クラス転移したからクラスの奴に復讐します

一章 転移した先は

２８話 家での生活

俺たちは王宮を出た後、森の前まで転移して俺とミリーナを覆うぐらいの結界を張って森の中を歩いていた。

「もうちょっとぐらいかな」
「多分そうだと……あ、ありました！」

しばらく歩いていると地図の目印の丁度の辺りに家が見えた。

「お、あそこか。じゃあ行くか」
「はい！」

少し歩いてついたところは……

「これ、デカすぎないか？」
「よく森の中にありましたね」

目の前にはピッグ侯爵の屋敷より立派で大きい家というよりも豪邸があった。

「多分、透明結界とか人避け結界とかを貼っててそれに対応するのがこの鍵なんだろうな」
「へぇ～」
「まぁとりあえず、中に入るか」
「はい！」

でかい門を開け中に入ると、最初に迎えてくれたのは天井にぶら下がるでかいシャンデリアで他にもそこら中に見ただけで高価だと分かる家具や装飾がされていた。

「すごいな」
「そうですね」

二人でこの光景を見て二人で感嘆の声を出していた。俺はそうなるだろうがなぜミリーナがそんな反応をとるのかわからなかったので聞いてみたところ「王宮にもこんな豪華な場所ありませんよ」と返されてしまった。本当におっちゃんは過保護なんだな。

「アストさん。この後どうしますか？」
「とりあえず、家の中を探索してみようか」
「はい！」

ということで二人で一緒に家を探検した。

二時間してやっと全部見終わった俺たちはソファでだら～んとしていた。

「それにしても、広かったな」
「そうですねぇ」

屋敷は大体東京ドーム4個分ぐらいの大きさで部屋の大きさがやばくて庭には家庭菜園ができるめっちゃでかい畑があったり離れには露天風呂や鍛冶場なんかのいろいろな設備が整っているすごいところだった。

「じゃあそろそろ晩御飯でも食べるか」

この頃には日が既に傾き始めていたいたので俺が料理をしようと台所へいこうとするとミリーナに止められた。

「待ってください。今日は私が作ります。だから待っててください」
「ん？そうか。じゃあありがたくそうさせてもらうよ。でも、怪我とかはするなよ」
「はい。任せてください」

そう言われたので俺は料理をミリーナに任せて俺はソファに横になった。
すると急に眠気が襲ってきた。最近動きっぱなしだったから体が疲れていたと思い俺はそれに逆らわず眠りに落ちた。

一時間経つかどうかぐらいの時に俺は台所から漂う美味しそうな匂いで目を覚ました。眠りは深くなかったし軽い仮眠程度ぐらいだったからすぐに目を覚ました。

「ん、ふぅ～～ん」
「あ、アストさん。もうすぐできるので椅子に座っててください」
「分かった」

俺は言われた通りに椅子に座り料理が来るのを待った。

「はい。お待たせしました」
「うまそぉ」
「今日は二人で始めて一緒に食べる料理なので腕によりをかけて頑張りました」
「すごいなミリーナは。じゃあいただこうか」
「はい」
「「いただきます」」

この世界にもいただきますの文化があって初代勇者がそのことを広めたらしい。初代は少しは優秀だったんだな。
ミリーナの料理はどれも本当に美味しかった。

そのあとは二人で赤面しながら一緒に風呂に入って体を洗いっこした。なんでこんなことになったのかはよく覚えてない。すんません。本当にすんません。俺誰に謝ってんだろう？。
風呂に入ってるその時のミリーナに「アストさん、あとで私の部屋に来てください」って言われたから風呂を出て少し涼んだあとミリーナの部屋に行った。

「『コンコン』ミリーナ、俺だ」
「入ってください」

俺が中に入るとブラとパンツしか身につけてないミリーナが恥ずかしそうに赤面しながらベットに座っていた。

「え？あ、ミリーナ？」
「あ、アストさん。もう私……我慢できないんです」

ミリーナはさっきよりも顔を赤らめてそう言って来た。

「我慢って…………初めて、なんだろ？」
「はい……でも、初めてはアストさんがいいです」

ミリーナはそう言って一糸纏わない生まれた時の姿になった。ミリーナはまだ14歳ながらに発育がよく出るところは出て引っ込んでいるところは引っ込んでいるナイスバディだった。
ちなみに、この世界の成人は14歳で王族や貴族の婚約は十代には済ましている。まぁ命の価値が低いこの世界だったら当然のことだな。

「本当にいいんだな」
「はい」

その日の夜は、二人で激しく愛し合った。流石にあの場面で俺に断る勇気なんかないよ。