俺はモブなので。

バニラアイス

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手を繋いで

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馬車に揺られて二十分、街に着いた俺と第二皇子は手を繋ぎながら街を散策していた。


「どこか行きたい店はあったか?」

「いえ、特には....

でもこうやって殿下....じゃなくて、レイ様と手を繋ぎながら街を歩くのも、すごく....その....楽しいっていうか....


幸せっていうか.....」

「っ....、そうか......」

恥ずかしくなりながらも、俺と第二皇子の手は相手を離さないよう絡まり合う。


「これからどこへ行こうか?」

「うーん....この辺りでオススメのお店はありますか?」

「ここからなら、有名なガラス細工の店があるぞ?」

「ガラス細工!行ってみたいです!」

「なら行こうか。こっちだ。」

第二皇子は俺の手を引き、ガラス細工店への道を進んでいく。


そして少し歩いた所に、その店は佇んでいた。


「わぁ...すごい....!」

店内へ入ると、そこはガラスで作られた食器や置物など、色鮮やかで煌びやかな多くのガラス細工達で埋め尽くされていた。


「いらっしゃいませ。
当店への御来店ありがとうございます。

....おや?」  

「久しぶりだな。」

「お久しぶりでございます第二皇子殿下。どうぞゆっくりご覧になってください。」

「あぁ、そうさせてもらおう。そういえば、この間の......」

「それでしたら、もう既にご用意を......」

どうやらここの店主と第二皇子は顔見知りのよう
で、話に花を咲かせている。

(俺が今話に入っても邪魔になるだけだし、とりあえず二人の話の邪魔にならないように店内の商品でも見てようかな。)


「それにしても綺麗だなぁ....」

そう呟きながら、細かい装飾が施されている置物達を見ていた時だ。


「あ.....」

俺の目に、一つのガラス細工が目に入った。

    
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