食べているのは、うどんとラーメンと呼ばれるのものです。松田様に言わせると、簡易版ということですが。あの白いのは小麦の粉を、練って伸ばしたものと言うことです」
「ほう。小麦を」
爺やさんの体から、食ってみたいという。オーラが立ちのぼる。
「人気があるようです。食してみましょう」
ひょいひょいと、軽やかに近付いていく。
「うどんとラーメンというもの、食してみたいのじゃが、どうすればよろしいのかな」
「どっちも、銅貨3枚だよ」
応対するのは、シーラ。
時間により、こっち側を手伝っている。
「はい。器は返してください。熱いですから気を付けて。食べるのはフォークとお箸どっちが良いですか」
そう言って、割り箸と、使い捨て木製フォークを見せる。
「どちらも見たことがありませんが、どうやって使用するのでしょうか」
「周りを見れば、使い方は分かりますが、慣れればお箸の方が食べやすいですね」
そう言われて、周りを見回す。
フォークは、単純にすくい、箸は器用に挟んでいるようだ。
「両方試してみたいが」
「一つに一つ。じゃあうどんとラーメンだから、一つずつ付けましょう。薬味はあそこね。じゃあごゆっくり」
よく分からないので、適当に薬味を入れる。周りを見て、小口に切られたネギを入れ、胡椒と七味を振りかける。近くにあったテーブルに座り。使いやすそうなフォークを姫に渡す。
「どちらを、食してみます?」
「その太い方は、虫っぽいので、ラーメンでしたか。こちらをいただきましょう」
フォークですくい。食べるが、予想以上に熱い。
周りを見ると、すくい上げ。ふーふーと息を吹きかけ、ずるずるとすすっているようだ。
じいさんは、箸を持ったので、なかなか扱えず。もたもたしている。
その様子を眺めていたシーラは、後ろに控えた兵を見て、どこかの客人だろうと理解する。ため息を付きながら近寄ると、じいさんに箸の使い方を教える。
「箸はこうして、人差し指の上にのせて、親指で上から押さえる。軽くね。一本は薬指の上。もう一本は人差し指と中指を添えて。こんな感じに」
見本を見せながら、教えていると。
横で、ぶほっと音がする。
なれない麺をすすり。ネギを気管に入れたお姫様は、盛大にむせる。麺を出してはいけないところから出している。そう。口だけではなく鼻からも。
シーラは、あらまと思いながらも、ティッシュとペーパータオルを持ってくる。
鼻と口から一つなぎの麺を垂らし。あばあばしている姫の世話をする。
その時、爺はティッシュとペーパータオルを見て、目が点になっていた。
これはなんだ。透き通る薄さにまで削った紙。それに、柔らかさ。
これだけのもの。手間暇を考えれば一枚で銀貨は必要だろう。
紙を漉くと言うことを、知らないじいさんは、紙を削って薄くしたと思ったようだ。それを惜しげも無く使う。信じられない光景。
爺の頭の中で思い出される、先ほどの兵が言った言葉、松田様達が営業されている商店だと言っていた。
その脇で、姫様は結構大変な状況で、麺を口から抜けば良いのに、鼻から抜いたものだから熱い麺が新たに鼻へとやってくる。
熱さと、鼻腔を抜ける麺が与える奇妙な感覚。
じいさんは、やっと食べられたうどんに、感心していた。
「うむうむ。すばらしい。このスープも、単純かと思えばそうでも無い。この香りとうまみ。そして、適度な甘味と塩味。すばらしい」
結局ラーメンの汁もかぶり、どべどべになった姫様と御一同。シーラにより、裏にある広大の家へ連れて行かれ、風呂に放り込まれる。その後、シーラと凪沙が帰れと言っても、そのまま居着くことになる。
「ここは、きっと神の国へ通じる場所。松田様。どのようなお方でしょうか」
大きめの、湯船に浸かり。真っ白な空間で、まだ見ぬ広大は、頭の中でさらに神々しく変化し。思いは懸想へと、昇華されていく。
一方。アミサム王国側。
「王様。ヴィボルク要塞より連絡が来ております」
「要塞から? 内容は」
「姫様ご来訪。日本と共に。明日王都へ到着」
「とのことです。刻印を見ると、明日というのは、今日です。日本と共に来られるようですな。どうされますか? 今からなど、出来ることは限られますが」
「あのアーロ・パッカ男爵が、上げてきた報告が本当なら、持てなさなければならん。なんとしてでも」
「しかし、要塞からここまで。1日で来られますかな」
「うむ。それはそうか。しかし何か。一応準備だけは整えよ」
「御意に」
そんなとき、兵が走り込んでくる。
「報告いたします。王都門前に謎のものが到着し。中に、第二王女マリアーナ・ヘレナ・アミサム様と、カリーネ・ティモネン嬢。それに日本というところの使者が乗っています。馬のいない馬車のようですが。ガラガラと不気味な音を立てるものです。たまに、ブオーンと嘶くのを聞いたとも報告が来ております」
王と宰相は、驚嘆するが。
「そんなに目立つものなら、なおさら早く中へ入れろ」
「はっ」
そう言い残し、兵は走って行く。
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