運悪く放課後に屯してる不良たちと一緒に転移に巻き込まれた俺、到底馴染めそうにないのでソロで無双する事に決めました。~なのに何故かついて来る…

『申し訳ございませんが、皆様には今からこちらへと来て頂きます。強制となってしまった事、改めて非礼申し上げます』


 ある日、教室中に響いた声だ。

 ……この言い方には語弊があった。
 正確には、頭の中に響いた声だ。何故なら、耳から聞こえて来た感覚は無く、直接頭を揺らされたという感覚に襲われたからだ。
 テレパシーというものが実際にあったなら、確かにこういうものなのかも知れない。

 問題はいくつかあるが、最大の問題は……俺はただその教室近くの廊下を歩いていただけという事だ。


*当作品はカクヨム様でも掲載しております。
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