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第3章 アミサム王国 動乱
第107話 事態は進む
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とりあえず、重機のチェック中なので、魔族の連中にも見せる。
「これは何だ?」
魔王が聞いてくる。
「機械さ。色々な作業を、効率的にこなすために作られたもの」
そう言って、パワーショベルやブルドーザーが動くのを見学する。
無論。調査用の、ボーリングマシンなどもある。
職人のおっさんが、まあ自衛官だが。その辺りを軽く整地して、どやっていたので、すぐ脇を魔法で整地してみせる。
ついでに、表面の石化も。
意外と大人げない、広大。
「なあ、あれ。重機必要だったのか?」
「魔法だろ? 覚えたいよな」
隊員達も、ぼやきながらチェックをする。
今現状は、地質調査の専門家で、アミサム側に来ても良いという人を探しているようだ。ネックになる魔素問題。
小型の散布マシンは、強制的に日本へ配置し、その対応用だ。
見た目も、石像。
招き猫や、仏像、道標のような。そこに在っても、おかしくない物で作ってある。
ステラは、理解できなかったようだが。
一通りチェックをして、問題なさそうなら。もう一度収納する。
少し離れているが、四天王達も動く重機を見て、驚いている。
「あの力。ジコクでも勝てんな」
「動きが遅いのが、救いだ」
「いやおい。魔王様の友人と言う男。化け物だ」
「そんなことは分かっている。魔力の質も量も桁違いだ」
ぼそぼそと、そんなことをしゃべっていると、宰相ガッコウが四天王に聞いてくる。
「魔王様は、何処であんな化け物と知り合った。そもそもどうやって仲良くなった?」
「ああ前に来たとき、あそこに見える人間どもの町を占領をしたのだが、3日ほどしたらいきなり、近くで魔力の放出を受け。魔王様自ら様子を見に行って、酔っ払って帰ってきたときだと思う。焼き鳥は、うまいとか言っていたよな」
コウモクが、思い出しながら説明をする。
「魔王様、御一人で、行かれたのか?」
「うん、ああ。どうせあの力だ。我らが行っても、役には立たない」
「一応、羅刹の乙女達は、付いていったようだぞ。近くには、足がすくんで行けなかったようだが」
「そうか」
宰相ガッコウ、唸る。
やがて重機が消えていく。
「なんと、空間魔法!! 本当に、何者だ?」
距離はあるが、その様子を魔族の連中も見ていた。
「あのおかしな物といい、あの空間魔法。それに、魔王様の近くに、化け物が3人。随分落ちるが、残り2人。あの2人にも絶対かなわん」
「ひょっとして、あれと戦うのか?」
「いや、それはないだろう」
「だがさっき、魔王様が投げられたぞ」
「だがその後も、一緒に何かを語っているじゃないか。大丈夫だろう」
そんな騒めきが、伝播していく。
それにより、大きな力を感じ、緊張をしていた魔族達も落ち着いてくる。
「相手は、あの化け物では、無いようだ。安心しろ」
「「「おおう」」」「良かった」
だが、安心の騒めきが広がり、最後尾に到達すると、その騒めきが、相対する者達を恐怖させる。
「おっおい。王様達が燃えたし、前の魔族の集団雰囲気が変わったぞ。逃げるなら今のうちじゃないのか?」
元々よく分からない理由での遠征。
目の前で、軍の指揮官とも言える王たちが死んだ。誰かが叫ぶ。
「逃げるなら、今だ」
その一言で、なし崩し的に、隊列も何もなくバラバラに逃げ始める。
結局訳が分からないうちに、アルテリウム軍の遠征が終わった。
その一月後。
牢から出された第1王女アウラにより、完全にアルテリウムは無くなるのだが、それは騒動と共に、もう少し後の話。
「さて、お待たせ。おい。ダニエラ。村長を呼んでくるか、行くのが良いかどっちが良いと思う?」
「来てもらえるなら、魔王様が一度村に来られたら、皆も喜ぶと思う」
「そうか、そうだな。じゃあ行くか。魔王。イブリース。それでいいか?」
「無論かまわないよ。今まで、ほったらかしだったからね。先代魔王の命令とは言え、見事に果たしてくれた。礼も言わなければね」
「じゃあ。そっちは魔王と、四天王と宰相さんか? こっちは誰が行く?」
聞いた瞬間に、ダニエラと美咲が飛びついてくる。
「真一達はどうするんだ?」
「ああ自衛隊の人たちの、歓迎会でもするさ。だが、魔族の連中はどうする?」
「そうだな。どうするか。ここに居られてもじゃまだな。おい魔族領はどっちだ?」
「うん? ここからならあっちだ。海を渡った先にある」
東の方を指さす。
意識を飛ばし、確認すると。
町らしい町はないが、城は見つけた。
森の中に、小屋のような家が、隠れるように建っている。
「これか。城が魔王城か?」
「うん城があれば、僕の家だ」
「よし」
イメージを拡げ、魔族連中を認識。
転移させる。
「「「どわーあああ」」」
突然、体を包む光と浮遊感。
気がつけば、見慣れた森。
「ありゃ。ここは。あそこに魔王様のお城がある。帰ってきたぞ」
「今のは、古の空間魔法だ。すげえぇ。あの人、次期魔王様かな?」
「力は、十分だが。人だろ」
「関係ないだろ。強ければ正義だ」
「おお、宴会をしながら、話を拡げろ」
「そうだな」
そうして、帰ってきた連中は、一斉に周囲に散らばっていく。
そして、危険な噂が流れ始める。
「これは何だ?」
魔王が聞いてくる。
「機械さ。色々な作業を、効率的にこなすために作られたもの」
そう言って、パワーショベルやブルドーザーが動くのを見学する。
無論。調査用の、ボーリングマシンなどもある。
職人のおっさんが、まあ自衛官だが。その辺りを軽く整地して、どやっていたので、すぐ脇を魔法で整地してみせる。
ついでに、表面の石化も。
意外と大人げない、広大。
「なあ、あれ。重機必要だったのか?」
「魔法だろ? 覚えたいよな」
隊員達も、ぼやきながらチェックをする。
今現状は、地質調査の専門家で、アミサム側に来ても良いという人を探しているようだ。ネックになる魔素問題。
小型の散布マシンは、強制的に日本へ配置し、その対応用だ。
見た目も、石像。
招き猫や、仏像、道標のような。そこに在っても、おかしくない物で作ってある。
ステラは、理解できなかったようだが。
一通りチェックをして、問題なさそうなら。もう一度収納する。
少し離れているが、四天王達も動く重機を見て、驚いている。
「あの力。ジコクでも勝てんな」
「動きが遅いのが、救いだ」
「いやおい。魔王様の友人と言う男。化け物だ」
「そんなことは分かっている。魔力の質も量も桁違いだ」
ぼそぼそと、そんなことをしゃべっていると、宰相ガッコウが四天王に聞いてくる。
「魔王様は、何処であんな化け物と知り合った。そもそもどうやって仲良くなった?」
「ああ前に来たとき、あそこに見える人間どもの町を占領をしたのだが、3日ほどしたらいきなり、近くで魔力の放出を受け。魔王様自ら様子を見に行って、酔っ払って帰ってきたときだと思う。焼き鳥は、うまいとか言っていたよな」
コウモクが、思い出しながら説明をする。
「魔王様、御一人で、行かれたのか?」
「うん、ああ。どうせあの力だ。我らが行っても、役には立たない」
「一応、羅刹の乙女達は、付いていったようだぞ。近くには、足がすくんで行けなかったようだが」
「そうか」
宰相ガッコウ、唸る。
やがて重機が消えていく。
「なんと、空間魔法!! 本当に、何者だ?」
距離はあるが、その様子を魔族の連中も見ていた。
「あのおかしな物といい、あの空間魔法。それに、魔王様の近くに、化け物が3人。随分落ちるが、残り2人。あの2人にも絶対かなわん」
「ひょっとして、あれと戦うのか?」
「いや、それはないだろう」
「だがさっき、魔王様が投げられたぞ」
「だがその後も、一緒に何かを語っているじゃないか。大丈夫だろう」
そんな騒めきが、伝播していく。
それにより、大きな力を感じ、緊張をしていた魔族達も落ち着いてくる。
「相手は、あの化け物では、無いようだ。安心しろ」
「「「おおう」」」「良かった」
だが、安心の騒めきが広がり、最後尾に到達すると、その騒めきが、相対する者達を恐怖させる。
「おっおい。王様達が燃えたし、前の魔族の集団雰囲気が変わったぞ。逃げるなら今のうちじゃないのか?」
元々よく分からない理由での遠征。
目の前で、軍の指揮官とも言える王たちが死んだ。誰かが叫ぶ。
「逃げるなら、今だ」
その一言で、なし崩し的に、隊列も何もなくバラバラに逃げ始める。
結局訳が分からないうちに、アルテリウム軍の遠征が終わった。
その一月後。
牢から出された第1王女アウラにより、完全にアルテリウムは無くなるのだが、それは騒動と共に、もう少し後の話。
「さて、お待たせ。おい。ダニエラ。村長を呼んでくるか、行くのが良いかどっちが良いと思う?」
「来てもらえるなら、魔王様が一度村に来られたら、皆も喜ぶと思う」
「そうか、そうだな。じゃあ行くか。魔王。イブリース。それでいいか?」
「無論かまわないよ。今まで、ほったらかしだったからね。先代魔王の命令とは言え、見事に果たしてくれた。礼も言わなければね」
「じゃあ。そっちは魔王と、四天王と宰相さんか? こっちは誰が行く?」
聞いた瞬間に、ダニエラと美咲が飛びついてくる。
「真一達はどうするんだ?」
「ああ自衛隊の人たちの、歓迎会でもするさ。だが、魔族の連中はどうする?」
「そうだな。どうするか。ここに居られてもじゃまだな。おい魔族領はどっちだ?」
「うん? ここからならあっちだ。海を渡った先にある」
東の方を指さす。
意識を飛ばし、確認すると。
町らしい町はないが、城は見つけた。
森の中に、小屋のような家が、隠れるように建っている。
「これか。城が魔王城か?」
「うん城があれば、僕の家だ」
「よし」
イメージを拡げ、魔族連中を認識。
転移させる。
「「「どわーあああ」」」
突然、体を包む光と浮遊感。
気がつけば、見慣れた森。
「ありゃ。ここは。あそこに魔王様のお城がある。帰ってきたぞ」
「今のは、古の空間魔法だ。すげえぇ。あの人、次期魔王様かな?」
「力は、十分だが。人だろ」
「関係ないだろ。強ければ正義だ」
「おお、宴会をしながら、話を拡げろ」
「そうだな」
そうして、帰ってきた連中は、一斉に周囲に散らばっていく。
そして、危険な噂が流れ始める。
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