クラス転移したからクラスの奴に復讐します

wrath

文字の大きさ
41 / 250
一章 転移した先は

27話 変身

しおりを挟む
「あるも何も、今度ミリーナが学校行くからアストも一緒に行ってもらう予定だぞ」
「………………はっ⁉︎」

俺は国王の言葉爆弾でしばし呆然とした。

「も、もう一度言ってくれるか」
「だからミリーナが学校に行くからアストにも一緒に行ってもらう。どうやってついて行くかは自由に決めていいぞ」
「いやいや、俺19だよ。今更学校って……いや、よく考えたらいけるわ」
「どうやるんだ?」
「方法は4つ。1つは、誰からも察知されずに影から見守ること。2つ目は、執事としてミリーナの側にずっといること。3つ目はおっちゃんからの推薦で俺が教師になること。そして最後に、俺の姿を偽装して学生としてミリーナと一緒にいるってことだ」

俺がそう言って案を出すと全員が驚いた顔をしていた。

「1つ目と2つ目はまだわかる。3つ目のは……まぁなんとかなるか。だが最後の姿を偽装とは一体なんなんだ?」
「簡単なことだ。今から見せるからみといてくれ」

俺はそう言って魔法創造であるスキルを作った。

魔法創造クリエイトマジック発動・魔法名:変身・能力:姿を自由自在に変化させること・魔法作成」

俺がそう言うと頭に電子音のよう声が鳴り響いた。あ、この詠唱も神界で教えてもらったやつだ。今まで使う機会もなかったから使ってなかったけどな。

魔法創造クリエイトマジックの使用を確認しました。魔法名:変身・能力:姿を自由自在に変化させる。この情報を元に魔法を作成します。…………作成成功。魔法名:変身を使えるようになりました』

電子音が鳴り響き終わると俺のステータスに『固有魔法・変身』が追加されていた。

「変身」

俺がそう言うと俺の体に黄緑色のエフェクトが出てきてそれが包むように俺を外から見えなくしエフェクトが消えるとそこには赤髪・・赤眼・・で身長は160ほどの14?5?歳・・・・の少年がいた。

「あ、あれ?なんか違う子がいるんだけど?アストさんは?」
「ミリーナ。がアストだよ」
「「「えーーーーーーーーーー」」」

ミリーナ、国王、セーバスさんがすごい驚いた顔でこっちを見てる。自分の一人称が俺から僕になったのも変身の能力でそう言ったことになってる。そういえばミリーナのこと言ってなかったな。ミリーナのステータスはこんなだ。
ーーーーーーーーーー
ミリーナ・サンデル・グラント
14歳           女
種族:人族
職業: 王女
天職:結界師
==========
LV:12
MP:800/800
STR:400
DEF:200
AGI:200
MGA:600
MGD:400
適応属性:水、風、結界
==========
スキル
剣術レベル2、護身術レベル2、礼儀作法レベル5、料理レベル2
水魔法レベル3、風魔法レベル6

特殊魔法
結界魔法レベル4
固有スキル

爆発眼、百連結界、結界内無敵
加護
中級神・風神、結界神の加護
==========
称号
結界師、隻眼の魔眼を有する者、恋する乙女、覇熾蘑 煌輝の婚約者、
ーーーーーーーーーー

と言った感じだ。今の俺と年の差が5歳もあるのに最初は驚いたな。
あとはミリーナの固有能力だな。それぞれの効果は……。
ーーーーーーーーーー
百連結界
一度の詠唱で結界を100枚まで出すことができる。
一枚につき100の魔力が消費され一枚破るのに中級魔法以上ではないと破れない。
結界を作る場所や大きさや形を明確にイメージするとその通りの結界になる。だがその場合はMGD に依存し初級魔法でも破られる時がある。
ーーーーーーーーーー
結界内無敵
結界の中で攻撃を受けても死なない。
結界内だけMP以外の全ステータスが10倍になる。
ーーーーーーーーーー
正直チートだわ。結界の中で爆発眼なんか使ったら殆どのやつは爆ぜるぞ。まぁミリーナは元のDEFが低いからなんとも言えないが。
百連結界なんかチートのチートだろ。魔力100消費しただけで中級の魔法を防げるんだぜ。それにそんな結界をドーム型にしたり背中につけたりなんかもできるって最強じゃね。

「あ、アストさんなんですか?」
「さっきそう言ったと思うけど。今はミリーナと同じ14歳に変身してて、これだったら一緒に学校行けるでしょ」

この体はどっちかって言うと明るいな感じだな。帰ったらほかにどんな感じができるか試してみよう。

「やったー。ねぇお父様、アストさんはこんなこともできるんだし一緒に学校行ってもいいよね」
「あ、ああ。じゃあアスト。学校の入学試験は一ヶ月後だ。それまでに勉強をしといてくれ」
「りょうーかい。じゃあ今度こそじゃあな。あと、あくまで俺は復讐が目的だ。ちゃんと自由を保証してくれよな」
「分かった。なんとかしてみよう」

俺は元の姿に戻りおっちゃんに一言言ったあとミリーナと一緒に王宮を後にした。
しおりを挟む
感想 505

あなたにおすすめの小説

最難関ダンジョンをクリアした成功報酬は勇者パーティーの裏切りでした

新緑あらた
ファンタジー
最難関であるS級ダンジョン最深部の隠し部屋。金銀財宝を前に告げられた言葉は労いでも喜びでもなく、解雇通告だった。 「もうオマエはいらん」 勇者アレクサンダー、癒し手エリーゼ、赤魔道士フェルノに、自身の黒髪黒目を忌避しないことから期待していた俺は大きなショックを受ける。 ヤツらは俺の外見を受け入れていたわけじゃない。ただ仲間と思っていなかっただけ、眼中になかっただけなのだ。 転生者は曾祖父だけどチートは隔世遺伝した「俺」にも受け継がれています。 勇者達は大富豪スタートで貧民窟の住人がゴールです(笑)

転落貴族〜千年に1人の逸材と言われた男が最底辺から成り上がる〜

ぽいづん
ファンタジー
ガレオン帝国の名門貴族ノーベル家の長男にして、容姿端麗、眉目秀麗、剣術は向かうところ敵なし。 アレクシア・ノーベル、人は彼のことを千年に1人の逸材と評し、第3皇女クレアとの婚約も決まり、順風満帆な日々だった 騎士学校の最後の剣術大会、彼は賭けに負け、1年間の期限付きで、辺境の国、ザナビル王国の最底辺ギルドのヘブンズワークスに入らざるおえなくなる。 今までの貴族の生活と正反対の日々を過ごし1年が経った。 しかし、この賭けは罠であった。 アレクシアは、生涯をこのギルドで過ごさなければいけないということを知る。 賭けが罠であり、仕組まれたものと知ったアレクシアは黒幕が誰か確信を得る。 アレクシアは最底辺からの成り上がりを決意し、復讐を誓うのであった。 小説家になろうにも投稿しています。 なろう版改稿中です。改稿終了後こちらも改稿します。

【完結】実はチートの転生者、無能と言われるのに飽きて実力を解放する

エース皇命
ファンタジー
【HOTランキング1位獲得作品!!】  最強スキル『適応』を与えられた転生者ジャック・ストロングは16歳。  戦士になり、王国に潜む悪を倒すためのユピテル英才学園に入学して3ヶ月がたっていた。  目立たないために実力を隠していたジャックだが、学園長から次のテストで成績がよくないと退学だと脅され、ついに実力を解放していく。  ジャックのライバルとなる個性豊かな生徒たち、実力ある先生たちにも注目!!  彼らのハチャメチャ学園生活から目が離せない!! ※小説家になろう、カクヨム、エブリスタでも投稿中

パーティーを追放されるどころか殺されかけたので、俺はあらゆる物をスキルに変える能力でやり返す

名無し
ファンタジー
 パーティー内で逆境に立たされていたセクトは、固有能力取得による逆転劇を信じていたが、信頼していた仲間に裏切られた上に崖から突き落とされてしまう。近隣で活動していたパーティーのおかげで奇跡的に一命をとりとめたセクトは、かつての仲間たちへの復讐とともに、助けてくれた者たちへの恩返しを誓うのだった。

(完結)醜くなった花嫁の末路「どうぞ、お笑いください。元旦那様」

音爽(ネソウ)
ファンタジー
容姿が気に入らないと白い結婚を強いられた妻。 本邸から追い出されはしなかったが、夫は離れに愛人を囲い顔さえ見せない。 しかし、3年と待たず離縁が決定する事態に。そして元夫の家は……。 *6月18日HOTランキング入りしました、ありがとうございます。

裏切られ続けた負け犬。25年前に戻ったので人生をやり直す。当然、裏切られた礼はするけどね

竹井ゴールド
ファンタジー
冒険者ギルドの雑用として働く隻腕義足の中年、カーターは裏切られ続ける人生を送っていた。 元々は食堂の息子という人並みの平民だったが、 王族の継承争いに巻き込まれてアドの街の毒茸流布騒動でコックの父親が毒茸の味見で死に。 代わって雇った料理人が裏切って金を持ち逃げ。 父親の親友が融資を持ち掛けるも平然と裏切って借金の返済の為に母親と妹を娼館へと売り。 カーターが冒険者として金を稼ぐも、後輩がカーターの幼馴染に横恋慕してスタンピードの最中に裏切ってカーターは片腕と片足を損失。カーターを持ち上げていたギルマスも裏切り、幼馴染も去って後輩とくっつく。 その後は負け犬人生で冒険者ギルドの雑用として細々と暮らしていたのだが。 ある日、人ならざる存在が話しかけてきた。 「この世界は滅びに進んでいる。是正しなければならない。手を貸すように」 そして気付けは25年前の15歳にカーターは戻っており、二回目の人生をやり直すのだった。 もちろん、裏切ってくれた連中への返礼と共に。 

復讐完遂者は吸収スキルを駆使して成り上がる 〜さあ、自分を裏切った初恋の相手へ復讐を始めよう〜

サイダーボウイ
ファンタジー
「気安く私の名前を呼ばないで! そうやってこれまでも私に付きまとって……ずっと鬱陶しかったのよ!」 孤児院出身のナードは、初恋の相手セシリアからそう吐き捨てられ、パーティーを追放されてしまう。 淡い恋心を粉々に打ち砕かれたナードは失意のどん底に。 だが、ナードには、病弱な妹ノエルの生活費を稼ぐために、冒険者を続けなければならないという理由があった。 1人決死の覚悟でダンジョンに挑むナード。 スライム相手に死にかけるも、その最中、ユニークスキル【アブソープション】が覚醒する。 それは、敵のLPを吸収できるという世界の掟すらも変えてしまうスキルだった。 それからナードは毎日ダンジョンへ入り、敵のLPを吸収し続けた。 増やしたLPを消費して、魔法やスキルを習得しつつ、ナードはどんどん強くなっていく。 一方その頃、セシリアのパーティーでは仲間割れが起こっていた。 冒険者ギルドでの評判も地に落ち、セシリアは徐々に追いつめられていくことに……。 これは、やがて勇者と呼ばれる青年が、チートスキルを駆使して最強へと成り上がり、自分を裏切った初恋の相手に復讐を果たすまでの物語である。

無能なので辞めさせていただきます!

サカキ カリイ
ファンタジー
ブラック商業ギルドにて、休みなく働き詰めだった自分。 マウントとる新人が入って来て、馬鹿にされだした。 えっ上司まで新人に同調してこちらに辞めろだって? 残業は無能の証拠、職務に時間が長くかかる分、 無駄に残業代払わせてるからお前を辞めさせたいって? はいはいわかりました。 辞めますよ。 退職後、困ったんですかね?さあ、知りませんねえ。 自分無能なんで、なんにもわかりませんから。 カクヨム、なろうにも同内容のものを時差投稿しております。

処理中です...