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第1部-ファフニール王国・自由編-
009_歓喜
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それから数日が立ち、リリアの体調もすっかり良くなっていた。オズウェルが用意した薬も効いているのか、眩暈の回数も徐々に減りつつあった。
リリアが寝込んでいる間は毎朝部屋を訪れ朝食をともにしていたオズウェルだが、もう出歩いても大丈夫との医者のお墨付きもあり、ここへ来た初日ぶりにリリアがオズウェルの書斎を訪れた。
いつもかっちりとした服を身に着けているオズウェルだが、今日はいつもにもましてきちんとした格好をしている。いわゆる余所行きという風な。そして――リリアも、先日購入したドレスの中で、一番上質な赤いドレスを着せられていた。
「あの、この服は一体……」
椅子に座ってすぐ、リリアは不安そうにオズウェルに尋ねた。着替えの最中、何度アンに聞いてもはぐらかされて答えてもらえなかったのだ。そして案の定、黙ったまま首を振られて答えることを拒否される。
「内緒です。それよりも僕の名前、呼んではくださらないのですか? 再会した以降一度も僕の名を口にしていないでしょう」
仏頂面は相変わらず。だが、寂しそうな口調に、リリアから笑みがこぼれた。
「オズウェルって呼んでもいい?」
「もちろん。友達でしょう?」
「ありがとう」
「食事が終わりましたら出かけますよ。先日約束したでしょう?」
約束。何だったかと数度瞬きして思い出したリリアは、嬉しそうに頷く。どこに連れて行ってくれるのだろう。期待を膨らませてリリアは馬車に乗り込む。
馬車は街中を抜けて、国の中心部へと進んでいく。次第に立派になる建造物に、どんな人々が住んでいるのだろうと想像を膨らませた。そこまで考えたところで、馬車はその王宮につながる門をくぐった。
「オズウェル、ここって……」
「驚くにはまだはやいですよ」
無表情ながらも笑っているらしい。意地悪だと頬を膨らませて、どうせ答えてくれないのだからと大人しく外を眺める。馬車は王宮の奥へと進んでいき、人が来ないような裏手に止まる。
戸惑いながらオズウェルに続いて馬車を降る。不安そうにそばに近寄ったリリアの手をしっかりと掴むと、戸惑うリリアを王宮へと案内した。
「見つかったら怒られたりしない?」
「大丈夫ですよ。王があなたをお望みなのです」
「え?」
リリアの知るファフニール王国の現王についての知識はないに等しい。噂話に有能だとか、好戦的だとかいう話を聞くくらいで、肝心なエピソードは何一つとして知らない。
オズウェルがようやく立ち止まったのは、王宮を抜けた先にある立派な部屋。明らかに王のプライベート空間だった。さらに、通常ならば護衛兵がいるはずが、誰もいない。
状況が理解できずにオズウェルを見上げたリリアは、入るように促されるが首を振り抵抗を示す。
「レオファルドがここにいますよ」
「えっ……でもここって……それって……」
「さぁお待ちかねですよ」
リリアのパニック状態を、珍しく声を出して笑ったオズウェルは扉を開く。
「こちらへ」
「ちょっと待って! オズウェル!」
「人を待たせるものではありませんよ、リリア嬢」
反応はわかっていたと言わんばかりに半ば強引に手を引き、リリアは慌てて足を動かす。いくつかの部屋を抜けていき、ひときわ大きい部屋に出たところでオズウェルの足が止まった。ここまできたらもう逃げ場はない。
リリアがおそるおそる顔をあげると、奥の広いテーブルの奥にゆったりと腰掛けている男がいた。
真っ赤な鋭い瞳がリリアを射抜く。
「よぉ、リリア」
瞳を限界まで見開いて、男を見る。――この声、この態度、間違いなく、リリアが会いたかったもう一人の友人がそこにはいた。
「久しぶりに会うっていうのに、なんだその間抜け面は」
だが、感情的に駆け寄れるほどもうリリアも幼くはない。顔を伏せ、膝を折った。
「……ご無沙汰しております。レオファルド陛下」
「なんだその挨拶は。いいからこっちこい」
「ですが……」
「お前は臣下じゃないだろ。その敬語もやめろよ。ほら、早く」
最近オズウェルに言われた言葉と同じ内容でも、立場が圧倒的に違う。さっさとレオファルドの後ろに控えたオズウェルに目線で助けを求めても、首を振られるだけ。
「早く来い、リリア」
三度急かされて、リリアも諦めがついた。レオファルドという人物はこういう男だったと思い出す。自分の決めたことは変えない、人さえ思い通りにするのが当たり前。
リリアはゆっくりと立ちあがると、緊張で乾いた口を開いた。
「相変わらずだねレオファルド」
「レオ、だろ」
「うん……レオ!」
今度は素直に言い直すと、答えるようにレオファルドの口の端も上がる。
「早くこっち来て話聞かせろよ。オズウェルから聞いてはいるが、お前から聞きたい」
くいっと指で手招きされたリリアは、レオファルドのそばに近寄った。近くにあるソファに座るように示され従うと、隣へレオファルドも尊大に腰掛けた。背中につくほどのリリアと似た艶やかな黒髪をかき上げると、赤い目でリリアを見下ろす。
「話せ。お前が今までどうしていたのか」
「うん」
リリアは長い時間をかけて、数年間の出来事を語った。静かに聞いていた二人は、リリアが話し終わるとしばらく沈黙の後、盛大なため息をついた。
「それで今の体調はどうなんだ?」
「元気だよ。お医者様に見てもらってるから。それに、ちゃんと普通に歩けるようになったし」
「まだ十分ではないでしょう」
「ほら見ろ。とりあえずこれでも食え。今からでも大きくならねーとな」
「ちょっとレオ! それは関係ないから」
果物を口元に持ってこられ、慌てて顔をそむけたリリアは困って助けを求めるが、オズウェルは肩をすくめるだけ。助けてくれるつもりはないらしい。
腕をつかんで逃げようとするリリアに、レオは笑みを深くするばかり。
「どうせ普段からたいして食ってないだろ」
「レオってば、人の話聞いて!」
果物がダメならと、今度は菓子を押し付けられて、必死に逃げようとするリリア。それを捕まえるレオファルド。穏やかに見守るオズウェル。
穏やかな時間が流れる。一通りからかって満足したレオファルドが、からかいすぎて拗ねたリリアに、お詫びだと王とは思えない慣れた手つきで紅茶を入れだすと、流石に慌てたリリアが制止する。
「あの、お茶なら私が入れるから」
「いいから大人しくしてな。こんなことするのはお前にくらいだぞ」
「確かに。こんなレオファルドの姿を見たら、国中が発狂しそうだ。あの暴君レオファルド陛下が、王族でもない女性の世話を焼くなんて」
「暴君とは失礼な。ちゃんと、政はこなしているだろう?」
「レオファルドの態度が反感を産むんですよ」
「わかってる分かってる」
聞き飽きたと、オズウェルの説教を交わし、レオファルドはリリアの顔を覗き込む。再会した時は遠慮がちだったリリアが、今ではまた表情豊かに怒ったり笑ったりするのが楽しくて仕方ないらしい。
我が道を行くレオファルドに懐かしさを感じ、怒っていたリリアも頬を緩めた。
「変わらないねレオは」
「それよりリリア、お前、俺のところに来るか?」
「え?」
「こんなとこに一人でいたら気が滅入ってな。オズウェルもなかなか来ねーし」
「僕にも仕事というものがあるんですよ。レオ。これでも土地を一つ治めているですから」
「これだから真面目な奴は。ここでやればいいだろって何度言ったと」
「どうやってですか! まったく……」
「な、リリア。俺がこんなに誘ってるのにこの態度だぜ。つれないやつだろ? お前が来てくれると助かるんだがな」
「でも……ここは王宮でしょう。勝手には……」
リリアの困った表情に、レオファルドは楽しそうに笑う。
「冗談だ。困ったことがあればいえ。お前にだけは好きに使われてやる。ああ、それからここに住めとはいわんから、呼んだらすぐに来いよ」
「レオファルドのとこなら安心です。送り迎えはさせますのでいつでもどうぞ」
「決まりだな。明日もこい」
「わかった」
素直な返事に満足そうなレオファルドがまたもや乱暴に頭を撫で、リリアは慌てて距離をとろうとするが撫でる手は止まらない。
「もうっ、せっかく綺麗にしてもらったのに」
「わかったわかった。あとで直してやるよ」
「そういう問題じゃないから!」
それからというもの、度々呼び出されるようになったリリアは、退屈だというレオファルドの遊び相手を務めることとなる。
リリアが寝込んでいる間は毎朝部屋を訪れ朝食をともにしていたオズウェルだが、もう出歩いても大丈夫との医者のお墨付きもあり、ここへ来た初日ぶりにリリアがオズウェルの書斎を訪れた。
いつもかっちりとした服を身に着けているオズウェルだが、今日はいつもにもましてきちんとした格好をしている。いわゆる余所行きという風な。そして――リリアも、先日購入したドレスの中で、一番上質な赤いドレスを着せられていた。
「あの、この服は一体……」
椅子に座ってすぐ、リリアは不安そうにオズウェルに尋ねた。着替えの最中、何度アンに聞いてもはぐらかされて答えてもらえなかったのだ。そして案の定、黙ったまま首を振られて答えることを拒否される。
「内緒です。それよりも僕の名前、呼んではくださらないのですか? 再会した以降一度も僕の名を口にしていないでしょう」
仏頂面は相変わらず。だが、寂しそうな口調に、リリアから笑みがこぼれた。
「オズウェルって呼んでもいい?」
「もちろん。友達でしょう?」
「ありがとう」
「食事が終わりましたら出かけますよ。先日約束したでしょう?」
約束。何だったかと数度瞬きして思い出したリリアは、嬉しそうに頷く。どこに連れて行ってくれるのだろう。期待を膨らませてリリアは馬車に乗り込む。
馬車は街中を抜けて、国の中心部へと進んでいく。次第に立派になる建造物に、どんな人々が住んでいるのだろうと想像を膨らませた。そこまで考えたところで、馬車はその王宮につながる門をくぐった。
「オズウェル、ここって……」
「驚くにはまだはやいですよ」
無表情ながらも笑っているらしい。意地悪だと頬を膨らませて、どうせ答えてくれないのだからと大人しく外を眺める。馬車は王宮の奥へと進んでいき、人が来ないような裏手に止まる。
戸惑いながらオズウェルに続いて馬車を降る。不安そうにそばに近寄ったリリアの手をしっかりと掴むと、戸惑うリリアを王宮へと案内した。
「見つかったら怒られたりしない?」
「大丈夫ですよ。王があなたをお望みなのです」
「え?」
リリアの知るファフニール王国の現王についての知識はないに等しい。噂話に有能だとか、好戦的だとかいう話を聞くくらいで、肝心なエピソードは何一つとして知らない。
オズウェルがようやく立ち止まったのは、王宮を抜けた先にある立派な部屋。明らかに王のプライベート空間だった。さらに、通常ならば護衛兵がいるはずが、誰もいない。
状況が理解できずにオズウェルを見上げたリリアは、入るように促されるが首を振り抵抗を示す。
「レオファルドがここにいますよ」
「えっ……でもここって……それって……」
「さぁお待ちかねですよ」
リリアのパニック状態を、珍しく声を出して笑ったオズウェルは扉を開く。
「こちらへ」
「ちょっと待って! オズウェル!」
「人を待たせるものではありませんよ、リリア嬢」
反応はわかっていたと言わんばかりに半ば強引に手を引き、リリアは慌てて足を動かす。いくつかの部屋を抜けていき、ひときわ大きい部屋に出たところでオズウェルの足が止まった。ここまできたらもう逃げ場はない。
リリアがおそるおそる顔をあげると、奥の広いテーブルの奥にゆったりと腰掛けている男がいた。
真っ赤な鋭い瞳がリリアを射抜く。
「よぉ、リリア」
瞳を限界まで見開いて、男を見る。――この声、この態度、間違いなく、リリアが会いたかったもう一人の友人がそこにはいた。
「久しぶりに会うっていうのに、なんだその間抜け面は」
だが、感情的に駆け寄れるほどもうリリアも幼くはない。顔を伏せ、膝を折った。
「……ご無沙汰しております。レオファルド陛下」
「なんだその挨拶は。いいからこっちこい」
「ですが……」
「お前は臣下じゃないだろ。その敬語もやめろよ。ほら、早く」
最近オズウェルに言われた言葉と同じ内容でも、立場が圧倒的に違う。さっさとレオファルドの後ろに控えたオズウェルに目線で助けを求めても、首を振られるだけ。
「早く来い、リリア」
三度急かされて、リリアも諦めがついた。レオファルドという人物はこういう男だったと思い出す。自分の決めたことは変えない、人さえ思い通りにするのが当たり前。
リリアはゆっくりと立ちあがると、緊張で乾いた口を開いた。
「相変わらずだねレオファルド」
「レオ、だろ」
「うん……レオ!」
今度は素直に言い直すと、答えるようにレオファルドの口の端も上がる。
「早くこっち来て話聞かせろよ。オズウェルから聞いてはいるが、お前から聞きたい」
くいっと指で手招きされたリリアは、レオファルドのそばに近寄った。近くにあるソファに座るように示され従うと、隣へレオファルドも尊大に腰掛けた。背中につくほどのリリアと似た艶やかな黒髪をかき上げると、赤い目でリリアを見下ろす。
「話せ。お前が今までどうしていたのか」
「うん」
リリアは長い時間をかけて、数年間の出来事を語った。静かに聞いていた二人は、リリアが話し終わるとしばらく沈黙の後、盛大なため息をついた。
「それで今の体調はどうなんだ?」
「元気だよ。お医者様に見てもらってるから。それに、ちゃんと普通に歩けるようになったし」
「まだ十分ではないでしょう」
「ほら見ろ。とりあえずこれでも食え。今からでも大きくならねーとな」
「ちょっとレオ! それは関係ないから」
果物を口元に持ってこられ、慌てて顔をそむけたリリアは困って助けを求めるが、オズウェルは肩をすくめるだけ。助けてくれるつもりはないらしい。
腕をつかんで逃げようとするリリアに、レオは笑みを深くするばかり。
「どうせ普段からたいして食ってないだろ」
「レオってば、人の話聞いて!」
果物がダメならと、今度は菓子を押し付けられて、必死に逃げようとするリリア。それを捕まえるレオファルド。穏やかに見守るオズウェル。
穏やかな時間が流れる。一通りからかって満足したレオファルドが、からかいすぎて拗ねたリリアに、お詫びだと王とは思えない慣れた手つきで紅茶を入れだすと、流石に慌てたリリアが制止する。
「あの、お茶なら私が入れるから」
「いいから大人しくしてな。こんなことするのはお前にくらいだぞ」
「確かに。こんなレオファルドの姿を見たら、国中が発狂しそうだ。あの暴君レオファルド陛下が、王族でもない女性の世話を焼くなんて」
「暴君とは失礼な。ちゃんと、政はこなしているだろう?」
「レオファルドの態度が反感を産むんですよ」
「わかってる分かってる」
聞き飽きたと、オズウェルの説教を交わし、レオファルドはリリアの顔を覗き込む。再会した時は遠慮がちだったリリアが、今ではまた表情豊かに怒ったり笑ったりするのが楽しくて仕方ないらしい。
我が道を行くレオファルドに懐かしさを感じ、怒っていたリリアも頬を緩めた。
「変わらないねレオは」
「それよりリリア、お前、俺のところに来るか?」
「え?」
「こんなとこに一人でいたら気が滅入ってな。オズウェルもなかなか来ねーし」
「僕にも仕事というものがあるんですよ。レオ。これでも土地を一つ治めているですから」
「これだから真面目な奴は。ここでやればいいだろって何度言ったと」
「どうやってですか! まったく……」
「な、リリア。俺がこんなに誘ってるのにこの態度だぜ。つれないやつだろ? お前が来てくれると助かるんだがな」
「でも……ここは王宮でしょう。勝手には……」
リリアの困った表情に、レオファルドは楽しそうに笑う。
「冗談だ。困ったことがあればいえ。お前にだけは好きに使われてやる。ああ、それからここに住めとはいわんから、呼んだらすぐに来いよ」
「レオファルドのとこなら安心です。送り迎えはさせますのでいつでもどうぞ」
「決まりだな。明日もこい」
「わかった」
素直な返事に満足そうなレオファルドがまたもや乱暴に頭を撫で、リリアは慌てて距離をとろうとするが撫でる手は止まらない。
「もうっ、せっかく綺麗にしてもらったのに」
「わかったわかった。あとで直してやるよ」
「そういう問題じゃないから!」
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