148 / 175
第148話新形態
しおりを挟む
「やー。最高でしたね!」
レイナさんのオンステージ、もといパワーアップの儀式が終わり、僕らは一端カフェに戻って死臭漂う戦場の匂いを香ばしいコーヒーの香りに上書きしていると、どこからともなく現れるのは、何時ものメンバーだった。
流石はサブカルチャー研究部のメンバーだ。
このビックイベントを見逃さない嗅覚は賞賛に値した。
浦島先輩と龍宮院先生、そして桃山君は完全に観戦モードで店員に口々に注文を出し、準備を万端に整えて定位置についた。
「で? 今から何が始まるの?」
龍宮院先生は、何となく察しているのか表情が引きつっていたけど、その予想は大当たりだった。
「レイナさんの、新スキルお披露目ですけど?」
「ほう? 今度はなに教えたの? また変なこと教えたんでしょう?」
「なんてこというんですか浦島先輩。人聞き悪いですね。とてもためになる裏技しか教えてないですって」
「裏技なんじゃん」
また浦島先輩は人の悪い笑みを浮かべて、誤解されそうなことを言う。
僕の言葉に嘘はない。
今回レイナさんが身に着けたスキルは、正直画期的だと言わざるを得ない代物だった。
「その名もネクロマンサー専用裏スキル“冥王化”です」
「「「冥王化?」」」
「それは……修羅化と同じ感じがするでござるが」
桃山君の言う通り。このスキルは同じ性質の切り札である。
「まぁそうだよ。魔力と精神力を一時的に急激に上昇するスキルだ。いざという時の備えには違いないけど……このスキルのすごいところはそんなちゃちなもんじゃない」
「な、何でござる?」
ゴクリと喉を鳴らして桃山君に尋ねられたが、そこで待ったをかけたのはレイナさんだった。
彼女はまぁ待ってくれと主に僕に釘を刺しつつ、自分の胸に手を当てた。
「ここからはワタシが説明します。せっかくお披露目の機会なんです、直接見なきゃもったいないですよ」
「それはそうかも」
ムフーと鼻息も荒く、レイナさんは精神を集中。
そのスキルを使用した。
とたん、レイナさんは全身に暗いオーラを宿し、冷たい風がカフェを駆け抜けた。
そして新たな力を解放したレイナさんは瞳が黄金色に輝いて―――耳がにゅっと伸びた。
「「「エルフだ!!」」」
「その通りです! すごいでしょ!」
浦島先輩も桃山君もそして龍宮院先生すらテンションが上がる。
僕は腕を組み、後方で一人静かに頷いた。
とても満足である。実に満ち足りた気分だ。
レイナさんの褐色の肌にネクロマンサーというジョブ、そして長い耳。
まぁぼんやりと輝く瞳だったり、若干明るめに光る髪とか細かい変化はあるが、冥王化したレイナさんを見ているととある単語が頭をよぎる。
「……ダークエルフでござるよ! ダークエルフは本当にいたんでござる! 拙者好きなんでござるよね! こう……ギャル味があってかわいらしいというか……」
ただそんな桃山君の指摘には、思わず物申してしまった。
「え? 待って? 桃山氏? それは違うよ? ダークエルフとギャルは全く違うものじゃないかい?」
「は? いやいや、ワタヌキ氏、類似属性でござるよ何言ってるんでござるか?」
「いやいやいやいや、桃山氏そこは譲れんよ? ギャルとダークエルフじゃ子供と大人くらいの違いがあるだろう?」
「何言ってるんでござるか? 褐色の肌に、すべてを自然に受け入れる包容力、ホラ類似点が多々見られるでござる。それに混ぜるというのは重要なことでござろう?」
「いやいやいやいやいや。属性が違いすぎると思うんだよ。快活でかわいらしいギャル的なかわいらしさって、子供寄りのかわいらしさじゃん? 対してダークエルフは今まで重ねて来たであろう老練な知的さ、大人の魅力がキーになる。相反すでしょうよ? 共通点褐色の肌くらいしかないって」
「おおっと? ダークエルフに子供時代がないとでも? それこそ柔軟性が足りないでござる。ギャルのダークエルフ……拙者大いにありでござるよ」
「……フゥ。語るに落ちたね桃山氏。ギャル”の”ダークエルフだって? 言葉を足している時点で、それは別のものだと認めているも同然じゃない? それに状況が変動したら、もはや別属性になるのが当然だ。それにロリのダークエルフとは言っても、大人のダークエルフとは言わないのがスタンダードなダークエルフ像を証明しているんじゃないかい? だからこそダークエルフとギャルは厳密に分けられなければいけないと僕はそう主張したい……あっ」
しまった、ついめっちゃ早口で語ってしまった。でもそこは譲れなかったんだもん。
しかし桃山氏も、やはり主張は曲げられないか。
平行線。この界隈ではよくある事だった。
浦島先輩は、大いに理解を示していた。
「うんうん。大いに語りたまえよ後輩たち。議論もまたオタ活の一つ。新たな扉がまた君の前に現れるだろう」
妙に達観したことをを言っている浦島先輩は高みの見物である。
しかし、僕は肝心の主役をついカヤの外にしてしまっていることに気がついてハッとした。
「待ってください、……つまり」
レイナさんが割って入り、僕らは青ざめた。
正直、この場面でのヒートアップは最悪だった。
まさに失策。
こういう長くなりそうな不毛な話はあとでチャットででもやればよかった。
僕は罪人が判決を待つような心地で、レイナさんの言葉を待つ。
そして彼女は目を輝かせて言った。
「ダークエルフとギャルの要素をナチュラルに併せ持つワタシが最強と言う話ですね?」
僕と桃山君はレイナさんの言葉を聞いてお互いに視線を合わせる。
だがそこで過った様々なセリフは、どれも適切なものではなかった。
「「……そうだね」」
「何で反応が微妙なんですか!?」
レイナさんはヒデェよと声高に主張するが、こればかりは仕方がない。
「いやぁ。そりゃあもう素晴らしいとは思うんでござるよ?」
「でもこの話の流れだと……まずいかなって?」
いやだって、そらリアルコスプレとなるとまた派閥が分かれるじゃん?
なんて言わないし、現実で限りなくダークエルフに近しい存在になったレイナさんに言うのはあまりにもあんまりだ。
でもそこには確かに、ドロッとしたこだわりが存在するのである。
世の中には様々な好きが存在するが、その多くは他人には決して伝わらない拘りで細かく好みが分かれることが多いのだと僕は思う。
それでも、好きだからこそ僕らは打ち解け、場合によっては対立するのだろう。
では、拘りはともかく不毛な争いはこれくらいにして、撮影会などはやっていく心づもりだった。
レイナさんのオンステージ、もといパワーアップの儀式が終わり、僕らは一端カフェに戻って死臭漂う戦場の匂いを香ばしいコーヒーの香りに上書きしていると、どこからともなく現れるのは、何時ものメンバーだった。
流石はサブカルチャー研究部のメンバーだ。
このビックイベントを見逃さない嗅覚は賞賛に値した。
浦島先輩と龍宮院先生、そして桃山君は完全に観戦モードで店員に口々に注文を出し、準備を万端に整えて定位置についた。
「で? 今から何が始まるの?」
龍宮院先生は、何となく察しているのか表情が引きつっていたけど、その予想は大当たりだった。
「レイナさんの、新スキルお披露目ですけど?」
「ほう? 今度はなに教えたの? また変なこと教えたんでしょう?」
「なんてこというんですか浦島先輩。人聞き悪いですね。とてもためになる裏技しか教えてないですって」
「裏技なんじゃん」
また浦島先輩は人の悪い笑みを浮かべて、誤解されそうなことを言う。
僕の言葉に嘘はない。
今回レイナさんが身に着けたスキルは、正直画期的だと言わざるを得ない代物だった。
「その名もネクロマンサー専用裏スキル“冥王化”です」
「「「冥王化?」」」
「それは……修羅化と同じ感じがするでござるが」
桃山君の言う通り。このスキルは同じ性質の切り札である。
「まぁそうだよ。魔力と精神力を一時的に急激に上昇するスキルだ。いざという時の備えには違いないけど……このスキルのすごいところはそんなちゃちなもんじゃない」
「な、何でござる?」
ゴクリと喉を鳴らして桃山君に尋ねられたが、そこで待ったをかけたのはレイナさんだった。
彼女はまぁ待ってくれと主に僕に釘を刺しつつ、自分の胸に手を当てた。
「ここからはワタシが説明します。せっかくお披露目の機会なんです、直接見なきゃもったいないですよ」
「それはそうかも」
ムフーと鼻息も荒く、レイナさんは精神を集中。
そのスキルを使用した。
とたん、レイナさんは全身に暗いオーラを宿し、冷たい風がカフェを駆け抜けた。
そして新たな力を解放したレイナさんは瞳が黄金色に輝いて―――耳がにゅっと伸びた。
「「「エルフだ!!」」」
「その通りです! すごいでしょ!」
浦島先輩も桃山君もそして龍宮院先生すらテンションが上がる。
僕は腕を組み、後方で一人静かに頷いた。
とても満足である。実に満ち足りた気分だ。
レイナさんの褐色の肌にネクロマンサーというジョブ、そして長い耳。
まぁぼんやりと輝く瞳だったり、若干明るめに光る髪とか細かい変化はあるが、冥王化したレイナさんを見ているととある単語が頭をよぎる。
「……ダークエルフでござるよ! ダークエルフは本当にいたんでござる! 拙者好きなんでござるよね! こう……ギャル味があってかわいらしいというか……」
ただそんな桃山君の指摘には、思わず物申してしまった。
「え? 待って? 桃山氏? それは違うよ? ダークエルフとギャルは全く違うものじゃないかい?」
「は? いやいや、ワタヌキ氏、類似属性でござるよ何言ってるんでござるか?」
「いやいやいやいや、桃山氏そこは譲れんよ? ギャルとダークエルフじゃ子供と大人くらいの違いがあるだろう?」
「何言ってるんでござるか? 褐色の肌に、すべてを自然に受け入れる包容力、ホラ類似点が多々見られるでござる。それに混ぜるというのは重要なことでござろう?」
「いやいやいやいやいや。属性が違いすぎると思うんだよ。快活でかわいらしいギャル的なかわいらしさって、子供寄りのかわいらしさじゃん? 対してダークエルフは今まで重ねて来たであろう老練な知的さ、大人の魅力がキーになる。相反すでしょうよ? 共通点褐色の肌くらいしかないって」
「おおっと? ダークエルフに子供時代がないとでも? それこそ柔軟性が足りないでござる。ギャルのダークエルフ……拙者大いにありでござるよ」
「……フゥ。語るに落ちたね桃山氏。ギャル”の”ダークエルフだって? 言葉を足している時点で、それは別のものだと認めているも同然じゃない? それに状況が変動したら、もはや別属性になるのが当然だ。それにロリのダークエルフとは言っても、大人のダークエルフとは言わないのがスタンダードなダークエルフ像を証明しているんじゃないかい? だからこそダークエルフとギャルは厳密に分けられなければいけないと僕はそう主張したい……あっ」
しまった、ついめっちゃ早口で語ってしまった。でもそこは譲れなかったんだもん。
しかし桃山氏も、やはり主張は曲げられないか。
平行線。この界隈ではよくある事だった。
浦島先輩は、大いに理解を示していた。
「うんうん。大いに語りたまえよ後輩たち。議論もまたオタ活の一つ。新たな扉がまた君の前に現れるだろう」
妙に達観したことをを言っている浦島先輩は高みの見物である。
しかし、僕は肝心の主役をついカヤの外にしてしまっていることに気がついてハッとした。
「待ってください、……つまり」
レイナさんが割って入り、僕らは青ざめた。
正直、この場面でのヒートアップは最悪だった。
まさに失策。
こういう長くなりそうな不毛な話はあとでチャットででもやればよかった。
僕は罪人が判決を待つような心地で、レイナさんの言葉を待つ。
そして彼女は目を輝かせて言った。
「ダークエルフとギャルの要素をナチュラルに併せ持つワタシが最強と言う話ですね?」
僕と桃山君はレイナさんの言葉を聞いてお互いに視線を合わせる。
だがそこで過った様々なセリフは、どれも適切なものではなかった。
「「……そうだね」」
「何で反応が微妙なんですか!?」
レイナさんはヒデェよと声高に主張するが、こればかりは仕方がない。
「いやぁ。そりゃあもう素晴らしいとは思うんでござるよ?」
「でもこの話の流れだと……まずいかなって?」
いやだって、そらリアルコスプレとなるとまた派閥が分かれるじゃん?
なんて言わないし、現実で限りなくダークエルフに近しい存在になったレイナさんに言うのはあまりにもあんまりだ。
でもそこには確かに、ドロッとしたこだわりが存在するのである。
世の中には様々な好きが存在するが、その多くは他人には決して伝わらない拘りで細かく好みが分かれることが多いのだと僕は思う。
それでも、好きだからこそ僕らは打ち解け、場合によっては対立するのだろう。
では、拘りはともかく不毛な争いはこれくらいにして、撮影会などはやっていく心づもりだった。
23
あなたにおすすめの小説
異世界帰りの英雄は理不尽な現代でそこそこ無双する〜やりすぎはいかんよ、やりすぎは〜
mitsuzoエンターテインメンツ
ファンタジー
<これからは「週一投稿(できれば毎週土曜日9:00)」または「不定期投稿」となります>
「異世界から元の世界に戻るとレベルはリセットされる」⋯⋯そう女神に告げられるも「それでも元の世界で自分の人生を取り戻したい」と言って一から出直すつもりで元の世界に戻った結城タケル。
死ぬ前の時間軸——5年前の高校2年生の、あの事故現場に戻ったタケル。そこはダンジョンのある現代。タケルはダンジョン探索者《シーカー》になるべくダンジョン養成講座を受け、初心者養成ダンジョンに入る。
レベル1ではスライム1匹にさえ苦戦するという貧弱さであるにも関わらず、最悪なことに2匹のゴブリンに遭遇するタケル。
絶望の中、タケルは「どうにかしなければ⋯⋯」と必死の中、ステータスをおもむろに開く。それはただの悪あがきのようなものだったが、
「え?、何だ⋯⋯これ?」
これは、異世界に転移し魔王を倒した勇者が、ダンジョンのある現代に戻っていろいろとやらかしていく物語である。
日本国 召喚獣管理省 関東庁 召喚獣総合事案即応科。
wakaba1890
ファンタジー
召喚獣。
それは向こう側とされる所から、10歳を迎えた日本人の子供の下に召喚されるモンスターのことである。
初代天皇・神武天皇が日本を建国した際に書かれた絵画には彼は金鵄と呼ばれる金色に輝く鵄(とび)と契約したのが原初となっている。
そして、縄文、弥生、古墳、飛鳥、平安、戦国時代から近代から今に至るまで、時代を動かしてきた人物の側には確かに召喚獣は介在していた。
また、奇妙な事に、日本国に限り、齢10歳を迎えた日本在住の日本人にのみ体のどこかから多種多様な紋章が発現し、当人が念じると任意の場所から召喚陣が現れ、人ならざるモンスターを召喚される。
そして、彼らモンスターは主人である当人や心を許した者に対して忠実であった。
そのため、古来の日本から、彼ら召喚獣は農耕、治水、土木、科学技術、エネルギー、政治、経済、金融、戦争など国家の基盤となる柱から、ありとあらゆる分野において、今日に至るまで日本国とアジアの繁栄に寄与してきた。
そして、建国から今まで、国益の基盤たる彼ら数万種類以上をも及ぶ召喚獣を取り締まり管理し、2600年以上と脈々と受け継がれてきた名誉ある国家職がーーーーー国家召喚獣管理官である。
1×∞(ワンバイエイト) 経験値1でレベルアップする俺は、最速で異世界最強になりました!
マツヤマユタカ
ファンタジー
23年5月22日にアルファポリス様より、拙著が出版されました!そのため改題しました。
今後ともよろしくお願いいたします!
トラックに轢かれ、気づくと異世界の自然豊かな場所に一人いた少年、カズマ・ナカミチ。彼は事情がわからないまま、仕方なくそこでサバイバル生活を開始する。だが、未経験だった釣りや狩りは妙に上手くいった。その秘密は、レベル上げに必要な経験値にあった。実はカズマは、あらゆるスキルが経験値1でレベルアップするのだ。おかげで、何をやっても簡単にこなせて――。異世界爆速成長系ファンタジー、堂々開幕!
タイトルの『1×∞』は『ワンバイエイト』と読みます。
男性向けHOTランキング1位!ファンタジー1位を獲得しました!【22/7/22】
そして『第15回ファンタジー小説大賞』において、奨励賞を受賞いたしました!【22/10/31】
アルファポリス様より出版されました!現在第四巻まで発売中です!
コミカライズされました!公式漫画タブから見られます!【24/8/28】
マツヤマユタカ名義でTwitterやってます。
見てください。
シスターヴレイヴ!~上司に捨て駒にされ会社をクビになり無職ニートになった俺が妹と異世界に飛ばされ妹が勇者になったけど何とか生きてます~
尾山塩之進
ファンタジー
鳴鐘 慧河(なるがね けいが)25歳は上司に捨て駒にされ会社をクビになってしまい世の中に絶望し無職ニートの引き籠りになっていたが、二人の妹、優羽花(ゆうか)と静里菜(せりな)に元気づけられて再起を誓った。
だがその瞬間、妹たち共々『魔力満ちる世界エゾン・レイギス』に異世界召喚されてしまう。
全ての人間を滅ぼそうとうごめく魔族の長、大魔王を倒す星剣の勇者として、セカイを護る精霊に召喚されたのは妹だった。
勇者である妹を討つべく襲い来る魔族たち。
そして慧河より先に異世界召喚されていた慧河の元上司はこの異世界の覇権を狙い暗躍していた。
エゾン・レイギスの人間も一枚岩ではなく、様々な思惑で持って動いている。
これは戦乱渦巻く異世界で、妹たちを護ると一念発起した、勇者ではない只の一人の兄の戦いの物語である。
…その果てに妹ハーレムが作られることになろうとは当人には知るよしも無かった。
妹とは血の繋がりであろうか?
妹とは魂の繋がりである。
兄とは何か?
妹を護る存在である。
かけがいの無い大切な妹たちとのセカイを護る為に戦え!鳴鐘 慧河!戦わなければ護れない!
現代錬金術のすゝめ 〜ソロキャンプに行ったら賢者の石を拾った〜
涼月 風
ファンタジー
御門賢一郎は過去にトラウマを抱える高校一年生。
ゴールデンウィークにソロキャンプに行き、そこで綺麗な石を拾った。
しかし、その直後雷に打たれて意識を失う。
奇跡的に助かった彼は以前の彼とは違っていた。
そんな彼が成長する為に異世界に行ったり又、現代で錬金術をしながら生活する物語。
【もうダメだ!】貧乏大学生、絶望から一気に成り上がる〜もし、無属性でFランクの俺が異文明の魔道兵器を担いでダンジョンに潜ったら〜
KEINO
ファンタジー
貧乏大学生の探索者はダンジョンに潜り、全てを覆す。
~あらすじ~
世界に突如出現した異次元空間「ダンジョン」。
そこから産出される魔石は人類に無限のエネルギーをもたらし、アーティファクトは魔法の力を授けた。
しかし、その恩恵は平等ではなかった。
富と力はダンジョン利権を牛耳る企業と、「属性適性」という特別な才能を持つ「選ばれし者」たちに独占され、世界は新たな格差社会へと変貌していた。
そんな歪んだ現代日本で、及川翔は「無属性」という最底辺の烙印を押された青年だった。
彼には魔法の才能も、富も、未来への希望もない。
あるのは、両親を失った二年前のダンジョン氾濫で、原因不明の昏睡状態に陥った最愛の妹、美咲を救うという、ただ一つの願いだけだった。
妹を治すため、彼は最先端の「魔力生体学」を学ぶが、学費と治療費という冷酷な現実が彼の行く手を阻む。
希望と絶望の狭間で、翔に残された道はただ一つ――危険なダンジョンに潜り、泥臭く魔石を稼ぐこと。
英雄とも呼べるようなSランク探索者が脚光を浴びる華やかな世界とは裏腹に、翔は今日も一人、薄暗いダンジョンの奥へと足を踏み入れる。
これは、神に選ばれなかった「持たざる者」が、絶望的な現実にもがきながら、たった一つの希望を掴むために抗い、やがて世界の真実と向き合う、戦いの物語。
彼の「無属性」の力が、世界を揺るがす光となることを、彼はまだ知らない。
テンプレのダンジョン物を書いてみたくなり、手を出しました。
SF味が増してくるのは結構先の予定です。
スローペースですが、しっかりと世界観を楽しんでもらえる作品になってると思います。
良かったら読んでください!
現実世界にダンジョンが出現したのでフライングして最強に!
おとうふ
ファンタジー
2026年、突如として世界中にダンジョンが出現した。
ダンジョン内は無尽蔵にモンスターが湧き出し、それを倒すことでレベルが上がり、ステータスが上昇するという不思議空間だった。
過去の些細な事件のトラウマを克服できないまま、不登校の引きこもりになっていた中学2年生の橘冬夜は、好奇心から自宅近くに出現したダンジョンに真っ先に足を踏み入れた。
ダンジョンとは何なのか。なぜ出現したのか。その先に何があるのか。
世界が大混乱に陥る中、何もわからないままに、冬夜はこっそりとダンジョン探索にのめり込んでいく。
やがて来る厄災の日、そんな冬夜の好奇心が多くの人の命を救うことになるのだが、それはまだ誰も知らぬことだった。
至らぬところも多いと思いますが、よろしくお願いします!
オッサン齢50過ぎにしてダンジョンデビューする【なろう100万PV、カクヨム20万PV突破】
山親爺大将
ファンタジー
剣崎鉄也、4年前にダンジョンが現れた現代日本で暮らす53歳のおっさんだ。
失われた20年世代で職を転々とし今は介護職に就いている。
そんな彼が交通事故にあった。
ファンタジーの世界ならここで転生出来るのだろうが、現実はそんなに甘く無い。
「どうしたものかな」
入院先の個室のベッドの上で、俺は途方に暮れていた。
今回の事故で腕に怪我をしてしまい、元の仕事には戻れなかった。
たまたま保険で個室代も出るというので個室にしてもらったけど、たいして蓄えもなく、退院したらすぐにでも働かないとならない。
そんな俺は交通事故で死を覚悟した時にひとつ強烈に後悔をした事があった。
『こんな事ならダンジョンに潜っておけばよかった』
である。
50過ぎのオッサンが何を言ってると思うかもしれないが、その年代はちょうど中学生くらいにファンタジーが流行り、高校生くらいにRPGやライトノベルが流行った世代である。
ファンタジー系ヲタクの先駆者のような年代だ。
俺もそちら側の人間だった。
年齢で完全に諦めていたが、今回のことで自分がどれくらい未練があったか理解した。
「冒険者、いや、探索者っていうんだっけ、やってみるか」
これは体力も衰え、知力も怪しくなってきて、ついでに運にも見放されたオッサンが無い知恵絞ってなんとか探索者としてやっていく物語である。
注意事項
50過ぎのオッサンが子供ほどに歳の離れた女の子に惚れたり、悶々としたりするシーンが出てきます。
あらかじめご了承の上読み進めてください。
注意事項2 作者はメンタル豆腐なので、耐えられないと思った感想の場合はブロック、削除等をして見ないという行動を起こします。お気を悪くする方もおるかと思います。予め謝罪しておきます。
注意事項3 お話と表紙はなんの関係もありません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる