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第二章 神器
これから
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自分の術式はわかった。
「いやぁー、思ったよりも便利かも。僕の術式」
そして、それを実際に使っていく僕の感触は結構よかった。
自分の術式は妖魔を調伏し、自分の配下に加えるのをその効力の一つとして持つ。
だけど、その効果はあくまで本来の力を引き出すための土台だ。
本筋としては、妖魔の変質。調伏した妖魔を自分の配下として最大限活躍させるため、妖魔の姿形を変えられるところにある。
「防具は欲しかったから、ちょうどいい感じっ」
最初は僕に武器をくれるだけだった黒い毛玉。
そいつを今度は防具へと変質させるための性質へと変化させた僕はその使い心地に感嘆の声を上げる。
「ただの布に見えるけど、結構耐久力もあるみたいだし」
防具としての役目を果たそうとする黒い毛玉。
それは僕の意思一つでその身を服であったり、元の毛玉であったりに自由自在に変化させていくのだ。僕が防具の展開を望めば、すぐにでも黒い毛玉は僕の防具になってくれる。
その防具の形は僕が動きづらくならないよう鎧とかではなく、黒い布の衣。
ただ、そんな形であっても、かなりの耐久性がありそうだった。
呪力を流して、その形を変えさせることもできるしね。本当に便利だ。
「ノワールはいい子だねぇ」
黒い毛玉。
そいつにノワールを名付けた僕はその出来へと満足げに頷く。
「その妖魔の調伏に限り、ってあるのかしらね?」
「うぅん……」
「あるのだったら、本当に強そうじゃないかしら?」
「調伏させられる数に上限はなさそうだけど」
何となくの感覚。
本当に何となくの感覚で、今の自分であればこうだ!というのがぼんばりと理解出来た。
「えっ?なら、大量の妖魔を並べて大進行。一人で軍隊を作れたりするのかしら?」
「不可能ではなさそうだけど。ただ、出しているだけで呪力を消費するっぽいからな。ずっと出しっぱなしでぶん回すのはちょっと大変そう」
「あー。残念ね」
「そうだね」
そこまで何でも出来るわけではない、ってことだね」
「……なんで、そんなすぐにわかるのかしら。理不尽ね」
そんな僕と真莉愛の会話を傍で聞いていた涼音がまた、その首をかしげる。
「わかるものはわかるのだから、仕方ないでしょう?それで、涼音。なんか僕はもう術式を極め切ったような感じがするんだけど、ここから何をすればいいの?」
なんかもう僕の戦闘スタイルは完成した気がする。
術式で自分のサポートの為に最適化された妖魔たちを操り、圧倒的な身体能力による神器のゴリ押しで戦っていく。
もう十分に強いと言えるようなレベルになれた気がする。流石に早いか?そう決断を下し始めるのは。
でも、あの刀が強すぎて、もう……これでいいや!となってしまっている僕がいるんだけど。
「あー……色々と、ここから拡大させたりもできるんだけど、それをするよりも前にまず、優斗の場合は戦闘経験を積む方が先じゃないかしら?」
「あんたとは違って、優斗であればここであっても、何の問題もなく拡大させられると思うけど?」
「それに関しては明確に反対よ?例え、どんなに天才であったとしても、実際に戦わないと自分の足りないところはわからないじゃない」
「それは貴方の視座の話でしょ?」
「いや、別に僕も戦闘経験が積んでからの方がいいよ?」
「そうよねっ!」
「……はぁ?」
「というか、普通に戦闘経験が足りな過ぎて何が必要なのかもわからないし、手元にいる妖魔の数が一つだもの。足りないところを絞り出したとしても、それを妖魔の変質で補えるか、補えないかのもわからない。戦闘経験は必要だと思うよ」
「そうよね!それじゃあ、その方向で行きましょう!」
「うん。何か、僕が戦闘経験を積めそうなところがあったら教えてね」
「えぇ!もちろん!」
僕の言葉に対し、涼音は力強く頷いてくれた。
「いやぁー、思ったよりも便利かも。僕の術式」
そして、それを実際に使っていく僕の感触は結構よかった。
自分の術式は妖魔を調伏し、自分の配下に加えるのをその効力の一つとして持つ。
だけど、その効果はあくまで本来の力を引き出すための土台だ。
本筋としては、妖魔の変質。調伏した妖魔を自分の配下として最大限活躍させるため、妖魔の姿形を変えられるところにある。
「防具は欲しかったから、ちょうどいい感じっ」
最初は僕に武器をくれるだけだった黒い毛玉。
そいつを今度は防具へと変質させるための性質へと変化させた僕はその使い心地に感嘆の声を上げる。
「ただの布に見えるけど、結構耐久力もあるみたいだし」
防具としての役目を果たそうとする黒い毛玉。
それは僕の意思一つでその身を服であったり、元の毛玉であったりに自由自在に変化させていくのだ。僕が防具の展開を望めば、すぐにでも黒い毛玉は僕の防具になってくれる。
その防具の形は僕が動きづらくならないよう鎧とかではなく、黒い布の衣。
ただ、そんな形であっても、かなりの耐久性がありそうだった。
呪力を流して、その形を変えさせることもできるしね。本当に便利だ。
「ノワールはいい子だねぇ」
黒い毛玉。
そいつにノワールを名付けた僕はその出来へと満足げに頷く。
「その妖魔の調伏に限り、ってあるのかしらね?」
「うぅん……」
「あるのだったら、本当に強そうじゃないかしら?」
「調伏させられる数に上限はなさそうだけど」
何となくの感覚。
本当に何となくの感覚で、今の自分であればこうだ!というのがぼんばりと理解出来た。
「えっ?なら、大量の妖魔を並べて大進行。一人で軍隊を作れたりするのかしら?」
「不可能ではなさそうだけど。ただ、出しているだけで呪力を消費するっぽいからな。ずっと出しっぱなしでぶん回すのはちょっと大変そう」
「あー。残念ね」
「そうだね」
そこまで何でも出来るわけではない、ってことだね」
「……なんで、そんなすぐにわかるのかしら。理不尽ね」
そんな僕と真莉愛の会話を傍で聞いていた涼音がまた、その首をかしげる。
「わかるものはわかるのだから、仕方ないでしょう?それで、涼音。なんか僕はもう術式を極め切ったような感じがするんだけど、ここから何をすればいいの?」
なんかもう僕の戦闘スタイルは完成した気がする。
術式で自分のサポートの為に最適化された妖魔たちを操り、圧倒的な身体能力による神器のゴリ押しで戦っていく。
もう十分に強いと言えるようなレベルになれた気がする。流石に早いか?そう決断を下し始めるのは。
でも、あの刀が強すぎて、もう……これでいいや!となってしまっている僕がいるんだけど。
「あー……色々と、ここから拡大させたりもできるんだけど、それをするよりも前にまず、優斗の場合は戦闘経験を積む方が先じゃないかしら?」
「あんたとは違って、優斗であればここであっても、何の問題もなく拡大させられると思うけど?」
「それに関しては明確に反対よ?例え、どんなに天才であったとしても、実際に戦わないと自分の足りないところはわからないじゃない」
「それは貴方の視座の話でしょ?」
「いや、別に僕も戦闘経験が積んでからの方がいいよ?」
「そうよねっ!」
「……はぁ?」
「というか、普通に戦闘経験が足りな過ぎて何が必要なのかもわからないし、手元にいる妖魔の数が一つだもの。足りないところを絞り出したとしても、それを妖魔の変質で補えるか、補えないかのもわからない。戦闘経験は必要だと思うよ」
「そうよね!それじゃあ、その方向で行きましょう!」
「うん。何か、僕が戦闘経験を積めそうなところがあったら教えてね」
「えぇ!もちろん!」
僕の言葉に対し、涼音は力強く頷いてくれた。
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