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晩秋に差し掛かった頃、とんでもない美少女が登園してきたと騒ぎがおこる。噂ではかなり上位の身分を持つらしいと話題だ。彼女のことをとっくに知っていたクライドは何を今さらと傍観を決め込んだ。
「おいおいおい!すっごい上玉じゃないか、どこの誰か知らないが俺の恋人にしてやってもいいな」
とんでもない事をいう兄にクライドは呆れる。
「兄さんには婚約者がいるだろう、浮気はいけない」
「は?だったら婚約者変更だ!伯爵令嬢はお前に下げてやるよ」
「お前ってヤツは!女性をなんだと思っているんだ!」
怒りに震える弟は身勝手が過ぎる兄を叱りつけた、だがそんな言葉など兄の耳には届きはしない。
「裕福な伯爵家の娘は惜しいけど見た目があの娘と比べたら霞んじまう!決めた、俺はあの娘を口説くぞ!」
見た目だけは良い兄は意気揚々と彼女の元へ向かうのだった。
初見の彼女を口汚く罵っておきながら口説くと言う兄に、クライドは心底腹を立てたが、聡明な彼女が相手をするはずがないと引っ込む。
「やぁ美しい御嬢さん!この私とお茶でもどうかな?行きつけの素晴らしいカフェに招待したいんだ」
「……」
しかし、彼女は一瞥もくれずに男の前を通り過ぎた。ガン無視をされた愚かなチェスタは矜持をズタズタにされて赤くなった。女子に冷たい態度を初めてとられた屈辱にワナワナと震え涙を浮かべる。
それでも傷つけられた矜持のためなのか奮い立って「待て!」と追いかける。
強引にでも振り向かせたい彼は走り寄って、その細腕を掴もうと手を伸ばした。だが、それは第三者の攻撃にあって弾き飛ばされた。
「ぎゃぁあああ!腕が!俺の腕えぇ!」
愚かな彼の腕は彼女の護衛の剣で討ち落とされて床に転がった。
「王女に対しての無礼は許さぬ身分を弁えぬ貴様には剣の錆びが似合いだ、次は首を撥ねてくれよう」
「お、王女!?」
護衛は剣を構え直すと容赦なく首へと振り落とそうとした。だが、寸前で刃は止められてしまう。
「おやめなさい、我が国とは違うのですから。この国の王の顔に免じて特赦をかけましょう」
「御意、出過ぎた真似をしました」
クリスティン王女の国では王族は絶対的存在で神格化されて崇められている。不遜な態度は即極刑に処されるのだ。
「そこな貴方、国外で命拾いしましたね。ですが次はありません、努々忘れぬように」
「ひぃ!?」
年齢に見合わぬ貫禄を見せた王女がいきなり手を翳してきたものだからチェスタは驚いて後退した。王女の手の平から銀色の光が放たれた、治癒術で腕の止血を施されたのだ。それは罰ではなく最期の慈悲だった。
「ムシケラにも五分の魂ですな」
「ふふ、その通り。一寸の虫にも劣るけれどね」
その技に目を奪われた弟のクライドは「なんて素晴らしいんだ」と呟いて床に膝を付いて敬意を払い頭を垂れた。
クライドの存在に気が付いた王女は柔らかに微笑むと立ち上がるように言う。
「あぁクライド様。貴女のお陰で遊学していた日々は薔薇色でございましたわ、なんとお礼を述べれば」
「い、いいえ!とんでもございません!王女様とはしらず大変な失礼を繰り返しておりました。そこのアフォは私の兄なのです、申し訳ありません」
家にも塁が及ぶことを覚悟した彼は唇を嚙みしめて、暴挙に出た兄を止められなかったことを後悔していた。
項垂れる彼に王女は困った顔をして「気落ちなさらないで」と声をかけた。
その後、隣国の紋章入りの手紙が届けられてクライドたちの親は悲鳴を上げた。片腕を失って帰宅した長男の愚行を前もって知らされていた彼らは「どのような沙汰が下されたのだろう」と恐れていたのだ。
だが、それは杞憂に終わる。
「なんと!クライドをラディンセル王国に招待したいと!おおお!なんたる名誉か!」
兄ばかりをチヤホヤしてきた両親は手の平を返して弟を誉めそやし始めた。我が親ながらなんて単純なのだろうとクライドは呆れる。
***
学園卒業と共に、ラディンセルへ渡ったクライドは王女に本音を吐露した。
「いっそこのままこの国に留まりたいです、あんな家に戻りたくない。御赦しをいただけたらですが」
「まぁ、クライド様!それは願ったりのご希望ですわ。私は貴方をお慕い申し上げてますの」
「え!?」
頬を染て目を潤ませた王女が彼の顔を見つめてそう告白した。クライドは青天の霹靂のような事態に狼狽する。
「わ、私のような……たかが子爵家の次男など畏れ多いことです」
「そんなことをおっしゃらないで!私の事は嫌いですか?」
「いいえ!まったくぜんぜん、寧ろ好ましく思っております!出会った時から私の心は貴女に奪われています!」
感激した王女は彼の手を握り締めて「どうかクリスとお呼びになって」と耳まで赤く染めて言う。
隣国ラディンセルの第二王女に見初められたクライドは婿入りして、王女の伴侶に相応しい身分を与えられた。エイデン侯爵の名を賜った彼は幸せな人生を送ったのである。
一方で、クライドに絶縁状を送り付けられたウエルス家は甘い汁を吸えない事に腹を立てて、あれほど愛情を注いでいた長男を虐げるようになった。
「お前が、お前が狼藉など働くから!大国の王族と縁戚になれるチャンスが霧散してしまった!この穀潰しめ!」
「そうよ!なんでこんな出来損ないを重宝してきたのかしら!先に生まれただけのボンクラを!」
クリスティン王女に無体を働こうとした咎で、スノガルド国王から爵位を準男爵に下げられてしまった彼らは怒りの矛先を長男に向けるのは当然だ。
加えてこれまでの成績表も名を差し替えた捏造だったこと、側近に選ばれていたのは弟の方なのもバレた。両親からの心ない暴言を浴びせられたチェスタは打ちひしがれて泣き崩れる。
反論する気力も失せた彼は、黙って泣くしかない。しまいには屋敷の物置小屋へ追いやられて粗雑に扱われて病んで行った。
「私は一つ貴方に嘘をついてました、ごめんなさい。爛れていたのは呪いのせいだったのです」
「呪いですか?なんと恐ろしいことだ」
聞けば婚姻を断った相手に呪いを掛けられ醜い顔になっていたのだと王女は告白する。呪った相手が自害してしまった為に解くことが叶わず、縋る思いで他国へ来たのだと。
普通の治癒では癒えないその爛れは諦めるしかなかったとのだと王女は言った。
「呪いを解くには人の真心が一番効きますのよ。クライド、貴方の愛しむ心が私を助けてくれたの。本当にありがとう、そして愛しています」
「クリスティン、私こそ愛しているよ。この世の誰よりも!」
完
「おいおいおい!すっごい上玉じゃないか、どこの誰か知らないが俺の恋人にしてやってもいいな」
とんでもない事をいう兄にクライドは呆れる。
「兄さんには婚約者がいるだろう、浮気はいけない」
「は?だったら婚約者変更だ!伯爵令嬢はお前に下げてやるよ」
「お前ってヤツは!女性をなんだと思っているんだ!」
怒りに震える弟は身勝手が過ぎる兄を叱りつけた、だがそんな言葉など兄の耳には届きはしない。
「裕福な伯爵家の娘は惜しいけど見た目があの娘と比べたら霞んじまう!決めた、俺はあの娘を口説くぞ!」
見た目だけは良い兄は意気揚々と彼女の元へ向かうのだった。
初見の彼女を口汚く罵っておきながら口説くと言う兄に、クライドは心底腹を立てたが、聡明な彼女が相手をするはずがないと引っ込む。
「やぁ美しい御嬢さん!この私とお茶でもどうかな?行きつけの素晴らしいカフェに招待したいんだ」
「……」
しかし、彼女は一瞥もくれずに男の前を通り過ぎた。ガン無視をされた愚かなチェスタは矜持をズタズタにされて赤くなった。女子に冷たい態度を初めてとられた屈辱にワナワナと震え涙を浮かべる。
それでも傷つけられた矜持のためなのか奮い立って「待て!」と追いかける。
強引にでも振り向かせたい彼は走り寄って、その細腕を掴もうと手を伸ばした。だが、それは第三者の攻撃にあって弾き飛ばされた。
「ぎゃぁあああ!腕が!俺の腕えぇ!」
愚かな彼の腕は彼女の護衛の剣で討ち落とされて床に転がった。
「王女に対しての無礼は許さぬ身分を弁えぬ貴様には剣の錆びが似合いだ、次は首を撥ねてくれよう」
「お、王女!?」
護衛は剣を構え直すと容赦なく首へと振り落とそうとした。だが、寸前で刃は止められてしまう。
「おやめなさい、我が国とは違うのですから。この国の王の顔に免じて特赦をかけましょう」
「御意、出過ぎた真似をしました」
クリスティン王女の国では王族は絶対的存在で神格化されて崇められている。不遜な態度は即極刑に処されるのだ。
「そこな貴方、国外で命拾いしましたね。ですが次はありません、努々忘れぬように」
「ひぃ!?」
年齢に見合わぬ貫禄を見せた王女がいきなり手を翳してきたものだからチェスタは驚いて後退した。王女の手の平から銀色の光が放たれた、治癒術で腕の止血を施されたのだ。それは罰ではなく最期の慈悲だった。
「ムシケラにも五分の魂ですな」
「ふふ、その通り。一寸の虫にも劣るけれどね」
その技に目を奪われた弟のクライドは「なんて素晴らしいんだ」と呟いて床に膝を付いて敬意を払い頭を垂れた。
クライドの存在に気が付いた王女は柔らかに微笑むと立ち上がるように言う。
「あぁクライド様。貴女のお陰で遊学していた日々は薔薇色でございましたわ、なんとお礼を述べれば」
「い、いいえ!とんでもございません!王女様とはしらず大変な失礼を繰り返しておりました。そこのアフォは私の兄なのです、申し訳ありません」
家にも塁が及ぶことを覚悟した彼は唇を嚙みしめて、暴挙に出た兄を止められなかったことを後悔していた。
項垂れる彼に王女は困った顔をして「気落ちなさらないで」と声をかけた。
その後、隣国の紋章入りの手紙が届けられてクライドたちの親は悲鳴を上げた。片腕を失って帰宅した長男の愚行を前もって知らされていた彼らは「どのような沙汰が下されたのだろう」と恐れていたのだ。
だが、それは杞憂に終わる。
「なんと!クライドをラディンセル王国に招待したいと!おおお!なんたる名誉か!」
兄ばかりをチヤホヤしてきた両親は手の平を返して弟を誉めそやし始めた。我が親ながらなんて単純なのだろうとクライドは呆れる。
***
学園卒業と共に、ラディンセルへ渡ったクライドは王女に本音を吐露した。
「いっそこのままこの国に留まりたいです、あんな家に戻りたくない。御赦しをいただけたらですが」
「まぁ、クライド様!それは願ったりのご希望ですわ。私は貴方をお慕い申し上げてますの」
「え!?」
頬を染て目を潤ませた王女が彼の顔を見つめてそう告白した。クライドは青天の霹靂のような事態に狼狽する。
「わ、私のような……たかが子爵家の次男など畏れ多いことです」
「そんなことをおっしゃらないで!私の事は嫌いですか?」
「いいえ!まったくぜんぜん、寧ろ好ましく思っております!出会った時から私の心は貴女に奪われています!」
感激した王女は彼の手を握り締めて「どうかクリスとお呼びになって」と耳まで赤く染めて言う。
隣国ラディンセルの第二王女に見初められたクライドは婿入りして、王女の伴侶に相応しい身分を与えられた。エイデン侯爵の名を賜った彼は幸せな人生を送ったのである。
一方で、クライドに絶縁状を送り付けられたウエルス家は甘い汁を吸えない事に腹を立てて、あれほど愛情を注いでいた長男を虐げるようになった。
「お前が、お前が狼藉など働くから!大国の王族と縁戚になれるチャンスが霧散してしまった!この穀潰しめ!」
「そうよ!なんでこんな出来損ないを重宝してきたのかしら!先に生まれただけのボンクラを!」
クリスティン王女に無体を働こうとした咎で、スノガルド国王から爵位を準男爵に下げられてしまった彼らは怒りの矛先を長男に向けるのは当然だ。
加えてこれまでの成績表も名を差し替えた捏造だったこと、側近に選ばれていたのは弟の方なのもバレた。両親からの心ない暴言を浴びせられたチェスタは打ちひしがれて泣き崩れる。
反論する気力も失せた彼は、黙って泣くしかない。しまいには屋敷の物置小屋へ追いやられて粗雑に扱われて病んで行った。
「私は一つ貴方に嘘をついてました、ごめんなさい。爛れていたのは呪いのせいだったのです」
「呪いですか?なんと恐ろしいことだ」
聞けば婚姻を断った相手に呪いを掛けられ醜い顔になっていたのだと王女は告白する。呪った相手が自害してしまった為に解くことが叶わず、縋る思いで他国へ来たのだと。
普通の治癒では癒えないその爛れは諦めるしかなかったとのだと王女は言った。
「呪いを解くには人の真心が一番効きますのよ。クライド、貴方の愛しむ心が私を助けてくれたの。本当にありがとう、そして愛しています」
「クリスティン、私こそ愛しているよ。この世の誰よりも!」
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