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第2部-ファフニール王国・成長編-
026_日常
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引っ越しを終えたサンドラの部屋はリリアのすぐ側になり、授業は隔日に行われることとなった。
それぞれのパーティーなどでの作法、家格や勢力図、世渡りの仕方等授業内容は多岐にわたる。
その他にも教育の一貫として、楽器の演奏や美術品の鑑賞なども行われた。
とはいえ、サンドラがリリアに無理をさせることはなく、ゆっくりとした授業。リリアは穏やかな日々を送っていた。
「リリア嬢、明日のご予定は? 確か、レオファルドから呼び出されていたでしょう?」
夕食の席でオズウェルに問われ、リリアは少し考えてから答える。
「そうなんだよね。会いに行かなきゃ」
「では明日は僕がお送りしましょう。ちょうど用事もあることですし」
「うん! 早く仕事が終わったら、一緒にお茶したいな」
「そう言われたら頑張るしかありませんね」
「ありがとう! 楽しみにしているからね」
また、サンドラの授業が休みのある日はレオファルドを訪れる。
時折、街に買い物に行き、オズウェルとの時間を過ごす。
忙しいけれど、充実した毎日を送る。
そんな毎日を送り、新しい生活にも慣れた頃の昼下がり、オズウェルとサンドラと三人でお茶を楽しんでいた。
「リリア様、授業で色々なことを教えさせていただいていますけれど、何か興味の持てることはありそうですか?」
「興味……やりたいこと?」
「ええ、取り組みたいことがあるなら、わたくしがお手伝い致しますから是非お探しくださいね」
「はい!」
そばで見守ってくれるサンドラをリリアは慕っていた。
素直に頷きを返し、何が一番好きだろうかと考える。
そんな2人を見ていたオズウェルが、ふと思い出したように口を開く。
「そういえば、リリア嬢を昔一緒に遊んだ森にお連れするという約束をしていましたね」
「行きたい! でも暇なときで大丈夫だよ。オズウェル、いつも忙しそうだから」
「暇は自分で作るものですよ。近々、出かけましょうか」
「うん!」
ご機嫌なリリアに、サンドラも嬉しそう。
どんな思い出だったのかと問われ、懐かしそうに口を開いた。
「2人には森の中での知識をいっぱい教えてもらいました。植物もそうですし、危ない地帯の見分け方だったり、迷子になった時にどうすればいいかとか」
「リリア嬢が熱心にお尋ねになるから、レオファルドもきちんと調べていたりしたんですよ。僕も一緒に勉強したりして」
「そうなの? とても詳しかったから、好きなのかと思ってた」
「レオファルドは最初から少々詳しかったですがね。幼い頃のリリア嬢もそれはそれは可愛らしかったですし、尚更見栄をはりたかったのでしょう」
「殿下にもそのようなお年頃があったのですね。それにしても、リリア様の小さい頃ですか。さぞかし良い思い出でしょう」
「出会いは偶然とはいえ、リリア嬢だからこそです」
途中からリリアはおいてけぼりの話になり、話題の中心になってしまったリリアはどう反応すれば良いか分からず2人を交互に見つめるのだった。
そんな反応もまた愛おしく、オズウェルは目元を緩ませる。
「リリア嬢はぜひそのままでいらっしゃってください」
「ん? よくわからないけど、大丈夫だよ」
「わからないのに頷くのはオズウェル様だけにしてくださいねリリア様。危ないですから」
「うん!」
本当に分かったのかどうか。そう思わせるほどの即答。けれど、ニコニコと嬉しそうな表情で頷かれればサンドラもそれ以上は念押しすることはやめた。
危なくないよう見守ろう、そう思わせる笑顔だった。
それぞれのパーティーなどでの作法、家格や勢力図、世渡りの仕方等授業内容は多岐にわたる。
その他にも教育の一貫として、楽器の演奏や美術品の鑑賞なども行われた。
とはいえ、サンドラがリリアに無理をさせることはなく、ゆっくりとした授業。リリアは穏やかな日々を送っていた。
「リリア嬢、明日のご予定は? 確か、レオファルドから呼び出されていたでしょう?」
夕食の席でオズウェルに問われ、リリアは少し考えてから答える。
「そうなんだよね。会いに行かなきゃ」
「では明日は僕がお送りしましょう。ちょうど用事もあることですし」
「うん! 早く仕事が終わったら、一緒にお茶したいな」
「そう言われたら頑張るしかありませんね」
「ありがとう! 楽しみにしているからね」
また、サンドラの授業が休みのある日はレオファルドを訪れる。
時折、街に買い物に行き、オズウェルとの時間を過ごす。
忙しいけれど、充実した毎日を送る。
そんな毎日を送り、新しい生活にも慣れた頃の昼下がり、オズウェルとサンドラと三人でお茶を楽しんでいた。
「リリア様、授業で色々なことを教えさせていただいていますけれど、何か興味の持てることはありそうですか?」
「興味……やりたいこと?」
「ええ、取り組みたいことがあるなら、わたくしがお手伝い致しますから是非お探しくださいね」
「はい!」
そばで見守ってくれるサンドラをリリアは慕っていた。
素直に頷きを返し、何が一番好きだろうかと考える。
そんな2人を見ていたオズウェルが、ふと思い出したように口を開く。
「そういえば、リリア嬢を昔一緒に遊んだ森にお連れするという約束をしていましたね」
「行きたい! でも暇なときで大丈夫だよ。オズウェル、いつも忙しそうだから」
「暇は自分で作るものですよ。近々、出かけましょうか」
「うん!」
ご機嫌なリリアに、サンドラも嬉しそう。
どんな思い出だったのかと問われ、懐かしそうに口を開いた。
「2人には森の中での知識をいっぱい教えてもらいました。植物もそうですし、危ない地帯の見分け方だったり、迷子になった時にどうすればいいかとか」
「リリア嬢が熱心にお尋ねになるから、レオファルドもきちんと調べていたりしたんですよ。僕も一緒に勉強したりして」
「そうなの? とても詳しかったから、好きなのかと思ってた」
「レオファルドは最初から少々詳しかったですがね。幼い頃のリリア嬢もそれはそれは可愛らしかったですし、尚更見栄をはりたかったのでしょう」
「殿下にもそのようなお年頃があったのですね。それにしても、リリア様の小さい頃ですか。さぞかし良い思い出でしょう」
「出会いは偶然とはいえ、リリア嬢だからこそです」
途中からリリアはおいてけぼりの話になり、話題の中心になってしまったリリアはどう反応すれば良いか分からず2人を交互に見つめるのだった。
そんな反応もまた愛おしく、オズウェルは目元を緩ませる。
「リリア嬢はぜひそのままでいらっしゃってください」
「ん? よくわからないけど、大丈夫だよ」
「わからないのに頷くのはオズウェル様だけにしてくださいねリリア様。危ないですから」
「うん!」
本当に分かったのかどうか。そう思わせるほどの即答。けれど、ニコニコと嬉しそうな表情で頷かれればサンドラもそれ以上は念押しすることはやめた。
危なくないよう見守ろう、そう思わせる笑顔だった。
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