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六章 家族団欒
19話 決断
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ゴーレムを紹介した時には夜も遅かったから解散をし、俺はミリーナが泊まる予定だった小屋に向かった。雫もこっちについて来ようとしたがここはお断りさせてもらい桃李らと隣の小屋に泊まってもらうことにした。
雫は終始お怒りの様子だったから今度何か買ってやろうかな。まぁ俺が桃李らと雫を一緒にしたのかはちゃんとした理由があって、一つにミリーナの小屋がそこまで大きくなく全員が寝れるようなスペースがなかったことと、桃李たちと雫だけの空間を作ってやり思い出話なんかを話して今までの姉妹兄弟との空いた時間を少しでも埋めてやりたいと思っていたからだ。別に如何わしいことをするために分かれたわけではない……とは言い切れないな。めっちゃ心の中では期待してる。でも今日は疲れたんだよな。
俺たちはそれぞれ別れて俺とミリーナは一つのベットでお互い体を寄せ合いながら中に入った。そして、俺はいきなりミリーナに抱きつかれた。
「どうした?」
「……アスト、大丈夫だった?」
「ん?何がだ?」
「勇者様たちのこととかお父さんお母さんのこととか、あの雫って子とほかの子供たちとかも。全部一人で抱え込もうとしてるから」
そんなことを言われ最初は驚いたがすぐに俺は少しミリーナと離れて目を向き合わせた。
「そんなことないよ。これは俺ができることで、俺がやらないといけないことなんだ」
「ふふっ、そうやってムキにならなくても、私がいるよ?」
「……ミリーナに甘えるばっかりじゃダメだからな」
「……ふふっ、…疲れてるでしょ?」
「……いいや。まだまだ全然だよ。俺はもっとみんなのために頑張らないといけないからな、なんてったって……」
「……今まで、大変だったね」
そう優しく耳元で囁かれたその時、俺の中の今まで保ってきた何かが崩れていった。
「……ああ、大変だった。……苦しかった。何度も挫けたし、諦めかけた」
「うん。でも、アストは諦めなかった」
「……前の世界では、何度も死にかけた、何度も死のうともした」
「それでも、アストは生きてる。ううん、生きててくれてる」
「……でも……でも……結局何もできなくて」
「頑張ろうとしただけいいじゃない」
「……大変だったよ……一矢報いてやろうって馬鹿みたいに必死になってさ……俺、頑張ったんだよ」
「うん……うん」
「大変な思いもして、苦しんで、嘆いて……それでもここまで頑張ったんだよ」
「そうだね、アストは頑張ったよ」
「…………みんなは俺を、どう思うだろうか。こんな危ない力を持った俺を避けるだろうか」
「そんなことはないよきっと、もしそうなっても、私がいるから。ね?」
「……ああ、ありがとな。ミリーナ」
「ふふっどういたしまして」
「もう少し、このままでいいか?」
「うん。いいよ」
俺はミリーナの胸を借り小さくうめき声をあげながら泣いた。
しばらくして俺はミリーナから少し離れた。今、冷静に考えたら14歳の女子に20歳近い男が慰められてるこの光景って側からなんか変な光景な気がするんだが。まぁここは置いておこう。
「ありがとなミリーナ」
俺は少し顔を赤くしながらミリーナにそう礼を言った。
「ううん、礼を言われるほどじゃないよ。それに、これぐらいしか私にはできないしね」
「……なぁ、ミリーナ」
「ん?なに?」
「ちょっといいかな?」
「もう、なにがあるの?」
俺はミリーナを立たせた。
「ミリーナに見せたいものがあるんだ」
俺はそう言って上空6,000メートルに転移をした。転移した後のことも考えてさっき無詠唱で浮遊を使っていたため転移しても落ちることはない。ついでに結界を張り、俺たちの周りの温度が一定に保たれるようにもして、強風が来ても最大まで威力を抑えてそよ風程度に収めれる結界も張っておいた。
「アスト?」
「ミリーナ。上を見て」
「上?……うわぁぁぁあ!!」
俺たちの目の前には満点の星空が見えて綺麗な満月が暗い夜を照らしていた。
その満月の光がミリーナに当たって、そよ風が髪をなびいているのを見るとまるで女神のように神々しく、いつもだが今のミリーナは特に愛おしく感じた。
そして、俺は思った。
俺はこの感情をこれからも抑えることができるだろうか……いや、無理だな。俺はそう言い切れる自信がある。いやなんの自信だよってツッコミを入れるのはここではご法度だからな。
一つ、心に決めた俺は手のひらにちょうど収まるぐらいの小箱を手に握った。
「ミリーナ!」
「ん?どうしたの?アスト」
俺はこちらに振り返ったミリーナに対して跪き、手に持っていた小箱を前に突き出した。
「本当はちゃんと時期を待とうとしたけど俺の感情が抑えられそうにないよ」
「あ、アスト……」
「俺は君が好きだ。どうしようもなく好きだ。さっきのでそれを痛感したよ。俺にはやっぱり君しかいない。俺は君を手放したくない。……君さえ、ミリーナさえよければ、同じ時間を、俺と一緒に歩んでくれますか?」
「アスト……」
ミリーナはそう呟きながら顔を赤くして目頭に涙を溜めていた。
「俺は君を一生愛することを、ここに誓います」
「私も……アストを一生、愛することをここに誓います。……ありがとう、アスト」
それは月のように明るく、女神のような、うっすら頬を赤くし目に涙を浮かべながらもとても美しい笑顔をしていた。
「これからも、末永くよろしくお願いします」
「ああ、こちらこそ」
そして俺たちは涙を流しながら笑って抱き合い、お互いが瞳を見つめ合った。その瞬間、二つの影が一つに繋がった。
ーーーーーーーーー
作者より。
告白は男からするもんだからな!こういったシーンは作りたい!とずっと思ってたんですよ。
もう婚約してるんだからどちらにしても変わらないとかいうのはちょっと勘弁してください。
こういうのは気持ちの問題ですから。女性から告白されるのは作者としても情けない気がするのでとりあえず男から告白したかったのです!。結構無理矢理な感じになったかもしれないですが許してください。あと、なるべくこのシーンでのアンチ発言は控えてくれると助かります。まぁ今までもあんまりなかったんだけどね。一応保険でね。
長くなりましたが、これからも頑張るので応援よろしくお願いします。
雫は終始お怒りの様子だったから今度何か買ってやろうかな。まぁ俺が桃李らと雫を一緒にしたのかはちゃんとした理由があって、一つにミリーナの小屋がそこまで大きくなく全員が寝れるようなスペースがなかったことと、桃李たちと雫だけの空間を作ってやり思い出話なんかを話して今までの姉妹兄弟との空いた時間を少しでも埋めてやりたいと思っていたからだ。別に如何わしいことをするために分かれたわけではない……とは言い切れないな。めっちゃ心の中では期待してる。でも今日は疲れたんだよな。
俺たちはそれぞれ別れて俺とミリーナは一つのベットでお互い体を寄せ合いながら中に入った。そして、俺はいきなりミリーナに抱きつかれた。
「どうした?」
「……アスト、大丈夫だった?」
「ん?何がだ?」
「勇者様たちのこととかお父さんお母さんのこととか、あの雫って子とほかの子供たちとかも。全部一人で抱え込もうとしてるから」
そんなことを言われ最初は驚いたがすぐに俺は少しミリーナと離れて目を向き合わせた。
「そんなことないよ。これは俺ができることで、俺がやらないといけないことなんだ」
「ふふっ、そうやってムキにならなくても、私がいるよ?」
「……ミリーナに甘えるばっかりじゃダメだからな」
「……ふふっ、…疲れてるでしょ?」
「……いいや。まだまだ全然だよ。俺はもっとみんなのために頑張らないといけないからな、なんてったって……」
「……今まで、大変だったね」
そう優しく耳元で囁かれたその時、俺の中の今まで保ってきた何かが崩れていった。
「……ああ、大変だった。……苦しかった。何度も挫けたし、諦めかけた」
「うん。でも、アストは諦めなかった」
「……前の世界では、何度も死にかけた、何度も死のうともした」
「それでも、アストは生きてる。ううん、生きててくれてる」
「……でも……でも……結局何もできなくて」
「頑張ろうとしただけいいじゃない」
「……大変だったよ……一矢報いてやろうって馬鹿みたいに必死になってさ……俺、頑張ったんだよ」
「うん……うん」
「大変な思いもして、苦しんで、嘆いて……それでもここまで頑張ったんだよ」
「そうだね、アストは頑張ったよ」
「…………みんなは俺を、どう思うだろうか。こんな危ない力を持った俺を避けるだろうか」
「そんなことはないよきっと、もしそうなっても、私がいるから。ね?」
「……ああ、ありがとな。ミリーナ」
「ふふっどういたしまして」
「もう少し、このままでいいか?」
「うん。いいよ」
俺はミリーナの胸を借り小さくうめき声をあげながら泣いた。
しばらくして俺はミリーナから少し離れた。今、冷静に考えたら14歳の女子に20歳近い男が慰められてるこの光景って側からなんか変な光景な気がするんだが。まぁここは置いておこう。
「ありがとなミリーナ」
俺は少し顔を赤くしながらミリーナにそう礼を言った。
「ううん、礼を言われるほどじゃないよ。それに、これぐらいしか私にはできないしね」
「……なぁ、ミリーナ」
「ん?なに?」
「ちょっといいかな?」
「もう、なにがあるの?」
俺はミリーナを立たせた。
「ミリーナに見せたいものがあるんだ」
俺はそう言って上空6,000メートルに転移をした。転移した後のことも考えてさっき無詠唱で浮遊を使っていたため転移しても落ちることはない。ついでに結界を張り、俺たちの周りの温度が一定に保たれるようにもして、強風が来ても最大まで威力を抑えてそよ風程度に収めれる結界も張っておいた。
「アスト?」
「ミリーナ。上を見て」
「上?……うわぁぁぁあ!!」
俺たちの目の前には満点の星空が見えて綺麗な満月が暗い夜を照らしていた。
その満月の光がミリーナに当たって、そよ風が髪をなびいているのを見るとまるで女神のように神々しく、いつもだが今のミリーナは特に愛おしく感じた。
そして、俺は思った。
俺はこの感情をこれからも抑えることができるだろうか……いや、無理だな。俺はそう言い切れる自信がある。いやなんの自信だよってツッコミを入れるのはここではご法度だからな。
一つ、心に決めた俺は手のひらにちょうど収まるぐらいの小箱を手に握った。
「ミリーナ!」
「ん?どうしたの?アスト」
俺はこちらに振り返ったミリーナに対して跪き、手に持っていた小箱を前に突き出した。
「本当はちゃんと時期を待とうとしたけど俺の感情が抑えられそうにないよ」
「あ、アスト……」
「俺は君が好きだ。どうしようもなく好きだ。さっきのでそれを痛感したよ。俺にはやっぱり君しかいない。俺は君を手放したくない。……君さえ、ミリーナさえよければ、同じ時間を、俺と一緒に歩んでくれますか?」
「アスト……」
ミリーナはそう呟きながら顔を赤くして目頭に涙を溜めていた。
「俺は君を一生愛することを、ここに誓います」
「私も……アストを一生、愛することをここに誓います。……ありがとう、アスト」
それは月のように明るく、女神のような、うっすら頬を赤くし目に涙を浮かべながらもとても美しい笑顔をしていた。
「これからも、末永くよろしくお願いします」
「ああ、こちらこそ」
そして俺たちは涙を流しながら笑って抱き合い、お互いが瞳を見つめ合った。その瞬間、二つの影が一つに繋がった。
ーーーーーーーーー
作者より。
告白は男からするもんだからな!こういったシーンは作りたい!とずっと思ってたんですよ。
もう婚約してるんだからどちらにしても変わらないとかいうのはちょっと勘弁してください。
こういうのは気持ちの問題ですから。女性から告白されるのは作者としても情けない気がするのでとりあえず男から告白したかったのです!。結構無理矢理な感じになったかもしれないですが許してください。あと、なるべくこのシーンでのアンチ発言は控えてくれると助かります。まぁ今までもあんまりなかったんだけどね。一応保険でね。
長くなりましたが、これからも頑張るので応援よろしくお願いします。
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