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第二章
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朝の5時、来た電車に2人で飛び乗った。さぁ、夏休みの冒険の始まりだ。葉月達の住んでいる関東から、関西方面への旅である。
青春18きっぷを2セット買って、背中には大きなリュック。寝袋と簡易テント、数枚の着替えとタオル、ペットボトルのお茶とおにぎりをもって、いざ行かん。
早速オレンジ色の東海道線へ。
「行けるところまでは乗り続けよう、尻が我慢できなくなるまで!!でも、気持ち悪くなったりしたら、我慢しないで降りような」
鉄堅にそう言うと、既にとろけきった笑顔で、へにゃりと頷く。もうね、朝、家に迎えに来た時からこの顔なの。嬉しいのは解るよ、俺だって楽しみだったし、それにしたって、ヘニャヘニャ過ぎて大丈夫か?と心配になってくる。
「おい、本当に無理はするなよ?」
「大丈夫だよ、葉月ちゃん、もう幸せ過ぎて疲れなんか1ミリも感じないスター状態がずっと続いてる、いま、無敵」
「あ……そぅ?」
こんな重い荷物もって、朝から動いてて疲れを感じてないの有る意味怖い、アドレナリン無駄に出過ぎじゃないか?
座席を確保して2人で並んで座る。荷物は網棚に鉄堅が押し上げてくれた。背が高いって便利。ポッケにスマホと財布だけ入れて、座る。窓際俺、通路側鉄堅の配置なんだけど、窓の外を見てる俺を見たいから通路側がいいって言われて、何だろう、嬉しいのか気持ち悪いのかこの複雑な心境。
「お前、ほんとにずっと通路側で良いの? 飽きたら変わるけど」
「もちろんだよ、素晴らしい席だ、ずっと視界に葉月ちゃんがいるなんて、一睡もしたくないくらいだよ」
「一睡もって、え……俺、寝るけど」
「もたれて寝て良いよブランケットあるから、お腹にかけて」
「さんきゅ」
夏だから暑いかと思ってたけど、クーラーがガンガンにかかってて割りと快適。鉄堅がお腹に青色のブランケットをかけてくれて、俺はそれを少しずらして鉄堅にもかけた。
「割りと寒いから2人で使お」
「葉月ちゃんっ、あぁ、なんて優しいんだろ、女神様みたい、かわいくて優しいなんて……心臓が乱れる」
「不整脈とかこえーよ、深呼吸しとけよ」
本当にいちいち大袈裟なので、言葉のチョイスに引っ掛かるんだが、まぁ、昔からこんなだし、今さらなんだけど、変なやつなのよ。
2人でわけあったブランケットの中でひっそりと手を繋ぐ。鉄堅の肩に頭をこてりともたれさせて、葉月は小さな欠伸をし目を閉じた。
ガタゴトガタゴトと揺りかごにしては少し乱暴に揺られながら、温かな時間が流れてくのを幸せに思った。
鉄堅は、自分にもたれかかって早速寝てしまった可愛い恋人の頭にこっそり口付け、頬を寄せた。
幸せ過ぎて、この時間が永遠に続けば良いのにと願う。隣に幸福の塊みたいな温もりを感じながら、姫を守る騎士のごとく、大切に大切に、その眠りを見守った。
すぅすぅと小さな寝息が、悶える程可愛い。動画を撮りたい衝動に何度もかられるが、葉月はそういうの嫌がるから、泣く泣く心の中に刻み込む。繋いでない方の手を少しだけ動かして、お腹のブランケットを掛けなおす、ふいに葉月の鼻の前で、すぅと吐いた息がかかって、心の中で叫ぶ。
『アーーー葉月ちゃんの息が……あたった、可愛いすぎる、はぁはぁ、だめだ、心臓が痛くなってきた』
隣で息も絶え絶えに悶えている恋人が居ようとは夢にも思わず……葉月は安心しきって揺り篭で眠る赤ちゃんのように、穏やかに幸せそうに眠りに落ちていた。
青春18きっぷを2セット買って、背中には大きなリュック。寝袋と簡易テント、数枚の着替えとタオル、ペットボトルのお茶とおにぎりをもって、いざ行かん。
早速オレンジ色の東海道線へ。
「行けるところまでは乗り続けよう、尻が我慢できなくなるまで!!でも、気持ち悪くなったりしたら、我慢しないで降りような」
鉄堅にそう言うと、既にとろけきった笑顔で、へにゃりと頷く。もうね、朝、家に迎えに来た時からこの顔なの。嬉しいのは解るよ、俺だって楽しみだったし、それにしたって、ヘニャヘニャ過ぎて大丈夫か?と心配になってくる。
「おい、本当に無理はするなよ?」
「大丈夫だよ、葉月ちゃん、もう幸せ過ぎて疲れなんか1ミリも感じないスター状態がずっと続いてる、いま、無敵」
「あ……そぅ?」
こんな重い荷物もって、朝から動いてて疲れを感じてないの有る意味怖い、アドレナリン無駄に出過ぎじゃないか?
座席を確保して2人で並んで座る。荷物は網棚に鉄堅が押し上げてくれた。背が高いって便利。ポッケにスマホと財布だけ入れて、座る。窓際俺、通路側鉄堅の配置なんだけど、窓の外を見てる俺を見たいから通路側がいいって言われて、何だろう、嬉しいのか気持ち悪いのかこの複雑な心境。
「お前、ほんとにずっと通路側で良いの? 飽きたら変わるけど」
「もちろんだよ、素晴らしい席だ、ずっと視界に葉月ちゃんがいるなんて、一睡もしたくないくらいだよ」
「一睡もって、え……俺、寝るけど」
「もたれて寝て良いよブランケットあるから、お腹にかけて」
「さんきゅ」
夏だから暑いかと思ってたけど、クーラーがガンガンにかかってて割りと快適。鉄堅がお腹に青色のブランケットをかけてくれて、俺はそれを少しずらして鉄堅にもかけた。
「割りと寒いから2人で使お」
「葉月ちゃんっ、あぁ、なんて優しいんだろ、女神様みたい、かわいくて優しいなんて……心臓が乱れる」
「不整脈とかこえーよ、深呼吸しとけよ」
本当にいちいち大袈裟なので、言葉のチョイスに引っ掛かるんだが、まぁ、昔からこんなだし、今さらなんだけど、変なやつなのよ。
2人でわけあったブランケットの中でひっそりと手を繋ぐ。鉄堅の肩に頭をこてりともたれさせて、葉月は小さな欠伸をし目を閉じた。
ガタゴトガタゴトと揺りかごにしては少し乱暴に揺られながら、温かな時間が流れてくのを幸せに思った。
鉄堅は、自分にもたれかかって早速寝てしまった可愛い恋人の頭にこっそり口付け、頬を寄せた。
幸せ過ぎて、この時間が永遠に続けば良いのにと願う。隣に幸福の塊みたいな温もりを感じながら、姫を守る騎士のごとく、大切に大切に、その眠りを見守った。
すぅすぅと小さな寝息が、悶える程可愛い。動画を撮りたい衝動に何度もかられるが、葉月はそういうの嫌がるから、泣く泣く心の中に刻み込む。繋いでない方の手を少しだけ動かして、お腹のブランケットを掛けなおす、ふいに葉月の鼻の前で、すぅと吐いた息がかかって、心の中で叫ぶ。
『アーーー葉月ちゃんの息が……あたった、可愛いすぎる、はぁはぁ、だめだ、心臓が痛くなってきた』
隣で息も絶え絶えに悶えている恋人が居ようとは夢にも思わず……葉月は安心しきって揺り篭で眠る赤ちゃんのように、穏やかに幸せそうに眠りに落ちていた。
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