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第10章 ひとときの休息
第266話 ヒモからの脱却
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ケビンがソフィーリアと結婚してから数日後、相も変わらずケビンは魚釣りに没頭していた。
「なぜ釣れん……」
ただの1度も釣り上げたことのないケビンは、魚を釣るのではなく取るためだけに『いっそのこと魔法を使うか?』と考えてはみたこともあるが、それはそれで負けた気分になるために断固として使わず、未だ釣竿を片手に頑張っている。
そのようなケビンの周りには小動物がたむろしており、魚が釣れないケビンを他所に勝手に遊んでいた。
「……よし、こういう時は気晴らしだ。明日になったら釣れるかもしれない」
何がなんでも釣ってやろうというケビンの意気込みは素晴らしいものだが、それが叶うかどうかはまた別の問題である。
その日の魚釣りに見切りをつけたケビンは家の裏手へと回り、イスを取り出しては座って地面をひたすら眺めていた。
『サナぁ~』
『過去に捨てた女へ今更何の用ですか?』
『……機嫌悪い?』
『別に……ここに来てからというもの、寝ても覚めてもソフィーリア様とイチャイチャイチャイチャして私には一言すらも声をかけず、挙句の果てには結婚までしやがって……ああ、別に結婚くらい誰とでもすればいいですよ、マスターの勝手ですから。それが羨ましいだなんてこれっぽっちも思っていませんが、何か?』
『あ、うん。なんかごめん……』
確かに【万能空間】へ来てからというもの、ソフィーリアとイチャラブ生活を送っていたため、サナから受ける怒涛の捲し立てにケビンはタジタジとなりながらも謝罪するのであった。
『それで? 過去の女に何の用ですか?』
『そのことについては申し訳ない。別にサナを蔑ろにしようと思ってした訳じゃなく、ソフィと一緒に過ごす時間が幸せすぎて、ただ単に存在を忘れていただけなんだ』
『余計に質が悪いわっ! 無自覚の悪意かっ!』
『機嫌なおしてくれよ……いつもの可愛いサナに戻って欲しいんだよ』
それからケビンはサナが如何に必要か褒めながら謝り続けて数分も経たないうちに、サナの機嫌が良くなり過ぎて上機嫌となってしまう。
『もう……マスターは私がいないとダメダメなんだから。これからもサナを頼ってくださいね』
(チョロい……)
サナのチョロさ加減にケビンは将来が心配になってしまうが、そもそも自分以外に仕えることはないだろうと、ひとまず『このままでいいか』とあえて指摘するようなことはしなかった。
そしてケビンは自力で家庭菜園を作りたい旨を伝えて、何からするべきかサナに相談するのだった。
『畑にする部分の土を掘り起こしてください』
俺は【創造】でクワを作り出すと、土を掘り返していく作業を進めては塊などを砕いていき、土粒を細かくしていく。
『次は堆肥を作りましょう』
サナに言われた通り箱型に穴を掘っては、その中へ枯葉や雑草をどんどん放り投げて【創造】で作った米ぬかをぶっかけたら土を被せた。そして上から踏みつけるのだ。
何の意味があるのかわからなかったので聞いてみたところ、米ぬかは発酵を促進させて踏みつけるのは圧縮させているそうだ。それを何度も繰り返すと掘った穴が堆肥で埋まった。
『では、その周りの温度を一定に保って、【時空魔法】で時間を進めてください』
それからの作業は時間を進めたらかき混ぜるということを繰り返した。何も考えず掘った穴は意外と深かったのでかなりの重労働となり、途中からはダレてしまって【風魔法】で攪拌してやり過ごした。
意外にもこれはサナから高評価を受けて、満遍なく空気が行き渡るから効率がいいそうだ。面倒くさくてした行為で褒められたから素直に喜ぶことはできなかったが。
なんやかんやで繰り返していた作業も、枯葉などが土とあまり変わらない状態まで形が崩れており、ようやく堆肥ができあがったと言える。
『できあがった堆肥を畑に蒔いて、掘り起こした土と混ぜ合わせてください』
堆肥を畑予定の部分にばら蒔いたら、掘り起こした土と混ぜ合わせて整えていくと、使わずに余った堆肥は【無限収納】の中へとしまい込んだ。
『次は畝作りをしましょう』
サナからの指示で畦を作っていき綺麗に整えていくと、ようやく完成に辿りつけて、それから野菜の種を【創造】で作ったら畝に植え込んでいった。
とりあえず時期的に、トマト、ナス、ピーマン、きゅうり、人参、スイカを植えて、軽く水を撒いてからこの日の作業は終わることにした。
『サナ、ありがとう』
『お役に立てて何よりです』
翌日、何もないとはわかっていても、自分で作り出した畑の様子が気になって見に行ってみると、不思議なことに何故かもう発芽していた。
「何故だ……?」
とりあえず今日も天気がいいので畑に水を撒きながら原因を探ってみるが、思い当たる節が一向に思いつかない。
『サナ、発芽してるんだが……』
『マスター、ここがどこだか忘れてませんか?』
『裏庭だろ』
『……アホですか?』
『ぐっ……』
『ここはソフィーリア様が管理している【万能空間】ですよ? 神力と魔力に満ち溢れた空間なんです。下界と同じやり方や速度で育つわけないじゃないですか。ある程度やり方を寄せたらあとはぐんぐん成長しますよ』
『これ、どうしたらいい?』
『とりあえず支柱を作ってください』
サナの指示に従って俺はそれぞれの野菜に適した支柱を組んでいく。支柱がいらなかったのは人参とスイカだけで、こんなことなら全部支柱のいらない野菜にしておけば良かったと思う。
アサガオみたく適当にするわけにはいかないようで、これが結構面倒くさい……
農家の皆さん、前世では美味しい野菜をありがとうございます。
『そういえば、ビニール袋とか被せなくていいのか? よくテレビとかで見たことあるが』
『この【万能空間】に害虫はいませんので必要ありません。日差しも強くなりませんし一定の温度と湿度が常に保たれている、まさに理想郷!』
『あとは勝手に育っていくのか?』
『いえ、さすがに水やりはしてください。ソフィーリア様も毎日雨を適度に降らせたりはしませんので』
『わかった』
数日後、野菜は成長してサナの指示により支柱へ紐で括りつけていく。あとは伸びていく度にそれをある程度繰り返すのだそうだ。
それからは本葉から脇芽が出たら摘んで成長したら新たに括りつけて、野菜によっては摘芯なることを繰り返していたら、とうとう花が咲いてしまった。
そして残念なことに【万能空間】は蝶や蜂など存在しないので、人工授粉させていくことになる。
更に日にちが経つと、とうとう野菜ができあがった。
早速収穫してそのまま食べれるトマトを齧ってみると、口の中に甘みが広がってあっという間に1玉食べ終わってしまった。
『美味い! 美味いぞ、サナ』
『ご自身で育てたから美味しさも一入でしょう』
『育て方を教えてくれたサナにも食わせてやりたいな』
『……では、味覚をリンクさせますので、マスターはもう1玉食べてください』
『え……そんなことできるの?』
『マスターが許可してくだされば』
『よくわからんが許可するからこの美味しさを共有するぞ』
そしてサナからゴーサインが出たところで、トマトをもう1玉食べたのだった。
『おいしい……』
『システムなのに一体どうやったら味覚がわかるんだ?』
『……せっかくいい雰囲気に浸っていたのに、空気読めないんですか?』
『いや、気になるだろ?』
『はぁぁ……マスターはどこまで行ってもマスターですね。やり方はマスターの頭の中をちょいちょいっと弄って、私と連結させたんですよ』
『え……何その、マッドサイエンティストみたいなやり方……俺の脳みそ大丈夫なの?』
『死んでないから大丈夫でしょう』
『辛辣だな……まぁ、美味しかったし良しとしよう。何かあったらソフィが何とかしてくれるだろうし』
『何もありませんよ。もしマスターに危害を加えでもしたら、私がデリートされてしまいます』
このあと、他にもそのまま食べれる野菜の味をサナと共有しながら、小動物たちにもお裾分けで与えて穏やかな時間を過ごすのだった。
そのような時間の中で、いつかサナにも肉体が与えられればと思ったケビンだが、さすがに人間の範疇を超えた越権行為であるため、ソフィーリアに要相談だなと結論づける。
そして、できないことを本人に伝えてもぬか喜びさせてしまうだけになるので、確証を得るまでは今はまだ心の内に留めておこうとするケビンなのであった。
「なぜ釣れん……」
ただの1度も釣り上げたことのないケビンは、魚を釣るのではなく取るためだけに『いっそのこと魔法を使うか?』と考えてはみたこともあるが、それはそれで負けた気分になるために断固として使わず、未だ釣竿を片手に頑張っている。
そのようなケビンの周りには小動物がたむろしており、魚が釣れないケビンを他所に勝手に遊んでいた。
「……よし、こういう時は気晴らしだ。明日になったら釣れるかもしれない」
何がなんでも釣ってやろうというケビンの意気込みは素晴らしいものだが、それが叶うかどうかはまた別の問題である。
その日の魚釣りに見切りをつけたケビンは家の裏手へと回り、イスを取り出しては座って地面をひたすら眺めていた。
『サナぁ~』
『過去に捨てた女へ今更何の用ですか?』
『……機嫌悪い?』
『別に……ここに来てからというもの、寝ても覚めてもソフィーリア様とイチャイチャイチャイチャして私には一言すらも声をかけず、挙句の果てには結婚までしやがって……ああ、別に結婚くらい誰とでもすればいいですよ、マスターの勝手ですから。それが羨ましいだなんてこれっぽっちも思っていませんが、何か?』
『あ、うん。なんかごめん……』
確かに【万能空間】へ来てからというもの、ソフィーリアとイチャラブ生活を送っていたため、サナから受ける怒涛の捲し立てにケビンはタジタジとなりながらも謝罪するのであった。
『それで? 過去の女に何の用ですか?』
『そのことについては申し訳ない。別にサナを蔑ろにしようと思ってした訳じゃなく、ソフィと一緒に過ごす時間が幸せすぎて、ただ単に存在を忘れていただけなんだ』
『余計に質が悪いわっ! 無自覚の悪意かっ!』
『機嫌なおしてくれよ……いつもの可愛いサナに戻って欲しいんだよ』
それからケビンはサナが如何に必要か褒めながら謝り続けて数分も経たないうちに、サナの機嫌が良くなり過ぎて上機嫌となってしまう。
『もう……マスターは私がいないとダメダメなんだから。これからもサナを頼ってくださいね』
(チョロい……)
サナのチョロさ加減にケビンは将来が心配になってしまうが、そもそも自分以外に仕えることはないだろうと、ひとまず『このままでいいか』とあえて指摘するようなことはしなかった。
そしてケビンは自力で家庭菜園を作りたい旨を伝えて、何からするべきかサナに相談するのだった。
『畑にする部分の土を掘り起こしてください』
俺は【創造】でクワを作り出すと、土を掘り返していく作業を進めては塊などを砕いていき、土粒を細かくしていく。
『次は堆肥を作りましょう』
サナに言われた通り箱型に穴を掘っては、その中へ枯葉や雑草をどんどん放り投げて【創造】で作った米ぬかをぶっかけたら土を被せた。そして上から踏みつけるのだ。
何の意味があるのかわからなかったので聞いてみたところ、米ぬかは発酵を促進させて踏みつけるのは圧縮させているそうだ。それを何度も繰り返すと掘った穴が堆肥で埋まった。
『では、その周りの温度を一定に保って、【時空魔法】で時間を進めてください』
それからの作業は時間を進めたらかき混ぜるということを繰り返した。何も考えず掘った穴は意外と深かったのでかなりの重労働となり、途中からはダレてしまって【風魔法】で攪拌してやり過ごした。
意外にもこれはサナから高評価を受けて、満遍なく空気が行き渡るから効率がいいそうだ。面倒くさくてした行為で褒められたから素直に喜ぶことはできなかったが。
なんやかんやで繰り返していた作業も、枯葉などが土とあまり変わらない状態まで形が崩れており、ようやく堆肥ができあがったと言える。
『できあがった堆肥を畑に蒔いて、掘り起こした土と混ぜ合わせてください』
堆肥を畑予定の部分にばら蒔いたら、掘り起こした土と混ぜ合わせて整えていくと、使わずに余った堆肥は【無限収納】の中へとしまい込んだ。
『次は畝作りをしましょう』
サナからの指示で畦を作っていき綺麗に整えていくと、ようやく完成に辿りつけて、それから野菜の種を【創造】で作ったら畝に植え込んでいった。
とりあえず時期的に、トマト、ナス、ピーマン、きゅうり、人参、スイカを植えて、軽く水を撒いてからこの日の作業は終わることにした。
『サナ、ありがとう』
『お役に立てて何よりです』
翌日、何もないとはわかっていても、自分で作り出した畑の様子が気になって見に行ってみると、不思議なことに何故かもう発芽していた。
「何故だ……?」
とりあえず今日も天気がいいので畑に水を撒きながら原因を探ってみるが、思い当たる節が一向に思いつかない。
『サナ、発芽してるんだが……』
『マスター、ここがどこだか忘れてませんか?』
『裏庭だろ』
『……アホですか?』
『ぐっ……』
『ここはソフィーリア様が管理している【万能空間】ですよ? 神力と魔力に満ち溢れた空間なんです。下界と同じやり方や速度で育つわけないじゃないですか。ある程度やり方を寄せたらあとはぐんぐん成長しますよ』
『これ、どうしたらいい?』
『とりあえず支柱を作ってください』
サナの指示に従って俺はそれぞれの野菜に適した支柱を組んでいく。支柱がいらなかったのは人参とスイカだけで、こんなことなら全部支柱のいらない野菜にしておけば良かったと思う。
アサガオみたく適当にするわけにはいかないようで、これが結構面倒くさい……
農家の皆さん、前世では美味しい野菜をありがとうございます。
『そういえば、ビニール袋とか被せなくていいのか? よくテレビとかで見たことあるが』
『この【万能空間】に害虫はいませんので必要ありません。日差しも強くなりませんし一定の温度と湿度が常に保たれている、まさに理想郷!』
『あとは勝手に育っていくのか?』
『いえ、さすがに水やりはしてください。ソフィーリア様も毎日雨を適度に降らせたりはしませんので』
『わかった』
数日後、野菜は成長してサナの指示により支柱へ紐で括りつけていく。あとは伸びていく度にそれをある程度繰り返すのだそうだ。
それからは本葉から脇芽が出たら摘んで成長したら新たに括りつけて、野菜によっては摘芯なることを繰り返していたら、とうとう花が咲いてしまった。
そして残念なことに【万能空間】は蝶や蜂など存在しないので、人工授粉させていくことになる。
更に日にちが経つと、とうとう野菜ができあがった。
早速収穫してそのまま食べれるトマトを齧ってみると、口の中に甘みが広がってあっという間に1玉食べ終わってしまった。
『美味い! 美味いぞ、サナ』
『ご自身で育てたから美味しさも一入でしょう』
『育て方を教えてくれたサナにも食わせてやりたいな』
『……では、味覚をリンクさせますので、マスターはもう1玉食べてください』
『え……そんなことできるの?』
『マスターが許可してくだされば』
『よくわからんが許可するからこの美味しさを共有するぞ』
そしてサナからゴーサインが出たところで、トマトをもう1玉食べたのだった。
『おいしい……』
『システムなのに一体どうやったら味覚がわかるんだ?』
『……せっかくいい雰囲気に浸っていたのに、空気読めないんですか?』
『いや、気になるだろ?』
『はぁぁ……マスターはどこまで行ってもマスターですね。やり方はマスターの頭の中をちょいちょいっと弄って、私と連結させたんですよ』
『え……何その、マッドサイエンティストみたいなやり方……俺の脳みそ大丈夫なの?』
『死んでないから大丈夫でしょう』
『辛辣だな……まぁ、美味しかったし良しとしよう。何かあったらソフィが何とかしてくれるだろうし』
『何もありませんよ。もしマスターに危害を加えでもしたら、私がデリートされてしまいます』
このあと、他にもそのまま食べれる野菜の味をサナと共有しながら、小動物たちにもお裾分けで与えて穏やかな時間を過ごすのだった。
そのような時間の中で、いつかサナにも肉体が与えられればと思ったケビンだが、さすがに人間の範疇を超えた越権行為であるため、ソフィーリアに要相談だなと結論づける。
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