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黒の少年を呪われていると嘲る元親友と縁を切る
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「じゃあ、クロヴィス様。シエル様も、いってらっしゃい」
「行ってくる。留守は頼んだ」
「アリスティアお兄ちゃん、行ってきまーす!」
今日は私とシエルで出かける予定がある。アリスは留守番だ。
「お出かけ楽しみだね、お兄様!」
「そうだな、シエル」
アリスにはどんな土産を持って帰ってやろうと考えつつ、馬車はどんどん進んでいく。しかし、アクシデントが起きた。
「お兄様、大変!」
「どうした?」
「アリスティアお兄ちゃんにお土産を買ってあげるのに、欲しい物リスト書いてもらったのにお部屋に忘れて来ちゃったよー!」
「…まだそんなに進んでいないし、引き返して取ってくるか?」
「うん!」
ということで、私とシエルは屋敷に馬車を引き返した。すると、なぜか使用人たちが応接間の方でわらわら群がっている。何かあったのかと近付いて問えば、私とシエルのいきなりの帰宅にみんな驚きつつも応接間のドアを指差した。
「俺はクロヴィスのために言ってるんだ!」
「そんなの知るか。アリスティア様のことを傷つけるだけならさっさと帰れ。もう二度と来るな」
「俺はクロヴィスの親友だ!」
「だからなんだ。アリスティア様はご当主様の婚約者だぞ」
「呪われた黒のくせに!」
聞こえてきた言葉で、大体の事情は察した。これはデイモンの声だな。私は親友だと思っていたのだが、縁を切ることになりそうだ。なぜって、横にいるシエルがブチ切れて無表情になっている。このモードのシエルは大変よろしくない。
「泣けばそれで済むと思ってんのか?いいからさっさと国にでも帰れよ!」
これ以上デイモンが余計なことを言ってアリスを傷つける前に、ノックもせずに部屋に押し入る。
「…随分と好き勝手なことを言ってくれるな」
「クロヴィス!?お前シエルと出掛けてたんじゃ…」
「デイモンお兄ちゃん。僕もいるよ」
「シエル…」
シエルが、怒り心頭な様子でデイモン様に詰め寄る。私も同様にデイモンの方を向いていたのだが。
「クロヴィス様…シエル様ぁ…」
情け無い声に、アリスを先に構うことにした。涙をこぼして、可哀想に。
「アリスティアお兄ちゃん、大丈夫!?」
「アリス、いきなり知らない奴に責められて怖かっただろう。もう大丈夫だ」
「ふぇ…うん、だ、大丈夫です。ちょっと怖かっただけで、リュックが守ってくれました」
「リュック、よくやった」
アリスとリュックの頭を乱暴に撫でる。アリスもリュックも、それである程度落ち着いたらしい。表情が穏やかになる。よかった。
「さて。どういうことか、教えてもらおうか?デイモン」
「…っ!」
デイモンの顔が、青ざめた。
「待ってくれ、クロヴィス!俺はただ、クロヴィスのためを思って!」
「私のため?私の婚約者を貶め、傷つけ、勝手に追い出そうとしたことが?」
「そいつは、祖国では呪われた黒とかいう呪いを受けてるんだろ!?そんな奴、クロヴィスの邪魔にしかならない!要らないだろ!」
「それはないな」
私はきっぱりと否定する。
「アリスティアは政略結婚のための婚約期間とはいえ、シエルとかなり仲良くしてくれる。シエルが人の感情に敏感なのはお前も知る通りだ。だから、嘘偽り無くシエルを慈しんでくれているのは知っている。それだけで私にとっては充分過ぎるほど有り難い。アリスティアが要らないなんて、あり得ない」
「…クロヴィス、俺はただお前の役に立ちたくて」
「結局は公爵である私へのごますりでしかないんだろう」
私がそう言うと、シエルも続ける。
「今、感情の色が揺れたね。図星でしょう」
「ち、違う!」
「違わないよ。見えるもん。最低だね」
「…くそっ。そうじゃない、そうじゃないんだ、親友として、お前の〝一番〟でいたかっただけなんだ…公爵としてのお前じゃなくて、お前自身にもっと気に入られたかったんだ」
「…今なら見逃してやる。帰れ。でなければ婚約者への名誉毀損で貴族裁判にかけてやる」
貴族裁判は、訴えられるだけで貴族社会で針のむしろになる。だから、そうならないように示談にするのが貴族の常識。そんな中で、訴えると相手に宣言されるのは致命的だ。なんとしてでも回避しようとするのが普通。
「…わかった。帰るから訴えるのは勘弁してくれ」
「いいだろう。だからさっさと消えろ」
アリスを慰めてやらないといけないからな。
「お前のことは、シエルとも仲良くしてくれる親友だと思っていた。だが、縁を切る。異論があるなら貴族裁判を起こす」
「…わかった。でも、俺は本当にお前のためを思って言ったんだ。それだけは信じてくれ」
「信じられない。さようなら」
「…暴走して悪かった」
こうして私は、親友との縁を切った。
「…アリス、大丈夫か?」
「はい。…クロヴィス様もシエル様も、ごめんなさい。大切な人だったんでしょう?縁まで切らなくても…」
「アリスティアお兄ちゃん。あんな人僕の方から願い下げだから」
「私も同じくだな。アリスは気にしなくていい」
しょぼんとするアリスをシエルと二人で慰める。
「…そういえば、お出かけは?」
「あ、うん。忘れ物しちゃったから取りに戻ってきたの。また出かけなきゃいけないけど、アリスティアお兄ちゃん大丈夫?」
「うん、大丈夫だよ」
「なるべく早く帰る。落ち込むなよ」
「はい、クロヴィス様!」
シエルにアリスの書いたほしい物リストを取って来させて、もう一度馬車で出かける。用事をすませるとほしい物リストに書いてあったものを全部買って帰り、アリスにプレゼントすると驚かれたが喜ばれた。アリスはやっぱり、泣き顔より笑顔が良い。
「行ってくる。留守は頼んだ」
「アリスティアお兄ちゃん、行ってきまーす!」
今日は私とシエルで出かける予定がある。アリスは留守番だ。
「お出かけ楽しみだね、お兄様!」
「そうだな、シエル」
アリスにはどんな土産を持って帰ってやろうと考えつつ、馬車はどんどん進んでいく。しかし、アクシデントが起きた。
「お兄様、大変!」
「どうした?」
「アリスティアお兄ちゃんにお土産を買ってあげるのに、欲しい物リスト書いてもらったのにお部屋に忘れて来ちゃったよー!」
「…まだそんなに進んでいないし、引き返して取ってくるか?」
「うん!」
ということで、私とシエルは屋敷に馬車を引き返した。すると、なぜか使用人たちが応接間の方でわらわら群がっている。何かあったのかと近付いて問えば、私とシエルのいきなりの帰宅にみんな驚きつつも応接間のドアを指差した。
「俺はクロヴィスのために言ってるんだ!」
「そんなの知るか。アリスティア様のことを傷つけるだけならさっさと帰れ。もう二度と来るな」
「俺はクロヴィスの親友だ!」
「だからなんだ。アリスティア様はご当主様の婚約者だぞ」
「呪われた黒のくせに!」
聞こえてきた言葉で、大体の事情は察した。これはデイモンの声だな。私は親友だと思っていたのだが、縁を切ることになりそうだ。なぜって、横にいるシエルがブチ切れて無表情になっている。このモードのシエルは大変よろしくない。
「泣けばそれで済むと思ってんのか?いいからさっさと国にでも帰れよ!」
これ以上デイモンが余計なことを言ってアリスを傷つける前に、ノックもせずに部屋に押し入る。
「…随分と好き勝手なことを言ってくれるな」
「クロヴィス!?お前シエルと出掛けてたんじゃ…」
「デイモンお兄ちゃん。僕もいるよ」
「シエル…」
シエルが、怒り心頭な様子でデイモン様に詰め寄る。私も同様にデイモンの方を向いていたのだが。
「クロヴィス様…シエル様ぁ…」
情け無い声に、アリスを先に構うことにした。涙をこぼして、可哀想に。
「アリスティアお兄ちゃん、大丈夫!?」
「アリス、いきなり知らない奴に責められて怖かっただろう。もう大丈夫だ」
「ふぇ…うん、だ、大丈夫です。ちょっと怖かっただけで、リュックが守ってくれました」
「リュック、よくやった」
アリスとリュックの頭を乱暴に撫でる。アリスもリュックも、それである程度落ち着いたらしい。表情が穏やかになる。よかった。
「さて。どういうことか、教えてもらおうか?デイモン」
「…っ!」
デイモンの顔が、青ざめた。
「待ってくれ、クロヴィス!俺はただ、クロヴィスのためを思って!」
「私のため?私の婚約者を貶め、傷つけ、勝手に追い出そうとしたことが?」
「そいつは、祖国では呪われた黒とかいう呪いを受けてるんだろ!?そんな奴、クロヴィスの邪魔にしかならない!要らないだろ!」
「それはないな」
私はきっぱりと否定する。
「アリスティアは政略結婚のための婚約期間とはいえ、シエルとかなり仲良くしてくれる。シエルが人の感情に敏感なのはお前も知る通りだ。だから、嘘偽り無くシエルを慈しんでくれているのは知っている。それだけで私にとっては充分過ぎるほど有り難い。アリスティアが要らないなんて、あり得ない」
「…クロヴィス、俺はただお前の役に立ちたくて」
「結局は公爵である私へのごますりでしかないんだろう」
私がそう言うと、シエルも続ける。
「今、感情の色が揺れたね。図星でしょう」
「ち、違う!」
「違わないよ。見えるもん。最低だね」
「…くそっ。そうじゃない、そうじゃないんだ、親友として、お前の〝一番〟でいたかっただけなんだ…公爵としてのお前じゃなくて、お前自身にもっと気に入られたかったんだ」
「…今なら見逃してやる。帰れ。でなければ婚約者への名誉毀損で貴族裁判にかけてやる」
貴族裁判は、訴えられるだけで貴族社会で針のむしろになる。だから、そうならないように示談にするのが貴族の常識。そんな中で、訴えると相手に宣言されるのは致命的だ。なんとしてでも回避しようとするのが普通。
「…わかった。帰るから訴えるのは勘弁してくれ」
「いいだろう。だからさっさと消えろ」
アリスを慰めてやらないといけないからな。
「お前のことは、シエルとも仲良くしてくれる親友だと思っていた。だが、縁を切る。異論があるなら貴族裁判を起こす」
「…わかった。でも、俺は本当にお前のためを思って言ったんだ。それだけは信じてくれ」
「信じられない。さようなら」
「…暴走して悪かった」
こうして私は、親友との縁を切った。
「…アリス、大丈夫か?」
「はい。…クロヴィス様もシエル様も、ごめんなさい。大切な人だったんでしょう?縁まで切らなくても…」
「アリスティアお兄ちゃん。あんな人僕の方から願い下げだから」
「私も同じくだな。アリスは気にしなくていい」
しょぼんとするアリスをシエルと二人で慰める。
「…そういえば、お出かけは?」
「あ、うん。忘れ物しちゃったから取りに戻ってきたの。また出かけなきゃいけないけど、アリスティアお兄ちゃん大丈夫?」
「うん、大丈夫だよ」
「なるべく早く帰る。落ち込むなよ」
「はい、クロヴィス様!」
シエルにアリスの書いたほしい物リストを取って来させて、もう一度馬車で出かける。用事をすませるとほしい物リストに書いてあったものを全部買って帰り、アリスにプレゼントすると驚かれたが喜ばれた。アリスはやっぱり、泣き顔より笑顔が良い。
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