包んで、重ねて ~歳の差夫婦の極甘新婚生活~

吉沢 月見

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 ふと開けた冷蔵庫がきれいなのはよのぎさんのおかげ。
 しかし、まだまだ不安定。

 まさかよのぎさんが媚薬を飲む日が来ようとは。
「それをよのぎさんが飲んでも意味がないのでは?」
「そうなんですか? もう飲んじゃった。体が、熱い」
 お酒を飲んだときよりも涙目で、艶っぽい。

「どこからそんなものを?」
「友達にもらって」
 よのぎさんの友達って誰だろう。ニューヨークのモデルさんだろうか。

「大丈夫? 冷たいおしぼり持ってこようか?」
「すいません。私、触ってほしくて」
「いやぁ。そんな状態の奥さん触りたくないよ」
「ごめんなさい」
 一ヶ月しなかったらレスって誰が決めたのだろう。日常的に愛しているではだめなのだろうか。確かによのぎさんがおかしな検索をしていることには気づいていた。

『床上手』とか『上手な誘い方』とか。でも忙しくて。おざなりにしたわけではない。

「よのぎさん、僕はこんなことで愛が薄れるとは思っていないから」
「うん」
 とよのぎさんが温かい涙を流す。

「日曜にするって決める?」
「そういうの苦手で。生理もあるし」
「そうか。そうだね、ごめんなさい」
「こういうことって恥ずかしくて話せないものだと思ってた。不思議ね、七さんとはなんでも話せちゃう」
「夫婦だからね」
「夫婦ってすごいのね」
 口の中でも体の奥でも舐められる。付き合うとセックスが面倒になる人もいる。裸でウロウロされるとがさつだなと思ったり。よのぎさんの肌はほっとする。薄いのにぷくっとした胸とぷりっとしたお尻に根負け。足を絡められると逃れられない。

「いつもより、中あったかい」
「やだ、七さん」
 嫌がるわりに腰が動く。

「好きだよ」
「私も」
 一回達すると落ち着いたようだった。水を飲ませて頭を撫でる。

「忙しくて、でも寝ているよのぎさんに触ると落ち着いて、また仕事しようって思える。再来月が過ぎれば時間取れるからまたデートしよう」
「はい」
「今度はよのぎさんの行きたいところに」
「私、七さんの好きなところがいい。もっとあなたを知りたい、妻だから」
 僕だって同じだ。夫なので妻のことが知りたい。

「出不精だから誘ってくれないと監禁しちゃうよ」
「おうちデートもいいですね。伴藤さんから家具のカタログが来たので一緒に選びましょう? チェストがね、すごくかわいいの」
 よのぎさんのほうがかわいい、絶対に。
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