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第二章
67 ヨーグルト
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ヨーグルトを食べている葉月を見つめ、鉄堅は言うか、言わざるか迷って、だがしかし、言うことにした。
「葉月ちゃん、あのさ」
「ん?」
「僕ね、葉月ちゃんのこと好きだからさ」
「は? なんだよ、突然」
「あんまり無防備なの困るんだ、その、パンツで寝るとかそういうの」
「あ? さっきの話?俺だって寝たくて寝た訳じゃないよ」
葉月がぷっうっと、頬を膨らませた。単純に寝たことを怒られたとおもったみたいだが、そうじゃない。
「違うよ、寝たことを怒ってるんじゃないんだ」
「え、お前怒ってるの?」
「怒ってないよ、頼んでるの、無防備な格好でうろつかないでって」
「だって、部屋の中だし」
なるほど、解った。葉月ちゃんは、もし同棲とかしたら、裸でウロウロするタイプだ。
「僕、葉月ちゃんに欲情するから」
「は? よくじょう? よくじょう……?」
「だから、つまり、例えば、葉月ちゃんがいま、口にヨーグルトをつけてるけど、そういうの見るとムラムラするって事だよ」
「は? なんで、ヨーグルトがついてムラムラするんだよ、何言って」
手でふこうとしたので、ティッシュを持っていって、葉月ちゃんの、口元をふこうとして、やめて、ペロリと唇についたヨーグルトをなめた。
「 ! ? 」
葉月は、ビクッと固まる。鉄堅は、じっと葉月をみつめた。
「葉月ちゃん、僕は君に触れたくて仕方ないんだ、目の前でそんなに無防備だと、本当に今すぐツガイにしてしまいそうな気持ちをいつも、押さえてる」
鉄堅は、そう言うと、葉月の首筋にそっと触れた。
「解る? ツガイにする時、ここを噛むだけじゃないって、発情を促して噛むんだよ」
「鉄堅っ」
「もちろん、今そんなことしない、葉月ちゃんが望んでないの知ってるし……だけど、僕はいつだって君を見てるとそういう気持ちになるんだ」
鉄堅は、解ってほしいと葉月に訴えた。
「だから、葉月ちゃんお願い、僕を警戒して。僕が葉月ちゃんを無理やり……ツガイにするような状況を作りたくないから、僕が我慢すれば良いけど、いつもできるかって言うとそうじゃないんだ、ごめん」
「う……ん、ずっともしかして、我慢してた?」
葉月が、チロッと上目遣いに聞いてくる。だから、そういう顔をしないでほしいけど。
「ずっとじゃないよ、たまに……僕、葉月ちゃんの事が好きなんだ、全部欲しくなるんだよ」
「んっと、つまり、エッチなことしたいってこと?」
「……そうだよ」
肯定したら、葉月ちゃんは怒るかもしれないと思った。でもはっきり言わないと不毛なやりとりの繰り返しだ。怒るかと怖れた予想に反して葉月ちゃんは、真っ赤な顔で、潤んだ瞳で、僕に抱きついてきた。
「は、葉月ちゃん?」
「俺、別に鉄堅とだったら嫌じゃないよ」
「だから、そういうことを言われると、きついんだって」
「じゃぁ、どう言えば良いんだよ」
「だから……え、葉月ちゃ」
葉月の瞳にうるうると涙がたまってきて、鉄堅は、サァッと血の気が引いた。
「あ、ごめん、嫌な事言った、ごめん」
「別に言ってない」
「いや、僕が我慢すれば良いだけの話なのにごめん、ちょっと、調子に乗った、葉月ちゃんが、いつも可愛くて、ちょっとだけ我慢できなくて、でもするから、大丈夫、ごめんね」
「だから、俺はお前に我慢させたくないって言ってるのに」
「うん……ありがとう、葉月ちゃん、そう思ってくれて」
「ちょっとだけ」
「え?」
「ちょっとだけする?」
「……」
葉月の意図が解らず、今度は鉄堅が固まった。ちょっととは、どの程度のことだ ! ?
「いや、ごめん、ちょっとって、僕が止まれる自信がない」
「やだったら、蹴るから」
「け……ほ、本当に?」
「うん」
据え膳食わぬはなんとやらなのか。だがしかし。用意も何もなくして良い事じゃない。
鉄堅は、ごくり、ごくり、と唾を飲み込んで、衝動のままに葉月をこのまま貪りたいと思った。
だけれどそれを本当に葉月が望んでいないことも解っている。
「葉月ちゃん……本当に蹴ってやめれる?」
「ん」
そっと、葉月の手からヨーグルトを奪って、テーブルにことりと置いた。
「葉月ちゃん、あのさ」
「ん?」
「僕ね、葉月ちゃんのこと好きだからさ」
「は? なんだよ、突然」
「あんまり無防備なの困るんだ、その、パンツで寝るとかそういうの」
「あ? さっきの話?俺だって寝たくて寝た訳じゃないよ」
葉月がぷっうっと、頬を膨らませた。単純に寝たことを怒られたとおもったみたいだが、そうじゃない。
「違うよ、寝たことを怒ってるんじゃないんだ」
「え、お前怒ってるの?」
「怒ってないよ、頼んでるの、無防備な格好でうろつかないでって」
「だって、部屋の中だし」
なるほど、解った。葉月ちゃんは、もし同棲とかしたら、裸でウロウロするタイプだ。
「僕、葉月ちゃんに欲情するから」
「は? よくじょう? よくじょう……?」
「だから、つまり、例えば、葉月ちゃんがいま、口にヨーグルトをつけてるけど、そういうの見るとムラムラするって事だよ」
「は? なんで、ヨーグルトがついてムラムラするんだよ、何言って」
手でふこうとしたので、ティッシュを持っていって、葉月ちゃんの、口元をふこうとして、やめて、ペロリと唇についたヨーグルトをなめた。
「 ! ? 」
葉月は、ビクッと固まる。鉄堅は、じっと葉月をみつめた。
「葉月ちゃん、僕は君に触れたくて仕方ないんだ、目の前でそんなに無防備だと、本当に今すぐツガイにしてしまいそうな気持ちをいつも、押さえてる」
鉄堅は、そう言うと、葉月の首筋にそっと触れた。
「解る? ツガイにする時、ここを噛むだけじゃないって、発情を促して噛むんだよ」
「鉄堅っ」
「もちろん、今そんなことしない、葉月ちゃんが望んでないの知ってるし……だけど、僕はいつだって君を見てるとそういう気持ちになるんだ」
鉄堅は、解ってほしいと葉月に訴えた。
「だから、葉月ちゃんお願い、僕を警戒して。僕が葉月ちゃんを無理やり……ツガイにするような状況を作りたくないから、僕が我慢すれば良いけど、いつもできるかって言うとそうじゃないんだ、ごめん」
「う……ん、ずっともしかして、我慢してた?」
葉月が、チロッと上目遣いに聞いてくる。だから、そういう顔をしないでほしいけど。
「ずっとじゃないよ、たまに……僕、葉月ちゃんの事が好きなんだ、全部欲しくなるんだよ」
「んっと、つまり、エッチなことしたいってこと?」
「……そうだよ」
肯定したら、葉月ちゃんは怒るかもしれないと思った。でもはっきり言わないと不毛なやりとりの繰り返しだ。怒るかと怖れた予想に反して葉月ちゃんは、真っ赤な顔で、潤んだ瞳で、僕に抱きついてきた。
「は、葉月ちゃん?」
「俺、別に鉄堅とだったら嫌じゃないよ」
「だから、そういうことを言われると、きついんだって」
「じゃぁ、どう言えば良いんだよ」
「だから……え、葉月ちゃ」
葉月の瞳にうるうると涙がたまってきて、鉄堅は、サァッと血の気が引いた。
「あ、ごめん、嫌な事言った、ごめん」
「別に言ってない」
「いや、僕が我慢すれば良いだけの話なのにごめん、ちょっと、調子に乗った、葉月ちゃんが、いつも可愛くて、ちょっとだけ我慢できなくて、でもするから、大丈夫、ごめんね」
「だから、俺はお前に我慢させたくないって言ってるのに」
「うん……ありがとう、葉月ちゃん、そう思ってくれて」
「ちょっとだけ」
「え?」
「ちょっとだけする?」
「……」
葉月の意図が解らず、今度は鉄堅が固まった。ちょっととは、どの程度のことだ ! ?
「いや、ごめん、ちょっとって、僕が止まれる自信がない」
「やだったら、蹴るから」
「け……ほ、本当に?」
「うん」
据え膳食わぬはなんとやらなのか。だがしかし。用意も何もなくして良い事じゃない。
鉄堅は、ごくり、ごくり、と唾を飲み込んで、衝動のままに葉月をこのまま貪りたいと思った。
だけれどそれを本当に葉月が望んでいないことも解っている。
「葉月ちゃん……本当に蹴ってやめれる?」
「ん」
そっと、葉月の手からヨーグルトを奪って、テーブルにことりと置いた。
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