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貴方は誰?
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「ごめん、ユニーナ。ごめん! 本当は君が大好きなんだよ。だから、絶対どこにも行かせない。僕は君じゃなきゃ駄目なんだ。僕は、いつだってユニーナだけを見ていたんだよ。本当にごめん。変な誤解させて、悲しませてごめん。僕は、たくさん間違ってしまった・・・。本当は誰よりも大好きなんだよ。大好きなんだ!他の令嬢と一緒にいても一つも嬉しくなんてないんだ。いつだって君と一緒にいたい。だから、お願いだからどこにも行かないで!僕を置いてどこにも行かないで!お願いだよ、僕の傍にいて。」
いきなり部屋に入って来た婚約者様に抱きしめられた私を含め、皆が唖然としている中、スワルス様が顔を酷く歪ませ身震いをしました。
「この気持ち悪いタイミングは一体なんなんだ!!おかしいだろ、なんでこんな時間に彼がここにいるんだ!?もう夜だぞ!なんて薄気味悪い。まるで臭い芝居を見せられているようだ・・・。 ミズリー、ユニは本当に婚約解消しなくて大丈夫なのか?私はあの子が心配だぞ。」
そんなスワルス様を私の両親とお姉様は、無表情のまま無言で見つめているのでした。
婚約者様が、なりふり構わず自分の気持ちを次々と吐き出すものですから、私は大きな驚きと戸惑いで、目を見開いたまま、何も言えずに固まっていました。婚約者様はそれをいいことに、ずっと私を抱きしめたまま離そうとしません。取りあえずこの場を何とかしようと、お父様が皆を夕飯に誘いますが、婚約者様が私から離れる気がないことを悟ると、仕方がないと呟き、皆でその場で夕食を頂くことになりました。
「ははっ、こんなところで食事をするんだって?」
と、能天気に部屋に入ってきた弟のリョシューでしたが、一瞬で部屋の空気がおかしいことに気付くと、異常にくっ付いている私と婚約者様、そして苛立ちで口元がピクピク痙攣しているスワルス様に、交互に目を走らせると、余計なことは言わず何事もなかったように空気と一体化するのでした。
(さすがリョシュー。空気を読む力が天下一品だわ。)
私は婚約者様の横で、腰に手を回されピッタリと、まるで重なるかのようにくっ付いて食事を摂りましたが、食べにくい上に至近距離で見つめられ続け、家族から向けられる視線にも居た堪れなく、結局、味も何もわからぬまま食事は終わりました。
「この後、ユニと二人で話をしたいのですが、ユニの部屋に行ってもいいですか?」
「なっ!! 今からか!?部屋に二人でだと!?」
お父様に許可を取ろうとした婚約者様でしたが、勢いよく立ち上がって怒りの表情をあらわにしたのはスワルス様でした。すると、お父様が苦笑いを浮かてべスワルス様を座らせると、
「今日はもう、アレイド君もユニも疲れただろう?ユニを見てごらん?あまりにいろいろなことがあったから、とても混乱しているよね?それに、今の君とユニを二人きりにすることはできないよ。 大丈夫、焦らなくてもユニはどこにも逃げたりしないよ。これから君の気持ちをユニに伝えてゆくんだろう?長い間、誤解し続けたんだ。ゆっくり確実にユニの心を解いてゆきなさい。もうすぐカドワーズ伯爵も迎えにくる頃だろう。それまで皆でお茶でも飲んでゆっくりしよう。」
皆でお茶を飲んでいる間も、婚約者様は私を抱えるようにして、今までのことを謝り続けていました。
「当時の僕は、薔薇の花言葉なんて知らなかったんだよ。深い意味なんて何もないんだ。ただミズリーのイメージに合うかなと思って。ユニ、信じて?本当にそれだけの理由だったんだよ。ユニ、ちゃんと僕の目を見て?嘘なんてついてないから。 ね?」
(いやいやいや・・・、近すぎるんですってばっ! 無理無理、こんな距離で目なんか合わせられませんって・・・。なにより、私、こんな人知らないんですけど・・・あなたはダレ?)
いきなり部屋に入って来た婚約者様に抱きしめられた私を含め、皆が唖然としている中、スワルス様が顔を酷く歪ませ身震いをしました。
「この気持ち悪いタイミングは一体なんなんだ!!おかしいだろ、なんでこんな時間に彼がここにいるんだ!?もう夜だぞ!なんて薄気味悪い。まるで臭い芝居を見せられているようだ・・・。 ミズリー、ユニは本当に婚約解消しなくて大丈夫なのか?私はあの子が心配だぞ。」
そんなスワルス様を私の両親とお姉様は、無表情のまま無言で見つめているのでした。
婚約者様が、なりふり構わず自分の気持ちを次々と吐き出すものですから、私は大きな驚きと戸惑いで、目を見開いたまま、何も言えずに固まっていました。婚約者様はそれをいいことに、ずっと私を抱きしめたまま離そうとしません。取りあえずこの場を何とかしようと、お父様が皆を夕飯に誘いますが、婚約者様が私から離れる気がないことを悟ると、仕方がないと呟き、皆でその場で夕食を頂くことになりました。
「ははっ、こんなところで食事をするんだって?」
と、能天気に部屋に入ってきた弟のリョシューでしたが、一瞬で部屋の空気がおかしいことに気付くと、異常にくっ付いている私と婚約者様、そして苛立ちで口元がピクピク痙攣しているスワルス様に、交互に目を走らせると、余計なことは言わず何事もなかったように空気と一体化するのでした。
(さすがリョシュー。空気を読む力が天下一品だわ。)
私は婚約者様の横で、腰に手を回されピッタリと、まるで重なるかのようにくっ付いて食事を摂りましたが、食べにくい上に至近距離で見つめられ続け、家族から向けられる視線にも居た堪れなく、結局、味も何もわからぬまま食事は終わりました。
「この後、ユニと二人で話をしたいのですが、ユニの部屋に行ってもいいですか?」
「なっ!! 今からか!?部屋に二人でだと!?」
お父様に許可を取ろうとした婚約者様でしたが、勢いよく立ち上がって怒りの表情をあらわにしたのはスワルス様でした。すると、お父様が苦笑いを浮かてべスワルス様を座らせると、
「今日はもう、アレイド君もユニも疲れただろう?ユニを見てごらん?あまりにいろいろなことがあったから、とても混乱しているよね?それに、今の君とユニを二人きりにすることはできないよ。 大丈夫、焦らなくてもユニはどこにも逃げたりしないよ。これから君の気持ちをユニに伝えてゆくんだろう?長い間、誤解し続けたんだ。ゆっくり確実にユニの心を解いてゆきなさい。もうすぐカドワーズ伯爵も迎えにくる頃だろう。それまで皆でお茶でも飲んでゆっくりしよう。」
皆でお茶を飲んでいる間も、婚約者様は私を抱えるようにして、今までのことを謝り続けていました。
「当時の僕は、薔薇の花言葉なんて知らなかったんだよ。深い意味なんて何もないんだ。ただミズリーのイメージに合うかなと思って。ユニ、信じて?本当にそれだけの理由だったんだよ。ユニ、ちゃんと僕の目を見て?嘘なんてついてないから。 ね?」
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