魔王 お笑い芸人になる! ビーナス&魔王!!

オズ研究所《横須賀ストーリー紅白へ》

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魔王、小学校へ行く

魔王

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「チィッ、うっぜェな。ジィージが」
 ビーナスはふてくされるように舌打ちをした。

 聞こえるか、聞こえないかくらいの小声でつぶやいた。



『ぬぅ誰がジィージじゃァ。我輩は泣く子も黙って寝小便を垂れ流す、天下無双の魔王じゃァ。パパと呼びなさい。パパと!』
 途端に魔王は烈火の如く怒って叱りつけた。


「はぁ~、ざっけんな。誰がパパだよ。ジィージのおかげでこっちは…」
 そこまで怒鳴るとビーナスは言葉を飲んだ。




『なんじゃァ、我輩のおかげでどうした。まさか、小学校でイジメられておるんではないのか!』


「チィッ、ほっとけよ。イジメられようが、何しようがジィージに関係ねェだろう!」
 ビーナスは、ふてくされたようにそっぽを向いた。


『ぬぅ、我輩の愛娘のビーナスがイジメられてタダで済まされるか。名前を教えろ。魔王軍を率いて孫子の代まで滅ぼしてくれよう』
 顔の前でギュッと拳を握りしめた。


「うるせぇよ。ヤッべェ圧力団体か。だいたい変な名前をつけるからイジメられるんだろう」



『なんでじゃァ可愛らしい名前なのじゃ』
「どこがだよ!」


『ビーナスだぞ。お前の容姿同様、可憐でうるわしいネーミングじゃろう』


「はぁ~どこがだよ。ビーナスなんてハードル高すぎじゃん」
 


『なんでじゃ、今流行いまはやりりのキラキラネームなのじゃァ!』



「平成かァ。どこが流行りだよ。もうキラキラネームなんか、スタレてんだよ!」



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