完結【真】ご都合主義で生きてます。-創生魔法で思った物を創り、現代知識を使い世界を変える-

ジェルミ

文字の大きさ
57 / 254
第3章 お披露目会

第57話 ボウリング

しおりを挟む
 俺達男5人はお風呂を出て2階に来ている。
 すると女子達が遅れてやって来た。
 みんな、『良いお風呂だったね』、とか『さっぱりしたわ』と言っている。

「どうしたのエリアス君?2階にみんなを集めて」
「アリッサさん、ゲームでもしましょうか?」
「ゲーム??」
「えぇ、勝敗を決める遊びで、ボウリングと言います」

「「「 ボウリング?? 」」」

 レーンが6本あるのを見ただけでは分からないだろう。

 まず説明をしないと。
「レーンの上にピンの的が10本あって、手前に頂点がある正三角形に並べられています。ピンを狙ってボールを転がして倒したピンの数の合計を競う遊びです 」

「「「へ~~!! 」」」

 みんなわからないまま返事をする。

「1回の投球で10本全てのピンを倒すことを『ストライク』と言います。得点は点数で競い10本倒すと10点を獲得できます。2回目からの前回の投球で倒したピンの数がボーナス得点として加算されます。ではやってみますね。2投球でワンセットです」

 俺はそう言うと手本に一球投げてみた。
 ボールに指を3本入れ親指を12時の方向に向け、進行方向をしっかりイメージしてスイングするように投げる。

 ゴロ、ゴロ、ゴロ、ゴロ、ゴロ、ゴロ、
 カコ~~~ン!!
 見事、真中だけ倒れ両脇が残ってしまった…、見本のはずが、恥ずかしい…。
 そして2投目で右側のピンを倒した…。

 し~~~~ん!!

 すると間を開けてみんなが騒ぎ出す。
「す、すごい!!」
「凄いわ、エリアス君」
「楽しそう!!」
 そ、そうかな。それは良かった…、デヘヘ。

 それからは6レーンを2人ずつで使い12人で楽しんだ。
 自動でピンが並べられ、ボールリターンでボールが戻ってくる。

 この世界は娯楽が少なく、まして遊ぶ設備などが無い。
 みんな夢中になって投げ続けた。

 あぁ、アリッサさん。ボールは下から投げるもので上から投げては駄目ですよ!!
 アレックさん、2ボールで1セットですから。
 え?3回投げれば全部倒せるのに?て言われても。




 みんなとても喜んで、楽しんでくれている。
 俺は調子に乗りストレージの中の、『創生魔法』であるものを創った。
 みんなが投げるのに夢中になっている間にこっそりとだ。

 バン!バン!バンバン!!バン!バンバン!!
  バン!バン!バンバン!!バン!バンバン!!

 俺は叩く!叩く!!
「なにしてるの、エリアス君?」
 みんなが集まってくる。
「俺ですか、ゴブリン叩きゲームですよ」
「ゴブリン叩きゲーム?!」
「この穴から顔を出すゴブリンを、このハンマーで叩くんです」
 俺は叩く真似をした。
「そして叩いた数を競う遊びです」

「私やります~!!」
「私もやりたい!!」

 バン!バン!バンバン!!バン!バンバン!!
  バン!バン!バンバン!!バン!バンバン!!

「ゴブリンめ、このゴブリンめ!!」

 バン!バン!バンバン!!バン!バンバン!!
   バン!バン!バンバン!!バン!バンバン!!
    バン!バン!バンバン!!バン!バンバン!!
  バン!バン!バンバン!!バン!バンバン!!

 エメリナさん、そんなに強く叩かないでください!!
 穴から出てくるゴブリンの頭を叩く遊びで、倒すゲームではありませんから!!
 駄目ですよ。壊れますから…。

 さすがに12人に対して遊ぶ機器が1台では少ないか。
 もう1台創るか。
 俺はストレージの中でもう1台、別の物を創り外に出した。

 ドン!!
「わぁ、今度はなにかなエリアス君、あははは!!」
 なぜかアリッサさんが、諦めた様に笑ってる。
 どうしたんだ?

「これはベアベアパニックです。5匹並んだブラッディベアをハンマーで叩いて撃退します。一定のラインまでブラッディベアが出てくると、噛まれたことになり減点となります。ゲーム後半はブラッディベアが『怒り』スピードが速くなります。制限時間があり、その間に40匹以上叩くと更に延長されます。そしてその日のハイスコアは『本日のスゴウデ』として記録され奥の画面に5位まで表示されます。スコアを出した時に任意で自分の名前を入力でき、次に誰かに抜かされるまで消えることはありません」
 ここまで一気に俺は話した。
「では、やってみせますね」
 
 ブラッディベアが穴から手前に顔を出す。
 出たり戻ったり。
 ややデフォルメしてブラッディベアは可愛くしてある。

 バン!バン!バンバン!!バン!バンバン!!
  バン!バン!バンバン!!バン!バンバン!!

 後半になるとスピードが速くなる。

バン!バン!バンバン!!バン!バンバン!!
    バン!バン!バンバン!!バン!バンバン!!
    バン!バン!バンバン!!バン!バンバン!! 
  バン!バン!バンバン!!バン!バンバン!!

「負けるな、エリアス!!」
「頑張ってエリアス君!!」
 みんなが周りから応援してくれる。
 なぜか嬉しかった。

 そしてゲームが終わった。

「はい、これで終わりです。今日は俺が初めてやったのでハイスコアとなり、このように名前を入力します」
 俺はブラッディベアが出てくる、穴の上にあるボードに自分の名前を入力する。
 すると奥の画面に『本日のスゴウデ・エリアス・450点』と表示された。

「「「 おぉ~~!! 」」」

「これは次の人がこのスコアを抜けば、名前が変わるのか?」
「えぇ、そうです」
 誰かが聞いてくる。
 もう誰でも良いです。

「私やる!!」
「私も~」
「私が先よ」
 
 そしてワイワイ、ガヤガヤみんなで騒いでみんなで笑って楽しんだ。
 みんなが見ていない隙を見て、ゴブリン叩きゲームも改良した。
 少し可愛くデフォルメしこちらも、順位を5位まで表示できるようにした。


 楽しい時間はあっという間に過ぎていく…。
 そして礼拝堂の22時の鐘がなる。
 ゴォ~~~~ン!!

「困りましたな…」
「えぇ、そうですね」
 誰かがポツリと言う。

 この世界は街灯が無い。
 真っ暗な夜道を歩いて帰るのは、襲われる可能性がありとても危険だった。
「ではみなさん。今夜は泊まって行ってください」
「えっ、泊まれるの?」
「凄いわ~!」
 女子達が騒ぎ始める。

「ですが個室は寝具のご用意がありませんので、今夜は3階で寝て頂きます」

「3階で寝るの?!私達の初めての夜が…」
 アリッサさんが小さな声で何か言っている。
 そしてオルガさんが、肩に手を置いて何か言っている。

「はい、みなさん。3階へ行きましょう」
 そう言いながら俺達は3階の階段を上った。
 
しおりを挟む
感想 5

あなたにおすすめの小説

劣悪だと言われたハズレ加護の『空間魔法』を、便利だと思っているのは僕だけなのだろうか?

はらくろ
ファンタジー
海と交易で栄えた国を支える貴族家のひとつに、 強くて聡明な父と、優しくて活動的な母の間に生まれ育った少年がいた。 母親似に育った賢く可愛らしい少年は優秀で、将来が楽しみだと言われていたが、 その少年に、突然の困難が立ちはだかる。 理由は、貴族の跡取りとしては公言できないほどの、劣悪な加護を洗礼で授かってしまったから。 一生外へ出られないかもしれない幽閉のような生活を続けるよりも、少年は屋敷を出て行く選択をする。 それでも持ち前の強く非常識なほどの魔力の多さと、負けず嫌いな性格でその困難を乗り越えていく。 そんな少年の物語。

平凡なサラリーマンが異世界に行ったら魔術師になりました~科学者に投資したら異世界への扉が開発されたので、スローライフを満喫しようと思います~

金色のクレヨン@釣りするWeb作家
ファンタジー
夏井カナタはどこにでもいるような平凡なサラリーマン。 そんな彼が資金援助した研究者が異世界に通じる装置=扉の開発に成功して、援助の見返りとして異世界に行けることになった。 カナタは準備のために会社を辞めて、異世界の言語を学んだりして準備を進める。 やがて、扉を通過して異世界に着いたカナタは魔術学校に興味をもって入学する。 魔術の適性があったカナタはエルフに弟子入りして、魔術師として成長を遂げる。 これは文化も風習も違う異世界で戦ったり、旅をしたりする男の物語。 エルフやドワーフが出てきたり、国同士の争いやモンスターとの戦いがあったりします。 第二章からシリアスな展開、やや残酷な描写が増えていきます。 旅と冒険、バトル、成長などの要素がメインです。 ノベルピア、カクヨム、小説家になろうにも掲載

目つきが悪いと仲間に捨てられてから、魔眼で全てを射貫くまで。

桐山じゃろ
ファンタジー
高校二年生の横伏藤太はある日突然、あまり接点のないクラスメイトと一緒に元いた世界からファンタジーな世界へ召喚された。初めのうちは同じ災難にあった者同士仲良くしていたが、横伏だけが強くならない。召喚した連中から「勇者の再来」と言われている不東に「目つきが怖い上に弱すぎる」という理由で、森で魔物にやられた後、そのまま捨てられた。……こんなところで死んでたまるか! 奮起と同時に意味不明理解不能だったスキル[魔眼]が覚醒し無双モードへ突入。その後は別の国で召喚されていた同じ学校の女の子たちに囲まれて一緒に暮らすことに。一方、捨てた連中はなんだか勝手に酷い目に遭っているようです。※小説家になろう、カクヨムにも同じものを掲載しています。

不遇な死を迎えた召喚勇者、二度目の人生では魔王退治をスルーして、元の世界で気ままに生きる

六志麻あさ
ファンタジー
異世界に召喚され、魔王を倒して世界を救った少年、夏瀬彼方(なつせ・かなた)。 強大な力を持つ彼方を恐れた異世界の人々は、彼を追い立てる。彼方は不遇のうちに数十年を過ごし、老人となって死のうとしていた。 死の直前、現れた女神によって、彼方は二度目の人生を与えられる。異世界で得たチートはそのままに、現実世界の高校生として人生をやり直す彼方。 再び魔王に襲われる異世界を見捨て、彼方は勇者としてのチート能力を存分に使い、快適な生活を始める──。 ※小説家になろうからの転載です。なろう版の方が先行しています。 ※HOTランキング最高4位まで上がりました。ありがとうございます!

異世界で快適な生活するのに自重なんかしてられないだろ?

お子様
ファンタジー
机の引き出しから過去未来ではなく異世界へ。 飛ばされた世界で日本のような快適な生活を過ごすにはどうしたらいい? 自重して目立たないようにする? 無理無理。快適な生活を送るにはお金が必要なんだよ! お金を稼ぎ目立っても、問題無く暮らす方法は? 主人公の考えた手段は、ドン引きされるような内容だった。 (実践出来るかどうかは別だけど)

異世界に転生したけど、頭打って記憶が・・・え?これってチート?

よっしぃ
ファンタジー
よう!俺の名はルドメロ・ララインサルって言うんだぜ! こう見えて高名な冒険者・・・・・になりたいんだが、何故か何やっても俺様の思うようにはいかないんだ! これもみんな小さい時に頭打って、記憶を無くしちまったからだぜ、きっと・・・・ どうやら俺は、転生?って言うので、神によって異世界に送られてきたらしいんだが、俺様にはその記憶がねえんだ。 周りの奴に聞くと、俺と一緒にやってきた連中もいるって話だし、スキルやらステータスたら、アイテムやら、色んなものをポイントと交換して、15の時にその、特別なポイントを取得し、冒険者として成功してるらしい。ポイントって何だ? 俺もあるのか?取得の仕方がわかんねえから、何にもないぜ?あ、そう言えば、消えないナイフとか持ってるが、あれがそうなのか?おい、記憶をなくす前の俺、何取得してたんだ? それに、俺様いつの間にかペット(フェンリルとドラゴン)2匹がいるんだぜ! よく分からんが何時の間にやら婚約者ができたんだよな・・・・ え?俺様チート持ちだって?チートって何だ? @@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@ 話を進めるうちに、少し内容を変えさせて頂きました。

世界一簡単にレベルアップ ~魔物を倒すだけでレベルが上がる能力を得た俺は、弱小の魔物を倒しまくって異世界でハーレム作る事にしました~

きよらかなこころ
ファンタジー
 シンゴはある日、事故で死んだ。  どうやら、神の手違いで間違って死んでしまったシンゴは異世界に転生することになる。  転生する際にオマケに『魔物を倒すだけでレベルが上がる』能力を貰ったシンゴ。  弱小の魔物を倒してレベルを上げ、異世界でハーレムを作る事を企むのだった。

完結【進】ご都合主義で生きてます。-通販サイトで異世界スローライフのはずが?!-

ジェルミ
ファンタジー
32歳でこの世を去った相川涼香は、異世界の女神ゼクシーにより転移を誘われる。 断ると今度生まれ変わる時は、虫やダニかもしれないと脅され転移を選んだ。 彼女は女神に不便を感じない様に通販サイトの能力と、しばらく暮らせるだけのお金が欲しい、と願った。 通販サイトなんて知らない女神は、知っている振りをして安易に了承する。そして授かったのは、町のスーパーレベルの能力だった。 お惣菜お安いですよ?いかがです? 物語はまったり、のんびりと進みます。 ※本作はカクヨム様にも掲載しております。

処理中です...