侯爵家の愛されない娘でしたが、前世の記憶を思い出したらお父様がバリ好みのイケメン過ぎて毎日が楽しくなりました

下菊みこと

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お嬢様との交流も続いてます

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セリーヌ様との交流も、今でも続いている。

セリーヌ様は結婚して子供がいる。

六歳の男の子と三歳の女の子に恵まれて、毎日可愛い可愛いで幸せらしい。

その上今では旦那様のことも可愛く思えて、毎日もはやフィーバーだと言っていた。

「アニエスちゃんももう立派なレディになってしまいましたわねー」

「あはは」

「すっかり美人さんですわ!可愛らしい頃も愛おしかったですけれど、大切な存在ならば大人になっても美しく育っても可愛いんですのね。これなら子供達の成長も安心して見守れますわ」

ここでも誉め殺しとは。

「でも、アニエスちゃんもそろそろ婚約者を決める頃ですわね。私もわがままを言って婚約や結婚を遅らせていましたから人のことは言えませんけれど、侯爵様に婚約者の選定は早くして欲しいとお願いしたほうがいいですわ」

「そうですか?」

「ええ、私は幸運なことに良い旦那様と巡り会えましたけれど…普通良いお相手は早い者勝ちですわ」

それはたしかにそう。

「それに、アニエスちゃんは女侯爵になる身ですわ。それを献身的に支えてくれる旦那様となると、条件は厳しくなるでしょう?なら早めに募った方がよろしいのではなくて?」

うん、同意する。

「でもパパが乗り気じゃないんです」

「ええ。アニエスちゃんはそういうことでわがままを言うタイプではないですから、侯爵様のせいだとは分かっていますわ。だからこそ侯爵様に早くして欲しいと強請るべきですわ」

「なるほど…」

でもぶっちゃけもう少しこのままでいたい自分がいる。

何故って、今の状況が心地いいから変化が怖い。

「ふふ、変化が怖いとお思いではなくて?」

「わかりました?」

「アニエスちゃんと出会った頃の私もそうでしたもの。でも、意外と変化を受け入れてしまえば怖いことなんてありませんでしたわ」

「そっかぁ…」

そんなものなのか。

「まあ、いずれにしろアニエスちゃんの人生を左右するようなことですもの。なるべく早く、良縁に恵まれることを祈りますわ」

「ありがとうございます、セリーヌ様」

セリーヌ様はやっぱり、一人っ子の私にとっては頼りになるお姉ちゃんだ。

お礼を言えばにっこり優しく笑ってくれる。

「そうそう。それと、良いご報告がありますの」

「なんですか?」

「最近、三人目がお腹にいるとわかりましたの」

「え、おめでとうございます!」

「ありがとうございます、アニエスちゃん。ああ、生まれてくるのが楽しみですわ」

まさかの報告に驚きつつ、祝福する。

新しい命の誕生を楽しみにしつつ、セリーヌ様のお身体をめちゃくちゃ気遣った。
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