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一年生
寮のお掃除をします!
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「はい、みなさん!おはようございます!本日はみなさん自身でお掃除をする日となりますので、頑張って綺麗にしていきましょう!」
寮の庭に集合した俺たち生徒に大きな声で挨拶をするのは、寮母長のベアおばさん。
身体が縦にも横にも大きな優しい人で、みんなから頼りにされている存在だ。
いつもは寮内のスタッフの管理し、自身も掃除、洗濯、調理を行うというまさに寮のお母さんと言えるだろう。
今日は寮回りや寮の掃除をする日だ。
全校生徒で月に一度のペースで行われる。
入学してすぐの四月は行われなかったので今回が初めてだ。
俺たち一年生はベアおばさんと一緒に、一年生フロアの掃除、洗濯、朝食と昼食の後片付けを行うことになっている。
大変ではあるが、いつも暮らしている寮のことを知れる良い機会だと思う。
「それでは!始めていきましょう!」
ベアおばさんは挨拶を終えると、一年生の集団ににこやかに声をかけてくる。
「まずはお洗濯をするわよ!洗濯物は早く干しておきたいからね!」
とのことで洗濯室へと向かう。
「洗濯物を持ってくる場所なので男子寮と女子寮が繋がっているけど、いつもは鍵がかかっているからね?」
今まで前を通ったことはあるが、入ったことがない場所だ。
そんな秘密があったとは……
「それでこれが洗濯道具ね。昔は手洗いだったけど最近は便利ねぇ。風と水の魔法で自動で洗ってくれるのよ!まあ、詳しいことは知らないけどね?」
ポンポンと鉄の箱を叩く。
それと同じ箱が二つあり、合計で三つある。
「あ、あの……質問よろしいでしょうか?」
「あら?どうしたのフレアちゃん?」
「そ、そのですね……私たちの洗濯物は男子と一緒に洗われているのでしょうか?」
フレアとリーナは恥ずかしそうにしているが、サリアはボーっとして気にしていないようだ。
今俺が着ているシャツが、女子たちの下着類と一緒に洗われている可能性が!?
そう考えたのは野郎ども全員のようで、服をサワサワと触っていた。
マスター……何をしているんですか?
肌触りを堪能しているが?
気持ち悪いですね。
「そんなことないわよ?おばさんだって女の子なんだからその気持ちよく分かるもの。ちゃんと分けて洗ってるわ。こっちの二つが男子用、こっちが女子用ね」
その言葉に野郎どもは、泣きそうになった。
「そ、そうですか。ありがとうございます」
「気にしないでいいわよ。それじゃあみんなで洗濯道具を使ってみましょうか!」
俺たちは集められている洗濯物の前に来たのだが、
「「「く、臭ぇ……」」」
近寄るととんでもない汗臭さで目が痛くなる。
一人分ではあまり気にならなかったが、それが大量に集まると半端ない。
それとは違い、女子たちの方は、
「洗剤を入れてあとは魔力を込めるだけ、それで綺麗にしてくれるわよ」
「おお、これは便利ですね」
「さすが最新式です!教会の洗濯道具は水魔法が付与されていないので水を入れないとダメなんですよね……これがあればシスターも楽できるだろうな……」
「がんばれリーナ」
「はい!」
「いい子だねぇ……」
そんな和やかな会話を聞きつつ、
「「「お、おわったぁぁぁ……」」」
俺たちも洗濯を終えることができたのだった。
「それじゃあ、次は朝ごはんの後片付けね。お皿洗いと食堂のお掃除で組み分けをしましょう。私にじゃんけんで負け続けた人がお皿洗いね」
その結果、俺とリーナと野郎二人の計四人が皿洗いとなった。
「お皿洗いは得意ですから!任せてください!」
するとリーナは大きな流しにつけ置かれた食器類をてきぱきと洗っていく。
「「「はやっ!?」」」
その隣で俺たちも洗っているのだが、明らかにスピードが違う。
慣れている手つきとでもいうのだろうか、俺にはリーナの手先が見えないでいる。
「ふふん♪どんなもんですか♪」
瞬く間に水切りされている食器類を眺めた俺たちは、
「「「おぉぉぉ……」」」
パチパチパチパチ。
感嘆と拍手でリーナを称えていた。
「……リーナの好感度が上がっているではないか」
「……やはり強敵」
台拭きでテーブルを清掃しているフレアとサリアの二人が、羨ましそうにリーナの様子を見ていると、
「あらら?手がお留守になってるわよ?」
ニコニコのベアおばさんに話しかけられる。
「い、いつの間に後ろへ!?申し訳ありません!」
「ぜんぜん気付かなかった……ごめんなさい」
「うふふ……花嫁修業とでも思って、いろいろと頑張ってね?」
全てを察しているかのように意味深な笑みを浮かべると、他の場所の見回りへと戻っていった。
「……あのお方には絶対に逆らわないようにしよう」
「……同意」
そうして食堂の掃除を終えると、次は通路の掃除へと移っていく。
「通路掃除は女子の負担が大きいので何人かの男子に女子寮で手伝ってもらいたいの。行きたい人はいるかな?」
「「「はい!」」」
男子全員が手を上げた。
まったく……不埒な奴ばかりだな。
マスターもルース君もおもいっきり手を上げていますが?
俺のは女子を手伝いという純粋な想いだ。
ルースは見た目的に問題ない。
どういう理屈ですか……
「分かってはいたけど全員が希望者。それじゃあ、みんなで女子寮へ行きましょうか。それが終わったらみんなで男子寮のお掃除ね?」
「「「うぉぉぉぉぉ!ベアおばさん最高だぜぇぇぇ!」」」
「……男子って言うのは」
「か、可愛いと思いますよ?」
「みんな元気だね」
本当にバカですね。
男子寮と同じ建物ですよ?
女子寮という禁断の名前が、俺たちを狂わせるんだ……
大バカですね。
ランクアップしてしまった。
だが、関係ない!
いざ女子寮へ!
寮の庭に集合した俺たち生徒に大きな声で挨拶をするのは、寮母長のベアおばさん。
身体が縦にも横にも大きな優しい人で、みんなから頼りにされている存在だ。
いつもは寮内のスタッフの管理し、自身も掃除、洗濯、調理を行うというまさに寮のお母さんと言えるだろう。
今日は寮回りや寮の掃除をする日だ。
全校生徒で月に一度のペースで行われる。
入学してすぐの四月は行われなかったので今回が初めてだ。
俺たち一年生はベアおばさんと一緒に、一年生フロアの掃除、洗濯、朝食と昼食の後片付けを行うことになっている。
大変ではあるが、いつも暮らしている寮のことを知れる良い機会だと思う。
「それでは!始めていきましょう!」
ベアおばさんは挨拶を終えると、一年生の集団ににこやかに声をかけてくる。
「まずはお洗濯をするわよ!洗濯物は早く干しておきたいからね!」
とのことで洗濯室へと向かう。
「洗濯物を持ってくる場所なので男子寮と女子寮が繋がっているけど、いつもは鍵がかかっているからね?」
今まで前を通ったことはあるが、入ったことがない場所だ。
そんな秘密があったとは……
「それでこれが洗濯道具ね。昔は手洗いだったけど最近は便利ねぇ。風と水の魔法で自動で洗ってくれるのよ!まあ、詳しいことは知らないけどね?」
ポンポンと鉄の箱を叩く。
それと同じ箱が二つあり、合計で三つある。
「あ、あの……質問よろしいでしょうか?」
「あら?どうしたのフレアちゃん?」
「そ、そのですね……私たちの洗濯物は男子と一緒に洗われているのでしょうか?」
フレアとリーナは恥ずかしそうにしているが、サリアはボーっとして気にしていないようだ。
今俺が着ているシャツが、女子たちの下着類と一緒に洗われている可能性が!?
そう考えたのは野郎ども全員のようで、服をサワサワと触っていた。
マスター……何をしているんですか?
肌触りを堪能しているが?
気持ち悪いですね。
「そんなことないわよ?おばさんだって女の子なんだからその気持ちよく分かるもの。ちゃんと分けて洗ってるわ。こっちの二つが男子用、こっちが女子用ね」
その言葉に野郎どもは、泣きそうになった。
「そ、そうですか。ありがとうございます」
「気にしないでいいわよ。それじゃあみんなで洗濯道具を使ってみましょうか!」
俺たちは集められている洗濯物の前に来たのだが、
「「「く、臭ぇ……」」」
近寄るととんでもない汗臭さで目が痛くなる。
一人分ではあまり気にならなかったが、それが大量に集まると半端ない。
それとは違い、女子たちの方は、
「洗剤を入れてあとは魔力を込めるだけ、それで綺麗にしてくれるわよ」
「おお、これは便利ですね」
「さすが最新式です!教会の洗濯道具は水魔法が付与されていないので水を入れないとダメなんですよね……これがあればシスターも楽できるだろうな……」
「がんばれリーナ」
「はい!」
「いい子だねぇ……」
そんな和やかな会話を聞きつつ、
「「「お、おわったぁぁぁ……」」」
俺たちも洗濯を終えることができたのだった。
「それじゃあ、次は朝ごはんの後片付けね。お皿洗いと食堂のお掃除で組み分けをしましょう。私にじゃんけんで負け続けた人がお皿洗いね」
その結果、俺とリーナと野郎二人の計四人が皿洗いとなった。
「お皿洗いは得意ですから!任せてください!」
するとリーナは大きな流しにつけ置かれた食器類をてきぱきと洗っていく。
「「「はやっ!?」」」
その隣で俺たちも洗っているのだが、明らかにスピードが違う。
慣れている手つきとでもいうのだろうか、俺にはリーナの手先が見えないでいる。
「ふふん♪どんなもんですか♪」
瞬く間に水切りされている食器類を眺めた俺たちは、
「「「おぉぉぉ……」」」
パチパチパチパチ。
感嘆と拍手でリーナを称えていた。
「……リーナの好感度が上がっているではないか」
「……やはり強敵」
台拭きでテーブルを清掃しているフレアとサリアの二人が、羨ましそうにリーナの様子を見ていると、
「あらら?手がお留守になってるわよ?」
ニコニコのベアおばさんに話しかけられる。
「い、いつの間に後ろへ!?申し訳ありません!」
「ぜんぜん気付かなかった……ごめんなさい」
「うふふ……花嫁修業とでも思って、いろいろと頑張ってね?」
全てを察しているかのように意味深な笑みを浮かべると、他の場所の見回りへと戻っていった。
「……あのお方には絶対に逆らわないようにしよう」
「……同意」
そうして食堂の掃除を終えると、次は通路の掃除へと移っていく。
「通路掃除は女子の負担が大きいので何人かの男子に女子寮で手伝ってもらいたいの。行きたい人はいるかな?」
「「「はい!」」」
男子全員が手を上げた。
まったく……不埒な奴ばかりだな。
マスターもルース君もおもいっきり手を上げていますが?
俺のは女子を手伝いという純粋な想いだ。
ルースは見た目的に問題ない。
どういう理屈ですか……
「分かってはいたけど全員が希望者。それじゃあ、みんなで女子寮へ行きましょうか。それが終わったらみんなで男子寮のお掃除ね?」
「「「うぉぉぉぉぉ!ベアおばさん最高だぜぇぇぇ!」」」
「……男子って言うのは」
「か、可愛いと思いますよ?」
「みんな元気だね」
本当にバカですね。
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だが、関係ない!
いざ女子寮へ!
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